第二章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(な、何とか消し終えた……)
金狼や銀狼など村の人の助力もあって火は消し終えた、が。
(…………まぁ、木造だしなあ…………)
燃えていた家は跡形もなく黒焦げになっていた。
組んだ木も燃えた事で崩れてしまっている。
「あきら!帰ったぞ!!」
ちょうど、スイカを引き連れた千空とコハクが帰ってきた。
良かった、無事だった。
「スイカの大柄だな」
コクヨウはスイカの肩に手を置き讃えた。
でも、千空の話によれば毒ガスで危うかったらしい。
(千空が気付いてくれてよかった……)
「そういえば、氷月たちは?」
千空は撤退していったと答えた。
「ただ、一時撤退だな
恐らく司の野郎に報告するに違いねぇ」
それはもう千空の生存を隠せない事になる。
いや、自ら伝えろと言っていたか。
建物は倉庫を除いてほぼ全て燃え尽きてしまったが、コクヨウはいくらでも建てればよいと、周りを鼓舞した。
「とりあえずは科学王国の大勝利だな」
犠牲者がいないだけ幸運とも言えよう。
とりあえずは。
千空が生きてるという事を知った司はどうするか。
そんなもの決まっている。
全勢力を通して彼の命を奪うに違いない。
あきらは木刀をぎりりと握りしめ手が震えた。
「……不安か?」
千空が気遣ってくれたが、あきらは首を横にふった。
「まさか、武者震いだよ」
前は目覚めておらず、その現場に立ち会わせていなかった。
今度は。
今度こそは、ちゃんと守れるチャンスがある。
もう二度とあんな思いをしなくていいように
あきらは強く意思を固めた。
金狼や銀狼など村の人の助力もあって火は消し終えた、が。
(…………まぁ、木造だしなあ…………)
燃えていた家は跡形もなく黒焦げになっていた。
組んだ木も燃えた事で崩れてしまっている。
「あきら!帰ったぞ!!」
ちょうど、スイカを引き連れた千空とコハクが帰ってきた。
良かった、無事だった。
「スイカの大柄だな」
コクヨウはスイカの肩に手を置き讃えた。
でも、千空の話によれば毒ガスで危うかったらしい。
(千空が気付いてくれてよかった……)
「そういえば、氷月たちは?」
千空は撤退していったと答えた。
「ただ、一時撤退だな
恐らく司の野郎に報告するに違いねぇ」
それはもう千空の生存を隠せない事になる。
いや、自ら伝えろと言っていたか。
建物は倉庫を除いてほぼ全て燃え尽きてしまったが、コクヨウはいくらでも建てればよいと、周りを鼓舞した。
「とりあえずは科学王国の大勝利だな」
犠牲者がいないだけ幸運とも言えよう。
とりあえずは。
千空が生きてるという事を知った司はどうするか。
そんなもの決まっている。
全勢力を通して彼の命を奪うに違いない。
あきらは木刀をぎりりと握りしめ手が震えた。
「……不安か?」
千空が気遣ってくれたが、あきらは首を横にふった。
「まさか、武者震いだよ」
前は目覚めておらず、その現場に立ち会わせていなかった。
今度は。
今度こそは、ちゃんと守れるチャンスがある。
もう二度とあんな思いをしなくていいように
あきらは強く意思を固めた。