第一章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
四月中旬に入った頃留三郎はため息をついていた。
「どうしたの、留三郎」
あきらは何で落ち込んでいるのか聞いた。
「いやあさあ、もうすぐ誕生日だからよ」
そういえば、そうだった。
あと数日で留三郎の誕生日だ。
(プレゼント何にするかまだ考えてなかった…)
留三郎はスマホでスニーカーの写真を見せてきた。
「こないだ店でいいスニーカ見つけたんだが…
小遣いもないしお袋に頼んでも駄目だって言われてなあ…」
バイトするにしても金が手に入るまでに売れきれちまうよなあ、と諦めているらしい。
その日の放課後あきらは留三郎が言っていたスニーカーを探しに来ていた。
「あった…けど、けっこう値段するな…」
高校生にはちょっと手をだしにくい値段をしている。
じーっと見ていたからかその店の店主が声をかけてきた。
「お嬢ちゃん、プレゼントかい?」
「あ、はい、けどちょっと高いなって思いまして…」
店主はうーんと悩んだうちスニーカーを取り置きしようかと提案した。
「い、いいんですか!?」
「これからバイトなりして買うつもりだったんだろ?
期間以内に買いにくれるのであれば全然いいよ」
あきらが何故そんな事をしてくれるのかと聞くと店主はこう答えた。
「このスニーカー、男子用じゃないか
ってことは好きな男の子へのプレゼントって事だろ?」
つい真っ赤になったあきらを見て店主はいやあ青春っていいねえと呟く。
あきらは店を後にして繁華街をうろついた。
(やっぱ、数日間だけアルバイトっていったらアレしかないか…
とは言え悠長してられないし、背に腹はかえられない…!!)
あきらは覚悟を決め、店の中に入っていった。
「どうしたの、留三郎」
あきらは何で落ち込んでいるのか聞いた。
「いやあさあ、もうすぐ誕生日だからよ」
そういえば、そうだった。
あと数日で留三郎の誕生日だ。
(プレゼント何にするかまだ考えてなかった…)
留三郎はスマホでスニーカーの写真を見せてきた。
「こないだ店でいいスニーカ見つけたんだが…
小遣いもないしお袋に頼んでも駄目だって言われてなあ…」
バイトするにしても金が手に入るまでに売れきれちまうよなあ、と諦めているらしい。
その日の放課後あきらは留三郎が言っていたスニーカーを探しに来ていた。
「あった…けど、けっこう値段するな…」
高校生にはちょっと手をだしにくい値段をしている。
じーっと見ていたからかその店の店主が声をかけてきた。
「お嬢ちゃん、プレゼントかい?」
「あ、はい、けどちょっと高いなって思いまして…」
店主はうーんと悩んだうちスニーカーを取り置きしようかと提案した。
「い、いいんですか!?」
「これからバイトなりして買うつもりだったんだろ?
期間以内に買いにくれるのであれば全然いいよ」
あきらが何故そんな事をしてくれるのかと聞くと店主はこう答えた。
「このスニーカー、男子用じゃないか
ってことは好きな男の子へのプレゼントって事だろ?」
つい真っ赤になったあきらを見て店主はいやあ青春っていいねえと呟く。
あきらは店を後にして繁華街をうろついた。
(やっぱ、数日間だけアルバイトっていったらアレしかないか…
とは言え悠長してられないし、背に腹はかえられない…!!)
あきらは覚悟を決め、店の中に入っていった。