番外編
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「よりによって三人とも迷子になる羽目になるとはなー」
「探しにきたてめぇが迷子になってどうすんだ」
「面目ない……」
しょんぼりするあきらに対し海堂と桃城は気にするなとフォローしたものの顔を合わせると瞬く間に口論に発展してしまうのでとりあえずの対策としてあきらが海堂と桃城の間に入ることで事なきを終えた。
で?どうする?と桃城は問題を指摘した。
するとあきらはごそごそと荷物を漁りガイドブックを出してきた。
一般的に売られている観光用のパンフレットである。
「これ、使えない?
この地図使ってどこか連絡もしくは先生達と会えそうな場所に行けないかな?」
「お!そりゃいい案だな!」
「待て、そもそもここがどこか分かりゃしないのにいきなり地図出してきても意味ねーだろが」
海堂はじっと地図を眺めた。
「五十嵐さっきまで観光してたとこは確かここだな」
とん、と指で指したとこには確かにあきらがさっきまで居た観光地の名称が載っていた。
「うん、そうだけど
よく分かったね?」
と言うと海堂は僅かに目線を逸らした。
「海堂もここに行く予定だったの?」
「……い、いや、違う」
じゃあ何で分かったんだろうなぁ~~??とにやにや桃城が更に追い討ちをかけ海堂はたうるせぇ!!!とキレた。
「あ、そういえば友達とどこ回るか話してたっけ」
「にしても普通自分が回んねぇとこ覚えるか?」
「たまたまだ!!
それより合流する方が先だろ……!」
「ったく、分かったよ
しっかし今どこにいるかが全然分かんねーな、分かんねーよ」
ぶつぶつと地図を睨みながら歩いていた桃城はぴたりと足を止めた。
そしてちょっと待っててくれ!と突然走り出してしまった。
「なっ、あの馬鹿
急に単独行動してどうする!」
「お、追いかける?海堂?」
「……いやどこにいったのかもわかんねぇのにむやみやたら探すのも悪ぃ」
それもそうなので二人で大人しく待っていると数分後桃城が帰ってきた、しかも肉まんを抱えて。
「……何してんだてめぇは」
呆れる海堂に対し桃城は満面の笑みで答える。
「なんか良い匂いがしてよ、そっちいったら露店があったんだよ
ほら、何事も腹へってたら何も出来ねーだろ?」
ほかほかの肉まんを見て二人は思わずぐう、と腹の音を響かせる。
「……確かに一理あるな」
「食わねば戦はできぬって言うしね
あ、そうだ、肉まん代払うよ」
「あーーいいって
勝手に離れたってことで俺の奢りだ
あ、マムシは払えよ」
海堂はそこは奢れよ!と憤りつつ律儀にちゃんと代金を払った。
「いやーしかしいい店主さんだったな
肉まん代オマケしてくれたしホテルの場所の行き方教えてくれたし」
「「は!?!?」」
「ほら、ペンで今いる場所とか色々書いてくれたんだよ」
そういえば桃城が地図をもったままだったとあきらは思い出した。
「えっと桃城って英語出来たの?」
「いや全然?けど何とか身振り手振りで伝えたら通じたみたいでよ」
「……まぁともかくこれでホテルに帰れるな」
露店の店主の協力もあり三人は無事ホテルへとたどり着いた。
ホテルには万が一帰ってきた時に連絡がとれるよう先生が配置されていて三人はとてもこっぴどく叱られたのだった。
「探しにきたてめぇが迷子になってどうすんだ」
「面目ない……」
しょんぼりするあきらに対し海堂と桃城は気にするなとフォローしたものの顔を合わせると瞬く間に口論に発展してしまうのでとりあえずの対策としてあきらが海堂と桃城の間に入ることで事なきを終えた。
で?どうする?と桃城は問題を指摘した。
するとあきらはごそごそと荷物を漁りガイドブックを出してきた。
一般的に売られている観光用のパンフレットである。
「これ、使えない?
この地図使ってどこか連絡もしくは先生達と会えそうな場所に行けないかな?」
「お!そりゃいい案だな!」
「待て、そもそもここがどこか分かりゃしないのにいきなり地図出してきても意味ねーだろが」
海堂はじっと地図を眺めた。
「五十嵐さっきまで観光してたとこは確かここだな」
とん、と指で指したとこには確かにあきらがさっきまで居た観光地の名称が載っていた。
「うん、そうだけど
よく分かったね?」
と言うと海堂は僅かに目線を逸らした。
「海堂もここに行く予定だったの?」
「……い、いや、違う」
じゃあ何で分かったんだろうなぁ~~??とにやにや桃城が更に追い討ちをかけ海堂はたうるせぇ!!!とキレた。
「あ、そういえば友達とどこ回るか話してたっけ」
「にしても普通自分が回んねぇとこ覚えるか?」
「たまたまだ!!
それより合流する方が先だろ……!」
「ったく、分かったよ
しっかし今どこにいるかが全然分かんねーな、分かんねーよ」
ぶつぶつと地図を睨みながら歩いていた桃城はぴたりと足を止めた。
そしてちょっと待っててくれ!と突然走り出してしまった。
「なっ、あの馬鹿
急に単独行動してどうする!」
「お、追いかける?海堂?」
「……いやどこにいったのかもわかんねぇのにむやみやたら探すのも悪ぃ」
それもそうなので二人で大人しく待っていると数分後桃城が帰ってきた、しかも肉まんを抱えて。
「……何してんだてめぇは」
呆れる海堂に対し桃城は満面の笑みで答える。
「なんか良い匂いがしてよ、そっちいったら露店があったんだよ
ほら、何事も腹へってたら何も出来ねーだろ?」
ほかほかの肉まんを見て二人は思わずぐう、と腹の音を響かせる。
「……確かに一理あるな」
「食わねば戦はできぬって言うしね
あ、そうだ、肉まん代払うよ」
「あーーいいって
勝手に離れたってことで俺の奢りだ
あ、マムシは払えよ」
海堂はそこは奢れよ!と憤りつつ律儀にちゃんと代金を払った。
「いやーしかしいい店主さんだったな
肉まん代オマケしてくれたしホテルの場所の行き方教えてくれたし」
「「は!?!?」」
「ほら、ペンで今いる場所とか色々書いてくれたんだよ」
そういえば桃城が地図をもったままだったとあきらは思い出した。
「えっと桃城って英語出来たの?」
「いや全然?けど何とか身振り手振りで伝えたら通じたみたいでよ」
「……まぁともかくこれでホテルに帰れるな」
露店の店主の協力もあり三人は無事ホテルへとたどり着いた。
ホテルには万が一帰ってきた時に連絡がとれるよう先生が配置されていて三人はとてもこっぴどく叱られたのだった。