第三章
夢小説設定
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夜科学倉庫で就寝していたクロムは二階から話し声が聞こえてきて目が覚めた。
耳を澄ませてみるとそれは千空とゲンの密談だった。
「クイズ!司ちゃん帝国の秘密
帝国のみんなが一致団結しちゃってる求心力はなんでしょ~~?」
ゲンはA.食べ物、B.美女、C.司自身……と千空に問いかけた。
まぁこのあたりは考えるもべく答えはCだ。
司は霊長類最強の高校生とアダ名がつくくらいの有名人だった。
有名人である司に着いていこうと思考が行くのは当然だ。
「つまりね切り崩すにはさ
司ちゃんに負けない有名人超カリスマを用意すればいい……!」
ゲンは喉を押さえて喋ると……なんとゲンの喉から出た声はさきほどレコードで聴いたばかりのリリアンの声だった。
予想外の事態に千空は思わず吹いた。
一応声まねは出来るが精度は低くすぐに見破られると千空は言うのにゲンも同意した。
「でもね音質荒れ荒れのうちらの電話ごしだったら……?」
ハッと千空はゲンの言おうとしている事にきづく。
「んでレコードの歌が身分証か!」
「ピンポーン千億点♪」
一方聞き耳を立てているクロムは何の話をしているのかあまり掴めず頭にはてなマークを浮かべている。
聴かれていることに気づかずゲンは話を進める。
「受話器から聞こえてくるリリアンちゃんの生歌、本物でしかありえないゴイスーすぎの歌唱力!」
「本物だからな」
「信じるしかない電話のむこうに歌姫リリアンが生きてる……!」
本物は既に他界しているがそれを知っているのは石神村の千空達しかいない。
それを隠してリリアンと偽りアメリカからの救援がやってくると思わせれば……
容易く司帝国の人々はこちら側につくだろう。
嘘前提の作戦か、なるほど確かに地獄に落ちると言ってもいいだろう。
「あ“ーわかった
細けえ詰めは後だそれいくぞ採用!」
あまりの即決にゲンは軽!早!と驚いたがもう一人納得いかない男がいた。
「あ“ーわかった!じゃねぇー!
ひとつもわかんねー!!!」
何と下からクロムが床を突き破って出てきた。
クロムが突き破ってしまった床を修補しつつ千空はゲンに説明してやれと言った。
要約すると大樹達にケータイを届け、こっそり司軍にリリアンの歌声を聴かせこの電話はアメリカから届いているとゲンが物真似をして騙すという事だ。
司軍らは旧世界がもう滅びたと思っているからこそ司についていっているが、実は復興してて助けが来るとなれば話は別だ。(実際のところ滅んでいるが)
ともかく司軍を大半寝返らす事が出来れば後は連絡をとりあい大多数で司らを取り押さえることが可能になる。
そうすれば誰の血も流すことなく、戦争を終えることができるということだ……!と千空は語った。
「って後でウソバレバレじゃねぇか!!」
「いーのいーの
ともかく司ちゃんと氷月ちゃんさえ抑えちゃえばどうにでもなるから」
「テメーらしさ100億%のドゲス作戦だな
そそるじゃねえか!!」
千空とゲンはゲスさ満点の笑みを浮かべる。
しかしこの作戦は決していいものではない。
嘘がバレれば当然司軍らと悶着は起こるだろうとゲンは言う。
千空も同じく村人にはやり方は教えるな、悪者は旧世界の俺ら2人で十分だとクロムに言ったが……
クロムはなんと俺もさっき聞いたから共犯だと言い出した。(そもそも勝手に首突っ込んできたのはクロムだが)
そもそも実行部隊はクロムだしケータイを現地で組み立てる技術者は既に顔を知られている千空より自分が向いている……と。
自分も泥を被るとクロムは拳を付き出す。
思いを分かった千空とゲンも同様に拳を出して三人の拳がコツン、と合わさった。
「三人仲良く地獄に墜ちてかわりに世界を
70億人を救おうぜ!!」
「そういやよ、さっき旧世界の俺らって言ってたけどあきらはどーすんだ?」
クロムの問いに千空は顔をしかめた。
「……あいつにも黙っとけ」
「何でだよ、一人だけ仲間外れか?」
「言うとまずいからだ
あきらはそういう騙し討ちは好まないタイプだからな
他に絶対道があるからーとか仮にしょうがないと納得しても良い顔しないからな」
そうかよ、と言うクロムに対しゲンは千空の胸中を察した。
「そんなこといってほんとはもし司軍に嘘がバレた時にその方が都合がいいからってことでしょ?
知らないから無関係って分かれば無事で済むから」
「…………ちげーわ」
耳を澄ませてみるとそれは千空とゲンの密談だった。
「クイズ!司ちゃん帝国の秘密
帝国のみんなが一致団結しちゃってる求心力はなんでしょ~~?」
ゲンはA.食べ物、B.美女、C.司自身……と千空に問いかけた。
まぁこのあたりは考えるもべく答えはCだ。
司は霊長類最強の高校生とアダ名がつくくらいの有名人だった。
有名人である司に着いていこうと思考が行くのは当然だ。
「つまりね切り崩すにはさ
司ちゃんに負けない有名人超カリスマを用意すればいい……!」
ゲンは喉を押さえて喋ると……なんとゲンの喉から出た声はさきほどレコードで聴いたばかりのリリアンの声だった。
予想外の事態に千空は思わず吹いた。
一応声まねは出来るが精度は低くすぐに見破られると千空は言うのにゲンも同意した。
「でもね音質荒れ荒れのうちらの電話ごしだったら……?」
ハッと千空はゲンの言おうとしている事にきづく。
「んでレコードの歌が身分証か!」
「ピンポーン千億点♪」
一方聞き耳を立てているクロムは何の話をしているのかあまり掴めず頭にはてなマークを浮かべている。
聴かれていることに気づかずゲンは話を進める。
「受話器から聞こえてくるリリアンちゃんの生歌、本物でしかありえないゴイスーすぎの歌唱力!」
「本物だからな」
「信じるしかない電話のむこうに歌姫リリアンが生きてる……!」
本物は既に他界しているがそれを知っているのは石神村の千空達しかいない。
それを隠してリリアンと偽りアメリカからの救援がやってくると思わせれば……
容易く司帝国の人々はこちら側につくだろう。
嘘前提の作戦か、なるほど確かに地獄に落ちると言ってもいいだろう。
「あ“ーわかった
細けえ詰めは後だそれいくぞ採用!」
あまりの即決にゲンは軽!早!と驚いたがもう一人納得いかない男がいた。
「あ“ーわかった!じゃねぇー!
ひとつもわかんねー!!!」
何と下からクロムが床を突き破って出てきた。
クロムが突き破ってしまった床を修補しつつ千空はゲンに説明してやれと言った。
要約すると大樹達にケータイを届け、こっそり司軍にリリアンの歌声を聴かせこの電話はアメリカから届いているとゲンが物真似をして騙すという事だ。
司軍らは旧世界がもう滅びたと思っているからこそ司についていっているが、実は復興してて助けが来るとなれば話は別だ。(実際のところ滅んでいるが)
ともかく司軍を大半寝返らす事が出来れば後は連絡をとりあい大多数で司らを取り押さえることが可能になる。
そうすれば誰の血も流すことなく、戦争を終えることができるということだ……!と千空は語った。
「って後でウソバレバレじゃねぇか!!」
「いーのいーの
ともかく司ちゃんと氷月ちゃんさえ抑えちゃえばどうにでもなるから」
「テメーらしさ100億%のドゲス作戦だな
そそるじゃねえか!!」
千空とゲンはゲスさ満点の笑みを浮かべる。
しかしこの作戦は決していいものではない。
嘘がバレれば当然司軍らと悶着は起こるだろうとゲンは言う。
千空も同じく村人にはやり方は教えるな、悪者は旧世界の俺ら2人で十分だとクロムに言ったが……
クロムはなんと俺もさっき聞いたから共犯だと言い出した。(そもそも勝手に首突っ込んできたのはクロムだが)
そもそも実行部隊はクロムだしケータイを現地で組み立てる技術者は既に顔を知られている千空より自分が向いている……と。
自分も泥を被るとクロムは拳を付き出す。
思いを分かった千空とゲンも同様に拳を出して三人の拳がコツン、と合わさった。
「三人仲良く地獄に墜ちてかわりに世界を
70億人を救おうぜ!!」
「そういやよ、さっき旧世界の俺らって言ってたけどあきらはどーすんだ?」
クロムの問いに千空は顔をしかめた。
「……あいつにも黙っとけ」
「何でだよ、一人だけ仲間外れか?」
「言うとまずいからだ
あきらはそういう騙し討ちは好まないタイプだからな
他に絶対道があるからーとか仮にしょうがないと納得しても良い顔しないからな」
そうかよ、と言うクロムに対しゲンは千空の胸中を察した。
「そんなこといってほんとはもし司軍に嘘がバレた時にその方が都合がいいからってことでしょ?
知らないから無関係って分かれば無事で済むから」
「…………ちげーわ」