本編
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あきらはふと携帯に着信が来ているのに気づいた。
誰かな?と画面をみるとそこには海堂の名前が表示されていた。
「も、もしもし」
『か、海堂だ……』
お互い緊張しているようだ、向こうも同じなんだと思うと何だか嬉しくなる。
「どうしたの?急に電話なんて」
『あ、ああ、全国大会決勝に進出するのを伝えておこうと思って』
「ほんと!?おめでとう」
『いや、喜ぶのは早ぇ、相手はあの立海だ』
そっか頑張ってね、とエールを送ると。
『その、お前決勝の日空いてるか?』
あきらはカレンダーを見る。
「うん、うちの部も何人か観に行くらしいから
休みになって、あ……」
あきらは海堂が言おうとしていることを察して頬を赤く染めた。
『出来たらなんだが……
試合、観にきてくれねぇか……?』
「い、行く!絶対応援しにいく」
すると電話の向こう側からほっと安堵したような息づかいがして海堂はああ、と返事をした。
「試合、頑張ってね」
『ああ』
通話をきり緊張から解けた海堂はふう、安堵した。
断られなくて良かった、と思う。
(試合で勝ったら…………)
もし勝てたら、必ず言おうと海堂は闘志を燃やしたのだった。
全国大会決勝戦の会場にやってきたあきらは海堂の姿を探すと海堂は他の部員と共にいた。
「海堂!」
「五十嵐か」
「試合もうすぐ始まる?」
「ああ、そろそろな」
話している二人を同じく青学テニス部の部員達がひそひそ遠巻きに話している。
「あ、あれが例の女テニのお知り合いっすか……!!」
「ああ、データによればもうあと少しで……ってところだな」
「ふふ、海堂も隅に置けないね」
ふとあきらはレギュラーが足りないことに気づいた。
「あれ?ええと帽子被った一年生の子いないね?」
「越前か、何でも軽井沢にいるらしい」
「ええ!?試合どうするの!?」
「あいつなしじゃ無理だ、桃城のやつが今迎えにいってるところだ」
なんと最初からトラブルに合うとは。
これは決勝は色々前途多難になりそうだな……
桃城が越前を連れてきた時には既に第一試合は終わっておりなんと青学部長の手塚が真田に負けていた。
そして越前を連れてきたものの越前は記憶喪失になっておりテニスそのものを忘れてしまっていた。
(大丈夫かな……試合……)
観客席からはらはら見守っていると次の第二試合のアナウンスが流れる。
いよいよ海堂の順番がきた。
海堂は先輩である乾先輩とダブルスを組んでいるらしい。
(海堂ダブルス組んでるなんて言ってくれなかったなあ、ちょっと寂しいや)
なんて思ったけどそれを口にはせずあきらはコートに出ようとした海堂に声をかけた。
「頑張ってね、海堂」
「ああ、……もし勝ったら」
「勝ったら、何?」
「……いや、何でもねぇ」
海堂は行ってくると言いコートに向かっていった。
どうか海堂が勝てますように、あきらは席に座って祈った。
あきらは呆然と立ち尽くしていた。
海堂の切り札で状況を覆したかのように見えたが試立海赤也の暴走により試合は一変した。
ひたすら赤也は乾に執拗にボールを当てていく様子にあきらはこんなの真っ当なテニスじゃないと思った。
そして嫌な予感がする。
目の前のいる海堂が我を失ってしまうのでは……と思うと怖くなった。
そしてその予感は的中しあの立海の赤也と同じように海堂も凶悪な笑みを浮かべていた。
「っ、海堂っ…………!」
僅かに振り絞って喉から出た言葉は小さくとても海堂に聞こえないとしても、言わずにはいられなかった。
そんな中、データ取れたぞ、と海堂の足を乾が掴んだ。
乾の制止により海堂は元に戻ったようだ。
とりあえず安心……と思った矢先限界を越えた乾はばたりと倒れてしまった。
「あ、あの、乾さんが運ばれた病院教えてくれませんか!?」
「な、なんだい!、急に」
居てもたってもいられずあきらは顧問の竜崎先生に直接聞きにいった。
「す、すみません、私海堂、くんの知り合いで……!」
「ああ、なんだい、それならそうと早く言ってくれよ、はいここが搬送された病院の住所だよ
1人でいけるかい?」
「……はい!ありがとうございます!」
誰かな?と画面をみるとそこには海堂の名前が表示されていた。
「も、もしもし」
『か、海堂だ……』
お互い緊張しているようだ、向こうも同じなんだと思うと何だか嬉しくなる。
「どうしたの?急に電話なんて」
『あ、ああ、全国大会決勝に進出するのを伝えておこうと思って』
「ほんと!?おめでとう」
『いや、喜ぶのは早ぇ、相手はあの立海だ』
そっか頑張ってね、とエールを送ると。
『その、お前決勝の日空いてるか?』
あきらはカレンダーを見る。
「うん、うちの部も何人か観に行くらしいから
休みになって、あ……」
あきらは海堂が言おうとしていることを察して頬を赤く染めた。
『出来たらなんだが……
試合、観にきてくれねぇか……?』
「い、行く!絶対応援しにいく」
すると電話の向こう側からほっと安堵したような息づかいがして海堂はああ、と返事をした。
「試合、頑張ってね」
『ああ』
通話をきり緊張から解けた海堂はふう、安堵した。
断られなくて良かった、と思う。
(試合で勝ったら…………)
もし勝てたら、必ず言おうと海堂は闘志を燃やしたのだった。
全国大会決勝戦の会場にやってきたあきらは海堂の姿を探すと海堂は他の部員と共にいた。
「海堂!」
「五十嵐か」
「試合もうすぐ始まる?」
「ああ、そろそろな」
話している二人を同じく青学テニス部の部員達がひそひそ遠巻きに話している。
「あ、あれが例の女テニのお知り合いっすか……!!」
「ああ、データによればもうあと少しで……ってところだな」
「ふふ、海堂も隅に置けないね」
ふとあきらはレギュラーが足りないことに気づいた。
「あれ?ええと帽子被った一年生の子いないね?」
「越前か、何でも軽井沢にいるらしい」
「ええ!?試合どうするの!?」
「あいつなしじゃ無理だ、桃城のやつが今迎えにいってるところだ」
なんと最初からトラブルに合うとは。
これは決勝は色々前途多難になりそうだな……
桃城が越前を連れてきた時には既に第一試合は終わっておりなんと青学部長の手塚が真田に負けていた。
そして越前を連れてきたものの越前は記憶喪失になっておりテニスそのものを忘れてしまっていた。
(大丈夫かな……試合……)
観客席からはらはら見守っていると次の第二試合のアナウンスが流れる。
いよいよ海堂の順番がきた。
海堂は先輩である乾先輩とダブルスを組んでいるらしい。
(海堂ダブルス組んでるなんて言ってくれなかったなあ、ちょっと寂しいや)
なんて思ったけどそれを口にはせずあきらはコートに出ようとした海堂に声をかけた。
「頑張ってね、海堂」
「ああ、……もし勝ったら」
「勝ったら、何?」
「……いや、何でもねぇ」
海堂は行ってくると言いコートに向かっていった。
どうか海堂が勝てますように、あきらは席に座って祈った。
あきらは呆然と立ち尽くしていた。
海堂の切り札で状況を覆したかのように見えたが試立海赤也の暴走により試合は一変した。
ひたすら赤也は乾に執拗にボールを当てていく様子にあきらはこんなの真っ当なテニスじゃないと思った。
そして嫌な予感がする。
目の前のいる海堂が我を失ってしまうのでは……と思うと怖くなった。
そしてその予感は的中しあの立海の赤也と同じように海堂も凶悪な笑みを浮かべていた。
「っ、海堂っ…………!」
僅かに振り絞って喉から出た言葉は小さくとても海堂に聞こえないとしても、言わずにはいられなかった。
そんな中、データ取れたぞ、と海堂の足を乾が掴んだ。
乾の制止により海堂は元に戻ったようだ。
とりあえず安心……と思った矢先限界を越えた乾はばたりと倒れてしまった。
「あ、あの、乾さんが運ばれた病院教えてくれませんか!?」
「な、なんだい!、急に」
居てもたってもいられずあきらは顧問の竜崎先生に直接聞きにいった。
「す、すみません、私海堂、くんの知り合いで……!」
「ああ、なんだい、それならそうと早く言ってくれよ、はいここが搬送された病院の住所だよ
1人でいけるかい?」
「……はい!ありがとうございます!」