乾短編夢
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乾の家にお邪魔していた私は気になる事があり聞いた。
「乾あのさ円周率ってあるじゃん
あれって乾って何桁覚えてるの?」
「結構覚えてる方と思うけどあまり桁とかは意識したことはないな……」
もう何桁とかそんな領域ではないのか、流石乾。
「試しに聞いてみる?」
「うん」
と軽く返事した私はこの後起きる事を知らない。
じゃあ……と乾はすらすらと円周率を言い始めた。
「3.1415926535 8979323846…………」
もはや詠唱である。
「あの、乾もうそこまでいいから」
しかし乾はこちらの声がまるで聞こえていないのかぶつぶつと円周率を続ける。
それを聞いていると段々と睡魔がやってくる。
乾の低めな声で淡々と唱えられる円周率はもはや睡眠薬だった。
ヤバイと思ったときには既に夢の中だった。
乾が円周率を言い始めてからしばらく経った。
「……とまぁこんな感じかな……寝てる……」
さっきまでソファに座っていたはずだが横たわってすやすやと寝ている。
「困ったな……、起きて」
ゆさゆさと乾に揺さぶられ私はうっすらと目を開ける。
「あれ……私寝てた?」
「ああ、それはもうぐっすりとね、おはよう」
「乾の円周率聞いてたからかな」
起きあがってふああと欠伸をする。
「寝不足?」
「ううん、てか私寝不足でも寝るのに時間かかるんだけど……いつの間に眠ってたんだろ」
というか睡眠薬を飲んでも割りと寝付くのに時間かかるんだけど……
恐るべし乾の円周率詠唱。
「こんなにすぐ寝れたの久しぶりかも
あーあ毎晩こうだったらいいのに」
「じゃあ、毎晩言おうか?円周率」
いつの間にか隣に乾が座っていて耳元でささやかれる。
しかも腰に手回っている。
「い、いい……別の意味で困りそうだから」
「そうか、残念だ」
乾の息づかいがダイレクトに聞こえてますます体温が上がる。
ああ、もう、眠気など吹っ飛んでしまった。
「乾あのさ円周率ってあるじゃん
あれって乾って何桁覚えてるの?」
「結構覚えてる方と思うけどあまり桁とかは意識したことはないな……」
もう何桁とかそんな領域ではないのか、流石乾。
「試しに聞いてみる?」
「うん」
と軽く返事した私はこの後起きる事を知らない。
じゃあ……と乾はすらすらと円周率を言い始めた。
「3.1415926535 8979323846…………」
もはや詠唱である。
「あの、乾もうそこまでいいから」
しかし乾はこちらの声がまるで聞こえていないのかぶつぶつと円周率を続ける。
それを聞いていると段々と睡魔がやってくる。
乾の低めな声で淡々と唱えられる円周率はもはや睡眠薬だった。
ヤバイと思ったときには既に夢の中だった。
乾が円周率を言い始めてからしばらく経った。
「……とまぁこんな感じかな……寝てる……」
さっきまでソファに座っていたはずだが横たわってすやすやと寝ている。
「困ったな……、起きて」
ゆさゆさと乾に揺さぶられ私はうっすらと目を開ける。
「あれ……私寝てた?」
「ああ、それはもうぐっすりとね、おはよう」
「乾の円周率聞いてたからかな」
起きあがってふああと欠伸をする。
「寝不足?」
「ううん、てか私寝不足でも寝るのに時間かかるんだけど……いつの間に眠ってたんだろ」
というか睡眠薬を飲んでも割りと寝付くのに時間かかるんだけど……
恐るべし乾の円周率詠唱。
「こんなにすぐ寝れたの久しぶりかも
あーあ毎晩こうだったらいいのに」
「じゃあ、毎晩言おうか?円周率」
いつの間にか隣に乾が座っていて耳元でささやかれる。
しかも腰に手回っている。
「い、いい……別の意味で困りそうだから」
「そうか、残念だ」
乾の息づかいがダイレクトに聞こえてますます体温が上がる。
ああ、もう、眠気など吹っ飛んでしまった。