第四章
夢小説設定
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監視役ニッキーが無事仲間に入ることになった……のはいいがニッキーは千空達の作戦に意義を申し立てた。
歌姫リリアンを名乗り司軍を寝返らせる……そこまではいい、しかし肝心のリリアンのそっくり度は……
「55点!」
「ヒー採点厳しい~~」
「ガチファンのご意見は大事にしねぇとな」
思ったよりニッキーの採点は低めだった。
しかし、ニッキーもただ採点だけではない、どこを調整すればもっとよくなるかアドバイスをしてくれるそうだ。
これで多少は作戦がうまくいくだろうと思われた矢先ニッキーはもう一つの懸念点を上げた。
「アタシが味方になったからにはそこは大丈夫!ただ問題はー羽京だね
歌なんかを何度も流してたら絶対いつか羽京に見つか……いや耳づかっちまう
もし聞かれたら奴の耳だけは電話越しでも騙せるか怪しいもんだ」
すると珍しく大樹から意見があった。
「む!そうか歌を何度も流すのはダメか
なら何度も流さなければいいんじゃないかー!」
まとめて一気にやればその分羽京に感づかれる可能性は減るかもしれない、とニッキーは大樹を誉めた。(どついたと言った方がいいようもする)
聞きなれない名前を聞いた千空を察したのかゲンが説明した。
名は西園寺羽京。
潜水艦のソナーマンを仕事としており特殊な音を聞き分ける為聴力がものすごいらしい。
そこを評価されたのか司にメンバーとして復活させられたとか。
「今その羽京ちゃんをクロムちゃんたちが食い止めてくれてる
なんとか無事でいてくればいいけど……」
ゲンは司帝国がある方面を見つめクロムの無事を祈った。
一方、クロムたちは……
白い煙幕が立ち込める中クロムは微動だにもしない、手には鳥が抱えられまるで死んだかのようだ。
「クロムテメーの死は無駄にはしねぇぜ……!!」
地に這ったマグマが死んだ?クロムに対し呟くとすぐさま矢が飛んできた音にびっくりしたのか鳥が勢いよく空に飛んでいく。
「うるせぇ死んでねぇぇぇ!てか一本も刺さっちゃいねぇよ!」
服に刺さった矢を引き抜き小声でクロムが怒る。
あまりにも矢がすれすれの所に刺さるので一瞬放心していた所をマグマは死んだと思い込んだらしい。
「ムハハハおかげでな
今撃ってきたその矢で羽京の居場所が分かったぜ!!」
そう言うとクロムの静止を聞かずマグマは大声を上げながら走り去ってしまった。
しかしクロムは感なのか矢が色んな角度で刺さっているのに気付いていた。
場所を特定されないように動きながら矢を撃っているということであり、マグマの行動は検討違いである。
案の定マグマは辺りをキョロキョロと見渡し敵がどこにいるか探したが当然見つかるはずがない。
「煙幕を逆に利用されちまった
やべー奴だぜ羽京、脳筋のマグマじゃ勝負になんねぇ……!」
するとん???とクロムは矛盾点に気付く。
どんな角度でも狙えてるということは羽京はこちら側の位置を完全に把握している。
しかし矢は際どくすれすれと所で外れ絶対にこちらの体を傷つけはしない……
クロムは直感的にありえないと判断した。
「羽京は俺らをブッ殺そうとしてねぇ
情報聞き出せるように出来れば無傷で捕えてぇんだ」
(だとしたら!今ここで誰も殺られねぇで
ゲンを確実に逃がす方法!それはー)
クロムはズボンに手を突っ込み履いていた白いパンツを勢いよく引き裂き持っていた矢にくくりつけよく見えるよう高く持ち上げた。
それは敵に降伏を示すーー白旗だった。
そしてクロムは目的通り羽京に捕まった。(マグマはわざと捕まったことには気付いていないのか地団駄を踏んでいた)
クロムは羽京に縄でぐるぐる巻きにされて連行中だったが何を思ったのか羽京はその縄を解いた。
「あはは、もういいや縄なんか
だって君今逃げる気ないし
わざと白旗あげたでしょ?」
味方を逃がす為自ら囮になりそして降伏することで誰一人死なすことなく事を納める。
羽京はクロムの行動に対し感嘆した。
「すごい判断だよあんな場面で……
実質君の勝ちだ」
「お、おうそうか……??」
と煽てられクロムは機嫌よくなりかけたところではっと気付き慌てて口を閉じる。
羽京の目的は恐らく情報を聞き出すことだ、危うく科学王国の事を話すところだったとクロムは冷や汗をかいたところで目的地に着いたようだ。
クロムは目の前にいる男を見て気づいた。
「テメーがあの……
いや自己紹介はいらねぇ
聞かなくても分かるぜ、オーラが違う
会いたかったぜ」
クロムの言葉にー司帝国を仕切る男、獅子王司は表情を変えることなくじっとクロムを見据えた。
周りには護衛の男達が控え、ここが敵の本拠地なのだとクロムは悟った。
一歩間違えれば死を予感する中クロムは臆することなく司に言いはなった。
「よう初めましてだな、司
俺の名はクロム、石神村の科学使いだ……!!!」
歌姫リリアンを名乗り司軍を寝返らせる……そこまではいい、しかし肝心のリリアンのそっくり度は……
「55点!」
「ヒー採点厳しい~~」
「ガチファンのご意見は大事にしねぇとな」
思ったよりニッキーの採点は低めだった。
しかし、ニッキーもただ採点だけではない、どこを調整すればもっとよくなるかアドバイスをしてくれるそうだ。
これで多少は作戦がうまくいくだろうと思われた矢先ニッキーはもう一つの懸念点を上げた。
「アタシが味方になったからにはそこは大丈夫!ただ問題はー羽京だね
歌なんかを何度も流してたら絶対いつか羽京に見つか……いや耳づかっちまう
もし聞かれたら奴の耳だけは電話越しでも騙せるか怪しいもんだ」
すると珍しく大樹から意見があった。
「む!そうか歌を何度も流すのはダメか
なら何度も流さなければいいんじゃないかー!」
まとめて一気にやればその分羽京に感づかれる可能性は減るかもしれない、とニッキーは大樹を誉めた。(どついたと言った方がいいようもする)
聞きなれない名前を聞いた千空を察したのかゲンが説明した。
名は西園寺羽京。
潜水艦のソナーマンを仕事としており特殊な音を聞き分ける為聴力がものすごいらしい。
そこを評価されたのか司にメンバーとして復活させられたとか。
「今その羽京ちゃんをクロムちゃんたちが食い止めてくれてる
なんとか無事でいてくればいいけど……」
ゲンは司帝国がある方面を見つめクロムの無事を祈った。
一方、クロムたちは……
白い煙幕が立ち込める中クロムは微動だにもしない、手には鳥が抱えられまるで死んだかのようだ。
「クロムテメーの死は無駄にはしねぇぜ……!!」
地に這ったマグマが死んだ?クロムに対し呟くとすぐさま矢が飛んできた音にびっくりしたのか鳥が勢いよく空に飛んでいく。
「うるせぇ死んでねぇぇぇ!てか一本も刺さっちゃいねぇよ!」
服に刺さった矢を引き抜き小声でクロムが怒る。
あまりにも矢がすれすれの所に刺さるので一瞬放心していた所をマグマは死んだと思い込んだらしい。
「ムハハハおかげでな
今撃ってきたその矢で羽京の居場所が分かったぜ!!」
そう言うとクロムの静止を聞かずマグマは大声を上げながら走り去ってしまった。
しかしクロムは感なのか矢が色んな角度で刺さっているのに気付いていた。
場所を特定されないように動きながら矢を撃っているということであり、マグマの行動は検討違いである。
案の定マグマは辺りをキョロキョロと見渡し敵がどこにいるか探したが当然見つかるはずがない。
「煙幕を逆に利用されちまった
やべー奴だぜ羽京、脳筋のマグマじゃ勝負になんねぇ……!」
するとん???とクロムは矛盾点に気付く。
どんな角度でも狙えてるということは羽京はこちら側の位置を完全に把握している。
しかし矢は際どくすれすれと所で外れ絶対にこちらの体を傷つけはしない……
クロムは直感的にありえないと判断した。
「羽京は俺らをブッ殺そうとしてねぇ
情報聞き出せるように出来れば無傷で捕えてぇんだ」
(だとしたら!今ここで誰も殺られねぇで
ゲンを確実に逃がす方法!それはー)
クロムはズボンに手を突っ込み履いていた白いパンツを勢いよく引き裂き持っていた矢にくくりつけよく見えるよう高く持ち上げた。
それは敵に降伏を示すーー白旗だった。
そしてクロムは目的通り羽京に捕まった。(マグマはわざと捕まったことには気付いていないのか地団駄を踏んでいた)
クロムは羽京に縄でぐるぐる巻きにされて連行中だったが何を思ったのか羽京はその縄を解いた。
「あはは、もういいや縄なんか
だって君今逃げる気ないし
わざと白旗あげたでしょ?」
味方を逃がす為自ら囮になりそして降伏することで誰一人死なすことなく事を納める。
羽京はクロムの行動に対し感嘆した。
「すごい判断だよあんな場面で……
実質君の勝ちだ」
「お、おうそうか……??」
と煽てられクロムは機嫌よくなりかけたところではっと気付き慌てて口を閉じる。
羽京の目的は恐らく情報を聞き出すことだ、危うく科学王国の事を話すところだったとクロムは冷や汗をかいたところで目的地に着いたようだ。
クロムは目の前にいる男を見て気づいた。
「テメーがあの……
いや自己紹介はいらねぇ
聞かなくても分かるぜ、オーラが違う
会いたかったぜ」
クロムの言葉にー司帝国を仕切る男、獅子王司は表情を変えることなくじっとクロムを見据えた。
周りには護衛の男達が控え、ここが敵の本拠地なのだとクロムは悟った。
一歩間違えれば死を予感する中クロムは臆することなく司に言いはなった。
「よう初めましてだな、司
俺の名はクロム、石神村の科学使いだ……!!!」