第一章
夢小説設定
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高校一年の問題が解けないと言う留三郎に対し真面目に選んできた文次郎は呆れ少し引いていた。
「お前よくそれで進級出来てたな……
流石に小平太だって解けるぞ」
ほれと、文次郎は小平太に参考書を渡した。
小平太はペラペラページをめくりふむふむと頷いている。
「ほらな?」
親指で指し留三郎を小バカにした文次郎だったが。
「まるで分からん!!!!」
これには全員ずっこけてしまった。
「小平太………………」
あの長次もまさかそんなと驚いている。
(って、まだ渡してなかった)
すると、仙蔵が小声で話してきた。
「今のうちにさっさと渡してこい
私達が留三郎の期待度を下げてきたからな、今だったら急上昇間違いないだろう」
これは作戦だと言い張っているが、あきらは半信半疑のようだ。
「んなこと言ってほんとはめんどくさかったんじゃないの?」
「ははっ、まさか
一生懸命考えた結果だぞ
少なくとも文次郎と長次はな」
それは答えを言っているような気はするけど……。
まぁ、本心なんて計れないしと考えるのをやめた。
「留三郎」
綺麗にラッピングした包みを持って近寄った。
「次はあきらか……どーせ勉強関連だろ」
ふんと睨んできたが、やけに袋が大きい事に気づく。
「あれ、これって……」
プレゼントの中身は留三郎が欲しがっていたスニーカーだった。
「悪い、受けとれねぇ」
「えっ」
てっきり喜んで受けとると思っていたあきら含む全員が驚いた。
何か駄目だったのだろうか?
自分で買いたかったとか……。
「これ、買う為にバイトしたんだろ?
ほんとはスッッッゲエ嬉しい!でもよ……」
留三郎は顔を曇らせた。
「そんなすごいプレゼント貰っても
あきらに同じ分返せてねぇなって」
つまり留三郎は対等ではない事に負い目を感じてしまったらしい。
「だから……すまないが……返品……」
「留三郎、そう言うんだったら手離しなよ」
伊作は苦笑した。
心で思っていても腕はがっちりスニーカーをホールドしていたからだ。
「留三郎、いいよ、気にしなくてバイトしたのも私の判断だし
留三郎に喜んで欲しかったから」
でも、とあきらは続ける。
「そこまで気になるんだったら
交換条件つけていい?」
「そうだな、いいぜ」
(お、これは条件に付き合えというパターンか?)
(いやいや、ないでしょ)
仙蔵と伊作がヒソヒソ条件について予想している。
あきらが口を開いた。
「同じ大学に一緒に行ってほしい」
「そ、そんなんでいいのか……??」
「うん」
あまりあきらに有利な条件とは思えないが……と留三郎は不思議に思った。
(そうじゃないだろ)
(これじゃ今までと違わないんじゃない?
いやまぁ、これで勇気出せるなら苦労しないか……)
何か周りの奴らがぐだぐだ言っているが、
留三郎はプレゼントを受けとる事にした。
「大学かあ……まず候補すら決めてねぇんだよなあ」
「大丈夫だって、オープンキャンパス行けばいいよ」
まぁ、そこらへんはおばさんと話し合う事だけどねあきらは付け足した。
プレゼントも渡した事ということで
誕生日会は無事にお開きになり各々が帰宅に入った。
また、学校でと留三郎の家から出で帰宅途中伊作があきらに言った。
「それにしても、条件あんなんでよかったの?
大学行く勉強もさ、あきらちゃんが教える事になりそうだし」
これじゃ都合のいい幼なじみだよ、と警告する。
「都合のいい幼なじみでいいんだよ
私はただ留三郎の横に居れればいいんだから」
「あきらちゃんがいいなら特に異論はないけどさあ」
(といって…………留三郎に彼女が出来るのは嫌なのにね、あきらちゃん)
追記
伊作達が渡した勉強グッズは学校に持ってきていないものの、自宅ではちゃんと使っている留三郎だった。
参考書も一応頑張って解こうとしてた(開始5分でダウンした模様)
「お前よくそれで進級出来てたな……
流石に小平太だって解けるぞ」
ほれと、文次郎は小平太に参考書を渡した。
小平太はペラペラページをめくりふむふむと頷いている。
「ほらな?」
親指で指し留三郎を小バカにした文次郎だったが。
「まるで分からん!!!!」
これには全員ずっこけてしまった。
「小平太………………」
あの長次もまさかそんなと驚いている。
(って、まだ渡してなかった)
すると、仙蔵が小声で話してきた。
「今のうちにさっさと渡してこい
私達が留三郎の期待度を下げてきたからな、今だったら急上昇間違いないだろう」
これは作戦だと言い張っているが、あきらは半信半疑のようだ。
「んなこと言ってほんとはめんどくさかったんじゃないの?」
「ははっ、まさか
一生懸命考えた結果だぞ
少なくとも文次郎と長次はな」
それは答えを言っているような気はするけど……。
まぁ、本心なんて計れないしと考えるのをやめた。
「留三郎」
綺麗にラッピングした包みを持って近寄った。
「次はあきらか……どーせ勉強関連だろ」
ふんと睨んできたが、やけに袋が大きい事に気づく。
「あれ、これって……」
プレゼントの中身は留三郎が欲しがっていたスニーカーだった。
「悪い、受けとれねぇ」
「えっ」
てっきり喜んで受けとると思っていたあきら含む全員が驚いた。
何か駄目だったのだろうか?
自分で買いたかったとか……。
「これ、買う為にバイトしたんだろ?
ほんとはスッッッゲエ嬉しい!でもよ……」
留三郎は顔を曇らせた。
「そんなすごいプレゼント貰っても
あきらに同じ分返せてねぇなって」
つまり留三郎は対等ではない事に負い目を感じてしまったらしい。
「だから……すまないが……返品……」
「留三郎、そう言うんだったら手離しなよ」
伊作は苦笑した。
心で思っていても腕はがっちりスニーカーをホールドしていたからだ。
「留三郎、いいよ、気にしなくてバイトしたのも私の判断だし
留三郎に喜んで欲しかったから」
でも、とあきらは続ける。
「そこまで気になるんだったら
交換条件つけていい?」
「そうだな、いいぜ」
(お、これは条件に付き合えというパターンか?)
(いやいや、ないでしょ)
仙蔵と伊作がヒソヒソ条件について予想している。
あきらが口を開いた。
「同じ大学に一緒に行ってほしい」
「そ、そんなんでいいのか……??」
「うん」
あまりあきらに有利な条件とは思えないが……と留三郎は不思議に思った。
(そうじゃないだろ)
(これじゃ今までと違わないんじゃない?
いやまぁ、これで勇気出せるなら苦労しないか……)
何か周りの奴らがぐだぐだ言っているが、
留三郎はプレゼントを受けとる事にした。
「大学かあ……まず候補すら決めてねぇんだよなあ」
「大丈夫だって、オープンキャンパス行けばいいよ」
まぁ、そこらへんはおばさんと話し合う事だけどねあきらは付け足した。
プレゼントも渡した事ということで
誕生日会は無事にお開きになり各々が帰宅に入った。
また、学校でと留三郎の家から出で帰宅途中伊作があきらに言った。
「それにしても、条件あんなんでよかったの?
大学行く勉強もさ、あきらちゃんが教える事になりそうだし」
これじゃ都合のいい幼なじみだよ、と警告する。
「都合のいい幼なじみでいいんだよ
私はただ留三郎の横に居れればいいんだから」
「あきらちゃんがいいなら特に異論はないけどさあ」
(といって…………留三郎に彼女が出来るのは嫌なのにね、あきらちゃん)
追記
伊作達が渡した勉強グッズは学校に持ってきていないものの、自宅ではちゃんと使っている留三郎だった。
参考書も一応頑張って解こうとしてた(開始5分でダウンした模様)