第一章
夢小説設定
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ケーキ等をほぼほぼ食べ終わった所で伊作が話を切り出した。
「じゃあ、そろそろアレ出そうか」
あれな、あれか、あれね、と各々が自分の鞄をごそごそ探したのを見て留三郎は少しそわそわした。
誕生日プレゼント、とやらだ。
これが最初ではないし、他の面々の誕生日祝いで留三郎がプレゼントを渡しているからあまりサプライズ感はないが。
(例年が例年だからなあ~~)
これまでろくなプレゼントを貰った事がなく期待はあまりしていないものの、少し期待してしまう。
小平太なんかそこら辺で拾ったドングリをプレゼントに選んだ事があるくらいだ。(小学低学年の頃だけど)
「ん~じゃあ、僕から
はい、留三郎、誕生日プレゼント!」
「薬じゃねぇか!!!!」
どう見ても実験台にする気満々である。
「っていうのは振りだよ、
酷いな~~留三郎」
薬をいそいそとしまい代わりに出てきたのは栄養剤だった。
「これで受験頑張ってね
あ、市販だから安心していいよ!」
でも、そこはちょっと安心した留三郎だった。
「私からはこれだ」
ほれと仙蔵にラッピングされた袋を渡され、中を開くと……。
「シャーペンじゃねぇか!!!」
何でプレゼントが文房具なんだ、と憤る留三郎。
「ふっ、ただのシャーペンではないぞ」
「なにが違うんだよ……」
普通のシャーペンに見えるが……。
「ほら、合格祈願と書いてあるだろう」
自分も受験生の癖に……と睨んだが留三郎よりは勉強している仙蔵、何も言い返せなかった。
「じゃあ、次は私だな
はい、消しゴム」
ラッピングすらしていない。
こう見ると仙蔵の方がマシに見えるのは何故か。
これも合格祈願……と書いてあるかと思いきやほんとにふつーの消しゴムだった。
「次は俺と長次だな」
「二人で選んだ……」
「ああ~~何となく読めたぜ……」
もう流石に次になにが出てくるか分かってしまった。
予想通り参考書だった。
「クク、バカの留三郎くんにも分かりやすいようなかんたーんなやつ選んどいたからな」
「高校一年生用だが……」
これはいくらなんでもバカにし過ぎでは……と長次は文次郎を見た。
「てめえ!!!文次郎!!!」
怒りのあまり留三郎が立ち上がった。
「何だ?留三郎??」
「中学のにしてください!!!」
「ええーーー………………」
「じゃあ、そろそろアレ出そうか」
あれな、あれか、あれね、と各々が自分の鞄をごそごそ探したのを見て留三郎は少しそわそわした。
誕生日プレゼント、とやらだ。
これが最初ではないし、他の面々の誕生日祝いで留三郎がプレゼントを渡しているからあまりサプライズ感はないが。
(例年が例年だからなあ~~)
これまでろくなプレゼントを貰った事がなく期待はあまりしていないものの、少し期待してしまう。
小平太なんかそこら辺で拾ったドングリをプレゼントに選んだ事があるくらいだ。(小学低学年の頃だけど)
「ん~じゃあ、僕から
はい、留三郎、誕生日プレゼント!」
「薬じゃねぇか!!!!」
どう見ても実験台にする気満々である。
「っていうのは振りだよ、
酷いな~~留三郎」
薬をいそいそとしまい代わりに出てきたのは栄養剤だった。
「これで受験頑張ってね
あ、市販だから安心していいよ!」
でも、そこはちょっと安心した留三郎だった。
「私からはこれだ」
ほれと仙蔵にラッピングされた袋を渡され、中を開くと……。
「シャーペンじゃねぇか!!!」
何でプレゼントが文房具なんだ、と憤る留三郎。
「ふっ、ただのシャーペンではないぞ」
「なにが違うんだよ……」
普通のシャーペンに見えるが……。
「ほら、合格祈願と書いてあるだろう」
自分も受験生の癖に……と睨んだが留三郎よりは勉強している仙蔵、何も言い返せなかった。
「じゃあ、次は私だな
はい、消しゴム」
ラッピングすらしていない。
こう見ると仙蔵の方がマシに見えるのは何故か。
これも合格祈願……と書いてあるかと思いきやほんとにふつーの消しゴムだった。
「次は俺と長次だな」
「二人で選んだ……」
「ああ~~何となく読めたぜ……」
もう流石に次になにが出てくるか分かってしまった。
予想通り参考書だった。
「クク、バカの留三郎くんにも分かりやすいようなかんたーんなやつ選んどいたからな」
「高校一年生用だが……」
これはいくらなんでもバカにし過ぎでは……と長次は文次郎を見た。
「てめえ!!!文次郎!!!」
怒りのあまり留三郎が立ち上がった。
「何だ?留三郎??」
「中学のにしてください!!!」
「ええーーー………………」