第四章
夢小説設定
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司帝国の中ゲン達は茂みの中に身を寄せていた。
周りには身を隠せるような高い木々はなく立ってしまえば遠目からでも分かってしまう。
こそこそと隠れるのがしょうにあわないマグマが敵を倒すのが手っ取り早いと動こうとするのを慌ててクロムが止めた。
敵の場所が分かればいいが相手は弓を使いどこから放っているのが把握できない。
と騒ぐ二人をゲンは小声で静かにしてくれ!!と言わんばかりに合図を送った。
大声を出したらいけないと都度言ってるのに聞かないのでゲンは改めて敵の情報を話した。
「敵は羽京ちゃんっつってね
ゴイスーすぎんのよ耳が」
耳……と聞いてクロムは茂みの枝をポキリと折る。
「んじゃヤベーじゃねぇかこの茂み!」
「ピィンポ~~ン
こんなとこ逃げたらずーっと枝の音バキバキでもうねそこに確実に撃ってくる」
そう狩人が兎を追い詰めるのごとくゲンらは羽京によってこの茂みに誘い込まれてしまった。
逃げれば死、かといって動かないのも死だ。
前後に動けなくなり詰みの状態に追い込まれてしまった。
ゲンには司帝国の者達を勧誘する役目が残っている。
どうしてもゲンだけは科学王国に帰さねばならない。
どうやって……と作戦を考えるクロムにマグマはいい手があると言う。
「まずクロムテメーが飛び出る!俺が続く!」
「おう!そっからどうする!?」
「テメーが矢で撃たれる!
そして俺が……あそこから撃ってんなムハハ見つけたぜ!で!敵をぶん殴る!」
「おおおう、なるほどな!!」
クロムは一呼吸置いてから叫んだ。
「じゃねぇぇ!!俺が死ぬじゃねぇか!!」
「んだよ自分が死ぬからやだとかテメーのことしか考えてねぇじゃねぇか、勝手な野郎だな」
「どっちがだ!!!」
「しー!しーーー!!!」
言い争う二人にゲンは頼むから静かにしてくれ!!と懇願する。
今はコントをしている場合ではない。
人を勝手に囮にしようとしたマグマにクロムは憤慨していたが囮?と何かにひっかかる。
そして荷物の中を漁り大樹たちに渡すはずだった予備の電池を取り出した。
千空から教わったことを何とか思い出し+と-を直結させる。
「チンタラ木こすって火おこしてたら音と煙で場所バレバレだけどよ、科学なら一瞬で」
熱線状態になり一気に熱くなった電池により周囲が一瞬で白い煙に包まれた。
と同時にクロムはヤベェェェと叫び飛び出した。
煙幕で見えなくして大声によりゲンが走り去る音を隠す為だとゲンは気づいた。
「ムハハ面白ぇコソコソ待ってるよかずっとマシだぜ……!」
そしてマグマも同様にクロムと一緒になって囮になった。
全てはゲンを無事石神王国に帰す為……ゲンは自分の為に行動してくれた二人の思いを裏切らないように走り始めた。
走り去るゲンを見てクロムとマグマは危機が迫る中笑っていた。
数ヶ月前まではとても考えられなかった事だが確実に三人の間には絆が芽生えていた。
「オホーできちゃったぞい
なんか銅板のグルグル!」
レコードを効率よく回せるようにぜんまいを作り後は作戦をスタートさせるのみだ。
しかしレコード再生が完璧でも主軸となるゲンがいないのでは意味がないと千空は思った。
「千空、どうする?探しに行くなら私行ってくるけど……」
「連絡手段もねぇのにどうやって探すんだ?」
「っ、そ、それは……そうなんだけど……
でも何かトラブル起きてるかもしんないのに何も動かないっていうのは……」
と言うあきらだったが行き違いになる可能性がある以上あまりすすめられない。
ここは信じて待つしかない。
と話していた時ザ……と科学倉庫に誰かが足を踏み入れた。
「で?千空ちゃん
俺が口説く一人目の娘は誰?」
ゲンだった。
ろくに休憩もせずに走ってきたせいか全身汗だくだったが無事戻ってきたと全員が安堵した。
周りには身を隠せるような高い木々はなく立ってしまえば遠目からでも分かってしまう。
こそこそと隠れるのがしょうにあわないマグマが敵を倒すのが手っ取り早いと動こうとするのを慌ててクロムが止めた。
敵の場所が分かればいいが相手は弓を使いどこから放っているのが把握できない。
と騒ぐ二人をゲンは小声で静かにしてくれ!!と言わんばかりに合図を送った。
大声を出したらいけないと都度言ってるのに聞かないのでゲンは改めて敵の情報を話した。
「敵は羽京ちゃんっつってね
ゴイスーすぎんのよ耳が」
耳……と聞いてクロムは茂みの枝をポキリと折る。
「んじゃヤベーじゃねぇかこの茂み!」
「ピィンポ~~ン
こんなとこ逃げたらずーっと枝の音バキバキでもうねそこに確実に撃ってくる」
そう狩人が兎を追い詰めるのごとくゲンらは羽京によってこの茂みに誘い込まれてしまった。
逃げれば死、かといって動かないのも死だ。
前後に動けなくなり詰みの状態に追い込まれてしまった。
ゲンには司帝国の者達を勧誘する役目が残っている。
どうしてもゲンだけは科学王国に帰さねばならない。
どうやって……と作戦を考えるクロムにマグマはいい手があると言う。
「まずクロムテメーが飛び出る!俺が続く!」
「おう!そっからどうする!?」
「テメーが矢で撃たれる!
そして俺が……あそこから撃ってんなムハハ見つけたぜ!で!敵をぶん殴る!」
「おおおう、なるほどな!!」
クロムは一呼吸置いてから叫んだ。
「じゃねぇぇ!!俺が死ぬじゃねぇか!!」
「んだよ自分が死ぬからやだとかテメーのことしか考えてねぇじゃねぇか、勝手な野郎だな」
「どっちがだ!!!」
「しー!しーーー!!!」
言い争う二人にゲンは頼むから静かにしてくれ!!と懇願する。
今はコントをしている場合ではない。
人を勝手に囮にしようとしたマグマにクロムは憤慨していたが囮?と何かにひっかかる。
そして荷物の中を漁り大樹たちに渡すはずだった予備の電池を取り出した。
千空から教わったことを何とか思い出し+と-を直結させる。
「チンタラ木こすって火おこしてたら音と煙で場所バレバレだけどよ、科学なら一瞬で」
熱線状態になり一気に熱くなった電池により周囲が一瞬で白い煙に包まれた。
と同時にクロムはヤベェェェと叫び飛び出した。
煙幕で見えなくして大声によりゲンが走り去る音を隠す為だとゲンは気づいた。
「ムハハ面白ぇコソコソ待ってるよかずっとマシだぜ……!」
そしてマグマも同様にクロムと一緒になって囮になった。
全てはゲンを無事石神王国に帰す為……ゲンは自分の為に行動してくれた二人の思いを裏切らないように走り始めた。
走り去るゲンを見てクロムとマグマは危機が迫る中笑っていた。
数ヶ月前まではとても考えられなかった事だが確実に三人の間には絆が芽生えていた。
「オホーできちゃったぞい
なんか銅板のグルグル!」
レコードを効率よく回せるようにぜんまいを作り後は作戦をスタートさせるのみだ。
しかしレコード再生が完璧でも主軸となるゲンがいないのでは意味がないと千空は思った。
「千空、どうする?探しに行くなら私行ってくるけど……」
「連絡手段もねぇのにどうやって探すんだ?」
「っ、そ、それは……そうなんだけど……
でも何かトラブル起きてるかもしんないのに何も動かないっていうのは……」
と言うあきらだったが行き違いになる可能性がある以上あまりすすめられない。
ここは信じて待つしかない。
と話していた時ザ……と科学倉庫に誰かが足を踏み入れた。
「で?千空ちゃん
俺が口説く一人目の娘は誰?」
ゲンだった。
ろくに休憩もせずに走ってきたせいか全身汗だくだったが無事戻ってきたと全員が安堵した。