乾貞治はデータのためなら!?
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「五十嵐、俺と踊ってくれないか」
何故かタキシード?(なんかフリルがところどころついてるけど)の格好をした乾はあきらに手を差し出した。
突然の事態に困惑したあきらは自分も何故かドレスを着ていることに気付き更に慌てる。
どうして舞踏会みたいな会場にいるのかも分からないしこうなった理由も皆目検討がつかない。
周りが踊っている雰囲気に耐えきれずあきらは乾の手に手を重ねた。
「わ、私ダンスなんかやったことない」
「大丈夫だ、何とかなるさ」
不思議なことに踊れている。
夢かうつつか乾とクルリと舞う。
腰に手が宛がわれあきらは心臓が高鳴るのを感じた。
踊りながら乾はあきらに呟いた。
「愛してる」
「わーー!!!!」
びっくりして勢いよく起きるとそこは自分の部屋だった。
「なんだ、夢か……」
そりゃそうだ、あんなこと起きるはずがない。
社交界なんて縁もないし何より現実味がない。
しかし…………
「どんな顔であったらいいのさ……
とりあえず顔洗お……」
ともかくまずは熱を冷ますべくあきらは洗面台に向かった。
「おはよーー」
部室に向かうといつもの面々は何やら話し合っていた。
あきらに気づいた乾がこちらにやってくる。
「ちょうど良かった
五十嵐、踊ってくれないか」
あまりの衝撃にあきらは持っていた鞄を落とした。
「は!?お、おどっ!?」
そんなまさか、あの夢が正夢に……??
そうなったら乾は私に…………と思考がいってしまいみるみるうちにあきらは真っ赤になった。
「おい乾五十嵐さんが困ってるじゃないか」
「俺は事実を言っただけだが」
「お前はいつも説明が足らないんだよ」
大石はあきらに事の詳細を話した。
「部活紹介動画?」
「そうなんだ
その紹介で英二が皆でダンスしないかって言い出してな、今流行りらしい」
テニスとダンスは無関係だと思うけど割りと皆乗り気らしい。
「真っ赤になるほど嫌なのは承知なんだが
できればマネージャーの五十嵐さんも参加してくれないかな
五十嵐さんもテニス部の一員なんだし」
なるほど大石はあれを照れて嫌がっていると判断したようだ。
「……いいよ、分かった
ダンス得意じゃないけどそれでも良かったら」
「大丈夫さ、それほど難しくないから」
「やったー!!!じゃあ皆でダンスできるね、ぶぃ!」
へへっと菊丸がピースする。
夢が正夢になるのではと心配していたが現実になることはないようだとあきらは安堵した。
(びっくりした……
それにしてもなんであんな夢見たんだろ)
夢に乾が出てくるのは今回が初めてではないもののあんな甘い言葉を言われたのは初めてだ。
思い出しただけでも心臓がきゅっと締め付けられる。
『愛してる』
「っ」
ドキン、と一層心臓が高鳴った。
(言われたいとか思ってないし、そう、だよね?)
きっと言われ慣れてないからだ、と五十嵐は自分に言い聞かせた。
何故かタキシード?(なんかフリルがところどころついてるけど)の格好をした乾はあきらに手を差し出した。
突然の事態に困惑したあきらは自分も何故かドレスを着ていることに気付き更に慌てる。
どうして舞踏会みたいな会場にいるのかも分からないしこうなった理由も皆目検討がつかない。
周りが踊っている雰囲気に耐えきれずあきらは乾の手に手を重ねた。
「わ、私ダンスなんかやったことない」
「大丈夫だ、何とかなるさ」
不思議なことに踊れている。
夢かうつつか乾とクルリと舞う。
腰に手が宛がわれあきらは心臓が高鳴るのを感じた。
踊りながら乾はあきらに呟いた。
「愛してる」
「わーー!!!!」
びっくりして勢いよく起きるとそこは自分の部屋だった。
「なんだ、夢か……」
そりゃそうだ、あんなこと起きるはずがない。
社交界なんて縁もないし何より現実味がない。
しかし…………
「どんな顔であったらいいのさ……
とりあえず顔洗お……」
ともかくまずは熱を冷ますべくあきらは洗面台に向かった。
「おはよーー」
部室に向かうといつもの面々は何やら話し合っていた。
あきらに気づいた乾がこちらにやってくる。
「ちょうど良かった
五十嵐、踊ってくれないか」
あまりの衝撃にあきらは持っていた鞄を落とした。
「は!?お、おどっ!?」
そんなまさか、あの夢が正夢に……??
そうなったら乾は私に…………と思考がいってしまいみるみるうちにあきらは真っ赤になった。
「おい乾五十嵐さんが困ってるじゃないか」
「俺は事実を言っただけだが」
「お前はいつも説明が足らないんだよ」
大石はあきらに事の詳細を話した。
「部活紹介動画?」
「そうなんだ
その紹介で英二が皆でダンスしないかって言い出してな、今流行りらしい」
テニスとダンスは無関係だと思うけど割りと皆乗り気らしい。
「真っ赤になるほど嫌なのは承知なんだが
できればマネージャーの五十嵐さんも参加してくれないかな
五十嵐さんもテニス部の一員なんだし」
なるほど大石はあれを照れて嫌がっていると判断したようだ。
「……いいよ、分かった
ダンス得意じゃないけどそれでも良かったら」
「大丈夫さ、それほど難しくないから」
「やったー!!!じゃあ皆でダンスできるね、ぶぃ!」
へへっと菊丸がピースする。
夢が正夢になるのではと心配していたが現実になることはないようだとあきらは安堵した。
(びっくりした……
それにしてもなんであんな夢見たんだろ)
夢に乾が出てくるのは今回が初めてではないもののあんな甘い言葉を言われたのは初めてだ。
思い出しただけでも心臓がきゅっと締め付けられる。
『愛してる』
「っ」
ドキン、と一層心臓が高鳴った。
(言われたいとか思ってないし、そう、だよね?)
きっと言われ慣れてないからだ、と五十嵐は自分に言い聞かせた。