第一章
夢小説設定
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留三郎はうきうきと忍術学園の長屋の廊下を歩いていた。
また学園長から例の思いつきがきた時はまためんどくさい事に……と思ったのだが思いの外そうでもなかった。
以前忍術学園オリエンテーションの時の南蛮衣装に着替えたように西洋の文化をこしらえた服で仮装をする……というのが今回の思いつきだった。
大方現在の忍術学園には様々な忍が忍び込んでいてそれらを追い払う為のものだろうと留三郎達は考えた。
(せっかく着替えたんだ、脅かさないとな?)
包帯をぐるぐるに巻いた留三郎はこっそりくのたま長屋に忍び込んだ。
あっと驚く顔を思い浮かべ留三郎はあきらの部屋を開けてわっと脅かした。
「と、留三郎、何て格好してるの!」
「へへ、驚いたか?実はな……」
と言おうとした留三郎をあきらは引っ張ろうとした。
「お、おい、あきら?」
「バカ、何勝手に保健室から出てきてんの!
そんな怪我でうろつくなって伊作から言われたでしょ!?悪化したらどうするの!」
ぷんぷんとあきらと怒っている。
留三郎はあちゃーーと頬をかいた。
間違いなく勘違いしている。
「待て待て、これは怪我じゃなくてな……」
「怪我じゃないなら何なの」
留三郎は経緯を話した。
「また学園長の突然の思いつき……ね
ほんとに怪我してないんだよね?」
「お、おう」
ふーーんと怪しげに見つめられ留三郎はごまかした。
実はいうと文次郎と喧嘩したのでちょこっとは怪我しているのだ。
しかしそれを言うと火に油を注ぎそうなので止めておいた
「ああ、そうだ
俺と伊作は包帯男の仮装で……
文次郎と仙蔵を血を吸う化け物、小平太と長次は狼だとよ」
理由が分かったあきらははあ……と溜め息をついて安堵した。
「びっくりした……また怪我したのかと思ったじゃん」
「心配させて悪かったって」
「……別に心配なんてしてないけど
怪我したまま委員会出られたら迷惑なだけ」
ふん、とそっぽを向いたあきらだったがそれが本心でないことは留三郎は分かっている。
「あきら」
「何?」
「お前も何か仮装しないか?」
「……やだ」
また学園長から例の思いつきがきた時はまためんどくさい事に……と思ったのだが思いの外そうでもなかった。
以前忍術学園オリエンテーションの時の南蛮衣装に着替えたように西洋の文化をこしらえた服で仮装をする……というのが今回の思いつきだった。
大方現在の忍術学園には様々な忍が忍び込んでいてそれらを追い払う為のものだろうと留三郎達は考えた。
(せっかく着替えたんだ、脅かさないとな?)
包帯をぐるぐるに巻いた留三郎はこっそりくのたま長屋に忍び込んだ。
あっと驚く顔を思い浮かべ留三郎はあきらの部屋を開けてわっと脅かした。
「と、留三郎、何て格好してるの!」
「へへ、驚いたか?実はな……」
と言おうとした留三郎をあきらは引っ張ろうとした。
「お、おい、あきら?」
「バカ、何勝手に保健室から出てきてんの!
そんな怪我でうろつくなって伊作から言われたでしょ!?悪化したらどうするの!」
ぷんぷんとあきらと怒っている。
留三郎はあちゃーーと頬をかいた。
間違いなく勘違いしている。
「待て待て、これは怪我じゃなくてな……」
「怪我じゃないなら何なの」
留三郎は経緯を話した。
「また学園長の突然の思いつき……ね
ほんとに怪我してないんだよね?」
「お、おう」
ふーーんと怪しげに見つめられ留三郎はごまかした。
実はいうと文次郎と喧嘩したのでちょこっとは怪我しているのだ。
しかしそれを言うと火に油を注ぎそうなので止めておいた
「ああ、そうだ
俺と伊作は包帯男の仮装で……
文次郎と仙蔵を血を吸う化け物、小平太と長次は狼だとよ」
理由が分かったあきらははあ……と溜め息をついて安堵した。
「びっくりした……また怪我したのかと思ったじゃん」
「心配させて悪かったって」
「……別に心配なんてしてないけど
怪我したまま委員会出られたら迷惑なだけ」
ふん、とそっぽを向いたあきらだったがそれが本心でないことは留三郎は分かっている。
「あきら」
「何?」
「お前も何か仮装しないか?」
「……やだ」