第一章
夢小説設定
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実習当日の日、留三郎は指定された場所でくのたまを待っていた。
ちなみに実習内容だが、ペアごとに分かれて
いるらしく、対策を取れなかった事に留三郎は不安を感じていた。
すると、後ろの方から足音がしたので
振り替えるとそこに立っていたのはあきらだった。
「相手留三郎で良かった」とあきらは安堵した。
「俺も……」
(あの時、フってボコられたくのたまじゃなくて良かったーー!!!)
留三郎は別の意味で安堵していた。
「さて、シナ先生に渡された実習の説明書見るか……」
あきらが折り畳まれた紙を広げるとそこには
『お互いの手首、足首を紐で結んで、来た道とは反対側の方から山を降りること』
と書かれていた。
「まじか…」
留三郎とあきらは声を揃えて言った。
今現在いるのが、山頂なので下山すればいいだけなのだが……
「これ絶対罠仕掛けられてるよな…」
「絶対つかこれは確定でしょ」
(一人ならともかく…身動きが制限された状態で罠を回避しろと…!?
とにかく…ペアが留三郎でほんと良かった、伊作だったら無理だ……)
「はあ……他のやつらはどんな内容なんだ……他が良かった…」
なお、他の忍たま達の内容に比べてある意味ましなのだが、
留三郎は気付かなかった。
(鋭い忍たまなら多分気づいてる、くのたまが詳細が書かれた紙を持参してくる事や、全員同じ内容ではない事で)
「留三郎、とりあえず紐で結ぼう」
「お、おう」
紐で結び終わったので二人は下山を始めた。
(問題は罠の数と避けれるかだけど…)
歩幅を合わせ、タイミングよく歩けるように
テンポをとりながら進んでいると
急に留三郎が止まったので、止りきれずあきらはコケてしまった。
「いだっっ、アホ留三郎!!!
急に止まんな!!バカ!!!!」
「バカは余計だろ!!!
罠の目印があったから止まったんだよ!」
あきらはハッとして前を見ると目の前に罠が
仕掛けられていた。
「ゴメン、留三郎…バカなんて言って…」
「まぁ、俺も急に止まって悪かった…」
(アホは訂正しろとは言わないのか…)
内心そう思ったが、あきらはまた喧嘩になるといけないので口をつぐんだ。
「こっちは罠がいっぱいだな…」
「じゃあ、こっち行こうか」
留三郎とあきらは別の道に切り替え進んだ。
「まずいな…迂回してたら間に合わねえ」
留三郎は顔をしかめた。
「なら、迂回せずにまっすぐ行った方が早いね、最悪落とし穴さえはまらなければ大丈夫でしょ」
と言い切るあきらに留三郎は深呼吸をしした。
「そうだな、俺もなるべく引っ掛からないようにするが、多少の怪我は覚悟しろよ」
「もちろん、後で伊作に手当てしてもらおう」
そして、日の出が出る前に二人は何とかふもとに着いた。
落とし穴には幸い落ちなかったものの色々竹槍やら苦無が飛んできたりして、服等はボロボロになってきた。
下山してきたのを見て、山田先生は採点しているようだ。
「実習結果は後日通達する、しかし、まぁ酷いもんだな」
思わず、苦笑した山田先生に留三郎は他の生徒は帰っているかと聞いた。
「もう、お前達で最後だぞ」
「まじかよ…」と肩を落とした留三郎に山田先生は励ました。
「いや、ガッカリする必要はないぞ
ある意味ラッキーなのはお前かもしれんな」
と言ったので、どういう意味かと聞こうとしたが、早く保健室で手当てを受けてこいと促されたので、二人はそうする事にした。
「伊作ーーー、悪いが手当てしてく…伊作!?!?」
そこにはぐったりとして布団で寝ていた伊作がいた。
「と、留三郎、おかえり…すごい怪我だね…あきらちゃんも…すまないが見ての通り僕は手当てが出来ないから他の保険委員に頼んでくれ…
うっっっ」
と言うと、伊作は急いで起き上がり保険室から出ていってしまった。
よく見たら、保健室には他の上級生も横たわっていた。
「乱太郎、何が起こってるの??」
あきらが聞くと
「私も詳細は聞いてないんです…
伊作先輩は実習から帰るといきなり腹痛で慌てて厠に行かれまして…
保健室と厠の往復を繰り返してます
皆さん、別の症状をお持ちのようで保険委員会全体で今薬を調合してるとこです」
「こんな上級生が一斉に……!
まさか敵襲か!?!?」
すると、保健室の襖が開き仙蔵が現れた。
「仙蔵!お前は無事だったのか」
「私だけではない、他にも無事なやつはいるが…まあ大体ダウンしてるな
これは敵襲ではないから安心しろ」
と言う仙蔵に留三郎は困惑した。
「じゃあ、学園内で仕掛けるやつなんかいるのかよ!?」
「いるだろう、ここには
全く、結局あきらを引いた者が勝ち組とゆうことか……」
「あきら……??あっっっ
くのたまか………………」
そう、上級生に毒を盛ったのはくのたまだったのだ。
ちなみに実習内容だが、ペアごとに分かれて
いるらしく、対策を取れなかった事に留三郎は不安を感じていた。
すると、後ろの方から足音がしたので
振り替えるとそこに立っていたのはあきらだった。
「相手留三郎で良かった」とあきらは安堵した。
「俺も……」
(あの時、フってボコられたくのたまじゃなくて良かったーー!!!)
留三郎は別の意味で安堵していた。
「さて、シナ先生に渡された実習の説明書見るか……」
あきらが折り畳まれた紙を広げるとそこには
『お互いの手首、足首を紐で結んで、来た道とは反対側の方から山を降りること』
と書かれていた。
「まじか…」
留三郎とあきらは声を揃えて言った。
今現在いるのが、山頂なので下山すればいいだけなのだが……
「これ絶対罠仕掛けられてるよな…」
「絶対つかこれは確定でしょ」
(一人ならともかく…身動きが制限された状態で罠を回避しろと…!?
とにかく…ペアが留三郎でほんと良かった、伊作だったら無理だ……)
「はあ……他のやつらはどんな内容なんだ……他が良かった…」
なお、他の忍たま達の内容に比べてある意味ましなのだが、
留三郎は気付かなかった。
(鋭い忍たまなら多分気づいてる、くのたまが詳細が書かれた紙を持参してくる事や、全員同じ内容ではない事で)
「留三郎、とりあえず紐で結ぼう」
「お、おう」
紐で結び終わったので二人は下山を始めた。
(問題は罠の数と避けれるかだけど…)
歩幅を合わせ、タイミングよく歩けるように
テンポをとりながら進んでいると
急に留三郎が止まったので、止りきれずあきらはコケてしまった。
「いだっっ、アホ留三郎!!!
急に止まんな!!バカ!!!!」
「バカは余計だろ!!!
罠の目印があったから止まったんだよ!」
あきらはハッとして前を見ると目の前に罠が
仕掛けられていた。
「ゴメン、留三郎…バカなんて言って…」
「まぁ、俺も急に止まって悪かった…」
(アホは訂正しろとは言わないのか…)
内心そう思ったが、あきらはまた喧嘩になるといけないので口をつぐんだ。
「こっちは罠がいっぱいだな…」
「じゃあ、こっち行こうか」
留三郎とあきらは別の道に切り替え進んだ。
「まずいな…迂回してたら間に合わねえ」
留三郎は顔をしかめた。
「なら、迂回せずにまっすぐ行った方が早いね、最悪落とし穴さえはまらなければ大丈夫でしょ」
と言い切るあきらに留三郎は深呼吸をしした。
「そうだな、俺もなるべく引っ掛からないようにするが、多少の怪我は覚悟しろよ」
「もちろん、後で伊作に手当てしてもらおう」
そして、日の出が出る前に二人は何とかふもとに着いた。
落とし穴には幸い落ちなかったものの色々竹槍やら苦無が飛んできたりして、服等はボロボロになってきた。
下山してきたのを見て、山田先生は採点しているようだ。
「実習結果は後日通達する、しかし、まぁ酷いもんだな」
思わず、苦笑した山田先生に留三郎は他の生徒は帰っているかと聞いた。
「もう、お前達で最後だぞ」
「まじかよ…」と肩を落とした留三郎に山田先生は励ました。
「いや、ガッカリする必要はないぞ
ある意味ラッキーなのはお前かもしれんな」
と言ったので、どういう意味かと聞こうとしたが、早く保健室で手当てを受けてこいと促されたので、二人はそうする事にした。
「伊作ーーー、悪いが手当てしてく…伊作!?!?」
そこにはぐったりとして布団で寝ていた伊作がいた。
「と、留三郎、おかえり…すごい怪我だね…あきらちゃんも…すまないが見ての通り僕は手当てが出来ないから他の保険委員に頼んでくれ…
うっっっ」
と言うと、伊作は急いで起き上がり保険室から出ていってしまった。
よく見たら、保健室には他の上級生も横たわっていた。
「乱太郎、何が起こってるの??」
あきらが聞くと
「私も詳細は聞いてないんです…
伊作先輩は実習から帰るといきなり腹痛で慌てて厠に行かれまして…
保健室と厠の往復を繰り返してます
皆さん、別の症状をお持ちのようで保険委員会全体で今薬を調合してるとこです」
「こんな上級生が一斉に……!
まさか敵襲か!?!?」
すると、保健室の襖が開き仙蔵が現れた。
「仙蔵!お前は無事だったのか」
「私だけではない、他にも無事なやつはいるが…まあ大体ダウンしてるな
これは敵襲ではないから安心しろ」
と言う仙蔵に留三郎は困惑した。
「じゃあ、学園内で仕掛けるやつなんかいるのかよ!?」
「いるだろう、ここには
全く、結局あきらを引いた者が勝ち組とゆうことか……」
「あきら……??あっっっ
くのたまか………………」
そう、上級生に毒を盛ったのはくのたまだったのだ。