第一章
夢小説設定
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「というわけでモテ秘訣を教えろ」
突然やってきたかと言えば訳の分からないことを言っている仙蔵を見て、あきらは困り果てた。
「いきなり何だと思えば………………
教えろって言われたって、困るんだけど」
あきらはそもそも女子だし……とぶつぶつ文句を言った。
「だってくのたまからよくチョコ貰うんだろ?
私達にアドバイスくらいしろよーーーーー」
小平太はぶーーと口を尖らせて拗ねている。
「チョコっていったってなあ
あれ、全員に配ってるやつだし…………
後輩のくのたまからときどき貰うけどさあ」
(そもそも聞く相手を間違ってるのでは……
4年の斎藤とかが最適だろうに)
「じゃあ、その後輩に貰う理由は何だ
同級生は置いとくとして、普段接点がないだろう
何か特別な事をしているのではないか?」
「特にしてないけど……」
(後輩においてはほんとに貰う理由が分からないからなあ、あまり話したことがないし、これはくのたま全般に当てはまるんだが)
「あーそういえば、去年だったかな
実習の時に後輩が木の上から落っこちた時に助けたかな」
「それだーーーー!!!!!」
勢いよくビシッと指を指されてあきらはビクッとした。
「ちなみにその助けた時はどのように助けたのだ?」
「えーーと……、あの時は咄嗟に助けないとって思って……、
こんな感じにやったかな…………?」
あきらがとったポーズは所謂お姫さま抱っこだった。
「あーー、そりゃ、たくさん貰うわけだ……」
「お前は少女漫画に出てくる男か??」
「それ、私がやったらモテる!?!?」
「お前実は男とかじゃないだろうな」
「そのくのたまって幼女??」
「もそ…………全男子の敵だな」
どいつもこいつも酷い言い様である。
「あきらちゃんの話を参考にすると……
普段の行動で好印象を与えればチョコが貰えるって事だよね!」
伊作が目を輝かせて言ったが、そもそもバレンタインはもうすぐそこだが、今からやっても間に合わないのでは……とあきらは思ったが、
自分には関係ないことなので黙っていた。
「普段の印象……か…………」
「私達ほぼ最悪に近いんじゃないか……?」
漆黒のオーラを放つ仙蔵と小平太を伊作は何とか励まそうとした。
「最悪って、そこまで変に考えなくてもいいんじゃないかなあ、
元々僕らあんまいい印象持たれなくてもそこまでドン底って事はない
でしょー??ね?あきらちゃん?」
「えっ、うーーーん、まぁ……
(割りと好感度低いような気はするけど……)
むちゃくちゃ気を損ねるような事してなければ…………??」
まぁ、してそうなやつ何人か…………
いや、そこまではしてないかな……。
おそるおそる手を上げた小平太はあきらに聞いた。
「あのさあ…………
もうしばらく経つんだけど、くのたまの胸を
揉んだ事はどう判断される??」
「バ カ ヤ ロ ウ」
とんでもない問題児がいた。
何を言ってるのだろうか、このゴリラは。
突然やってきたかと言えば訳の分からないことを言っている仙蔵を見て、あきらは困り果てた。
「いきなり何だと思えば………………
教えろって言われたって、困るんだけど」
あきらはそもそも女子だし……とぶつぶつ文句を言った。
「だってくのたまからよくチョコ貰うんだろ?
私達にアドバイスくらいしろよーーーーー」
小平太はぶーーと口を尖らせて拗ねている。
「チョコっていったってなあ
あれ、全員に配ってるやつだし…………
後輩のくのたまからときどき貰うけどさあ」
(そもそも聞く相手を間違ってるのでは……
4年の斎藤とかが最適だろうに)
「じゃあ、その後輩に貰う理由は何だ
同級生は置いとくとして、普段接点がないだろう
何か特別な事をしているのではないか?」
「特にしてないけど……」
(後輩においてはほんとに貰う理由が分からないからなあ、あまり話したことがないし、これはくのたま全般に当てはまるんだが)
「あーそういえば、去年だったかな
実習の時に後輩が木の上から落っこちた時に助けたかな」
「それだーーーー!!!!!」
勢いよくビシッと指を指されてあきらはビクッとした。
「ちなみにその助けた時はどのように助けたのだ?」
「えーーと……、あの時は咄嗟に助けないとって思って……、
こんな感じにやったかな…………?」
あきらがとったポーズは所謂お姫さま抱っこだった。
「あーー、そりゃ、たくさん貰うわけだ……」
「お前は少女漫画に出てくる男か??」
「それ、私がやったらモテる!?!?」
「お前実は男とかじゃないだろうな」
「そのくのたまって幼女??」
「もそ…………全男子の敵だな」
どいつもこいつも酷い言い様である。
「あきらちゃんの話を参考にすると……
普段の行動で好印象を与えればチョコが貰えるって事だよね!」
伊作が目を輝かせて言ったが、そもそもバレンタインはもうすぐそこだが、今からやっても間に合わないのでは……とあきらは思ったが、
自分には関係ないことなので黙っていた。
「普段の印象……か…………」
「私達ほぼ最悪に近いんじゃないか……?」
漆黒のオーラを放つ仙蔵と小平太を伊作は何とか励まそうとした。
「最悪って、そこまで変に考えなくてもいいんじゃないかなあ、
元々僕らあんまいい印象持たれなくてもそこまでドン底って事はない
でしょー??ね?あきらちゃん?」
「えっ、うーーーん、まぁ……
(割りと好感度低いような気はするけど……)
むちゃくちゃ気を損ねるような事してなければ…………??」
まぁ、してそうなやつ何人か…………
いや、そこまではしてないかな……。
おそるおそる手を上げた小平太はあきらに聞いた。
「あのさあ…………
もうしばらく経つんだけど、くのたまの胸を
揉んだ事はどう判断される??」
「バ カ ヤ ロ ウ」
とんでもない問題児がいた。
何を言ってるのだろうか、このゴリラは。