本編
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柳生はその中学生が東海地区優勝六里ヶ丘中テニス部である事を見抜きお互い出場停止になりたいかと申告した。
そして先ほど揉めた海堂は立海の選手ではなく関東優勝校青学の選手であることも話す。
海堂が立海の選手ではないことは驚いていたがそれで事は収まりそうにない。
柳生はここでは周りに迷惑がかかると言うと六里ヶ丘中の者達はテニスで決着をつけようと言い出した。
「分かりました
とりあえずその人の腕を離したらいかがでしょうか?女性に乱暴はいけない」
「はいはい、その代わり俺らが勝ったらデートね!」
ようやく解放されたあきらは海堂の背に隠れ冗談じゃないと心の中で呟いた。
「海堂……」
「問題ねぇ、勝てばいいだけだ」
試合はダブルス方式で行うらしく海堂と柳生は今日限りのペアを組むことになった。
私服からユニフォームに着替えた二人が現れ試合が開始される。
観客席ではらはらと見守っていたあきらは少し違和感を感じた。
(あれ??)
海堂のブーメランスネイクは何度か見たがあんなものだっただろうか。
技の精度も勢いもまるで違う。
いやそもそもあれは海堂なのか……??
試合は二人の勝利に終わった。
相手選手は負けて悔しがる……にしては割りとあっさり帰っていった。
ちょっかいかけていたはずのあきらにも何も言うことはなく。
とりあえず彼らが居なくなったのであきらが二人に駆け寄ると海堂?と柳生?はとある話をしていた。
何でも先ほどまで相手をしていた六里ヶ丘中というのは取材班というのがいるらしく下手に自分の技を見せると対策を練られてしまう為厄介な中学校……らしい、と海堂?が言っている。
いや、あれは海堂……ではない。
それを聞いていた柳生……いや海堂がかけていた眼鏡を外して柳生に渡した。
「だからっておい
俺のブーメランスネイクはあんなもんじゃねぇ」
「おや私のレーザービームもそんなに遅くはないですが」
というと二人はさっきまで交換していたお互いの服を交換するため脱ぎ始めてしまった。
慌てて視線をそらすと二人はもう元の服に戻っている。
「すみません、女性がいることを考慮していませんでした」
「いえ、おきになさらず……」
それと海堂くん……と柳生は付け加えた。
「立海の部長の幸村……
手術成功しました
今は必死にリハビリしてます」
そうか……とあきらは先ほど海堂が怒っていた理由が分かった。
(海堂も部長思いなんだね……)
きっと他人事じゃなくて怒ってしまったんだろう、殴るのはよくないと思うけど……
「先ほどは……ありがとうございました」
感謝の意味を込めて柳生は握手を求め海堂はそれに答えた。
それと……柳生は更に続ける。
「デートに水を差してしまってすみません」
「べ、別にっっ、で、デートなんかじゃねぇ!
し、試合を一緒に観にきただけだ!」
「おや、彼女さんではないのですか?」
「ただの同級生だ!!!余計なお世話だ!」
そう言うと海堂は手を振りほどいてあきらの手を掴んで歩き始めた。
「か、海堂」
「試合観にきたんだ、途中からでも見るぞ」
と引っ張っていた海堂はあきらの表情が曇っていることに気づき先ほどの自分の発言を思い出した。
『ただの同級生だ!』
「っ」
ただの、なんて思ってなんかいない、でもやっぱり恥ずかしくて。
「その……さっきのは間違い、だ
単なる同級生なんて、思って、ない」
「海堂……」
あきらはじゃあ……と続けた。
「私のことはどう思ってるの?」
海堂は歩いていた足をぴたりと止めた。
「それは……」
あきらは海堂にとって最早ただの同級生ではないことは海堂自身も気づいていた。
けど……ここで言うのは……
「その答えは今ここじゃ言えねぇ」
「……どうして?」
「全国大会終わるまで待っててほしい
……終わったら……そうなったらちゃんと、言うから」
海堂はあきらの方に振り返るとあきらは頬を赤らめていた。
「うん……じゃあ……待ってるね」
「お、おう」
そして先ほど揉めた海堂は立海の選手ではなく関東優勝校青学の選手であることも話す。
海堂が立海の選手ではないことは驚いていたがそれで事は収まりそうにない。
柳生はここでは周りに迷惑がかかると言うと六里ヶ丘中の者達はテニスで決着をつけようと言い出した。
「分かりました
とりあえずその人の腕を離したらいかがでしょうか?女性に乱暴はいけない」
「はいはい、その代わり俺らが勝ったらデートね!」
ようやく解放されたあきらは海堂の背に隠れ冗談じゃないと心の中で呟いた。
「海堂……」
「問題ねぇ、勝てばいいだけだ」
試合はダブルス方式で行うらしく海堂と柳生は今日限りのペアを組むことになった。
私服からユニフォームに着替えた二人が現れ試合が開始される。
観客席ではらはらと見守っていたあきらは少し違和感を感じた。
(あれ??)
海堂のブーメランスネイクは何度か見たがあんなものだっただろうか。
技の精度も勢いもまるで違う。
いやそもそもあれは海堂なのか……??
試合は二人の勝利に終わった。
相手選手は負けて悔しがる……にしては割りとあっさり帰っていった。
ちょっかいかけていたはずのあきらにも何も言うことはなく。
とりあえず彼らが居なくなったのであきらが二人に駆け寄ると海堂?と柳生?はとある話をしていた。
何でも先ほどまで相手をしていた六里ヶ丘中というのは取材班というのがいるらしく下手に自分の技を見せると対策を練られてしまう為厄介な中学校……らしい、と海堂?が言っている。
いや、あれは海堂……ではない。
それを聞いていた柳生……いや海堂がかけていた眼鏡を外して柳生に渡した。
「だからっておい
俺のブーメランスネイクはあんなもんじゃねぇ」
「おや私のレーザービームもそんなに遅くはないですが」
というと二人はさっきまで交換していたお互いの服を交換するため脱ぎ始めてしまった。
慌てて視線をそらすと二人はもう元の服に戻っている。
「すみません、女性がいることを考慮していませんでした」
「いえ、おきになさらず……」
それと海堂くん……と柳生は付け加えた。
「立海の部長の幸村……
手術成功しました
今は必死にリハビリしてます」
そうか……とあきらは先ほど海堂が怒っていた理由が分かった。
(海堂も部長思いなんだね……)
きっと他人事じゃなくて怒ってしまったんだろう、殴るのはよくないと思うけど……
「先ほどは……ありがとうございました」
感謝の意味を込めて柳生は握手を求め海堂はそれに答えた。
それと……柳生は更に続ける。
「デートに水を差してしまってすみません」
「べ、別にっっ、で、デートなんかじゃねぇ!
し、試合を一緒に観にきただけだ!」
「おや、彼女さんではないのですか?」
「ただの同級生だ!!!余計なお世話だ!」
そう言うと海堂は手を振りほどいてあきらの手を掴んで歩き始めた。
「か、海堂」
「試合観にきたんだ、途中からでも見るぞ」
と引っ張っていた海堂はあきらの表情が曇っていることに気づき先ほどの自分の発言を思い出した。
『ただの同級生だ!』
「っ」
ただの、なんて思ってなんかいない、でもやっぱり恥ずかしくて。
「その……さっきのは間違い、だ
単なる同級生なんて、思って、ない」
「海堂……」
あきらはじゃあ……と続けた。
「私のことはどう思ってるの?」
海堂は歩いていた足をぴたりと止めた。
「それは……」
あきらは海堂にとって最早ただの同級生ではないことは海堂自身も気づいていた。
けど……ここで言うのは……
「その答えは今ここじゃ言えねぇ」
「……どうして?」
「全国大会終わるまで待っててほしい
……終わったら……そうなったらちゃんと、言うから」
海堂はあきらの方に振り返るとあきらは頬を赤らめていた。
「うん……じゃあ……待ってるね」
「お、おう」