第三章
夢小説設定
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「あきらちゃん」
「何?ゲン」
科学倉庫から離れ一人でいたところゲンがやってきた。
「いいの?千空ちゃんと話さなくて」
千空はクロムやスイカに望遠鏡や天体について語っている頃だろう。
「あーいいの、私は昔色々と聞いた事あるから
わざわざ間に入るほどでもないし」
「それもあるけどーーしないの?告白」
「なっ」
なんて問題発言をするんだとあきらは真っ赤になった。
幸い倉庫から距離が離れるから聞こえないのはいいけど……
「こ、告白なんてしないに決まってるじゃん
どうせ振られるのが落ちだよ
『このストーンワールドで恋愛とか頭イカれてんのか?』って言われるに決まってる」
「千空ちゃんらしいね
でもワンチャンあるかもしんないでしょ?」
「………そりゃもし付き合えたらって思うよ
でもこんな世界で司との一戦が迫ってる中……
そんな事言う気分にはなれない」
「じゃあ司ちゃん達とケリがついたら?」
「……それが終わってもまだ世界はストーンワールドのままだよ」
「世界が復興し終わったら?」
「…………し終わったら……」
そう、言い訳ばっかり。
世界が非常事態なのを棚に上げて畏れている。
単に告って振られるのがこわいだけ。
「やっぱ無理、出来ない」
そう言うとあきらは走って寝床に帰ってしまった。
「あーあ帰っちゃった
……とはいえ俺がお互い両思いだって言って解決する話じゃないからなあ」
両思いだと知ればあきらの気持ちは幾分か軽くなるかと思いきやまた更にこんがらがるかもしれない。
その理由は千空が付き合う気がないということだ。
理由は明白、付き合うどころではないから。
一人取り残されたゲンはちらりと科学倉庫を見ると展望台から身をのり出した千空と目があった。
やっほーーと手をひらひらさせてみたが千空はふい、と目をそらし奥へひっこんだ。
(気になるならこっち来ればいいのにねぇ
二人とも素直じゃないなあ)
「何?ゲン」
科学倉庫から離れ一人でいたところゲンがやってきた。
「いいの?千空ちゃんと話さなくて」
千空はクロムやスイカに望遠鏡や天体について語っている頃だろう。
「あーいいの、私は昔色々と聞いた事あるから
わざわざ間に入るほどでもないし」
「それもあるけどーーしないの?告白」
「なっ」
なんて問題発言をするんだとあきらは真っ赤になった。
幸い倉庫から距離が離れるから聞こえないのはいいけど……
「こ、告白なんてしないに決まってるじゃん
どうせ振られるのが落ちだよ
『このストーンワールドで恋愛とか頭イカれてんのか?』って言われるに決まってる」
「千空ちゃんらしいね
でもワンチャンあるかもしんないでしょ?」
「………そりゃもし付き合えたらって思うよ
でもこんな世界で司との一戦が迫ってる中……
そんな事言う気分にはなれない」
「じゃあ司ちゃん達とケリがついたら?」
「……それが終わってもまだ世界はストーンワールドのままだよ」
「世界が復興し終わったら?」
「…………し終わったら……」
そう、言い訳ばっかり。
世界が非常事態なのを棚に上げて畏れている。
単に告って振られるのがこわいだけ。
「やっぱ無理、出来ない」
そう言うとあきらは走って寝床に帰ってしまった。
「あーあ帰っちゃった
……とはいえ俺がお互い両思いだって言って解決する話じゃないからなあ」
両思いだと知ればあきらの気持ちは幾分か軽くなるかと思いきやまた更にこんがらがるかもしれない。
その理由は千空が付き合う気がないということだ。
理由は明白、付き合うどころではないから。
一人取り残されたゲンはちらりと科学倉庫を見ると展望台から身をのり出した千空と目があった。
やっほーーと手をひらひらさせてみたが千空はふい、と目をそらし奥へひっこんだ。
(気になるならこっち来ればいいのにねぇ
二人とも素直じゃないなあ)