第三章
夢小説設定
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「あきら朝だぞ」
コハクに起こされてあきらは寝床から身を起こした。
既にコハクは起きていて身支度を済ませていた。
「ごめん、コハク
先に行っててくれない?」
まだ目が覚めたばかりで今からすぐ鍛練とはいかなさそうだ。
「じゃあ、先に行っているぞ」
コハクは駆け足で鍛練場所に向かっていった。
あきらは背伸びをして体を伸ばしたあと近くの水辺に向かった。
冷たい水で顔を洗い寝ぼけた頭をしゃっきりさせ布で水気をとっていると、コクヨウと目があった。
「あ、おはようございます、コクヨウさん」
「あ、ああ、おはよう
……コハクはどこだ?」
「コハクならもう鍛練に向かいましたよ
何か伝言があるなら私が伝えましょうか?」
と言うとコクヨウはそれならいいと断ったがあきらは少し気にかかった。
「何かお悩みでも?」
「……いや……この頃コハクと話す機会がなくてな……
そういえばあきらは剣術の家で育ったと言っていたな」
コクヨウに話した覚えはないが風の噂で知ったのだろうか。
あきらははい、と肯定した。
「あきらよ、聞きたい事がある
家に代々伝わる貴重な物があったとして……
その物を別の用途に使わねばならないとなったらあきらはどうする?」
あきらはああ、あれか、とコクヨウの言いたい事を察した。
恐らくわたあめ器のギアに使ったコハクの盾の事を言っているのだろう。
コハクは問答無用で杭を打ち付けていたがコクヨウ自身は内心複雑だったに違いない。
「あーーー、私ならそうですね……
どうしても必要ならしょうがないですが
ちょっと躊躇いますね」
と言うとコクヨウはますます顔を暗くした。
「そうか……昔はあんなに喜んでたのに……コハク……」
娘がドライで悲しいとコクヨウはすっかりしょぼくれている。
「あのコクヨウさん
私が言うのもなんですがコハクはコクヨウさんの事
ちゃんと大事に思ってますよ」
「そ、そうか……??」
心配そうに聞くコクヨウにあきらは頷いた。
「じゃ、じゃあ洗濯物を一緒に洗うと怒るのは好きのうちに入るのだろうか……?」
「………………それは……」
それは難しい問題です、コクヨウさん。
コハクに起こされてあきらは寝床から身を起こした。
既にコハクは起きていて身支度を済ませていた。
「ごめん、コハク
先に行っててくれない?」
まだ目が覚めたばかりで今からすぐ鍛練とはいかなさそうだ。
「じゃあ、先に行っているぞ」
コハクは駆け足で鍛練場所に向かっていった。
あきらは背伸びをして体を伸ばしたあと近くの水辺に向かった。
冷たい水で顔を洗い寝ぼけた頭をしゃっきりさせ布で水気をとっていると、コクヨウと目があった。
「あ、おはようございます、コクヨウさん」
「あ、ああ、おはよう
……コハクはどこだ?」
「コハクならもう鍛練に向かいましたよ
何か伝言があるなら私が伝えましょうか?」
と言うとコクヨウはそれならいいと断ったがあきらは少し気にかかった。
「何かお悩みでも?」
「……いや……この頃コハクと話す機会がなくてな……
そういえばあきらは剣術の家で育ったと言っていたな」
コクヨウに話した覚えはないが風の噂で知ったのだろうか。
あきらははい、と肯定した。
「あきらよ、聞きたい事がある
家に代々伝わる貴重な物があったとして……
その物を別の用途に使わねばならないとなったらあきらはどうする?」
あきらはああ、あれか、とコクヨウの言いたい事を察した。
恐らくわたあめ器のギアに使ったコハクの盾の事を言っているのだろう。
コハクは問答無用で杭を打ち付けていたがコクヨウ自身は内心複雑だったに違いない。
「あーーー、私ならそうですね……
どうしても必要ならしょうがないですが
ちょっと躊躇いますね」
と言うとコクヨウはますます顔を暗くした。
「そうか……昔はあんなに喜んでたのに……コハク……」
娘がドライで悲しいとコクヨウはすっかりしょぼくれている。
「あのコクヨウさん
私が言うのもなんですがコハクはコクヨウさんの事
ちゃんと大事に思ってますよ」
「そ、そうか……??」
心配そうに聞くコクヨウにあきらは頷いた。
「じゃ、じゃあ洗濯物を一緒に洗うと怒るのは好きのうちに入るのだろうか……?」
「………………それは……」
それは難しい問題です、コクヨウさん。