乾短編夢
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とある日のお昼休みの事だ。
あきらは机を挟んで乾と一緒に弁当を食べていた。
乾とはいうと弁当を食べながらノートを見てデータ整理をしている。
器用といったらいいのか行儀が悪いといえばいいのやら。
正直食べる時くらいはノートを閉じてほしいがあまりしつこく言うのもあれなので何も言わないことにしている。
弁当を食べ終えあきらは果物に取りかかろうと蓋を開けるとさくらんぼが入っていた。
「乾一個あげるよ」
「ありがとう、さくらんぼか……」
乾は顎に手を当てて何か思うようなことがあるのかさくらんぼをじっと見つめている。
「五十嵐はさくらんぼの茎結べる?」
「さあ……やったことないなあ、乾は?」
乾はさくらんぼの茎を口の中に入れてもごもごすること数秒。
ん、と見事にさくらんぼの茎が結んであったのを見せられる。
「結構簡単だよ」
「ほんと?」
試しにあきらもチャレンジしてみるが上手いこといかなかった。
「????いやどこが簡単なの」
悪戦苦闘するあきらを乾はニヤニヤと笑って眺めている。
「人が苦戦してるようなとこ笑わない」
「ごめん」
こうなったら意地でもなんでも結んでやるともう一個手を伸ばすと乾がこんな話を始めた。
「そういえば上手に結べるとキスが上手いって噂あったな」
「いや、でもそれって単なる噂じゃん
実証があるわけでもなし……」
再びもごもご茎と格闘するあきらに乾は。
「じゃあ俺とキスしてみる??」
と、とんだ問題発言を聞いたあきらは驚きのあまり茎をごくんと飲み込んでしまった。
「っ!?!?あ、」
「あ」
「飲み込んじゃった……」
あれ、茎って飲み込んで大丈夫なのだろうか……と不安に思っていると乾はやけに重苦しい雰囲気を醸し出している。
「の、飲み込んじゃったけど大丈夫、だよね?」
「……まずいな」
「え、え、何がまずいの?」
「…………」
「いや急に黙らないで!?ね、ねぇ乾!!」
乾の傍にいってゆさゆさと体を揺らすと乾は口に手を当てて笑いを堪えていた。
「……いーぬーい?からかうのもいい加減にしてくれないかな」
腰に手を当ててじとりと睨む。
「さっきのは冗談のつもりだったんだけどあんまりにもかわいい反応見せるから、つい
種じゃあるまいし茎なら問題ないと思うよ」
「……!!」
かわいいと言われてあきらは赤面してしまう。
元はといえば乾があんな事を言い出すからだ……!とちょっぴり怒りつつ自分の席に戻る。
「おかげでいいデータがとれた
でも五十嵐の反応は危険だな……」
「……?何が??」
何が危険なのだ、と疑問に思っていると不意に乾の手がすっと伸びてきて。
あきらの唇をそっと指でなぞった。
「あんまりにも可愛いから本当にキスしたくなる」
眼鏡の奥の瞳と視線があってあきらは息をのんだ。
教室でやると怒られるからやらないけどね、と乾は指を離したがいずれ本当に食べられてしまう時が来るかも……しれない。
あきらは机を挟んで乾と一緒に弁当を食べていた。
乾とはいうと弁当を食べながらノートを見てデータ整理をしている。
器用といったらいいのか行儀が悪いといえばいいのやら。
正直食べる時くらいはノートを閉じてほしいがあまりしつこく言うのもあれなので何も言わないことにしている。
弁当を食べ終えあきらは果物に取りかかろうと蓋を開けるとさくらんぼが入っていた。
「乾一個あげるよ」
「ありがとう、さくらんぼか……」
乾は顎に手を当てて何か思うようなことがあるのかさくらんぼをじっと見つめている。
「五十嵐はさくらんぼの茎結べる?」
「さあ……やったことないなあ、乾は?」
乾はさくらんぼの茎を口の中に入れてもごもごすること数秒。
ん、と見事にさくらんぼの茎が結んであったのを見せられる。
「結構簡単だよ」
「ほんと?」
試しにあきらもチャレンジしてみるが上手いこといかなかった。
「????いやどこが簡単なの」
悪戦苦闘するあきらを乾はニヤニヤと笑って眺めている。
「人が苦戦してるようなとこ笑わない」
「ごめん」
こうなったら意地でもなんでも結んでやるともう一個手を伸ばすと乾がこんな話を始めた。
「そういえば上手に結べるとキスが上手いって噂あったな」
「いや、でもそれって単なる噂じゃん
実証があるわけでもなし……」
再びもごもご茎と格闘するあきらに乾は。
「じゃあ俺とキスしてみる??」
と、とんだ問題発言を聞いたあきらは驚きのあまり茎をごくんと飲み込んでしまった。
「っ!?!?あ、」
「あ」
「飲み込んじゃった……」
あれ、茎って飲み込んで大丈夫なのだろうか……と不安に思っていると乾はやけに重苦しい雰囲気を醸し出している。
「の、飲み込んじゃったけど大丈夫、だよね?」
「……まずいな」
「え、え、何がまずいの?」
「…………」
「いや急に黙らないで!?ね、ねぇ乾!!」
乾の傍にいってゆさゆさと体を揺らすと乾は口に手を当てて笑いを堪えていた。
「……いーぬーい?からかうのもいい加減にしてくれないかな」
腰に手を当ててじとりと睨む。
「さっきのは冗談のつもりだったんだけどあんまりにもかわいい反応見せるから、つい
種じゃあるまいし茎なら問題ないと思うよ」
「……!!」
かわいいと言われてあきらは赤面してしまう。
元はといえば乾があんな事を言い出すからだ……!とちょっぴり怒りつつ自分の席に戻る。
「おかげでいいデータがとれた
でも五十嵐の反応は危険だな……」
「……?何が??」
何が危険なのだ、と疑問に思っていると不意に乾の手がすっと伸びてきて。
あきらの唇をそっと指でなぞった。
「あんまりにも可愛いから本当にキスしたくなる」
眼鏡の奥の瞳と視線があってあきらは息をのんだ。
教室でやると怒られるからやらないけどね、と乾は指を離したがいずれ本当に食べられてしまう時が来るかも……しれない。