乾短編夢
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乾はとあるパンフを手にウキウキと居間に入った。
「ねぇ、次の休みなんだが……」
「ごめん!今いいとこだから後にして」
「ああ……うん」
この頃あきらはとある小説に嵌まっているらしく今ちょうど盛り上がる展開を読んでいるらしい。
まぁ、そこを乗り越え、もしくは次の章に移ったら読み終えるだろう……と予想し乾は待つことにした。
「ふう、いい本だった」
パタンと本を閉じると真正面から声がした。
「そんなに良かったんだ」
「うん……特にここのシーンが…あ」
真正面を見ると反対側に座った乾がこちらを見ている。
普段感情の起伏を読み取れない彼だがどう見ても怒っている。
「ごめん……貞治、怒ってる……?」
「いいや、怒ってないよ
君、熱中してると時間忘れるし言われた事よく忘れるよね」
鋭い刃で貫かれる。
ごもっともです。
「あの話って何だったの?」
「さあ、忘れてしまったな」
あの乾が忘れるわけもない。
こうなったら仕方がない。
非はこちらにあるわけだし機嫌を良くしてもらわないと。
「ねぇ、貞治
どうしたら許してくれる……?」
「………………」
乾はむすっと口を尖らせだいぶ不機嫌で答えてくれない。
乾はちょっと黙った後こう答えた。
「チューしてくれたら許してあげるよ」
出た。
私が積極的じゃないのを分かって言ってる。
こうなるとめんどくさいしなあと内心思っていると。
「今めんどくさいって思った?」
「思ってない、断じて思ってない」
「ほんとに?」
「ちょっぴり思ってます……
でも貞治のそういうところ可愛くて好きだよ」
「……………………!」
ふふ、と笑って言うと乾は眼鏡の位置を直した。
「可愛いと言われても嬉しくないな……」
「そう?私は貞治の可愛いところもカッコいいところも全部引っくるめて好き
カッコ悪いところも含めてね」
あきらは乾の横に移動して彼の頬にキスをした。
「口じゃないんだ」
「そっちの方が良かった?」
「んーもういいや」
「もう怒ってない?」
「うん、ていうかちょっと前にもう機嫌直ったけどね」
あんなに言われると流石にね、と言う乾に照れてしまう。
「なら、良かった
で、話って何だったの?」
「ああ、次の休日にね君と行きたい場所があるんだ」
ウキウキとパンフを広げて熱弁する乾を見て、ああこういうところも好きなんだなあと思ったあきらだった。
「ねぇ、次の休みなんだが……」
「ごめん!今いいとこだから後にして」
「ああ……うん」
この頃あきらはとある小説に嵌まっているらしく今ちょうど盛り上がる展開を読んでいるらしい。
まぁ、そこを乗り越え、もしくは次の章に移ったら読み終えるだろう……と予想し乾は待つことにした。
「ふう、いい本だった」
パタンと本を閉じると真正面から声がした。
「そんなに良かったんだ」
「うん……特にここのシーンが…あ」
真正面を見ると反対側に座った乾がこちらを見ている。
普段感情の起伏を読み取れない彼だがどう見ても怒っている。
「ごめん……貞治、怒ってる……?」
「いいや、怒ってないよ
君、熱中してると時間忘れるし言われた事よく忘れるよね」
鋭い刃で貫かれる。
ごもっともです。
「あの話って何だったの?」
「さあ、忘れてしまったな」
あの乾が忘れるわけもない。
こうなったら仕方がない。
非はこちらにあるわけだし機嫌を良くしてもらわないと。
「ねぇ、貞治
どうしたら許してくれる……?」
「………………」
乾はむすっと口を尖らせだいぶ不機嫌で答えてくれない。
乾はちょっと黙った後こう答えた。
「チューしてくれたら許してあげるよ」
出た。
私が積極的じゃないのを分かって言ってる。
こうなるとめんどくさいしなあと内心思っていると。
「今めんどくさいって思った?」
「思ってない、断じて思ってない」
「ほんとに?」
「ちょっぴり思ってます……
でも貞治のそういうところ可愛くて好きだよ」
「……………………!」
ふふ、と笑って言うと乾は眼鏡の位置を直した。
「可愛いと言われても嬉しくないな……」
「そう?私は貞治の可愛いところもカッコいいところも全部引っくるめて好き
カッコ悪いところも含めてね」
あきらは乾の横に移動して彼の頬にキスをした。
「口じゃないんだ」
「そっちの方が良かった?」
「んーもういいや」
「もう怒ってない?」
「うん、ていうかちょっと前にもう機嫌直ったけどね」
あんなに言われると流石にね、と言う乾に照れてしまう。
「なら、良かった
で、話って何だったの?」
「ああ、次の休日にね君と行きたい場所があるんだ」
ウキウキとパンフを広げて熱弁する乾を見て、ああこういうところも好きなんだなあと思ったあきらだった。
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