乾貞治はデータのためなら!?
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6月3日。
いつもより30分早くくるように連絡がきたので時間通り部室に向かうと何故か部室がパーティー模様になっていた。
突然の事態に頭が追い付かず混乱していると飾り付けを行っていた菊丸が入ってきたあきらに気づいた。
「あ、マネージャーおはよー
ねぇねぇプレゼント何にした?」
「プレゼント?」
「乾へのプレゼントだよ」
「え、今日乾の誕生日なの??」
なるほどこの飾り付けは乾を祝う為のものだったのか。
あきらはまるで知らなかったと話す。
「そっか、五十嵐さんは高校からの編入だから知らなくて当然だったね」
「五十嵐さん、すまない」
謝る大石にあきらは気にしないでと言った。
「って言ったもののプレゼントなんて用意してないや」
「そこだな……問題は」
「乾が喜びそうなモノといったら……」
駄目だ、乾汁関係しか思い付かない。
とはいえ急にプレゼントを用意するのも至難の技だ。
そうこうしている間に乾がやってきてしまったのでとりあえずプレゼント問題は置いといて……
乾が部室のドアを開けた瞬間皆でクラッカーを鳴らした。
「乾誕生日おめでとー!!」
「ありがとう、皆」
そう言う乾はサプライズにも関わらずいつもの表情だ。
この事も予想済みらしい。
皆順々にプレゼントを渡していったのだが当然私からのプレゼントはない。
「五十嵐からはないのか?」
「生憎乾が今日誕生日なのさっき知ってね
残念ながらないよ」
「これは想定外だな……
一人だけくれないとは悲しいぞ」
乾はしゅん、と大袈裟に肩を落とした。
「しょうがないじゃん
ないもんはないんだから……」
「悲しいな……」
周りははよこの空気なんとかしろと視線で訴えかけてくる。
とはいえプレゼントなんてないしもうあの手段しかない。
「分かった!乾汁でも何でも付き合うから!」
「……!今……何でもって言った?」
「~~~っ、あーー、はいはい
何でも付き合うよ、誕生日サービスってことで」
ああ、平和な日常よ、さらば……
生きて帰れることだけを祈ろうと思っていたのだが。
乾が要求したのは別の事だった。
「放課後俺とデートしてくれないか?」
「…………は?」
呆気に取られたあきらと居合わせた大石達が仰天した声が部室内に響き渡った。
いつもより30分早くくるように連絡がきたので時間通り部室に向かうと何故か部室がパーティー模様になっていた。
突然の事態に頭が追い付かず混乱していると飾り付けを行っていた菊丸が入ってきたあきらに気づいた。
「あ、マネージャーおはよー
ねぇねぇプレゼント何にした?」
「プレゼント?」
「乾へのプレゼントだよ」
「え、今日乾の誕生日なの??」
なるほどこの飾り付けは乾を祝う為のものだったのか。
あきらはまるで知らなかったと話す。
「そっか、五十嵐さんは高校からの編入だから知らなくて当然だったね」
「五十嵐さん、すまない」
謝る大石にあきらは気にしないでと言った。
「って言ったもののプレゼントなんて用意してないや」
「そこだな……問題は」
「乾が喜びそうなモノといったら……」
駄目だ、乾汁関係しか思い付かない。
とはいえ急にプレゼントを用意するのも至難の技だ。
そうこうしている間に乾がやってきてしまったのでとりあえずプレゼント問題は置いといて……
乾が部室のドアを開けた瞬間皆でクラッカーを鳴らした。
「乾誕生日おめでとー!!」
「ありがとう、皆」
そう言う乾はサプライズにも関わらずいつもの表情だ。
この事も予想済みらしい。
皆順々にプレゼントを渡していったのだが当然私からのプレゼントはない。
「五十嵐からはないのか?」
「生憎乾が今日誕生日なのさっき知ってね
残念ながらないよ」
「これは想定外だな……
一人だけくれないとは悲しいぞ」
乾はしゅん、と大袈裟に肩を落とした。
「しょうがないじゃん
ないもんはないんだから……」
「悲しいな……」
周りははよこの空気なんとかしろと視線で訴えかけてくる。
とはいえプレゼントなんてないしもうあの手段しかない。
「分かった!乾汁でも何でも付き合うから!」
「……!今……何でもって言った?」
「~~~っ、あーー、はいはい
何でも付き合うよ、誕生日サービスってことで」
ああ、平和な日常よ、さらば……
生きて帰れることだけを祈ろうと思っていたのだが。
乾が要求したのは別の事だった。
「放課後俺とデートしてくれないか?」
「…………は?」
呆気に取られたあきらと居合わせた大石達が仰天した声が部室内に響き渡った。