本編
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中学一年の秋。
文化祭が目前へと迫っておりクラスはその準備でてんわやんわしていた。
かくいうあきらもその内の一人であり担当していた箇所が終わり解放されたと思っていると。
仕切り役のクラスメイトが話しかけてきた。
「ごめん、五十嵐さん
急で悪いんだけど買い出し行ってくれないかな
ちょうど手が空いてる人いなくてさ」
「え」
と思ったけど体を動かすのにちょうどいいか、とあきらは承諾した。
詳細のメモを渡されあきらは買い出しに出掛けたのだが買い出しに行くのはどうやらあきらだけではなかったらしい。
あきらは隣を歩く同級生をチラリと見る。
同級生の名は海堂薫。
なお一度もまともに話したことはない。
顔が怖いからか周りに怖がられているなーとかお昼の弁当が重箱だなとかは覚えているけれど話すタイミングがないしこちらから話しかけようとはまず思わなかった。
お互いあまり喋らないまま買い出しを終え信号待ちをしていると向こう側から同じ制服をきた男子がこちらに気づいた。
通りすぎ様その男子と海堂が普通に会話していたので、友達かと聞くと。
「友達じゃねえ!同じ部活……仲間だ」
「何の部活?」
「テニス部だ」
「え、私もテニス部だよ」
同じクラスにいるのに全く知らなかった……と驚いていると海堂はあきらがテニス部である事を知っていたらしい。
「って何で私がテニス部だって知ってるの?」
「知ってるの何もラケット持ってたら普通そう考えるだろ」
「ああそっか」
と話しているといつの間にかクラスに着いていた。
頼まれた物をクラスメイトに渡していると隣にいたはずの海堂は遠く離れた場所にいた。
(まぁ別に話す必要はないか)
同じテニス部に所属しているとは言え無理矢理に話すこともないかとあきらは海堂から視線を外した。
文化祭が目前へと迫っておりクラスはその準備でてんわやんわしていた。
かくいうあきらもその内の一人であり担当していた箇所が終わり解放されたと思っていると。
仕切り役のクラスメイトが話しかけてきた。
「ごめん、五十嵐さん
急で悪いんだけど買い出し行ってくれないかな
ちょうど手が空いてる人いなくてさ」
「え」
と思ったけど体を動かすのにちょうどいいか、とあきらは承諾した。
詳細のメモを渡されあきらは買い出しに出掛けたのだが買い出しに行くのはどうやらあきらだけではなかったらしい。
あきらは隣を歩く同級生をチラリと見る。
同級生の名は海堂薫。
なお一度もまともに話したことはない。
顔が怖いからか周りに怖がられているなーとかお昼の弁当が重箱だなとかは覚えているけれど話すタイミングがないしこちらから話しかけようとはまず思わなかった。
お互いあまり喋らないまま買い出しを終え信号待ちをしていると向こう側から同じ制服をきた男子がこちらに気づいた。
通りすぎ様その男子と海堂が普通に会話していたので、友達かと聞くと。
「友達じゃねえ!同じ部活……仲間だ」
「何の部活?」
「テニス部だ」
「え、私もテニス部だよ」
同じクラスにいるのに全く知らなかった……と驚いていると海堂はあきらがテニス部である事を知っていたらしい。
「って何で私がテニス部だって知ってるの?」
「知ってるの何もラケット持ってたら普通そう考えるだろ」
「ああそっか」
と話しているといつの間にかクラスに着いていた。
頼まれた物をクラスメイトに渡していると隣にいたはずの海堂は遠く離れた場所にいた。
(まぁ別に話す必要はないか)
同じテニス部に所属しているとは言え無理矢理に話すこともないかとあきらは海堂から視線を外した。
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