本編
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「海堂!地区大会優勝だってね、おめでとう」
練習をしていた海堂はこちらに手を振るあきらを見て眉間に皺を寄せた。
普段あまり男テニのテニスコートに来ないはずのあきらが来ていてテニス部の男子達がざわつく。
「おい……あれ女テニの二年の五十嵐じゃないか?」
「俺校内ランキング戦でチラッと見たぜ」
「やっぱ付き合ってるって噂本当なんじゃね??」
じろじろと遠巻きに噂され海堂はぶちりとキレた。
「ごちゃごちゃうるせえ!!練習の邪魔だ!」
只でさえ偵察組が来ていて気が立っているのだ。
海堂は練習になんねぇとテニスコートを離れるのをあきらは追いかける。
あまり人気がないところにやってきたところで海堂は一人素振りを始めた。
「ごめん、海堂」
「…………女テニも練習あんだろ」
「いやそれが自主練で……」
「なら油売ってねぇでさっさと練習しろ!!」
大声で怒鳴られあきらは思わず黙る。
「っ、悪い……偵察に苛立っちまって、つい」
「いいよ、私もさっきまで似たような感じで練習ならなくて躍起にやってたところだから」
「そっちも偵察たくさん来てんのか」
青学テニス部が地区大会優勝してから、やけに偵察しにくるやからが多くなったのは分かっていたが女テニにも来ていたのか。
「あーー偵察はうちにも来てるけど男テニほどじゃないよ
原因は別、何か知らないけど知らない学校の男子がじろじろ見ててさあ……
水飲みにコート出たら何か話しかけられるから練習なんないしそもそも自主練だし気分転換に……」
「な、ナンパされたのか!?五十嵐!!」
経緯を話すと素振りを止め海堂が肩を掴んできた。
「え、いや、ナンパっていうか……
ほんとちょこっと話しかけられただけだから大丈夫だよ」
「お、おう、そうか、なら……いい」
そっと手を添えると海堂は掴んでいた手を離した。
「心配してくれてありがとう、海堂」
あきらがお礼を言うと海堂はみるみる真っ赤になって止めていた素振りを再開させる。
「私もここで素振りしようかな
一緒にいい?」
「……好きにしろ」
海堂はそっぽを向いているが機嫌は治ったようだ。
練習をしていた海堂はこちらに手を振るあきらを見て眉間に皺を寄せた。
普段あまり男テニのテニスコートに来ないはずのあきらが来ていてテニス部の男子達がざわつく。
「おい……あれ女テニの二年の五十嵐じゃないか?」
「俺校内ランキング戦でチラッと見たぜ」
「やっぱ付き合ってるって噂本当なんじゃね??」
じろじろと遠巻きに噂され海堂はぶちりとキレた。
「ごちゃごちゃうるせえ!!練習の邪魔だ!」
只でさえ偵察組が来ていて気が立っているのだ。
海堂は練習になんねぇとテニスコートを離れるのをあきらは追いかける。
あまり人気がないところにやってきたところで海堂は一人素振りを始めた。
「ごめん、海堂」
「…………女テニも練習あんだろ」
「いやそれが自主練で……」
「なら油売ってねぇでさっさと練習しろ!!」
大声で怒鳴られあきらは思わず黙る。
「っ、悪い……偵察に苛立っちまって、つい」
「いいよ、私もさっきまで似たような感じで練習ならなくて躍起にやってたところだから」
「そっちも偵察たくさん来てんのか」
青学テニス部が地区大会優勝してから、やけに偵察しにくるやからが多くなったのは分かっていたが女テニにも来ていたのか。
「あーー偵察はうちにも来てるけど男テニほどじゃないよ
原因は別、何か知らないけど知らない学校の男子がじろじろ見ててさあ……
水飲みにコート出たら何か話しかけられるから練習なんないしそもそも自主練だし気分転換に……」
「な、ナンパされたのか!?五十嵐!!」
経緯を話すと素振りを止め海堂が肩を掴んできた。
「え、いや、ナンパっていうか……
ほんとちょこっと話しかけられただけだから大丈夫だよ」
「お、おう、そうか、なら……いい」
そっと手を添えると海堂は掴んでいた手を離した。
「心配してくれてありがとう、海堂」
あきらがお礼を言うと海堂はみるみる真っ赤になって止めていた素振りを再開させる。
「私もここで素振りしようかな
一緒にいい?」
「……好きにしろ」
海堂はそっぽを向いているが機嫌は治ったようだ。