海堂短編夢
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お風呂も入り終わってそろそろ就寝しようとベッドに入ると海堂から電話がかかってきた。
こんな時間にどうしたんだろうと疑問に思いつつ出るとやけに海堂の様子がおかしい。
「どうしたの?」
『あ、その……きょ、今日夜に、テレビで』
夜……テレビ……と記憶をめぐらせる。
「ああ、何か心霊番組やってたね
私は見てないけど」
両親が見ていたが私はあまり興味なかったので自室に戻っていた。
というか海堂はそれこそおばけ系は駄目だから見ないのではなかったのでは……
どうやら飲み物を取るついでに居間によったところ偶然見てしまったそうな。
「で?見ちゃって?」
『寝れねぇ…………』
一瞬だけだったのにこんなに影響を及ぼすとは。
それほど心霊番組が怖かったのか海堂がビビりなのか。
布団で震えながら電話をかけていると思うとちょっと笑いが込み上げてくる。
『おい、人のこと笑ってんじゃねぇ!!』
「ごめんごめん、私は何をすればいいの?」
『俺が寝るまで話しかけてくれ』
うーんそれは普通怖がる女の子にかける言葉ではないだろうか。
まぁ明日の練習に響くといけないしと思い承諾した。
「それで番組の内容はどんなだったの?」
『せっかく忘れかけてたのに思い出さすんじゃねぇ!!』
「まぁ覚えてないのならいいんだけど
私もそんな心霊系好きじゃないし」
海堂と電話しつつベッドに潜り込んで二時間くらい経っただろうか。
ふあ、欠伸をすると海堂がまだ寝るなと言う。
「ていうか海堂ってぶっちゃけ見えるの?」
『み、み、見たことねぇよ』
「じゃあそんな気にしても結局見えないんだからさあ怯えるだけ無駄じゃない?」
『だ、だからび、び、ビビってねぇ!!』
「じゃーーもう寝ようよ……」
『た、頼む……あともうちょっとだけ……』
あともうちょっとだけって言っても……
段々と睡魔が強くなってきて目蓋が重くなってくる。
スマホから聞こえる海堂の声が段々遠くなっていった。
「お、おい!!!寝るな、一人に」
しないでくれと言おうとした時急に強い風がふいて窓がガタガタ揺れた。
単なる風が強いだけなのだが海堂はそれを心霊だと判断してしまう。
「おい、起きろ、頼む、起きてくれー!!!」
しかし頼みの綱の相手は既に夢の中だった。
翌日聞いた話だがあの後海堂は恐怖心のあまり気絶してしまったそうな。
こんな時間にどうしたんだろうと疑問に思いつつ出るとやけに海堂の様子がおかしい。
「どうしたの?」
『あ、その……きょ、今日夜に、テレビで』
夜……テレビ……と記憶をめぐらせる。
「ああ、何か心霊番組やってたね
私は見てないけど」
両親が見ていたが私はあまり興味なかったので自室に戻っていた。
というか海堂はそれこそおばけ系は駄目だから見ないのではなかったのでは……
どうやら飲み物を取るついでに居間によったところ偶然見てしまったそうな。
「で?見ちゃって?」
『寝れねぇ…………』
一瞬だけだったのにこんなに影響を及ぼすとは。
それほど心霊番組が怖かったのか海堂がビビりなのか。
布団で震えながら電話をかけていると思うとちょっと笑いが込み上げてくる。
『おい、人のこと笑ってんじゃねぇ!!』
「ごめんごめん、私は何をすればいいの?」
『俺が寝るまで話しかけてくれ』
うーんそれは普通怖がる女の子にかける言葉ではないだろうか。
まぁ明日の練習に響くといけないしと思い承諾した。
「それで番組の内容はどんなだったの?」
『せっかく忘れかけてたのに思い出さすんじゃねぇ!!』
「まぁ覚えてないのならいいんだけど
私もそんな心霊系好きじゃないし」
海堂と電話しつつベッドに潜り込んで二時間くらい経っただろうか。
ふあ、欠伸をすると海堂がまだ寝るなと言う。
「ていうか海堂ってぶっちゃけ見えるの?」
『み、み、見たことねぇよ』
「じゃあそんな気にしても結局見えないんだからさあ怯えるだけ無駄じゃない?」
『だ、だからび、び、ビビってねぇ!!』
「じゃーーもう寝ようよ……」
『た、頼む……あともうちょっとだけ……』
あともうちょっとだけって言っても……
段々と睡魔が強くなってきて目蓋が重くなってくる。
スマホから聞こえる海堂の声が段々遠くなっていった。
「お、おい!!!寝るな、一人に」
しないでくれと言おうとした時急に強い風がふいて窓がガタガタ揺れた。
単なる風が強いだけなのだが海堂はそれを心霊だと判断してしまう。
「おい、起きろ、頼む、起きてくれー!!!」
しかし頼みの綱の相手は既に夢の中だった。
翌日聞いた話だがあの後海堂は恐怖心のあまり気絶してしまったそうな。