第三章
夢小説設定
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なけなしの門松を飾ってからはや一週間。
大晦日になってようやくクロムが帰ってきた。
どうだ!と言いながら銅をつきだしている。(ダジャレか)
ちょうど千空も銅を欲してたらしく早速銅を使ってまた何かを生み出していく。
これで作業がスムーズになると思われていたが…………
竹製の熱戦が粉々に燃えつきるというアクシデントが起きた。
元々竹製では真空管には持たないと千空は知っていたがワンチャンにかけていたのだろう。
ならもっと素材を集めるとクロムは言ったが千空が発した言葉は更にどん底へと落とす。
「いや無えんだよ、この時代じゃそんなもんは」
それはもう発砲手詰まりという事だった。
この原始の世界で携帯電話など遥かに無謀な事という神からお達しのように事実だけが突き刺さった。
「とりあえずさ、何か食べようよ
千空動きっぱなしで全然食べてないでしょ
ほら大晦日だから年越しのそ……ば……はないから
年越し猫じゃらしラーメンだけど」
「……食う」
千空のように科学に詳しいわけではないし解決方法などあきらには到底思い付かないが空腹のまま考えても何も浮かばないだろうと提案した。
相変わらず猫じゃらしラーメンは食べづらいがこの寒さに温かいラーメンはとてもいい。
各々話している中千空だけが無言だった。
年越し猫じゃらしラーメンを食べ終わってからも千空は一人考え込んでいた。
携帯が駄目なら何か他に案を作らねばならない。
司帝国との決戦が近づいている今悠長にのんびりしている暇はないのだ。
とはいえ睡眠もとらねばいけないと寝ていると倉庫の扉が開いてゲンがにゅっとでてきた。
まだ日も昇っていないのに何事だと思っていたら気分転換に初日の出を拝もうとゲンは言う。
倉庫を降りるともう村人達が集まっていた。
「千空あけましておめでとう」
「”あ~~~おめでとさん」
日付的には1月1日を迎えてるはずなのであきらは新年の挨拶をする。
日が一番見えるところに移動するがてらゲンは石化で自分の年が何歳なのか忘れてしまったと話したところ千空ほ何と生きた日数で考えろと返した。
そんなもの覚えてるわけがないとコハクが言いあきらも頷く。
当然千空はちゃんと数えているらしい。(6268日だとか)
そんなの数えてるの千空くらいだよ、心の中で突っ込む。
「あれ、スイカずっと起きてたの?」
「そ、そうなんだよ」
スイカはクロムが採ってきた石をずっと1つ1つ手にとって見ていたらしい。
「スイカ手冷たいね、大丈夫?」
「へ、へっちゃらなんだよ!」
後で焚き火でもおこして暖めてあげようと思っているとちょうど朝日が昇ってきた。
眩しい光に目を細めていると隣からもう1つ光が迸る。
それはスイカの持つ鉱石だった。
青白い光を放つ鉱石を見て千空は目を見開いた。
その鉱石の正体は灰重石。
紫外線を当てると青く輝く石だ。
偶然かはたまた必然か、初日の出を見ようとしなければずっとたどり着けなったであろう。
「初めて見たぜこんなもん……」
生まれて初めて見たと歓喜にも近い驚きを見せるクロムだがそれは千空もまた初めての体験だった。
熱に負けない全宇宙最強の金属元素番号74ことタングステン。
携帯作りに必要なピースが今……揃った。
大晦日になってようやくクロムが帰ってきた。
どうだ!と言いながら銅をつきだしている。(ダジャレか)
ちょうど千空も銅を欲してたらしく早速銅を使ってまた何かを生み出していく。
これで作業がスムーズになると思われていたが…………
竹製の熱戦が粉々に燃えつきるというアクシデントが起きた。
元々竹製では真空管には持たないと千空は知っていたがワンチャンにかけていたのだろう。
ならもっと素材を集めるとクロムは言ったが千空が発した言葉は更にどん底へと落とす。
「いや無えんだよ、この時代じゃそんなもんは」
それはもう発砲手詰まりという事だった。
この原始の世界で携帯電話など遥かに無謀な事という神からお達しのように事実だけが突き刺さった。
「とりあえずさ、何か食べようよ
千空動きっぱなしで全然食べてないでしょ
ほら大晦日だから年越しのそ……ば……はないから
年越し猫じゃらしラーメンだけど」
「……食う」
千空のように科学に詳しいわけではないし解決方法などあきらには到底思い付かないが空腹のまま考えても何も浮かばないだろうと提案した。
相変わらず猫じゃらしラーメンは食べづらいがこの寒さに温かいラーメンはとてもいい。
各々話している中千空だけが無言だった。
年越し猫じゃらしラーメンを食べ終わってからも千空は一人考え込んでいた。
携帯が駄目なら何か他に案を作らねばならない。
司帝国との決戦が近づいている今悠長にのんびりしている暇はないのだ。
とはいえ睡眠もとらねばいけないと寝ていると倉庫の扉が開いてゲンがにゅっとでてきた。
まだ日も昇っていないのに何事だと思っていたら気分転換に初日の出を拝もうとゲンは言う。
倉庫を降りるともう村人達が集まっていた。
「千空あけましておめでとう」
「”あ~~~おめでとさん」
日付的には1月1日を迎えてるはずなのであきらは新年の挨拶をする。
日が一番見えるところに移動するがてらゲンは石化で自分の年が何歳なのか忘れてしまったと話したところ千空ほ何と生きた日数で考えろと返した。
そんなもの覚えてるわけがないとコハクが言いあきらも頷く。
当然千空はちゃんと数えているらしい。(6268日だとか)
そんなの数えてるの千空くらいだよ、心の中で突っ込む。
「あれ、スイカずっと起きてたの?」
「そ、そうなんだよ」
スイカはクロムが採ってきた石をずっと1つ1つ手にとって見ていたらしい。
「スイカ手冷たいね、大丈夫?」
「へ、へっちゃらなんだよ!」
後で焚き火でもおこして暖めてあげようと思っているとちょうど朝日が昇ってきた。
眩しい光に目を細めていると隣からもう1つ光が迸る。
それはスイカの持つ鉱石だった。
青白い光を放つ鉱石を見て千空は目を見開いた。
その鉱石の正体は灰重石。
紫外線を当てると青く輝く石だ。
偶然かはたまた必然か、初日の出を見ようとしなければずっとたどり着けなったであろう。
「初めて見たぜこんなもん……」
生まれて初めて見たと歓喜にも近い驚きを見せるクロムだがそれは千空もまた初めての体験だった。
熱に負けない全宇宙最強の金属元素番号74ことタングステン。
携帯作りに必要なピースが今……揃った。