第三章
夢小説設定
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中学三年の冬、あきらは高校受験の為家で勉強をしていた。
流石に道場で練習する暇もないのでこの数ヶ月間ずっと勉強づくしであきらは息が詰まっていた。
そんなある日夕暮れにさしかかった頃スマホに千空から電話がかかってきた。
「何?勉強中なんだけど」
「必死に勉強してるとこ悪ぃんだがちょっと出掛けねぇか?」
千空の提案に思わずええ……と返事をしてしまう。
この大事な時期に……っていうか本人は大丈夫なんだろうか。
「いや、それは駄目でしょ」
「つってもまたには息抜きしねぇと捗るもんも捗んねぇぞ」
「それはそうなんだけど……
あと親が何ていうか……」
すると千空はもう許可は取ってあると言った。
いつの間に。
ふと窓の外を見ると既に千空が来ていた。
「うーー寒……」
ダウンジャケットを着て外に出たが寒いものは寒い。
「ってか、あれ?
大樹と杠は?」
キョロキョロと辺りを見渡したが二人の姿はない。
「あ”ーーあいつらは別行動だ」
と千空が言うので名前は察した。
まぁ多分告白チャレンジだろう。
千空が言うにはもう何回も告白するすると言いながら実行には移せてないらしいけど。
「成功するかなあ」
「さあな」
「てか今どこ向かってんの?」
「クク、着いてからのお楽しみだ」
お楽しみ……一体何だろうと思いながら足を進めるとあきらは周りの変化に気づいた。
よくよく見ればカップルが多いような……
「……あ、今日クリスマスか……」
「は?今頃気づいたのかよ」
「いやだってそれどころじゃないじゃん」
日付の感覚がなくなるほど勉強づくめでクリスマスなんてすっかり忘れていた。
そう話していると千空が足を止めた。
目的地に着いたみたいだ。
やってきたのは大きな大広間でその中心の中には爛々と光輝くクリスマスツリーがあった。
クリスマスツリーの周りにはそれを目的にやってきたカップルで賑わっている。
「ここらで一番デカイらしいな」
「そうなんだ、確かに大きいね」
千空はチラリとあきらを横見て表情に気づいた。
あきらのクリスマスツリーを見上げるその顔は。
ただそこにあるモノを見ていた。
あまりにも表情が冷たくて周りと違っていたせいか。
クリスマスの力を借りて話題を切り出そうとしていた千空は口を閉じてしまった。
そうして中学最後のクリスマスは幕を閉じた。
流石に道場で練習する暇もないのでこの数ヶ月間ずっと勉強づくしであきらは息が詰まっていた。
そんなある日夕暮れにさしかかった頃スマホに千空から電話がかかってきた。
「何?勉強中なんだけど」
「必死に勉強してるとこ悪ぃんだがちょっと出掛けねぇか?」
千空の提案に思わずええ……と返事をしてしまう。
この大事な時期に……っていうか本人は大丈夫なんだろうか。
「いや、それは駄目でしょ」
「つってもまたには息抜きしねぇと捗るもんも捗んねぇぞ」
「それはそうなんだけど……
あと親が何ていうか……」
すると千空はもう許可は取ってあると言った。
いつの間に。
ふと窓の外を見ると既に千空が来ていた。
「うーー寒……」
ダウンジャケットを着て外に出たが寒いものは寒い。
「ってか、あれ?
大樹と杠は?」
キョロキョロと辺りを見渡したが二人の姿はない。
「あ”ーーあいつらは別行動だ」
と千空が言うので名前は察した。
まぁ多分告白チャレンジだろう。
千空が言うにはもう何回も告白するすると言いながら実行には移せてないらしいけど。
「成功するかなあ」
「さあな」
「てか今どこ向かってんの?」
「クク、着いてからのお楽しみだ」
お楽しみ……一体何だろうと思いながら足を進めるとあきらは周りの変化に気づいた。
よくよく見ればカップルが多いような……
「……あ、今日クリスマスか……」
「は?今頃気づいたのかよ」
「いやだってそれどころじゃないじゃん」
日付の感覚がなくなるほど勉強づくめでクリスマスなんてすっかり忘れていた。
そう話していると千空が足を止めた。
目的地に着いたみたいだ。
やってきたのは大きな大広間でその中心の中には爛々と光輝くクリスマスツリーがあった。
クリスマスツリーの周りにはそれを目的にやってきたカップルで賑わっている。
「ここらで一番デカイらしいな」
「そうなんだ、確かに大きいね」
千空はチラリとあきらを横見て表情に気づいた。
あきらのクリスマスツリーを見上げるその顔は。
ただそこにあるモノを見ていた。
あまりにも表情が冷たくて周りと違っていたせいか。
クリスマスの力を借りて話題を切り出そうとしていた千空は口を閉じてしまった。
そうして中学最後のクリスマスは幕を閉じた。