第一章
夢小説設定
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「さて、一回状況を整理するか」
くのたまが突撃したことでてんわやんわになった為、仙蔵は現状をまとめようと提案した。
「とりあえず、この性別が反転している事態だが……
我々とくのたま以外はどうなっている?」
「そういえば山本シナ先生に相談しようと思って部屋まで行ったけど、戸の隙間から紙が出されて具合が悪いから部屋から出られないって言ってたな」
ふむ、と仙蔵は紙に要点を書いた。
「その分だとシナ先生は恐らく同じような事態に合っていて隠したんだろうな」
山本シナ先生は元から若い姿と老人姿両方の姿を持っているが流石に男になるのは想定外だろう。
「シナ先生が反転しているところを見ると他の先生方もなってるのか?」
「いや、文次郎
先生方だけじゃない、学園長や食堂のおばちゃん……
忍術学園全体で起こっているのではないかと私は思う」
「そんな大規模でか……!?
一体誰が……」
といいかけたところで全員の目が伊作に向けられる。
「だから僕じゃないって~~~」
「お前以外で誰がこんな事を引き起こすんだ!!!」
「し、信じてよぉ~~」
メソメソ泣く伊作にとりあえずは保留としたが……。
「忍術学園内じゃないってなると……
まさか、敵の攻撃……!?」
あきらの発言に空気が一変した。
「そうか、攻撃か……」
「学園内が混乱している間に潜入して……
もうくせ者が入ってきてるという事か!?」
「なら俺が片付けてやる!!勝負だー!!」
「なんか分からんがやっつければいいんだな!?!?」
一斉に動きだそうとするのを伊作は慌てて止めようとした。
「ちょ、ちょっと落ち着いて!!」
(ど、どうしよう、ほんとの事言うわけにもいかないし……)
そうなったら全員から叩かれる事間違いなしである。
「僕たちがこぞって混乱してたらそれこそ敵の思うつぼだよ?」
正論を言われ騒いでいた留三郎達は言葉に詰まり黙った。
「あえて、動揺していないところを見せつけるのさ
僕らが平然としてれば自然と皆も落ち着くだろう」
「確かに慌てるよりはましか……」
犯人捜しをとりあえず回避した伊作はほっと息をついた。
この場を凌げば一人になるチャンスが作れる。
「それにしてもさー」
小平太が口を開き仙蔵を見て言った。
「仙蔵はいいよなー」
「何がだ」
「だって一人だけ女になってないのずるい」
ブーとむくれた小平太に対し仙蔵は意味が分からんと言った。
「私も変わっているぞ」
えーー?と半信半疑の小平太だったが、ある事に気づいた。
「あっ、ごめん!
胸が小さいから気付かなかった!!」
男の仙蔵ならともかく普通の女子なら大問題だぞと仙蔵は顔をひきつらせた。
何故だがこの発言が癪にさわったのだ。
「すまん!!
あ、ちっぱい蔵って呼んでもいいか?」
「ゆるさん」
ヂヂヂと何か嫌な音がする。
仙蔵はにっこりと満面の笑みを浮かべたまま両手にはーー。
それが得意武器である事を認識する前に体が動いた。
くのたまが突撃したことでてんわやんわになった為、仙蔵は現状をまとめようと提案した。
「とりあえず、この性別が反転している事態だが……
我々とくのたま以外はどうなっている?」
「そういえば山本シナ先生に相談しようと思って部屋まで行ったけど、戸の隙間から紙が出されて具合が悪いから部屋から出られないって言ってたな」
ふむ、と仙蔵は紙に要点を書いた。
「その分だとシナ先生は恐らく同じような事態に合っていて隠したんだろうな」
山本シナ先生は元から若い姿と老人姿両方の姿を持っているが流石に男になるのは想定外だろう。
「シナ先生が反転しているところを見ると他の先生方もなってるのか?」
「いや、文次郎
先生方だけじゃない、学園長や食堂のおばちゃん……
忍術学園全体で起こっているのではないかと私は思う」
「そんな大規模でか……!?
一体誰が……」
といいかけたところで全員の目が伊作に向けられる。
「だから僕じゃないって~~~」
「お前以外で誰がこんな事を引き起こすんだ!!!」
「し、信じてよぉ~~」
メソメソ泣く伊作にとりあえずは保留としたが……。
「忍術学園内じゃないってなると……
まさか、敵の攻撃……!?」
あきらの発言に空気が一変した。
「そうか、攻撃か……」
「学園内が混乱している間に潜入して……
もうくせ者が入ってきてるという事か!?」
「なら俺が片付けてやる!!勝負だー!!」
「なんか分からんがやっつければいいんだな!?!?」
一斉に動きだそうとするのを伊作は慌てて止めようとした。
「ちょ、ちょっと落ち着いて!!」
(ど、どうしよう、ほんとの事言うわけにもいかないし……)
そうなったら全員から叩かれる事間違いなしである。
「僕たちがこぞって混乱してたらそれこそ敵の思うつぼだよ?」
正論を言われ騒いでいた留三郎達は言葉に詰まり黙った。
「あえて、動揺していないところを見せつけるのさ
僕らが平然としてれば自然と皆も落ち着くだろう」
「確かに慌てるよりはましか……」
犯人捜しをとりあえず回避した伊作はほっと息をついた。
この場を凌げば一人になるチャンスが作れる。
「それにしてもさー」
小平太が口を開き仙蔵を見て言った。
「仙蔵はいいよなー」
「何がだ」
「だって一人だけ女になってないのずるい」
ブーとむくれた小平太に対し仙蔵は意味が分からんと言った。
「私も変わっているぞ」
えーー?と半信半疑の小平太だったが、ある事に気づいた。
「あっ、ごめん!
胸が小さいから気付かなかった!!」
男の仙蔵ならともかく普通の女子なら大問題だぞと仙蔵は顔をひきつらせた。
何故だがこの発言が癪にさわったのだ。
「すまん!!
あ、ちっぱい蔵って呼んでもいいか?」
「ゆるさん」
ヂヂヂと何か嫌な音がする。
仙蔵はにっこりと満面の笑みを浮かべたまま両手にはーー。
それが得意武器である事を認識する前に体が動いた。