第一章
夢小説設定
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4月某日、あきらは留三郎の家の前にいた。
「遅いな……、いつもなら出てくる時間なんだけど……寝てんのかな」
あきらは留三郎と近所な為、いつも留三郎が
家から出てくるのを待っているのだが、いつまで経っても出てくる気配がない。
(もうすぐ伊作と待ち合わせする時間だってんのに、まぁ、だいたい不運で遅れてくるけど……)
すると、玄関のドアが開きやっと出てきたと思ったあきらだったが、留三郎ではなく留三郎の母だった。
「あら、あきらちゃんいつもごめんねえ」
「おはようございます、おばさん」
「いきなり悪いけど、今日私朝早く仕事行かなきゃいけないのよ~~~
悪いけど、上がって留三郎起こしてくれる?
いつもは私が起こすんだけど、今日は時間がなくて…
あっもうこんな時間!じゃあよろしくね」
と急いで出かけた留三郎の母を見送ったあきらはお邪魔しますと言って家の中に入り留三郎の部屋に着くとノックした。
「留三郎ー?起きてるー?返事がないなら入るよ」
起きてる気配がないのでしょうがなくドアを開けるとあきらは異変に気付いた。
「いない………………??」
ベッドを見ても留三郎が寝てる様子がなく代わりに布団がこんもりとしている。
「もう、出掛けた……とか??」
あきらは布団の近くに行って部屋を見渡したが、制服はあるし鞄も置いてあるので出掛けたという事ではなさそうだ。
「…………………????いや、ひょっとして…………」
あきらは布団を剥がすと、そこに居たのは低学年くらいの男の子だった。(すやすや眠っている)
どう見ても留三郎の小さい頃にそっくりである。
あきらは急いでスマホを取り出してLINEを開き、大きな溜め息をついた。
「はあ~~~~~~~~~
伊作のやろう…………またやりやがったな……」
LINEには友人宛で伊作のメッセージが表示されており、そこには
「ちょっと、海外行ってきまーーす!!」と書かれていた。
(100%伊作の仕業だ………………)
あきらの同級生の善法寺伊作は薬の自作が趣味なのだが、ときおり変な性能の薬を作り出す上にたくさんの人を実験台にするマッドサイエンティストである。
ちなみに、伊作のせいで大変な事態になる事がしばしばあるのだが、責任を逃れる為に海外に飛ぶ。(ほとぼりが冷めた頃にひょっこり帰ってくる)
「この小さい留三郎どうしよう………」
第一発見者のあきらは途方に暮れるのだった。
「遅いな……、いつもなら出てくる時間なんだけど……寝てんのかな」
あきらは留三郎と近所な為、いつも留三郎が
家から出てくるのを待っているのだが、いつまで経っても出てくる気配がない。
(もうすぐ伊作と待ち合わせする時間だってんのに、まぁ、だいたい不運で遅れてくるけど……)
すると、玄関のドアが開きやっと出てきたと思ったあきらだったが、留三郎ではなく留三郎の母だった。
「あら、あきらちゃんいつもごめんねえ」
「おはようございます、おばさん」
「いきなり悪いけど、今日私朝早く仕事行かなきゃいけないのよ~~~
悪いけど、上がって留三郎起こしてくれる?
いつもは私が起こすんだけど、今日は時間がなくて…
あっもうこんな時間!じゃあよろしくね」
と急いで出かけた留三郎の母を見送ったあきらはお邪魔しますと言って家の中に入り留三郎の部屋に着くとノックした。
「留三郎ー?起きてるー?返事がないなら入るよ」
起きてる気配がないのでしょうがなくドアを開けるとあきらは異変に気付いた。
「いない………………??」
ベッドを見ても留三郎が寝てる様子がなく代わりに布団がこんもりとしている。
「もう、出掛けた……とか??」
あきらは布団の近くに行って部屋を見渡したが、制服はあるし鞄も置いてあるので出掛けたという事ではなさそうだ。
「…………………????いや、ひょっとして…………」
あきらは布団を剥がすと、そこに居たのは低学年くらいの男の子だった。(すやすや眠っている)
どう見ても留三郎の小さい頃にそっくりである。
あきらは急いでスマホを取り出してLINEを開き、大きな溜め息をついた。
「はあ~~~~~~~~~
伊作のやろう…………またやりやがったな……」
LINEには友人宛で伊作のメッセージが表示されており、そこには
「ちょっと、海外行ってきまーーす!!」と書かれていた。
(100%伊作の仕業だ………………)
あきらの同級生の善法寺伊作は薬の自作が趣味なのだが、ときおり変な性能の薬を作り出す上にたくさんの人を実験台にするマッドサイエンティストである。
ちなみに、伊作のせいで大変な事態になる事がしばしばあるのだが、責任を逃れる為に海外に飛ぶ。(ほとぼりが冷めた頃にひょっこり帰ってくる)
「この小さい留三郎どうしよう………」
第一発見者のあきらは途方に暮れるのだった。