本編
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「ねぇ、五十嵐さんって海堂くんと仲いいよね
もしかして付き合ってるの?」
「……!!い、いや付き合ってはないよ!!」
クラスメイトの女子に聞かれあきらは大袈裟に手をぶんぶん振って否定した。
「じゃあ、好きなの?」
好き、それは恋愛……という意味で、だろうか?
もし海堂に聞かれたらまずいと思いあきらはまた否定した。
「良かった!」
良かった?
「じゃあ、私が海堂くんに告白しても大丈夫だね!」
「へ?」
クラスメイトの女子は早速告白しちゃお、と言い教室から出ていった。
教室に取り残されたあきらは呆然とした後慌ててその女子を追いかけた。
(こ、告白!?)
海堂は昼休みの後いつもトレーニングルームで筋トレをしているはずなのでそこに向かうと既に先ほどの女子生徒と海堂が話していた。
あきらはこっそり中を覗く。
私と付き合って!!と中から聞こえた。
(海堂はOKするのかな……)
と思うと胸の奥がもやもやする。
「すまねぇが付き合うことはできねぇ
部活で忙しいんだ」
海堂の返答にあきらはほっとした。
海堂らしい、まぁそれもそうか。
あれだけ練習をストイックにする彼のことだ。
恋愛に現を抜かすのは想像しにくい。
告白した方の女子はいうと、ダメージを受けてるかと思いきやあっさりしていた。
あの様子を見る限り海堂の事が好きだから告白したわけではなさそうだ。(後日知った話だが翌日には別の男子と付き合っていたらしい)
じゃあ、と女子がトレーニングルームから出たのであきらは扉に隠れた。
(ふう、バレるところだった)
と思っているとトレーニングルームの扉をしめようとした海堂と目があった。
「あっ」
「なっ、てめー見てやがったのか!!」
「ご、ごめん、海堂」
謝ると海堂はふしゅーー、と怒っている。
「まあいい……わざとじゃなかったんだろ」
あきらはギクリとしながらも頷いた。
ほんとはわざと……って言ったらどんな顔をするだろうか。
「か、海堂はさ、彼女欲しいって考えた事……ある?」
「はっ!?!?か、か、彼女!?」
彼女とフレーズを聞いた海堂はみるみる真っ赤になった。
「欲しいの何も、い、今はそれどころじゃねぇ
五十嵐は……あるのか、その、彼氏欲しいって」
「わ、私!?え、ええと私もまだそういうのは……
ほ、ほら全国大会行かなきゃだし!」
「そ、そうだな」
(っていうか何で私/俺こんな話を……)
「きょ、教室戻らねぇと」
「う、うん、授業始まっちゃうからね」
その後は次何の教科だとか今日の天気は何だとかなるべく当たり障りのない話ばかりになってしまった二人だった。
もしかして付き合ってるの?」
「……!!い、いや付き合ってはないよ!!」
クラスメイトの女子に聞かれあきらは大袈裟に手をぶんぶん振って否定した。
「じゃあ、好きなの?」
好き、それは恋愛……という意味で、だろうか?
もし海堂に聞かれたらまずいと思いあきらはまた否定した。
「良かった!」
良かった?
「じゃあ、私が海堂くんに告白しても大丈夫だね!」
「へ?」
クラスメイトの女子は早速告白しちゃお、と言い教室から出ていった。
教室に取り残されたあきらは呆然とした後慌ててその女子を追いかけた。
(こ、告白!?)
海堂は昼休みの後いつもトレーニングルームで筋トレをしているはずなのでそこに向かうと既に先ほどの女子生徒と海堂が話していた。
あきらはこっそり中を覗く。
私と付き合って!!と中から聞こえた。
(海堂はOKするのかな……)
と思うと胸の奥がもやもやする。
「すまねぇが付き合うことはできねぇ
部活で忙しいんだ」
海堂の返答にあきらはほっとした。
海堂らしい、まぁそれもそうか。
あれだけ練習をストイックにする彼のことだ。
恋愛に現を抜かすのは想像しにくい。
告白した方の女子はいうと、ダメージを受けてるかと思いきやあっさりしていた。
あの様子を見る限り海堂の事が好きだから告白したわけではなさそうだ。(後日知った話だが翌日には別の男子と付き合っていたらしい)
じゃあ、と女子がトレーニングルームから出たのであきらは扉に隠れた。
(ふう、バレるところだった)
と思っているとトレーニングルームの扉をしめようとした海堂と目があった。
「あっ」
「なっ、てめー見てやがったのか!!」
「ご、ごめん、海堂」
謝ると海堂はふしゅーー、と怒っている。
「まあいい……わざとじゃなかったんだろ」
あきらはギクリとしながらも頷いた。
ほんとはわざと……って言ったらどんな顔をするだろうか。
「か、海堂はさ、彼女欲しいって考えた事……ある?」
「はっ!?!?か、か、彼女!?」
彼女とフレーズを聞いた海堂はみるみる真っ赤になった。
「欲しいの何も、い、今はそれどころじゃねぇ
五十嵐は……あるのか、その、彼氏欲しいって」
「わ、私!?え、ええと私もまだそういうのは……
ほ、ほら全国大会行かなきゃだし!」
「そ、そうだな」
(っていうか何で私/俺こんな話を……)
「きょ、教室戻らねぇと」
「う、うん、授業始まっちゃうからね」
その後は次何の教科だとか今日の天気は何だとかなるべく当たり障りのない話ばかりになってしまった二人だった。