第二章
夢小説設定
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氷月はちぎれた槍先を見つめてまるで手品みたいだと言う。
「ジーマーで?誰がそんな事……」
動揺するゲンだったが、それが演技だと氷月は勘づいていた。
「ゲンくんいいですねキミは!
すごくちゃんとしてる
裏切り者の薄汚い蝙蝠として」
「って何言っちゃてんの氷月ちゃん!
何で俺がそんな事……」
ゲンは涙目で訴えかけたが、氷月は微塵足りとも表情を変えないのを見て繕っても誤魔化しがきかないと凶悪な笑みを浮かべた。
「なんだバレてんのかもう
さっすが氷月ちゃん」
隠す必要がなくなったとゲンはヒョウヒョウとしている。
千空からの届け物をスイカを通じて受け取ったゲンは氷月の管槍に触れた隙にナイフで切り込みをいれていた。
突如背後から花吹雪が舞ったかと思えばそこにゲンはいない。
いつの間にか千空の隣に移動していて使った花について解説しだした。
「この花はねよくステージでも使ってたよ
犬鬼灯っていってさお気に入りなんだけど
花言葉がね、嘘つき」
まさに嘘をつき場を狂わせたゲンにふさわしい花だ。
ゲンからナイフを受け取った千空は誇らしげに語る。
「いい切れ味してるだろ?」
ゲンの策略により氷月の管槍が砕かれ科学王国の勝利が見えてきたとこの時誰もが思っただろう。
氷月は科学王国の健闘を誉めたが、この戦闘が囮である事を除けばと言った。
村の方からクロムの焦った声が聞こえてきて、振り替えると。
赤い赤い、真っ赤な炎が立ち上がっていた。
(火事……!?!?)
いつの間に火を付けられたのか。
戦闘に気を取られていた事に舌打ちする。
藁や木で作られた原始の家に火を付けられたらどうなるかなんて子供でもわかる。
ご丁寧な事に氷月は誰が主犯か説明してくれた。
「僕の右腕ほむらクンです
脳が溶けてる他の男共と違って
すごくちゃんとしてくれてますよ、彼女」
ちらりと視線を送る向こうには厚底ブーツのような靴を履いた少女がいた。
村民の妨害も効かず軽々と飛び越えて氷月の元へとたどり着く。
村には山から強く風が吹き込んできて更に火に空気を送り勢いが増している。
「とりあえず、住人を避難させないと……!」
火が届かない安全な場所に誘導させる為あきらや千空が動くのを見て氷月はその隙を付こうとした。
「門番すら見捨てられない甘い連中です」
周りの男達は子供を人質にすれば容易いと考えジリジリと迫ってくる。
何とか子供たちを科学倉庫に匿おうとするが科学倉庫の前をほむらが火を付けた。
「ああ、次から次へと……!!」
敵の応戦やら火の消火でてんてこ舞いだ。
そんな時銀狼の悲痛な叫びを偶然スイカが耳にした。
「どうしよう!!
科学倉庫燃やされたら……!!」
それは今まで必死に積み重ねてきた科学の結晶が0になることを示す。
「……!!科学王国はスイカが守るんだよ!!」
「ジーマーで?誰がそんな事……」
動揺するゲンだったが、それが演技だと氷月は勘づいていた。
「ゲンくんいいですねキミは!
すごくちゃんとしてる
裏切り者の薄汚い蝙蝠として」
「って何言っちゃてんの氷月ちゃん!
何で俺がそんな事……」
ゲンは涙目で訴えかけたが、氷月は微塵足りとも表情を変えないのを見て繕っても誤魔化しがきかないと凶悪な笑みを浮かべた。
「なんだバレてんのかもう
さっすが氷月ちゃん」
隠す必要がなくなったとゲンはヒョウヒョウとしている。
千空からの届け物をスイカを通じて受け取ったゲンは氷月の管槍に触れた隙にナイフで切り込みをいれていた。
突如背後から花吹雪が舞ったかと思えばそこにゲンはいない。
いつの間にか千空の隣に移動していて使った花について解説しだした。
「この花はねよくステージでも使ってたよ
犬鬼灯っていってさお気に入りなんだけど
花言葉がね、嘘つき」
まさに嘘をつき場を狂わせたゲンにふさわしい花だ。
ゲンからナイフを受け取った千空は誇らしげに語る。
「いい切れ味してるだろ?」
ゲンの策略により氷月の管槍が砕かれ科学王国の勝利が見えてきたとこの時誰もが思っただろう。
氷月は科学王国の健闘を誉めたが、この戦闘が囮である事を除けばと言った。
村の方からクロムの焦った声が聞こえてきて、振り替えると。
赤い赤い、真っ赤な炎が立ち上がっていた。
(火事……!?!?)
いつの間に火を付けられたのか。
戦闘に気を取られていた事に舌打ちする。
藁や木で作られた原始の家に火を付けられたらどうなるかなんて子供でもわかる。
ご丁寧な事に氷月は誰が主犯か説明してくれた。
「僕の右腕ほむらクンです
脳が溶けてる他の男共と違って
すごくちゃんとしてくれてますよ、彼女」
ちらりと視線を送る向こうには厚底ブーツのような靴を履いた少女がいた。
村民の妨害も効かず軽々と飛び越えて氷月の元へとたどり着く。
村には山から強く風が吹き込んできて更に火に空気を送り勢いが増している。
「とりあえず、住人を避難させないと……!」
火が届かない安全な場所に誘導させる為あきらや千空が動くのを見て氷月はその隙を付こうとした。
「門番すら見捨てられない甘い連中です」
周りの男達は子供を人質にすれば容易いと考えジリジリと迫ってくる。
何とか子供たちを科学倉庫に匿おうとするが科学倉庫の前をほむらが火を付けた。
「ああ、次から次へと……!!」
敵の応戦やら火の消火でてんてこ舞いだ。
そんな時銀狼の悲痛な叫びを偶然スイカが耳にした。
「どうしよう!!
科学倉庫燃やされたら……!!」
それは今まで必死に積み重ねてきた科学の結晶が0になることを示す。
「……!!科学王国はスイカが守るんだよ!!」