第一章
夢小説設定
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「駄目だ……既読がつかない……」
あきらは伊作にメッセージを送ったのだが、既読がつかなかった。
(まぁ、今スマホ見れないだけかもしれないし……せめて、何日効くとか元に戻れるとか知りたいけど、今は無理か……)
あきらはスマホの時刻を見るとそろそろ学校に行かねばならない時間だった。
「とりあえず、留三郎の分だけでも欠席の連絡しておかないと……」
流石にちっちゃくなった留三郎を連れて学校に行くのはアウトだ。
あきらは一旦部屋から出て学校に電話をかけ、自分だと思われないように声を若干変えた。
「もしもし、3年C組の食満留三郎の母ですが……はい……今朝から熱がありまして……はい、よろしくお願いいたします」
通話を切ったあきらはとりあえず安堵した。
(バレなくて良かった……!)
本来詐称するのは駄目だが、緊急事態だやむを追えない。
「あと、留三郎を起こして……
学校に行ってる間どうしよう………
時間的に間に合わないから、途中から行くとしても、
何か……時間稼ぎなやつ………」
と部屋を見渡していると、あきらはあるものを発見した。
それは小学生の頃に流行った携帯ゲーム機だった。
留三郎はメンテナンスを欠かさず行い、古いゲームだが今でも遊べるらしい(留三郎談)。
(そうだ、これをやってもらおう
後は服だけど……流石に昔のは置いてないよね……)
出来ればクローゼットの中を調べたいが、探したら本人に怒られそうなので止めた。
(にしても、全然起きないな…………)
さっきから物音をたてているのに全く起きる様子がない。
このまま放っておいたら一日中寝てるのではないかとあきらは思ったが、学校に行ってる間に目覚めてしまったら困るので起こすことにした。
「留三郎、起きて」
ゆさゆさ揺すると留三郎はうっすら目を開けた。
「ん~~~何だよかあちゃん、
まだ朝じゃん…………誰!?!?」
最初は寝ぼけていたが、自分の目の前にいる人が母親ではなく
知らない人だと気付くと留三郎は思わず後ずさった。
「留三郎くん、怖がらせてごめんね
実はお姉さん、君のお母さんに面倒を見てくれ……って頼まれたの」
(正確には起こして……だけど)
「ほ、ほんと???」
留三郎は怪しがっている。
「あのね……私の苗字五十嵐っていうだけど、聞き覚えないかな?」
留三郎は少し考え、あっ、と何かを思い出した。
「あきらと一緒!」
「そう、お姉さん実はあきらちゃんの親戚のお姉さんなの、
年が離れてるから一人暮らししてて、知らないのも当然だよね」
「へ、へぇ~~~あいつ、姉いたのか………………」
留三郎はあきらをまじまじと見た。
(すっげぇ、綺麗なねーちゃん……
あきらも大きくなったらああなるのかな)
「留三郎くん?」
留三郎が少しぼーっとしていたのであきらは声をかけた。
「な、何でもない」
「それで、私が面倒見ることは大丈夫かな?」
「う、うん」
留三郎の許可も無事得たあきらは安堵した。
とりあえずは、警察に通報……いうことはなさそうだ。
安堵した留三郎は何故か自分の着ている服がいつもより遥かに大きい事に気付いた。
(しまった!!服の事忘れてた!)
「俺、間違ってた父ちゃんの服着ちゃったのかー」
なんと留三郎は寝ぼけて父の服を着てしまったという風に解釈したらしい。
単純で助かったと思ったあきらだが、肝心の留三郎に着せるサイズがない。
どうしたもんかと悩んでいると、スマホが鳴った。
すると、伊作からLINEでメッセージが届いていた。
あきらは伊作にメッセージを送ったのだが、既読がつかなかった。
(まぁ、今スマホ見れないだけかもしれないし……せめて、何日効くとか元に戻れるとか知りたいけど、今は無理か……)
あきらはスマホの時刻を見るとそろそろ学校に行かねばならない時間だった。
「とりあえず、留三郎の分だけでも欠席の連絡しておかないと……」
流石にちっちゃくなった留三郎を連れて学校に行くのはアウトだ。
あきらは一旦部屋から出て学校に電話をかけ、自分だと思われないように声を若干変えた。
「もしもし、3年C組の食満留三郎の母ですが……はい……今朝から熱がありまして……はい、よろしくお願いいたします」
通話を切ったあきらはとりあえず安堵した。
(バレなくて良かった……!)
本来詐称するのは駄目だが、緊急事態だやむを追えない。
「あと、留三郎を起こして……
学校に行ってる間どうしよう………
時間的に間に合わないから、途中から行くとしても、
何か……時間稼ぎなやつ………」
と部屋を見渡していると、あきらはあるものを発見した。
それは小学生の頃に流行った携帯ゲーム機だった。
留三郎はメンテナンスを欠かさず行い、古いゲームだが今でも遊べるらしい(留三郎談)。
(そうだ、これをやってもらおう
後は服だけど……流石に昔のは置いてないよね……)
出来ればクローゼットの中を調べたいが、探したら本人に怒られそうなので止めた。
(にしても、全然起きないな…………)
さっきから物音をたてているのに全く起きる様子がない。
このまま放っておいたら一日中寝てるのではないかとあきらは思ったが、学校に行ってる間に目覚めてしまったら困るので起こすことにした。
「留三郎、起きて」
ゆさゆさ揺すると留三郎はうっすら目を開けた。
「ん~~~何だよかあちゃん、
まだ朝じゃん…………誰!?!?」
最初は寝ぼけていたが、自分の目の前にいる人が母親ではなく
知らない人だと気付くと留三郎は思わず後ずさった。
「留三郎くん、怖がらせてごめんね
実はお姉さん、君のお母さんに面倒を見てくれ……って頼まれたの」
(正確には起こして……だけど)
「ほ、ほんと???」
留三郎は怪しがっている。
「あのね……私の苗字五十嵐っていうだけど、聞き覚えないかな?」
留三郎は少し考え、あっ、と何かを思い出した。
「あきらと一緒!」
「そう、お姉さん実はあきらちゃんの親戚のお姉さんなの、
年が離れてるから一人暮らししてて、知らないのも当然だよね」
「へ、へぇ~~~あいつ、姉いたのか………………」
留三郎はあきらをまじまじと見た。
(すっげぇ、綺麗なねーちゃん……
あきらも大きくなったらああなるのかな)
「留三郎くん?」
留三郎が少しぼーっとしていたのであきらは声をかけた。
「な、何でもない」
「それで、私が面倒見ることは大丈夫かな?」
「う、うん」
留三郎の許可も無事得たあきらは安堵した。
とりあえずは、警察に通報……いうことはなさそうだ。
安堵した留三郎は何故か自分の着ている服がいつもより遥かに大きい事に気付いた。
(しまった!!服の事忘れてた!)
「俺、間違ってた父ちゃんの服着ちゃったのかー」
なんと留三郎は寝ぼけて父の服を着てしまったという風に解釈したらしい。
単純で助かったと思ったあきらだが、肝心の留三郎に着せるサイズがない。
どうしたもんかと悩んでいると、スマホが鳴った。
すると、伊作からLINEでメッセージが届いていた。