第二章
夢小説設定
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銃が完成したと言って氷月達は撤退していった。
「どうしよう、金狼が死んじゃったあああ!!!!」
ぐすぐす泣く銀狼に金狼はまだ死んでいないと抗議したが、その声は弱々しい。
早々に応急措置をしなくてはいけない。
千空は金狼の口にがっと漏斗を差し込み試験管の中身を注いだ。
「解熱鎮痛剤だ」
サルファ剤を作るついでに出来たと千空は言い患部にサルファ剤をぶっかけた。
「これで朝には治ってんだろ」
夜、ふと目が覚めると千空の隣にはあきらの姿が無かった。
「風邪引くぞ」
何やってんだ、と倉庫の下で星を眺めているあきらに話しかけ
彼女の隣に腰を下ろした。
「……、何か、眠れなくて」
俯いててよく表情は見えないがその声はわずかに震えていた。
その原因はきっと自分だと千空は僅かに苦い顔をする。
ここで安易に伝えるのは果たして良いのだろうか。
千空から返事は無かったがあきらは話を続けた。
「初めて……人が刺されるの見た」
(そっちか、)
てっきり結婚の方、いや、それもあるだろうが……。
「……千空、私…………」
手が震えている。
そりゃそうだ、今まで平穏な時代に生きていたあきらは非情にはなりきれないと千空も思う。
かくいう千空もだ。
「あきら」
千空はあきらの頭をそっと自身の体に引き寄せた。
「俺も犠牲者は出したくねぇ
一緒だ、お前と」
震えるあきらの体をそっと抱きしめ反対側の手で頭を撫でた。
「せん、くう」
「大丈夫だ、死人なんか俺が出させねぇ」
しばらくそうしているとあきらの震えは徐々に収まってきた。
「ありがとう、千空
私もう大丈夫だから」
千空はそうか、と言うとすっと手を離した。
「そろそろ、寝るか」
うんと、頷きつつあきらの顔は言うまでもなく赤かった。
「どうしよう、金狼が死んじゃったあああ!!!!」
ぐすぐす泣く銀狼に金狼はまだ死んでいないと抗議したが、その声は弱々しい。
早々に応急措置をしなくてはいけない。
千空は金狼の口にがっと漏斗を差し込み試験管の中身を注いだ。
「解熱鎮痛剤だ」
サルファ剤を作るついでに出来たと千空は言い患部にサルファ剤をぶっかけた。
「これで朝には治ってんだろ」
夜、ふと目が覚めると千空の隣にはあきらの姿が無かった。
「風邪引くぞ」
何やってんだ、と倉庫の下で星を眺めているあきらに話しかけ
彼女の隣に腰を下ろした。
「……、何か、眠れなくて」
俯いててよく表情は見えないがその声はわずかに震えていた。
その原因はきっと自分だと千空は僅かに苦い顔をする。
ここで安易に伝えるのは果たして良いのだろうか。
千空から返事は無かったがあきらは話を続けた。
「初めて……人が刺されるの見た」
(そっちか、)
てっきり結婚の方、いや、それもあるだろうが……。
「……千空、私…………」
手が震えている。
そりゃそうだ、今まで平穏な時代に生きていたあきらは非情にはなりきれないと千空も思う。
かくいう千空もだ。
「あきら」
千空はあきらの頭をそっと自身の体に引き寄せた。
「俺も犠牲者は出したくねぇ
一緒だ、お前と」
震えるあきらの体をそっと抱きしめ反対側の手で頭を撫でた。
「せん、くう」
「大丈夫だ、死人なんか俺が出させねぇ」
しばらくそうしているとあきらの震えは徐々に収まってきた。
「ありがとう、千空
私もう大丈夫だから」
千空はそうか、と言うとすっと手を離した。
「そろそろ、寝るか」
うんと、頷きつつあきらの顔は言うまでもなく赤かった。