第三章
夢小説設定
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「む?そういえば姉上はどこだ?」
姿が見当たらないので探すとルリはゲンと共に作業をしていた。
「姉上、ゲン何をしているのだ?」
「あ、コハクちゃんにあきらちゃんヤッホー
今マンガン電池作ってるとこ
真空管に電池必要らしくてさーー
千空ちゃんに材料と説明書ほいって渡されたんだけどこれがものすごい量必要なんだよね」
ゲンは800個だよ、800個!!と涙を流している。
「それでドイヒーって嘆いていてたらルリちゃんが一緒にやってくれるって言ってくれたから今必死こいてやってんの」
「今……どのくらいまで?」
「んーーと……200個くらい?かな?
一個にかかる時間は少ないけど全部作るのにどれくらい時間かかるかな……」
いくら二人で負担してるとはいえ一人あたり400個の電池を作るのは重労働だろう。
あきらはコハクと顔を見合わせて頷く。
多分私もコハクも同じことを思っているはずだ。
「それ私達も手伝うよ」
「ルリ姉ばかりに辛い想いはさせられないからな」
「ほんとに!?!?いや、まじで助かる~~!」
「コハク……!それとあきらさん、ありがとうございます」
それから数時間が経ち二人も加わって作業スピードが倍になるかと思いきや……そうはならなかった。
主にコハクが原因だ、作業開始十分後。
『……無理だ!』
と言ってリタイアしてしまったからである。
ぶっちゃけコハクには難しかったかもしれない。
彼女は元々パワーがありこう細々とした作業は向かないのかもしれない……
「すみません……うちのコハクが……」
「いやいや、コハクちゃんがああなるの俺予想してたから……それに人のは向き不向きあるしね?
すぐギブアップしなかっただけマシよ」
「ありがとうございます、ゲン
あきらさんも手伝ってくれて助かります」
「あ、いえ、全然作れてなくてこちらこそすみません、二人に比べて作るスピード遅いからあんまり助けになってないような……」
「そんなことないない!
猫の手も借りたいくらいだし遅くても全然OKよ」
それにしてもお腹空いたな……
いつの間にか深夜になっていて慣れない作業をしていたからか小腹が空いた。
二人はどうなんだろう……?と思っていると急にコハクが現れた。
「コハク?寝てなくてよいのですか?」
「今から寝るぞ?
その前に……だな、三人にちょっと差し入れを……」
おずおずとコハクはラーメンを三つ出した。
「え、もしかしてコハクちゃんが作ってくれたの!?」
「腹が空いているだろうと思ってな
千空の見よう見まねで作ってみたのだが……
如何せんあまり自信が無くてな……どうだ……?」
不安そうに答えるコハクにルリはラーメンを啜った。
「ちゃんと美味しいですよ、コハク」
「……!そうか、なら良かった」
と言ってコハクは帰ろうとしたのをあきらが引き留めた。
「ねえ、コハク一緒に食べない?
この時間に全部食べたら食べすぎだし」
しかしな……と言おうとしたコハクのお腹からきゅう、と音がした。
ルリはふふ、と笑い助け船を出す。
「コハク、私も全部食べきれないから手伝ってくれる?」
「ルリ姉が言うなら仕方がないな」
やれやれとコハクはルリとあきらの真ん中に座った。
コハクの差し入れもあり頑張れそうだ。
さて、もうしばらく頑張るとしよう。
姿が見当たらないので探すとルリはゲンと共に作業をしていた。
「姉上、ゲン何をしているのだ?」
「あ、コハクちゃんにあきらちゃんヤッホー
今マンガン電池作ってるとこ
真空管に電池必要らしくてさーー
千空ちゃんに材料と説明書ほいって渡されたんだけどこれがものすごい量必要なんだよね」
ゲンは800個だよ、800個!!と涙を流している。
「それでドイヒーって嘆いていてたらルリちゃんが一緒にやってくれるって言ってくれたから今必死こいてやってんの」
「今……どのくらいまで?」
「んーーと……200個くらい?かな?
一個にかかる時間は少ないけど全部作るのにどれくらい時間かかるかな……」
いくら二人で負担してるとはいえ一人あたり400個の電池を作るのは重労働だろう。
あきらはコハクと顔を見合わせて頷く。
多分私もコハクも同じことを思っているはずだ。
「それ私達も手伝うよ」
「ルリ姉ばかりに辛い想いはさせられないからな」
「ほんとに!?!?いや、まじで助かる~~!」
「コハク……!それとあきらさん、ありがとうございます」
それから数時間が経ち二人も加わって作業スピードが倍になるかと思いきや……そうはならなかった。
主にコハクが原因だ、作業開始十分後。
『……無理だ!』
と言ってリタイアしてしまったからである。
ぶっちゃけコハクには難しかったかもしれない。
彼女は元々パワーがありこう細々とした作業は向かないのかもしれない……
「すみません……うちのコハクが……」
「いやいや、コハクちゃんがああなるの俺予想してたから……それに人のは向き不向きあるしね?
すぐギブアップしなかっただけマシよ」
「ありがとうございます、ゲン
あきらさんも手伝ってくれて助かります」
「あ、いえ、全然作れてなくてこちらこそすみません、二人に比べて作るスピード遅いからあんまり助けになってないような……」
「そんなことないない!
猫の手も借りたいくらいだし遅くても全然OKよ」
それにしてもお腹空いたな……
いつの間にか深夜になっていて慣れない作業をしていたからか小腹が空いた。
二人はどうなんだろう……?と思っていると急にコハクが現れた。
「コハク?寝てなくてよいのですか?」
「今から寝るぞ?
その前に……だな、三人にちょっと差し入れを……」
おずおずとコハクはラーメンを三つ出した。
「え、もしかしてコハクちゃんが作ってくれたの!?」
「腹が空いているだろうと思ってな
千空の見よう見まねで作ってみたのだが……
如何せんあまり自信が無くてな……どうだ……?」
不安そうに答えるコハクにルリはラーメンを啜った。
「ちゃんと美味しいですよ、コハク」
「……!そうか、なら良かった」
と言ってコハクは帰ろうとしたのをあきらが引き留めた。
「ねえ、コハク一緒に食べない?
この時間に全部食べたら食べすぎだし」
しかしな……と言おうとしたコハクのお腹からきゅう、と音がした。
ルリはふふ、と笑い助け船を出す。
「コハク、私も全部食べきれないから手伝ってくれる?」
「ルリ姉が言うなら仕方がないな」
やれやれとコハクはルリとあきらの真ん中に座った。
コハクの差し入れもあり頑張れそうだ。
さて、もうしばらく頑張るとしよう。