乾貞治はデータのためなら!?
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前略、訳あって体育館倉庫に閉じ込められてしまいました。
今日は雨だったので体育は体育館で行うことになったのだが体育に使う用具を乾と片付けいたところ。
入れ方が雑なのかこれでは入りきれないと二人で片付けていたのだが奥にいた為先生に誤って扉を閉められてしまったようだ。
「せんせーい!開けてください!」
どんどんと叩いて叫ぶも反応はない。
「五十嵐、この雨だ
恐らく叫んでも届かない確率……90%」
「うん……」
6月中旬に入り梅雨入りした為か外は結構雨が強い。
5時間目が体育だったのが不幸中の幸いか。
これが4時間目なら弁当を食べれないことになっていた。
チャイムがなって6時間目が始まったようだ。
「二人してサボってしまったな」
「はあ……」
なんせ携帯も持っていないので連絡手段がない。
知り合いがとにかく気づいてくれる事を祈るしかない。
薄暗い体育倉庫はひんやりとしている。
座ってつい腕を擦っていたあきらを見た乾はおもむろにジャージを脱いだ。
「え、い、乾!?!?」
また何かされるんじゃ、と目を瞑ったあきらだったがふわりと何かがかけられた。
それは乾のジャージの上着だった。
「この雨だ、気温も下がるだろうしな
羽織っておいた方がいい」
「え、でも、乾は……?」
「ん?俺は平気だよ」
はやく羽織って、言われあきらは乾のジャージを羽織った。
先ほどまで乾が着ていたからかほのかにあったかい。
それと、自分とは違う匂い。
こう羽織っているとまるでーーー
あきらはこの間の事を思いだしてしまい赤くなった顔を腕で隠し俯いた。
大人しくなったあきらを見て乾は寝てしまったか、と思った。
「おい、五十嵐……寝てるか」
立っているのも何なのであきらの隣に腰を下ろす。
「……俺も寝るか」
ノートもないしやる事がない。
いや、強いて言うならばあきらのデータなら取れるだろうが取ったら怒られそうだ。
と判断した乾は目を閉じた。
(あれ、乾寝てる)
ぎゅっと目をとじてひたすら無心になっていたあきらはいつの間に隣に乾が座っていたことに気がついた。
しかも寝てる。
あれ今なら普段見えない乾の目を見れるんじゃないか??
そう思いそっと乾の眼鏡に手を伸ばすとふいに乾がしゃべった。
「……の確率100%……」
夢の中でもデータ取っているらしく。思わずあきらはくすりと笑ってしまった。
「……やめた、バレたらしゃれにならない気がする」
きっと特製の乾汁を飲まされるにちがいない。
体育倉庫の扉が開く音で乾は目を覚ました。
「乾ー!!やーーっと見つけたー
あれ、マネージャーも一緒??」
「菊丸か、助かったよ」
菊丸が何やら叫んでいる。
すると不二が現れた。
「部活に来ないからどうしたかと思ったよ
あれ、五十嵐さん寝てる」
「あ、ほんとだ」
よくよくみればあきらは乾の肩に寄りかかって寝ていた。
「五十嵐、起きて」
「うーーん……もう勘弁して……」
悪い夢を見ているのだろうかあきらは少しうなされている。
と不二はあきらの肩にかかったジャージに気づいた。
「ん?不二どうしたの」
「いや、あれっぽいなあって」
「あれ?」
「何でもない」
さっ、練習しようかと言う不二に菊丸は頭を傾げたのだった。
今日は雨だったので体育は体育館で行うことになったのだが体育に使う用具を乾と片付けいたところ。
入れ方が雑なのかこれでは入りきれないと二人で片付けていたのだが奥にいた為先生に誤って扉を閉められてしまったようだ。
「せんせーい!開けてください!」
どんどんと叩いて叫ぶも反応はない。
「五十嵐、この雨だ
恐らく叫んでも届かない確率……90%」
「うん……」
6月中旬に入り梅雨入りした為か外は結構雨が強い。
5時間目が体育だったのが不幸中の幸いか。
これが4時間目なら弁当を食べれないことになっていた。
チャイムがなって6時間目が始まったようだ。
「二人してサボってしまったな」
「はあ……」
なんせ携帯も持っていないので連絡手段がない。
知り合いがとにかく気づいてくれる事を祈るしかない。
薄暗い体育倉庫はひんやりとしている。
座ってつい腕を擦っていたあきらを見た乾はおもむろにジャージを脱いだ。
「え、い、乾!?!?」
また何かされるんじゃ、と目を瞑ったあきらだったがふわりと何かがかけられた。
それは乾のジャージの上着だった。
「この雨だ、気温も下がるだろうしな
羽織っておいた方がいい」
「え、でも、乾は……?」
「ん?俺は平気だよ」
はやく羽織って、言われあきらは乾のジャージを羽織った。
先ほどまで乾が着ていたからかほのかにあったかい。
それと、自分とは違う匂い。
こう羽織っているとまるでーーー
あきらはこの間の事を思いだしてしまい赤くなった顔を腕で隠し俯いた。
大人しくなったあきらを見て乾は寝てしまったか、と思った。
「おい、五十嵐……寝てるか」
立っているのも何なのであきらの隣に腰を下ろす。
「……俺も寝るか」
ノートもないしやる事がない。
いや、強いて言うならばあきらのデータなら取れるだろうが取ったら怒られそうだ。
と判断した乾は目を閉じた。
(あれ、乾寝てる)
ぎゅっと目をとじてひたすら無心になっていたあきらはいつの間に隣に乾が座っていたことに気がついた。
しかも寝てる。
あれ今なら普段見えない乾の目を見れるんじゃないか??
そう思いそっと乾の眼鏡に手を伸ばすとふいに乾がしゃべった。
「……の確率100%……」
夢の中でもデータ取っているらしく。思わずあきらはくすりと笑ってしまった。
「……やめた、バレたらしゃれにならない気がする」
きっと特製の乾汁を飲まされるにちがいない。
体育倉庫の扉が開く音で乾は目を覚ました。
「乾ー!!やーーっと見つけたー
あれ、マネージャーも一緒??」
「菊丸か、助かったよ」
菊丸が何やら叫んでいる。
すると不二が現れた。
「部活に来ないからどうしたかと思ったよ
あれ、五十嵐さん寝てる」
「あ、ほんとだ」
よくよくみればあきらは乾の肩に寄りかかって寝ていた。
「五十嵐、起きて」
「うーーん……もう勘弁して……」
悪い夢を見ているのだろうかあきらは少しうなされている。
と不二はあきらの肩にかかったジャージに気づいた。
「ん?不二どうしたの」
「いや、あれっぽいなあって」
「あれ?」
「何でもない」
さっ、練習しようかと言う不二に菊丸は頭を傾げたのだった。