第三章
夢小説設定
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クロムの鈍感はさておきーー
無事ルリ側のメガホンにはクロムの声が届いたので電話が通じることが分かった。
マグマが文明開化に驚いているとふふ、とルリは笑ってまるでスピーカーのようですね、と話す。
それに対し千空はスピーカーのようなもんだと解説してさきほど聞こえた単語に違和感を感じた。
スピーカー……だと?
「ルリテメー今なんつった?
まるでスピーカー?」
初めてみる電話に子供達は蜂みたいだの言っているしこれはどういう事だ……?
「いえあのスピーカーって蜂の種類名前では……?」
まるで意味が違う。
ルリは百物語その14を話した。
『スピーカーというおしゃべりが大好きな蜂がいました
スピーカーは墓石に針を刺すと死者の声を喋ることが出来たのです』
千空とゲンは百物語の真意を探る。
本来百物語とは百夜が子孫が生き残れる様サバイバルの心得を下記吊るした伝聞物語だ。
しかしこの14には役立つようなアドバイスが何一つ見受けられない。
ゲンはスピーカーという単語を使って現代人にだけ何かを伝えようとしていると推察した。
「しかも物語その14、だってさ
いし……千空ちゃんの誕生日じゃない」
ハッと千空はルリに墓場へ案内された時の出来事を思い出した。
ルリは墓地に埋る墓標を創始者たちの墓標だと話していた。
あの墓地にきっと隠されたメッセージがあるに違いない。
それを示すのはきっとーーー
千空は墓地がある方向を振り向いた。
「ん?あれ?千空戻ってきてない?」
何か問題でもあったのだろうか?
電話は通じたはずなのだが……
よく見れば走ってどこかへ向かおうとしている。
「千空、何か問題でもあったの?」
「あ”ーー……問題つうかーー
説明がめんどくせぇ、とにかく着いてこい」
千空が向かった場所は墓場だった。
千空は墓地に着くな否や百夜の墓石を手にしクククと笑う。
今まで単なる墓石かと思われていたが……
「これは墓石なんかじゃねぇ
コンクリでガチガチに固めまくったタイムカプセルだ!!」
「タイムカプセル!?もしかして……百夜さんからの……?」
あきらがそういうと千空はニヤリと笑った。
これを砕けば中身が出てくると千空がいうのでじゃあ、ぶち壊せばいいんだな!?とマグマがハンマーで壊そうとするのであわてて全員で抑える。
千空が言うには恐らく中身はガラスのこと。
力まかせに壊せばガラスも壊してしまうだろうから……スピードも兼ねる奴に上の表面だけ壊してほしい、だそうだ。
なら条件が当てはまるのは一人しかいるまい。
スピードもパワーも持つ人物、とうぜんあきらではない。
杭をもったコハクがカカカ、と石の表面を細かく砕いていくと……銀色の塊が現れた。
一旦ラボに帰った千空は塩酸に銀の塊をつけた。
アルミホイルでコーティングされており塩酸につけると周りのアルミがとれ綺麗なガラスが現れる。
丸い形をしたそれをゲンは瓶の底かなんかを切り取った感じだね~と言う。
「円盤、スピーカー、針でおしゃべり……
クククなんか思い出すもんねえか」
ハッとゲンはその正体に気づいた。
「レコード……!!!」
その円盤には親父の声が入ってる、と千空が言うと当然クロム達は驚いた。
「わざわざ音にまでして何残したのか
そそらねぇもんだったらブチ殺すぞ、あの親父!とっくに死んでっけどな!」
「ちょ、ちょっと千空……」
冗談だと思うけど冗談にしても言葉にしてはいけないと思う。
「あ”?」
「……言葉は選んだ方がいいと思うよ、本心じゃないって分かってるけどさ」
千空は口が悪い。
そんなこと欠片も思っていないことはもうあきら含め皆承知だ。
でも時々勘違いされないか心配になるのだ。
「……わーってる」
「ほんとに?」
「……善処する」
「それ反省してないっことでしょー」
千空は周りの視線に気付き本題に戻った。
「っと、レコードの説明しなくちゃな
レコードの仕組みはアホほど簡単だ
音で針をふるわせてガッタガタに溝を彫る
逆にその溝をなぞって針をそわせれば彫ったとおりに音が鳴るって仕組みだ、分かったか?」
千空はレコードが分からないクロム達に説明した。
「そのレコードを数千年も前に千空さんのお父様が作られたのですね……!」
しみじみと感動したルリに対し千空はその感動をぶち壊す。
千空曰く百夜では無理だと。
恐らく他の宇宙飛行士がメインで作ったに違いないと話す。
「そもそと百夜は技術関連で受かったわけじゃあねぇからな
……まぁ思いつきはあの親父かもしんねぇが
こんなしょうもないマネすんのはよ」
千空は目を伏せてあったかもしれない過去に思いを馳せた。
無事ルリ側のメガホンにはクロムの声が届いたので電話が通じることが分かった。
マグマが文明開化に驚いているとふふ、とルリは笑ってまるでスピーカーのようですね、と話す。
それに対し千空はスピーカーのようなもんだと解説してさきほど聞こえた単語に違和感を感じた。
スピーカー……だと?
「ルリテメー今なんつった?
まるでスピーカー?」
初めてみる電話に子供達は蜂みたいだの言っているしこれはどういう事だ……?
「いえあのスピーカーって蜂の種類名前では……?」
まるで意味が違う。
ルリは百物語その14を話した。
『スピーカーというおしゃべりが大好きな蜂がいました
スピーカーは墓石に針を刺すと死者の声を喋ることが出来たのです』
千空とゲンは百物語の真意を探る。
本来百物語とは百夜が子孫が生き残れる様サバイバルの心得を下記吊るした伝聞物語だ。
しかしこの14には役立つようなアドバイスが何一つ見受けられない。
ゲンはスピーカーという単語を使って現代人にだけ何かを伝えようとしていると推察した。
「しかも物語その14、だってさ
いし……千空ちゃんの誕生日じゃない」
ハッと千空はルリに墓場へ案内された時の出来事を思い出した。
ルリは墓地に埋る墓標を創始者たちの墓標だと話していた。
あの墓地にきっと隠されたメッセージがあるに違いない。
それを示すのはきっとーーー
千空は墓地がある方向を振り向いた。
「ん?あれ?千空戻ってきてない?」
何か問題でもあったのだろうか?
電話は通じたはずなのだが……
よく見れば走ってどこかへ向かおうとしている。
「千空、何か問題でもあったの?」
「あ”ーー……問題つうかーー
説明がめんどくせぇ、とにかく着いてこい」
千空が向かった場所は墓場だった。
千空は墓地に着くな否や百夜の墓石を手にしクククと笑う。
今まで単なる墓石かと思われていたが……
「これは墓石なんかじゃねぇ
コンクリでガチガチに固めまくったタイムカプセルだ!!」
「タイムカプセル!?もしかして……百夜さんからの……?」
あきらがそういうと千空はニヤリと笑った。
これを砕けば中身が出てくると千空がいうのでじゃあ、ぶち壊せばいいんだな!?とマグマがハンマーで壊そうとするのであわてて全員で抑える。
千空が言うには恐らく中身はガラスのこと。
力まかせに壊せばガラスも壊してしまうだろうから……スピードも兼ねる奴に上の表面だけ壊してほしい、だそうだ。
なら条件が当てはまるのは一人しかいるまい。
スピードもパワーも持つ人物、とうぜんあきらではない。
杭をもったコハクがカカカ、と石の表面を細かく砕いていくと……銀色の塊が現れた。
一旦ラボに帰った千空は塩酸に銀の塊をつけた。
アルミホイルでコーティングされており塩酸につけると周りのアルミがとれ綺麗なガラスが現れる。
丸い形をしたそれをゲンは瓶の底かなんかを切り取った感じだね~と言う。
「円盤、スピーカー、針でおしゃべり……
クククなんか思い出すもんねえか」
ハッとゲンはその正体に気づいた。
「レコード……!!!」
その円盤には親父の声が入ってる、と千空が言うと当然クロム達は驚いた。
「わざわざ音にまでして何残したのか
そそらねぇもんだったらブチ殺すぞ、あの親父!とっくに死んでっけどな!」
「ちょ、ちょっと千空……」
冗談だと思うけど冗談にしても言葉にしてはいけないと思う。
「あ”?」
「……言葉は選んだ方がいいと思うよ、本心じゃないって分かってるけどさ」
千空は口が悪い。
そんなこと欠片も思っていないことはもうあきら含め皆承知だ。
でも時々勘違いされないか心配になるのだ。
「……わーってる」
「ほんとに?」
「……善処する」
「それ反省してないっことでしょー」
千空は周りの視線に気付き本題に戻った。
「っと、レコードの説明しなくちゃな
レコードの仕組みはアホほど簡単だ
音で針をふるわせてガッタガタに溝を彫る
逆にその溝をなぞって針をそわせれば彫ったとおりに音が鳴るって仕組みだ、分かったか?」
千空はレコードが分からないクロム達に説明した。
「そのレコードを数千年も前に千空さんのお父様が作られたのですね……!」
しみじみと感動したルリに対し千空はその感動をぶち壊す。
千空曰く百夜では無理だと。
恐らく他の宇宙飛行士がメインで作ったに違いないと話す。
「そもそと百夜は技術関連で受かったわけじゃあねぇからな
……まぁ思いつきはあの親父かもしんねぇが
こんなしょうもないマネすんのはよ」
千空は目を伏せてあったかもしれない過去に思いを馳せた。