乾貞治はデータのためなら!?
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まず大石、菊丸ペアから始まることになった。
大石は自分の鞄からクローブを取り出し装着する。
「わ!出た!大石のマイグローブ!」
大石が投げた球は転がり見事ストライクとなった。
「何?あの自信満々の笑みは……」
「自信満々というかまさにその通りだ
大石はボーリングの上級者だ」
はて、私の所属してる部活はテニス部だったはすだが。
「テニス以外にも得意なスポーツがある人は大石以外にもいるよ
例えば不二とかな、ビリヤードが得意らしい」
「乾は?」
「俺?チェスとか囲碁とかテーブルゲームが得意だ、今度やってみる?」
「いい、負けて乾汁飲まされそうだから」
そう言うと乾は残念だな、と眉をヘの字に下げた。
残念というのは相手してくれないから、ではなく。
乾汁を飲ます機会を失った方だ、絶対。
菊丸も負けずとピンを倒していく。
「あっ、ちぇーー、2本残っちゃった」
「ドンマイ英二、切り替えていこう」
大石のフォローに乾はムムと唸った。
やはりゴールデンペア手強い……
次に海堂、桃城ペアだが……
「海堂去年みてぇにガーター……」
と桃城が言う前に海堂は既に球を投げていてストライクをとった。
「あれは……トルネードスネイクの応用か……
なるほどそれならガーターになる心配はない」
「や、やるじゃねぇか、マムシ」
「おら、桃城てめーの番だ」
「あんなプレイ見せられちゃあ俺もストライクとるしかねーな、とるしかねーよ」
桃城もあっさりストライクをとっていく。
(海堂、桃城ペア……
一見上手くいかなそうに見えるが互いに闘争心を燃やすと向上効果が現れる……さて)
三番目は不二、越前ペアだ。
「じゃあ僕の番だね、えい」
不二の投げた球はカーブしワンピンした。
ガーターじゃなくて越前はほっとする。
「味気になってたんだけどなあ」
「まーた、乾汁飲む気だったんスか……
こりないっスね」
(天才不二周助の気分がどう動くか……
越前も要注意だな)
最後に乾、あきらの番となった。
「さて、まずは俺から行かせてもらおう」
とボールを選んでいると桃城がこそこそ話していた。
「でもよお、あの人去年ずーーーっもワンピンだったよなー」
「桃城ぉ!!先輩の悪口言うんじゃねぇ!」
「じ、事実なのは事実だろお!!」
また喧嘩になりそうな空気の中乾はワンピンどころかストライクをとった。
「ワンピンが……なんだって?」
「え、す、ストライクぅ!!?」
去年同じボーリングに参加した者たちは驚いた。
ストライクをとった乾は満足そうに口角を上げている。
「すごいじゃん、ストライクなんて
こっそり練習でもしてたの?」
「さあな、欠点があるなら徹底的に見直すまでだ」
次は五十嵐だぞと言われあきらは球を投げたが。
むなしくガーターとなってしまった。
乾から無言で見つめられあきらはわなわなと震える。
「ボーリングなんて初めてなんだからしょうがないじゃん……」
「なったものはしょうがない
はい罰ゲーム」
「っ、ほらあの……初めてって事で……
ノーカンになら、ない?」
「ない、諦めて」
このデータ男……!!とあきらは乾を睨み小さいカップを手にとり飲んだ。
去年と同じく倒れたあきらを見て周囲はますます負けられないと思ったのだった。
「……」
目を覚ますとあきらは椅子に横たわっていた。
恐らく他の人が座らせてくれていたのだろう。
まだ具合が悪く目眩がする。
ようやく焦点があったところで他にもぐったりと座っている人がいることにきづく。
「うわあ、全員じゃん……」
見れば皆横たわっているかぐったりと座っていた。
目が覚めているのはあきらだけで他は皆気を失っている。
ほんと毎度えげつない物を作ってくるものだ……と溜め息をついた。
とりあえず水でも飲もうと自販機で飲み物を買ってきたが人数が足らない。
そう、確か越前という人だったはず。
よく見ればテーブルの上にメモが置いてある。
『用事思い出したんで帰りますby越前』
何があったのかは分からないがこれだけは分かる。
逃げたな……
思えばこの時点でさっさと帰れば良かったのだがあきらは皆が起きるまで待っていようとさっきまで座っていたベンチに座り直した。
ふと隣を見るとそこに座り込んでいたのは乾だった。(なお顔が青い)
気持ちわるそうだな……と思っていると乾の上半身がぐらりと傾きぽすんとあきらの膝に着地した。
「!?!?」
乾を見ればまだ起きてはいないようだが……
はたからどうみてもこれは膝枕だ。
どうしよ、と心の中で呟くも起こすのは悪い気がするのでとりあえずそのまま寝かすことにした。
寝ている乾につい見いられていると。
「やあ、五十嵐さん起きたの?」
既に起きていた不二に声をかけられた。
「えっ、あ、あの、こ、これは
い、乾が勝手にた、倒れてきてっ!!
起こすのも何だからっ!」
わたわたと慌てるあきらに不二はクスクス笑っている。
「うん、まぁそういうことにしとこうか」
「し、しとこうかも何もそうだからっ!」
ちょうど大石達も目を覚ましたらしい。
目を覚ましたら覚ましたらで乾が何故か膝枕されてるし居たはずの越前は居なくなってるわ大石は溜め息をついた。
「何で元凶の乾先輩がこんな羨ましいことされてんスか……おかしいっスよこんなの」
「乾先輩の彼女……とかじゃないスか」
「あの二人付き合ってはないらしいよ」
何か噂してるのでこほんと間をさす。
「言っとくけど好きでもなんでもないから
起こさないのは何か気の毒だし……」
でもこんな事態を引き起こしたのは乾本人なのでちょっと何か仕返ししたい。
そこであきらは乾の額に凸ピンをした。
「……痛い」
「!?」
凸ピンするとむくりと乾が起きる。
「お、おはよう乾」
苦笑いすると乾は無表情のまま詰めよってきた。
「っ、ご、ごめん!凸ピンしたのは謝るから!」
「あ、いや、そうじゃない」
それは別に怒ってないと乾は言う。
「スコア俺達のチームが最下位なんだ
だからこれを飲まないと」
乾は二つのグラスに緑酢を注ぐ。
小さいサイズであれだったのにこの量を飲め……と??
「む、無理!!やだって!!!」
「大丈夫、俺も飲むから
さ、五十嵐一緒に逝こう…………」
「ひっっっ!!!!嫌ーー!!!!」
ああ、もう私も帰っとけば良かった……と選択を後悔したあきらだった。
大石は自分の鞄からクローブを取り出し装着する。
「わ!出た!大石のマイグローブ!」
大石が投げた球は転がり見事ストライクとなった。
「何?あの自信満々の笑みは……」
「自信満々というかまさにその通りだ
大石はボーリングの上級者だ」
はて、私の所属してる部活はテニス部だったはすだが。
「テニス以外にも得意なスポーツがある人は大石以外にもいるよ
例えば不二とかな、ビリヤードが得意らしい」
「乾は?」
「俺?チェスとか囲碁とかテーブルゲームが得意だ、今度やってみる?」
「いい、負けて乾汁飲まされそうだから」
そう言うと乾は残念だな、と眉をヘの字に下げた。
残念というのは相手してくれないから、ではなく。
乾汁を飲ます機会を失った方だ、絶対。
菊丸も負けずとピンを倒していく。
「あっ、ちぇーー、2本残っちゃった」
「ドンマイ英二、切り替えていこう」
大石のフォローに乾はムムと唸った。
やはりゴールデンペア手強い……
次に海堂、桃城ペアだが……
「海堂去年みてぇにガーター……」
と桃城が言う前に海堂は既に球を投げていてストライクをとった。
「あれは……トルネードスネイクの応用か……
なるほどそれならガーターになる心配はない」
「や、やるじゃねぇか、マムシ」
「おら、桃城てめーの番だ」
「あんなプレイ見せられちゃあ俺もストライクとるしかねーな、とるしかねーよ」
桃城もあっさりストライクをとっていく。
(海堂、桃城ペア……
一見上手くいかなそうに見えるが互いに闘争心を燃やすと向上効果が現れる……さて)
三番目は不二、越前ペアだ。
「じゃあ僕の番だね、えい」
不二の投げた球はカーブしワンピンした。
ガーターじゃなくて越前はほっとする。
「味気になってたんだけどなあ」
「まーた、乾汁飲む気だったんスか……
こりないっスね」
(天才不二周助の気分がどう動くか……
越前も要注意だな)
最後に乾、あきらの番となった。
「さて、まずは俺から行かせてもらおう」
とボールを選んでいると桃城がこそこそ話していた。
「でもよお、あの人去年ずーーーっもワンピンだったよなー」
「桃城ぉ!!先輩の悪口言うんじゃねぇ!」
「じ、事実なのは事実だろお!!」
また喧嘩になりそうな空気の中乾はワンピンどころかストライクをとった。
「ワンピンが……なんだって?」
「え、す、ストライクぅ!!?」
去年同じボーリングに参加した者たちは驚いた。
ストライクをとった乾は満足そうに口角を上げている。
「すごいじゃん、ストライクなんて
こっそり練習でもしてたの?」
「さあな、欠点があるなら徹底的に見直すまでだ」
次は五十嵐だぞと言われあきらは球を投げたが。
むなしくガーターとなってしまった。
乾から無言で見つめられあきらはわなわなと震える。
「ボーリングなんて初めてなんだからしょうがないじゃん……」
「なったものはしょうがない
はい罰ゲーム」
「っ、ほらあの……初めてって事で……
ノーカンになら、ない?」
「ない、諦めて」
このデータ男……!!とあきらは乾を睨み小さいカップを手にとり飲んだ。
去年と同じく倒れたあきらを見て周囲はますます負けられないと思ったのだった。
「……」
目を覚ますとあきらは椅子に横たわっていた。
恐らく他の人が座らせてくれていたのだろう。
まだ具合が悪く目眩がする。
ようやく焦点があったところで他にもぐったりと座っている人がいることにきづく。
「うわあ、全員じゃん……」
見れば皆横たわっているかぐったりと座っていた。
目が覚めているのはあきらだけで他は皆気を失っている。
ほんと毎度えげつない物を作ってくるものだ……と溜め息をついた。
とりあえず水でも飲もうと自販機で飲み物を買ってきたが人数が足らない。
そう、確か越前という人だったはず。
よく見ればテーブルの上にメモが置いてある。
『用事思い出したんで帰りますby越前』
何があったのかは分からないがこれだけは分かる。
逃げたな……
思えばこの時点でさっさと帰れば良かったのだがあきらは皆が起きるまで待っていようとさっきまで座っていたベンチに座り直した。
ふと隣を見るとそこに座り込んでいたのは乾だった。(なお顔が青い)
気持ちわるそうだな……と思っていると乾の上半身がぐらりと傾きぽすんとあきらの膝に着地した。
「!?!?」
乾を見ればまだ起きてはいないようだが……
はたからどうみてもこれは膝枕だ。
どうしよ、と心の中で呟くも起こすのは悪い気がするのでとりあえずそのまま寝かすことにした。
寝ている乾につい見いられていると。
「やあ、五十嵐さん起きたの?」
既に起きていた不二に声をかけられた。
「えっ、あ、あの、こ、これは
い、乾が勝手にた、倒れてきてっ!!
起こすのも何だからっ!」
わたわたと慌てるあきらに不二はクスクス笑っている。
「うん、まぁそういうことにしとこうか」
「し、しとこうかも何もそうだからっ!」
ちょうど大石達も目を覚ましたらしい。
目を覚ましたら覚ましたらで乾が何故か膝枕されてるし居たはずの越前は居なくなってるわ大石は溜め息をついた。
「何で元凶の乾先輩がこんな羨ましいことされてんスか……おかしいっスよこんなの」
「乾先輩の彼女……とかじゃないスか」
「あの二人付き合ってはないらしいよ」
何か噂してるのでこほんと間をさす。
「言っとくけど好きでもなんでもないから
起こさないのは何か気の毒だし……」
でもこんな事態を引き起こしたのは乾本人なのでちょっと何か仕返ししたい。
そこであきらは乾の額に凸ピンをした。
「……痛い」
「!?」
凸ピンするとむくりと乾が起きる。
「お、おはよう乾」
苦笑いすると乾は無表情のまま詰めよってきた。
「っ、ご、ごめん!凸ピンしたのは謝るから!」
「あ、いや、そうじゃない」
それは別に怒ってないと乾は言う。
「スコア俺達のチームが最下位なんだ
だからこれを飲まないと」
乾は二つのグラスに緑酢を注ぐ。
小さいサイズであれだったのにこの量を飲め……と??
「む、無理!!やだって!!!」
「大丈夫、俺も飲むから
さ、五十嵐一緒に逝こう…………」
「ひっっっ!!!!嫌ーー!!!!」
ああ、もう私も帰っとけば良かった……と選択を後悔したあきらだった。