第一章
夢小説設定
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(あきらちゃん無事に辿り着けてるといいんだけど……)
あきらを秘密裏に逃したが、肝心の村に辿り着けなければ何の意味もない。
まず、地図を書くのも苦労した。
現代のように目印となる建物は一切ないし、
歩数で教える方法も考えたが。
男女で一歩の長さが違うしそもそも村まで何歩かかるとか覚えていなかった。
何とか分かりやすくしたつもりだが、そこまで自信はない。
(そーこー言ってる間にこっちもきな臭くなってきてるし……)
ちらりと司の方を見ると何か考え事をしているようだ。
(未だあきらの遺体は見つからない)
そもそも捜索を打ちきっているので探す者は
時折杠と大樹が川の様子を見に行くくらいだ。
(普通はここで死んだと見限る……
だが……もし、仮に飛び降りていなかったら?)
実際あきらが滝の手前で嘆いているのは司も見ていたし何ら疑うような事はない。
(あきらの髪紐……
発見された場所は下流)
流されるうちに自然にほどけたんじゃないかと周りの者が言っていたのを思い出す。
(だが、こうも見つかるような所に流れつくだろうか)
それが工作の場合、あきらは生き延びている事になる。
(だが、確証はない)
杠、大樹は本当に悲しんでいると司は思った。
(誰が逃がしたというのは置いといて)
仮に生き延びているとして。
彼女が行った先はどこか。
(うん、そろそろ動き始めた方がいいかもしれない
もう一つの懸念の事も気にかかるからね)
司は全く表情を変える事なく、一つの決断をした。
あきらを秘密裏に逃したが、肝心の村に辿り着けなければ何の意味もない。
まず、地図を書くのも苦労した。
現代のように目印となる建物は一切ないし、
歩数で教える方法も考えたが。
男女で一歩の長さが違うしそもそも村まで何歩かかるとか覚えていなかった。
何とか分かりやすくしたつもりだが、そこまで自信はない。
(そーこー言ってる間にこっちもきな臭くなってきてるし……)
ちらりと司の方を見ると何か考え事をしているようだ。
(未だあきらの遺体は見つからない)
そもそも捜索を打ちきっているので探す者は
時折杠と大樹が川の様子を見に行くくらいだ。
(普通はここで死んだと見限る……
だが……もし、仮に飛び降りていなかったら?)
実際あきらが滝の手前で嘆いているのは司も見ていたし何ら疑うような事はない。
(あきらの髪紐……
発見された場所は下流)
流されるうちに自然にほどけたんじゃないかと周りの者が言っていたのを思い出す。
(だが、こうも見つかるような所に流れつくだろうか)
それが工作の場合、あきらは生き延びている事になる。
(だが、確証はない)
杠、大樹は本当に悲しんでいると司は思った。
(誰が逃がしたというのは置いといて)
仮に生き延びているとして。
彼女が行った先はどこか。
(うん、そろそろ動き始めた方がいいかもしれない
もう一つの懸念の事も気にかかるからね)
司は全く表情を変える事なく、一つの決断をした。