さて、どうしましょう。

助けに行くと決めたものの何も考えなしではいけません。

白夜は石化が始まった場所が南米であると突き止めましたが、地球に戻ったら石化してしまうかもしれません。

ヤコフがなるべく発生源から離れた日本が良いと言って白夜は自ら戻ろうとした所シャミールが止めました。

家族のいる白夜や夫婦のヤコフとダリヤではなく独り身の残り三人がいいと提案します。

帰還用のソユーズに乗ってシャミール、コニー、リリアンの三人が地球に戻りました。

幸いな事に地球に降りても石化はしませんでしたが、ソユーズが落ちた場所は海のど真ん中だったのです。

周りに島らしき影も見えず、このままでは海の藻屑になる道しか見えません。

白夜達も地球に戻って仲間達を救出に向かいましたが、ソユーズが落ちた場所はとある島でした。

白夜はボートを借りて救出に向かう事、
何と10時間。

だだっ広い海を捜索していると歌が聴こえてきました。


リリアンの道しるべによって白夜はシャミール達を無事救出出来たのです。

仲間達をボートに乗せて無人島に戻った白夜は島民らしき人影を発見し礼を言おうとしましたが。

それは石像でした。

世界中で生き残った人間は我々六人しかいないと思いしったのです。

しかし、落ち込んでもいられません。

とくかく生き延びなくては。

幸い村には暮らしていた拠点があり生活には困りませんでした。

白夜達はこの無人島で暮らしていく事にしました。

全世界の人間が石火した今地球には自分達しか居ないのだから。

いつか石化した人間が復活した時に仲間になれるように命を紡ぐと
白夜は誓ったのでした。