第四章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
先ほどほむらが通った木々の至るところには千空の手と同じく紫色の光がぽつぽつとあった。
「この点々と輝く印がほむらの通った道筋か
追えるぞこれならば……!」
「でもどうしてこんな光が見えるんだよ?」
さっきまではあんな光見えてなかったはずなのに……とスイカは首を傾げた。
「ククク寝ぼけてんじゃねぇぞ
テメーらも見たことあんだろがこの青い光り」
スイカ達は年明けの瞬間を思い出した。
太陽が昇ってきた瞬間スイカがもっていた石とまさに同じ輝き方だ。
千空はそれを壊して粉末にして先ほどほむらを組伏せたどさくさに紛れて手足につけたのだ。
しかしあれは朝日の直前だけに光るものじゃなかった?とカセキは疑問に思う。
それに関しても千空が答えた。
正しくは紫外線というものでそれを人工的に照らす製品をブラックライト、という。
「あきら、小学校の頃を思い出してみろ
実験で必ず何かしらやってるはずだ」
「……ああ、うん
確かにお札……とか光ってたような」
「偽造防止技術な」
「………………」
千空はいまいちあきらの反応が薄いことに気づかずにそのまま光った箇所を紙に書き込んでいく。
ほむら追跡班は千空、あきら、コハク、金狼の四人で動くことになった、その道中。
「千空、一つ確認しておきたい
ほむらの動きは尋常ではない
傷つけずに捕らえるのは不可能だろう」
「体操な
テメーらの時代にはねぇ技だ」
コハクはほむらを追っていた時の事を思い出す。
スピードはコハクと同格。
ましてや体術が優れているのをみるとその難易度は跳ね上がる、だが。
「だが峰打ちをやめ一太刀で頚を跳ねるのなら可能だ」
涼やかな顔でコハクは殺すことは出来ると口にした。
良いのだな?と問うと千空はぴたりと手をとめる。
そしてコハクに人間を殺したことがあるのか、と聞いた。
コハクは口調少々荒い人間である。
今までにもその言動はあったがー
「あるわけがなかろう!」
コハクは目を丸にした。
「だからこそ殺らねばならぬその瞬間
私は必ず躊躇する、己の弱さを露呈するだろう
その刹那の迷いを消すために強い言霊にしなくてはならぬのだ……!」
「安心しろ
もしかすっとその腰の物騒なもんは出番すらねえかもしんねぇぞ?」
鞘に圧力をかけたコハクに千空は金狼が背負っている箱を見て笑みを浮かべた。
「ククク俺ら総出で超絶苦労して作った
そのアホほどでけぇ箱何の為にもってきたと思ってんだよ」
一方ゲン率いるケータイ部隊は雪山を滑り落ちている最中だった。
背負っている物が精密機械なのを考慮しないマグマは気にせずにどしんと地面に着々した。
クロムとゲンは大雑把なマグマの行動にケータイが壊れていないか点検しようとしたところ急にケータイがジリリリと鳴り出した。
クロムが千空からの電話だと思い受話器をとって出ようとしたが慌ててゲンがストップをかけた。
しかしケータイの鳴り音は一回で止みクロムとマグマは疑問を浮かべる。
「この段階でかけてくるってことは、しかもワン切り……用件は一個しかないでしょ
見つかっちゃったのよほむらちゃんに
俺らは追われてんの」
「!!!」
ゲンの推察により二人はようやく危機的状況に陥っていることに気づく。
「やべーじゃねーか!どうすんだよゲン!!」
「まぁ元よりバレない可能性は低かったしそれも考慮してのミッションよ
それよか受話器で話したらケータイ運んでんのがバレちゃうから俺らの仕事は今はそしらぬ顔で進むこと……!」
「おう、分かったぜ!」
「とりあえず歩きゃいいんだな?
さっさと行こうぜ」
急かすマグマにゲンは慌てず慎重に行こうと宥めつつ出発前に教えてもらったとある発信方法を思いだした。
「この点々と輝く印がほむらの通った道筋か
追えるぞこれならば……!」
「でもどうしてこんな光が見えるんだよ?」
さっきまではあんな光見えてなかったはずなのに……とスイカは首を傾げた。
「ククク寝ぼけてんじゃねぇぞ
テメーらも見たことあんだろがこの青い光り」
スイカ達は年明けの瞬間を思い出した。
太陽が昇ってきた瞬間スイカがもっていた石とまさに同じ輝き方だ。
千空はそれを壊して粉末にして先ほどほむらを組伏せたどさくさに紛れて手足につけたのだ。
しかしあれは朝日の直前だけに光るものじゃなかった?とカセキは疑問に思う。
それに関しても千空が答えた。
正しくは紫外線というものでそれを人工的に照らす製品をブラックライト、という。
「あきら、小学校の頃を思い出してみろ
実験で必ず何かしらやってるはずだ」
「……ああ、うん
確かにお札……とか光ってたような」
「偽造防止技術な」
「………………」
千空はいまいちあきらの反応が薄いことに気づかずにそのまま光った箇所を紙に書き込んでいく。
ほむら追跡班は千空、あきら、コハク、金狼の四人で動くことになった、その道中。
「千空、一つ確認しておきたい
ほむらの動きは尋常ではない
傷つけずに捕らえるのは不可能だろう」
「体操な
テメーらの時代にはねぇ技だ」
コハクはほむらを追っていた時の事を思い出す。
スピードはコハクと同格。
ましてや体術が優れているのをみるとその難易度は跳ね上がる、だが。
「だが峰打ちをやめ一太刀で頚を跳ねるのなら可能だ」
涼やかな顔でコハクは殺すことは出来ると口にした。
良いのだな?と問うと千空はぴたりと手をとめる。
そしてコハクに人間を殺したことがあるのか、と聞いた。
コハクは口調少々荒い人間である。
今までにもその言動はあったがー
「あるわけがなかろう!」
コハクは目を丸にした。
「だからこそ殺らねばならぬその瞬間
私は必ず躊躇する、己の弱さを露呈するだろう
その刹那の迷いを消すために強い言霊にしなくてはならぬのだ……!」
「安心しろ
もしかすっとその腰の物騒なもんは出番すらねえかもしんねぇぞ?」
鞘に圧力をかけたコハクに千空は金狼が背負っている箱を見て笑みを浮かべた。
「ククク俺ら総出で超絶苦労して作った
そのアホほどでけぇ箱何の為にもってきたと思ってんだよ」
一方ゲン率いるケータイ部隊は雪山を滑り落ちている最中だった。
背負っている物が精密機械なのを考慮しないマグマは気にせずにどしんと地面に着々した。
クロムとゲンは大雑把なマグマの行動にケータイが壊れていないか点検しようとしたところ急にケータイがジリリリと鳴り出した。
クロムが千空からの電話だと思い受話器をとって出ようとしたが慌ててゲンがストップをかけた。
しかしケータイの鳴り音は一回で止みクロムとマグマは疑問を浮かべる。
「この段階でかけてくるってことは、しかもワン切り……用件は一個しかないでしょ
見つかっちゃったのよほむらちゃんに
俺らは追われてんの」
「!!!」
ゲンの推察により二人はようやく危機的状況に陥っていることに気づく。
「やべーじゃねーか!どうすんだよゲン!!」
「まぁ元よりバレない可能性は低かったしそれも考慮してのミッションよ
それよか受話器で話したらケータイ運んでんのがバレちゃうから俺らの仕事は今はそしらぬ顔で進むこと……!」
「おう、分かったぜ!」
「とりあえず歩きゃいいんだな?
さっさと行こうぜ」
急かすマグマにゲンは慌てず慎重に行こうと宥めつつ出発前に教えてもらったとある発信方法を思いだした。