十万企画
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〜通行人、ケモ耳生えるの巻〜
あらすじ
なんやかんやありまして、ご都合呪いでケモ耳の被害にあった伏黒と名前。
「うわっ、めっちゃ動いてる」
「触んな」
「野郎がケモ耳生えて可愛いって何かムカつくな」
「うるせぇ。なりたくてなったわけじゃない」
「ごめんよ、めぐみん……」
硝子ちゃんによる診察の結果、特に問題無く明日には戻っているだろうと。
「伏黒は……これ何の耳?」
「見た感じ玉犬みたいね」
「じゃあ犬耳?」
「そうね」
「名前姉のは……何かな?丸くて大きい……」
「見たこと無いわね」
「多分ハイエナかなー」
「「ハイエナ?」」
「わかんないけど、多分」
うわー、ふわふわくすぐったい、と自分で耳をもふもふする。
「めぐみん触らせて。うわっ、ふっさふさ!」
「名前さんの耳は不思議な触り心地っすね」
「ハイエナなんて普通触らんからな」
お互いの耳をさわさわするが、くすぐったくなりお互いプルプルピクピク耳が震える。
「凄いねケモ耳」
「めちゃくちゃくすぐってぇ」
「「………」」
じっと此方を見つめる野薔薇ちゃんに悠仁くん。
真顔だ。
真顔だが、なぜか手を出してくるのでめぐみんと後ろに下がる。
「「なぜ逃げる」」
「君たち目がヤバイよ」
「嫌な予感しかしねぇ」
「俺ももふもふ癒されたい」
「私ももふもふ触りたい」
触らせてあげたい。
だが、お互い耳を触って思ったのは……他人に触られるとくすぐったくて変な感じになってくるのでやめてほしいということ。
さわさわくにくに触られるたび、中の耳の毛がこしょこしょと動き刺激されるし、普段より音の感じ方……聞こえ方が敏感になってしまう。
いわばずっと耳元でふーーーっと息を吹き掛けられる地獄。
飽きないよう、バリュエーション豊富……え?それなんて地獄?
めぐみんと二人で逃げ出した。
「待てゴラァ!!」
「癒しを!!」
疲れが溜まった呪術師怖い。
てか、ケモ耳生えただけで身体能力が上がったわけじゃない。
つまり………
「捕まえた!!!」
「「………………」」
「なんっつー絶望顔してんのよ」
ガッチリ悠仁くんに両脇に抱えられた私とめぐみん。手をわきわきしながらめぐみんに手を伸ばし触る野薔薇ちゃん。
「おぉ、ふわふわ」
「………っ」
「あー、目を閉じたら確かにワンコロっぽさが増すわ」
「ふっ………んっ」
「………」
「釘……さ、きっ。そろそろっ、やめっ」
「変な声出してんじゃないわよ!!」
「仕方ねーだろ!!!」
お互い顔を真っ赤にして叫ぶ。
ついでに私と悠仁くんも赤くなる。
「名前姉も、やっぱ……出ちゃう?声」
「まぁ……多分」
「どうしよう……俺、五条先生に殺されちゃうかな?」
「そう言いながら耳に手を当てるのはなぜかな?悠仁くんや」
「ハイエナとかレアじゃん」
「レアだけども」
「いい?……ねぇ、お願い。名前姉」
「………くっ!!アザと可愛い!!」
優しく触ってね?と頭を差し出す。
恐る恐る手を動かす悠仁くん。
くすぐったい。
くすぐったい、が……優しく優しく触る、というよりもマッサージに近い気がする。
気持ちよさにうっとりと悠仁くんに身体を預けてしまう。
「名前姉気持ちいいの?」
「気持ちいい……」
「これは?」
「ん……少し、くすぐったいけど平気」
「あー、俺も和む……気持ちいい」
「悠仁くんゴッドハンド……」
気持ち良くてうとうとしてきた。
悠仁くんの手の動きが止まったのでもっと、と頭を押し付けた。
「楽しそうだねぇ、名前」
「ひぃっ!!」
フッ、と息を吹き掛けられて跳び跳ねる。
何事!?と振り向いて後悔。
「浮気?」
「違う違う違う」
「いい度胸じゃん」
「待て、話し合おう!」
「楽しそうだから僕も混ぜてよ」
「だが断る」
「…………」
「…………」
地獄の鬼ごっこが始まった。
何度も言うが、身体能力は変わらない。
つまり………おわかりだね?
「伏黒」
「聞こえない。俺は何も聞こえない」
「いや、私らにも聞こえてんのに無理あるわよ」
「聞こえてない」
「俺、生きてて良かった」
とある一室から響く甘い声に
学長と硝子ちゃんが拳を握りしめて向かったとか………。
〜通行人大号泣〜
些細なことから五条と大喧嘩に発展してしまった名前。
「悟のばーか!!」
「名前のが馬鹿だろ」
「わからず屋!」
「理解力が足りない」
「帰る!!」
「勝手にしなよ」
「二人とも落ち着いてください」
まさかここまでの言い合いになるとは思っておらず、生徒達も不穏な空気にドキドキしている。
「名前姉、そんなムキにならなくても……」
「悟がガキ過ぎるんだよ。イチイチ心が狭いし束縛じゃん」
「そうだけど、五条先生だってほら……名前姉が大切だからであって」
「誰にで尻尾振ってる駄犬の躾をしなきゃいけないこっちの気持ちも考えて欲しいよ」
「五条、ちょっと落ち着きなさいよ」
「野薔薇だって思うでしょ?
僕だって嫉妬するしムカつくもんはムカつく」
「確かにベタベタしてるように見えなくもないけど、名前さんだってそんなつもりは……」
「そっちのが質悪ィじゃん」
「は?」
「なに」
フォローに入るも火に油を投入する形となってしまった虎杖と釘崎。
どうにかしてくれ!!と2年に助けを求めるものの、2年は傍観。
……と、いうよりも驚きすぎて呆然としている。
一年と少し、二人の仲の良さや多少の喧嘩を見てきたものの、必ずどちらかが折れていた。
だからこそこんなギスギスとした二人など見たことが無かった。
「帰るならさっさと帰りなよ。
それとも若い子達にまた手を出す?」
「なにそれ?私がいつ子供達に手を出したと?
しかも前科あるような言い方」
「似たようなもんでしょ」
「私が下心持って子供達と接しているとでも?」
「アラサーが見苦しいね」
「もういい。悟なんか知らない!!」
キーケースを五条に向かって投げる名前。
「はぁ……ガキはどっちだよ。
鍵まで投げて家にすら帰らない気?
我が儘もいきすぎると可愛くないよ」
「可愛くなくていいよ」
「ほんっと可愛いくない。面倒」
「だったら捨てればいいでしょ」
「オマエがそうして欲しいならそうするよ」
「オイ、オマエらそれくらいに……」
「そうだそうだ。落ち着けって」
「おかか」
「良かったね。僕じゃなくても守ってくれる男は沢山いるよ」
ハッ、と鼻で笑う五条。
その瞬間、名前はボロボロと涙を溢した。
「ちょっ!!」
「やだやだ。泣けばいいとでも思って」
「いい加減にしろって」
「悟、言い過ぎダゾ」
「泣いたら僕が悪いみたくなるじゃん。
女はいいよね、泣けば許されるって雰囲気出るし」
「もうやだ……悟のばか」
「馬鹿はオマエだって言ってんの」
ぐずぐず泣き出した名前に一年達がどうにかしようと名前の周りでおろおろする。
「悟、言い過ぎじゃないか?」
「いつも言ってる事だよ」
「何ピリピリしてんだよ」
「別に」
「こんぶ」
「いつものことだけど、流石に毎回されたら腹立つものは腹立つって」
2年が五条を落ち着かせようとするが、不機嫌な五条はあまり話を聞くような感じがない。
「若い男が好きなら若い子に慰めて貰えばいいさ」
「………」
「あれ?」
「あら?」
「僕今日帰らないから」
「ちょっ、五条先生ストップ!」
「何?悠仁。
悪いけど僕だって腹立つものは腹立つんだよ」
「五条本当黙って。そしてアンタ後悔するからそれ以上喋るんじゃないわよ」
「野薔薇まで名前の味方?」
「……さとる、やだ」
「僕もオマエが嫌だよ」
はぁ、と大きなため息をつく五条。
ボロボロと顔を赤くしながら泣く名前に、虎杖はごめんと一言告げてお姫様抱っこで抱えた。
その事に五条はムスッとする。
「悠仁何してるの」
「五条先生ごめん!!けど、今の五条先生に名前姉を預けられねーから!」
「さっさと行くわよ!」
「伏黒、ごめん!!頼んだ!!」
「その馬鹿に頭冷やせって言っときなさい!!」
走っていなくなる虎杖と釘崎。
2年は五条の顔色を伺いながら何で油注いでんの?と険しい表情に。
「五条先生。アンタあほですね」
「僕悪くないよね?
どっちかといえば恵や悠仁にベタベタするアイツのがおかしくない?」
「あの人熱ありますよ」
「………は?」
伏黒の言葉にポカンとする五条。
2年達の殺気と視線が痛い。
「朝来たときからなんか変でフラフラしてぶつかったり転びそうになってたんですよ。
故意じゃないから本人も不思議がってて、調子悪そうだったんです」
「……悠仁と恵とベタベタしてたわけじゃなく?」
「してません。
そもそもあの人、腹立つ事にアンタの事しか考えてませんよ」
はぁ、と呆れたようにため息を吐く伏黒。
五条は思わず頭を抱えてしゃがみこむ。
「悟……」
「あーぁ、泣かせてたな」
「おかか」
「………僕ダッサ」
「体調の変化に気付かないあの人も大概アホですけど、余裕無さすぎますよ。
アンタはもっとあの人に愛されてる自覚持ってください。今回言い過ぎです」
「………恵、正論やめて。僕反省中だから」
「言いますよ。
俺らみたいなガキ相手に嫉妬して名前さんに八つ当たりして馬鹿ですか?
いつもなら名前さんの体調くらいアンタなら気付けただろうに頭に血ィ上りすぎです。
反省しろ、ばーか」
冷ややかな視線を向けて吐き捨てる伏黒。
勿論2年達からも冷ややかな視線が。
「あと喧嘩すんなら二人でやってください。
普通に私情に巻き込まれて迷惑です」
「恵めちゃくちゃ言うじゃん」
「泣かせたので腹立ってます」
「大好きかよ」
「そうですね。好きですよ」
「恵、僕を苛めて楽しい?」
「呆れてるんですよ。
誰が見ても入る隙間なんか無いくせに、自分から隙間作るとかアホですから」
「確かに」
「しゃけ」
「オマエら馬鹿共が一緒じゃないと私らだって調子狂うっつの」
五条に背を向けて歩き出す伏黒。
「反省したらちゃんと仲直りしてくださいよ」
残された2年と五条。
「悟、今日嫌にイライラしてたがどうかしたのか?」
「んー、普通にムカつくなぁって思って」
「いつも通りだろ」
「何度言っても名前の距離感バグってるからさ。恵にも悠仁にも取られる心配はしてないけど僕以外の男といるのはやっぱ腹立つ」
「感情がデカいわ」
「しゃけ」
「久しぶりに出張から帰って来て、目の前で教え子達とイチャイチャしてたらね?
僕だって甘えたいのにムカつくじゃん?」
「「ガキか」」
「おかか」
「熱か……」
珍しく凹む五条。
どうやら五条も今回いっぱいいっぱいだったらしい。
2年達は凹む五条の背中をそれぞれ叩く。
「「さっさと行け」」「しゃけ」
「……行ってくる」
教え子達に背中を押されるなんて格好悪い。
けど、心配なのも事実。
医務室にて横になっている名前。
その周りには一年トリオが心配そうにしていて、家入が診ている。
「インフルでもなさそうだし、ただの熱だな。
もしかしたら風邪かもしれんが今のところ大丈夫だよ」
「良かったぁ」
「しっかりしなさいよ。驚かせて」
「大丈夫っすか?」
安心した顔を見せる一年。
その優しさにまたボロボロ涙を流す名前に、ギョッとする4人。
「ど、どうしたのよ!?」
「どっか痛い?」
「……悟に、嫌われた…」
「無いと思います」
「……だっ、て……私……っ」
五条を怒らせた。
勘違いさせるような行動を取ったつもりがなくても、五条に勘違いされていた。そしてカッとなったとはいえ、売り言葉に買い言葉でヒートアップした頃にはもう戻れずに次々と悪化していく。
そして泣いて熱を出して……困ったどころの問題じゃない。
「私……どう、しよ…っ。悟と、別れたら……っ」
「無いと思うぞ?」
「無いわよ」
「無いですね」
「五条先生ってめちゃくちゃ名前姉が好きじゃん」
「けど……っ」
「熱上がるぞ。今は落ち着いて寝ろ」
家入に優しく額を叩かれるものの、涙は引っ込まず流れ出る。
どんなフォローをしても泣くから一年達は気まずそうにしている。
「五条のしつこい愛情に囲われている奴が何の心配をしている?
あの男がオマエをこんな程度で手放すわけ無いだろう。
オマエは自分が五条に大事にされている」
「……硝子、ちゃ…ん」
「今は寝ろ」
家入の優しい手と、熱と、泣き疲れたのか次第に寝息を立て始めた。
ホッとしたのもつかの間、いつの間にいたのか五条が覗いていた。
「泣かすな」
「………反論も出来ないよ」
「私は少し外すから見てろよ。手は出すな」
「五条!!変なことしたらぶっ飛ばすわよ!」
「五条先生、ちゃんと仲直りしてね」
「頼みました」
一年達も一度医務室から出る。
二人っきりになった医務室で椅子を持ってきて座る五条。
はーはーと少しだけ荒い呼吸に、赤くなった頬。
「ごめんね、名前」
手を握って頭を撫でる。
早く熱が下がればいいと願いながら。
「………さと、る?」
「起きたの?」
少し経って目覚めた名前。
まだ顔は赤いので熱があるのだろう。
家入は戻って来ていないので適当に体温計を探して脇に差し込む。
「あの……」
「ごめん。言い過ぎた」
「………」
「ただの嫉妬。八つ当たり」
「………」
「体調の変化に気付かないくらい冷静じゃなくて……ごめんね」
ぽろり、ぽろり。
静かに泣き出す名前に、ドキリとしつつもその涙を指ですくう。
「………嫌い、に……ならっ、ないで……っ」
「ならないよ」
「ベタベタ、して……ない」
「うん。聞いた」
「悟が、1番」
「僕も名前が1番好き」
「他の男なんて、いらないっ」
「ごめんって」
泣き出した名前の頭を抱えるようにベッドに座って抱き締める。
「余裕無かったら、言い過ぎた」
「……私、も……勘違い、させる……事して、ごめ……んっ」
「仲直りしてくれる?」
「………する」
五条に手を伸ばし、抱きつく名前。
いつもよりもずっと熱い身体。
「帰る?」
「………かえる」
「抱っこするよ」
「ん」
いつもは照れるのに横抱きしても怒らずすり寄る名前。
上気した赤い頬、早い呼吸、潤んだ瞳。
「…………」
「さ、と…る?」
ヤバイ。普通に興奮してきた。
出張で溜まっていた欲が顔を出す。
「襲うな獣」
「………硝子」
「最低ね」
「削ぎ落としてやろうか?」
女子達の圧が強い。
一瞬で冷静になった。
「置け」
「連れて帰りたいんだけど」
「誰が看病出きるんだ?」
「僕」
「特級で忙しいアンタが出来るわけないでしょ」
「でも」
「置いていくか、削ぎ落とすかどっちがいい?」
「………ちなみに一瞬にお泊まりって」
「獣になった奴が何を言ってる」
仲直りは出来たが追い出された。
後日、熱も治って元気になった時………
「悟、だーいすき!!」
「僕もすきー」
うんざりするほどイチャイチャしていたので
生徒達は安心しつつも目障りなので、苦情は入れた。
〜中の人ネタ〜
研磨の家で飲み会中。
「いきまーす」
クロが突然立ち上がり、どこから持ってきたのか黒い目隠しをしたかと思ったら
「領域 展開」
「「ぶふっ!!」」
突然やらかした。
目隠しを片手で上げ、もう片方は人差し指と中指をクロスさせている。
「まっっって」
「………クロ」
「鉄朗やるならもっとイケメンにやってよ。
あ、そもそも目の大きさが違うから駄目か。
ごめんごめん」
「酷くない?僕傷付きました」
研磨の冷ややかなな視線が冷たい。
だけど、それより悟のまじなダメ出しやめたげて。
「もう、こうやるだよ?
──俺達は血液だ 滞り無く流れろ 酸素を回せ "脳"が 正常に働くために」
「や、め、てっっ」
「クロの黒歴史」
「研磨酷くね?かっこいいじゃん」
「クロと悟って声似てたんだね」
「「そう?」」
私だけ一人笑い転げてる。
ねぇ、君らいつの間にお互いのネタ共有したの?
「声は似てるけど……」
「ホラ、俺イケメン枠だから」
「クロは詐欺師でしょ」
「僕こそ公式のイケメンだよ」
「公式の性格の悪さだけどね」
「「…………」」
研磨と私により黙る二人。
ふと、何を思ったのか私は宮くんへと電話をかけた。
「もっしー?宮くんおつー」
"お疲れさん。で?何の用なん?"
「テレテンッ!!いきなりクイーーーズ!!
この人は黒尾?五条?どっちでshow!!」
"は?"
まずは悟へ。
「どーもー」
"え?は?"
ニヤニヤしながらクロへ。
「どーもー」
"まっ!?は?"
「さあ、先攻後攻どっち?」
"いや、何なん?コレやるためだけの電話?"
「あとさーん、にー、いーち」
"さ、最初!!"
「ぶっぷー。はいお疲れ様でーす」
そのまま切る。
そしてまた次へ。
「もっしもーし、赤葦?ちょっとここで問題です」
"お久しぶりなのに唐突ですね"
「キバナさんのジュラルドン、どっちがクロでどっちが悟でshow?」
"は?"
「ではどうぞ」
クロへと渡す。
「負けるな!竜よ吼えろ!!」
「ジュラアアアアッ!!」
研磨、口を抑えている。
身体がピクピクしている。
悟へ渡す。
「負けるな!竜よ吼えろ!!」
「ジュラ、ジュラアッ!!」
"………先攻が黒尾さんですね"
「凄いね、赤葦」
"何か腹立ったのが先攻だったので"
「付き合ってくれてありがとー!」
"今度孤爪も誘ってご飯行こう"
「OK!!またね」
こんなことに付き合ってくれる赤葦最高かよ。
「研磨、今度赤葦が一緒にご飯行こうって」
「行く」
「他誰にやる?」
「そろそろ止めなよ。面白すぎるから」
「デュラの門田さんか、銀魂の金さんか……」
「Nは?」
「紫呉は?」
「ノリノリだね……」
改めて二人を見比べる。
「身長高いし、イケメン枠だし、声もいいし……なんてこった。
研磨、コイツら似た者同士だ」
「そうかもね」
「「だろ?」」
「どちらも厨二病を思わせるような黒歴史があるし」
「「オイ」」
「胡散臭いよね。取り立て屋っぽいし」
「「オイ」」
「見事に柄シャツ似合うチンピラだよね」
「煽り上手だし」
幼馴染と彼氏をフルボッコ。
ジト目で見られても私と研磨には通じない。
「あえて言うならクロのがまだ性格がいいくらいかな」
「悟の性格の悪さは今に始まった事じゃないさ」
「お父さん役として活躍してきた甲斐があったね、クロ。娘が似た人を好きになってるんだから」
「おとーさん、名前ね……好きな人が出来たの。おとーさんと似た人だよ!
紹介するね!悟っていうの!」
「はは、良かったねクロ」
研磨が珍しくニヤニヤしながら悪のりしてきた。
私は勿論研磨にのる。
「………お父さんは許しまセン!!!リードブロックかますわ」
「突然の裏切りじゃん。やだよ、娘は貰っていきますー」
「うちの娘はね!キミのような顔だけの男に渡すわけにはいかないんですぅー!」
「顔だけじゃなく全てにおいて完璧だから僕」「はい、性格がマイナス100ポイントでアウトデース」
「お父さん倒せば貰っていい?」
「物理は敵う気がしないのでスポーツマン精神でここはどんじゃらをしたいと思いマス」
「どんじゃら?って……何?」
「嘘だろ?悟くん知らねーの?」
「知らない。どん兵衛の仲間?」
「「ぶはっ!」」
思わぬ悟の坊っちゃんに、研磨と吹き出した。
どんじゃらが何でどん兵衛の仲間になんだよ!!
響きか?
悟に説明して4人でめちゃくちゃどんじゃらした。
ちなみに研磨が強かったのは言うまでもない。
あとがき
色々詰め込んだネタ集。
ごめんね!時間が無くて色々詰め込みました!
「ケモ耳」「中の人ネタ」「ポケモン」「通行人がマジ泣き」「一年トリオとイチャイチャ」「幼馴染と絡む」「ちょっぴりエッチィ」などなど……小ネタやら、出来れば書いてほしい!ってリクエストがちょいちょいあったのをまとめて短いネタ集としてまとめて書かせて頂きました。
他にも聞こえない、話せないネタを頂きましたが……すいません!!!ネタとはいえ書く勇気がありませんでした……。と、言い訳でまじで書く時間と気力が……すいません(泣)
沢山お待たせしてしまい、お待ち頂いた方々、ありがとうございました!
まさかこんなに参加して、リクエスト頂けると思っていなかったので!!本当にありがとうございます!
次は……50万くらいかな?
20万までもうすぐだったので、次は50万ヒット達成でやろうかな……?
あらすじ
なんやかんやありまして、ご都合呪いでケモ耳の被害にあった伏黒と名前。
「うわっ、めっちゃ動いてる」
「触んな」
「野郎がケモ耳生えて可愛いって何かムカつくな」
「うるせぇ。なりたくてなったわけじゃない」
「ごめんよ、めぐみん……」
硝子ちゃんによる診察の結果、特に問題無く明日には戻っているだろうと。
「伏黒は……これ何の耳?」
「見た感じ玉犬みたいね」
「じゃあ犬耳?」
「そうね」
「名前姉のは……何かな?丸くて大きい……」
「見たこと無いわね」
「多分ハイエナかなー」
「「ハイエナ?」」
「わかんないけど、多分」
うわー、ふわふわくすぐったい、と自分で耳をもふもふする。
「めぐみん触らせて。うわっ、ふっさふさ!」
「名前さんの耳は不思議な触り心地っすね」
「ハイエナなんて普通触らんからな」
お互いの耳をさわさわするが、くすぐったくなりお互いプルプルピクピク耳が震える。
「凄いねケモ耳」
「めちゃくちゃくすぐってぇ」
「「………」」
じっと此方を見つめる野薔薇ちゃんに悠仁くん。
真顔だ。
真顔だが、なぜか手を出してくるのでめぐみんと後ろに下がる。
「「なぜ逃げる」」
「君たち目がヤバイよ」
「嫌な予感しかしねぇ」
「俺ももふもふ癒されたい」
「私ももふもふ触りたい」
触らせてあげたい。
だが、お互い耳を触って思ったのは……他人に触られるとくすぐったくて変な感じになってくるのでやめてほしいということ。
さわさわくにくに触られるたび、中の耳の毛がこしょこしょと動き刺激されるし、普段より音の感じ方……聞こえ方が敏感になってしまう。
いわばずっと耳元でふーーーっと息を吹き掛けられる地獄。
飽きないよう、バリュエーション豊富……え?それなんて地獄?
めぐみんと二人で逃げ出した。
「待てゴラァ!!」
「癒しを!!」
疲れが溜まった呪術師怖い。
てか、ケモ耳生えただけで身体能力が上がったわけじゃない。
つまり………
「捕まえた!!!」
「「………………」」
「なんっつー絶望顔してんのよ」
ガッチリ悠仁くんに両脇に抱えられた私とめぐみん。手をわきわきしながらめぐみんに手を伸ばし触る野薔薇ちゃん。
「おぉ、ふわふわ」
「………っ」
「あー、目を閉じたら確かにワンコロっぽさが増すわ」
「ふっ………んっ」
「………」
「釘……さ、きっ。そろそろっ、やめっ」
「変な声出してんじゃないわよ!!」
「仕方ねーだろ!!!」
お互い顔を真っ赤にして叫ぶ。
ついでに私と悠仁くんも赤くなる。
「名前姉も、やっぱ……出ちゃう?声」
「まぁ……多分」
「どうしよう……俺、五条先生に殺されちゃうかな?」
「そう言いながら耳に手を当てるのはなぜかな?悠仁くんや」
「ハイエナとかレアじゃん」
「レアだけども」
「いい?……ねぇ、お願い。名前姉」
「………くっ!!アザと可愛い!!」
優しく触ってね?と頭を差し出す。
恐る恐る手を動かす悠仁くん。
くすぐったい。
くすぐったい、が……優しく優しく触る、というよりもマッサージに近い気がする。
気持ちよさにうっとりと悠仁くんに身体を預けてしまう。
「名前姉気持ちいいの?」
「気持ちいい……」
「これは?」
「ん……少し、くすぐったいけど平気」
「あー、俺も和む……気持ちいい」
「悠仁くんゴッドハンド……」
気持ち良くてうとうとしてきた。
悠仁くんの手の動きが止まったのでもっと、と頭を押し付けた。
「楽しそうだねぇ、名前」
「ひぃっ!!」
フッ、と息を吹き掛けられて跳び跳ねる。
何事!?と振り向いて後悔。
「浮気?」
「違う違う違う」
「いい度胸じゃん」
「待て、話し合おう!」
「楽しそうだから僕も混ぜてよ」
「だが断る」
「…………」
「…………」
地獄の鬼ごっこが始まった。
何度も言うが、身体能力は変わらない。
つまり………おわかりだね?
「伏黒」
「聞こえない。俺は何も聞こえない」
「いや、私らにも聞こえてんのに無理あるわよ」
「聞こえてない」
「俺、生きてて良かった」
とある一室から響く甘い声に
学長と硝子ちゃんが拳を握りしめて向かったとか………。
〜通行人大号泣〜
些細なことから五条と大喧嘩に発展してしまった名前。
「悟のばーか!!」
「名前のが馬鹿だろ」
「わからず屋!」
「理解力が足りない」
「帰る!!」
「勝手にしなよ」
「二人とも落ち着いてください」
まさかここまでの言い合いになるとは思っておらず、生徒達も不穏な空気にドキドキしている。
「名前姉、そんなムキにならなくても……」
「悟がガキ過ぎるんだよ。イチイチ心が狭いし束縛じゃん」
「そうだけど、五条先生だってほら……名前姉が大切だからであって」
「誰にで尻尾振ってる駄犬の躾をしなきゃいけないこっちの気持ちも考えて欲しいよ」
「五条、ちょっと落ち着きなさいよ」
「野薔薇だって思うでしょ?
僕だって嫉妬するしムカつくもんはムカつく」
「確かにベタベタしてるように見えなくもないけど、名前さんだってそんなつもりは……」
「そっちのが質悪ィじゃん」
「は?」
「なに」
フォローに入るも火に油を投入する形となってしまった虎杖と釘崎。
どうにかしてくれ!!と2年に助けを求めるものの、2年は傍観。
……と、いうよりも驚きすぎて呆然としている。
一年と少し、二人の仲の良さや多少の喧嘩を見てきたものの、必ずどちらかが折れていた。
だからこそこんなギスギスとした二人など見たことが無かった。
「帰るならさっさと帰りなよ。
それとも若い子達にまた手を出す?」
「なにそれ?私がいつ子供達に手を出したと?
しかも前科あるような言い方」
「似たようなもんでしょ」
「私が下心持って子供達と接しているとでも?」
「アラサーが見苦しいね」
「もういい。悟なんか知らない!!」
キーケースを五条に向かって投げる名前。
「はぁ……ガキはどっちだよ。
鍵まで投げて家にすら帰らない気?
我が儘もいきすぎると可愛くないよ」
「可愛くなくていいよ」
「ほんっと可愛いくない。面倒」
「だったら捨てればいいでしょ」
「オマエがそうして欲しいならそうするよ」
「オイ、オマエらそれくらいに……」
「そうだそうだ。落ち着けって」
「おかか」
「良かったね。僕じゃなくても守ってくれる男は沢山いるよ」
ハッ、と鼻で笑う五条。
その瞬間、名前はボロボロと涙を溢した。
「ちょっ!!」
「やだやだ。泣けばいいとでも思って」
「いい加減にしろって」
「悟、言い過ぎダゾ」
「泣いたら僕が悪いみたくなるじゃん。
女はいいよね、泣けば許されるって雰囲気出るし」
「もうやだ……悟のばか」
「馬鹿はオマエだって言ってんの」
ぐずぐず泣き出した名前に一年達がどうにかしようと名前の周りでおろおろする。
「悟、言い過ぎじゃないか?」
「いつも言ってる事だよ」
「何ピリピリしてんだよ」
「別に」
「こんぶ」
「いつものことだけど、流石に毎回されたら腹立つものは腹立つって」
2年が五条を落ち着かせようとするが、不機嫌な五条はあまり話を聞くような感じがない。
「若い男が好きなら若い子に慰めて貰えばいいさ」
「………」
「あれ?」
「あら?」
「僕今日帰らないから」
「ちょっ、五条先生ストップ!」
「何?悠仁。
悪いけど僕だって腹立つものは腹立つんだよ」
「五条本当黙って。そしてアンタ後悔するからそれ以上喋るんじゃないわよ」
「野薔薇まで名前の味方?」
「……さとる、やだ」
「僕もオマエが嫌だよ」
はぁ、と大きなため息をつく五条。
ボロボロと顔を赤くしながら泣く名前に、虎杖はごめんと一言告げてお姫様抱っこで抱えた。
その事に五条はムスッとする。
「悠仁何してるの」
「五条先生ごめん!!けど、今の五条先生に名前姉を預けられねーから!」
「さっさと行くわよ!」
「伏黒、ごめん!!頼んだ!!」
「その馬鹿に頭冷やせって言っときなさい!!」
走っていなくなる虎杖と釘崎。
2年は五条の顔色を伺いながら何で油注いでんの?と険しい表情に。
「五条先生。アンタあほですね」
「僕悪くないよね?
どっちかといえば恵や悠仁にベタベタするアイツのがおかしくない?」
「あの人熱ありますよ」
「………は?」
伏黒の言葉にポカンとする五条。
2年達の殺気と視線が痛い。
「朝来たときからなんか変でフラフラしてぶつかったり転びそうになってたんですよ。
故意じゃないから本人も不思議がってて、調子悪そうだったんです」
「……悠仁と恵とベタベタしてたわけじゃなく?」
「してません。
そもそもあの人、腹立つ事にアンタの事しか考えてませんよ」
はぁ、と呆れたようにため息を吐く伏黒。
五条は思わず頭を抱えてしゃがみこむ。
「悟……」
「あーぁ、泣かせてたな」
「おかか」
「………僕ダッサ」
「体調の変化に気付かないあの人も大概アホですけど、余裕無さすぎますよ。
アンタはもっとあの人に愛されてる自覚持ってください。今回言い過ぎです」
「………恵、正論やめて。僕反省中だから」
「言いますよ。
俺らみたいなガキ相手に嫉妬して名前さんに八つ当たりして馬鹿ですか?
いつもなら名前さんの体調くらいアンタなら気付けただろうに頭に血ィ上りすぎです。
反省しろ、ばーか」
冷ややかな視線を向けて吐き捨てる伏黒。
勿論2年達からも冷ややかな視線が。
「あと喧嘩すんなら二人でやってください。
普通に私情に巻き込まれて迷惑です」
「恵めちゃくちゃ言うじゃん」
「泣かせたので腹立ってます」
「大好きかよ」
「そうですね。好きですよ」
「恵、僕を苛めて楽しい?」
「呆れてるんですよ。
誰が見ても入る隙間なんか無いくせに、自分から隙間作るとかアホですから」
「確かに」
「しゃけ」
「オマエら馬鹿共が一緒じゃないと私らだって調子狂うっつの」
五条に背を向けて歩き出す伏黒。
「反省したらちゃんと仲直りしてくださいよ」
残された2年と五条。
「悟、今日嫌にイライラしてたがどうかしたのか?」
「んー、普通にムカつくなぁって思って」
「いつも通りだろ」
「何度言っても名前の距離感バグってるからさ。恵にも悠仁にも取られる心配はしてないけど僕以外の男といるのはやっぱ腹立つ」
「感情がデカいわ」
「しゃけ」
「久しぶりに出張から帰って来て、目の前で教え子達とイチャイチャしてたらね?
僕だって甘えたいのにムカつくじゃん?」
「「ガキか」」
「おかか」
「熱か……」
珍しく凹む五条。
どうやら五条も今回いっぱいいっぱいだったらしい。
2年達は凹む五条の背中をそれぞれ叩く。
「「さっさと行け」」「しゃけ」
「……行ってくる」
教え子達に背中を押されるなんて格好悪い。
けど、心配なのも事実。
医務室にて横になっている名前。
その周りには一年トリオが心配そうにしていて、家入が診ている。
「インフルでもなさそうだし、ただの熱だな。
もしかしたら風邪かもしれんが今のところ大丈夫だよ」
「良かったぁ」
「しっかりしなさいよ。驚かせて」
「大丈夫っすか?」
安心した顔を見せる一年。
その優しさにまたボロボロ涙を流す名前に、ギョッとする4人。
「ど、どうしたのよ!?」
「どっか痛い?」
「……悟に、嫌われた…」
「無いと思います」
「……だっ、て……私……っ」
五条を怒らせた。
勘違いさせるような行動を取ったつもりがなくても、五条に勘違いされていた。そしてカッとなったとはいえ、売り言葉に買い言葉でヒートアップした頃にはもう戻れずに次々と悪化していく。
そして泣いて熱を出して……困ったどころの問題じゃない。
「私……どう、しよ…っ。悟と、別れたら……っ」
「無いと思うぞ?」
「無いわよ」
「無いですね」
「五条先生ってめちゃくちゃ名前姉が好きじゃん」
「けど……っ」
「熱上がるぞ。今は落ち着いて寝ろ」
家入に優しく額を叩かれるものの、涙は引っ込まず流れ出る。
どんなフォローをしても泣くから一年達は気まずそうにしている。
「五条のしつこい愛情に囲われている奴が何の心配をしている?
あの男がオマエをこんな程度で手放すわけ無いだろう。
オマエは自分が五条に大事にされている」
「……硝子、ちゃ…ん」
「今は寝ろ」
家入の優しい手と、熱と、泣き疲れたのか次第に寝息を立て始めた。
ホッとしたのもつかの間、いつの間にいたのか五条が覗いていた。
「泣かすな」
「………反論も出来ないよ」
「私は少し外すから見てろよ。手は出すな」
「五条!!変なことしたらぶっ飛ばすわよ!」
「五条先生、ちゃんと仲直りしてね」
「頼みました」
一年達も一度医務室から出る。
二人っきりになった医務室で椅子を持ってきて座る五条。
はーはーと少しだけ荒い呼吸に、赤くなった頬。
「ごめんね、名前」
手を握って頭を撫でる。
早く熱が下がればいいと願いながら。
「………さと、る?」
「起きたの?」
少し経って目覚めた名前。
まだ顔は赤いので熱があるのだろう。
家入は戻って来ていないので適当に体温計を探して脇に差し込む。
「あの……」
「ごめん。言い過ぎた」
「………」
「ただの嫉妬。八つ当たり」
「………」
「体調の変化に気付かないくらい冷静じゃなくて……ごめんね」
ぽろり、ぽろり。
静かに泣き出す名前に、ドキリとしつつもその涙を指ですくう。
「………嫌い、に……ならっ、ないで……っ」
「ならないよ」
「ベタベタ、して……ない」
「うん。聞いた」
「悟が、1番」
「僕も名前が1番好き」
「他の男なんて、いらないっ」
「ごめんって」
泣き出した名前の頭を抱えるようにベッドに座って抱き締める。
「余裕無かったら、言い過ぎた」
「……私、も……勘違い、させる……事して、ごめ……んっ」
「仲直りしてくれる?」
「………する」
五条に手を伸ばし、抱きつく名前。
いつもよりもずっと熱い身体。
「帰る?」
「………かえる」
「抱っこするよ」
「ん」
いつもは照れるのに横抱きしても怒らずすり寄る名前。
上気した赤い頬、早い呼吸、潤んだ瞳。
「…………」
「さ、と…る?」
ヤバイ。普通に興奮してきた。
出張で溜まっていた欲が顔を出す。
「襲うな獣」
「………硝子」
「最低ね」
「削ぎ落としてやろうか?」
女子達の圧が強い。
一瞬で冷静になった。
「置け」
「連れて帰りたいんだけど」
「誰が看病出きるんだ?」
「僕」
「特級で忙しいアンタが出来るわけないでしょ」
「でも」
「置いていくか、削ぎ落とすかどっちがいい?」
「………ちなみに一瞬にお泊まりって」
「獣になった奴が何を言ってる」
仲直りは出来たが追い出された。
後日、熱も治って元気になった時………
「悟、だーいすき!!」
「僕もすきー」
うんざりするほどイチャイチャしていたので
生徒達は安心しつつも目障りなので、苦情は入れた。
〜中の人ネタ〜
研磨の家で飲み会中。
「いきまーす」
クロが突然立ち上がり、どこから持ってきたのか黒い目隠しをしたかと思ったら
「領域 展開」
「「ぶふっ!!」」
突然やらかした。
目隠しを片手で上げ、もう片方は人差し指と中指をクロスさせている。
「まっっって」
「………クロ」
「鉄朗やるならもっとイケメンにやってよ。
あ、そもそも目の大きさが違うから駄目か。
ごめんごめん」
「酷くない?僕傷付きました」
研磨の冷ややかなな視線が冷たい。
だけど、それより悟のまじなダメ出しやめたげて。
「もう、こうやるだよ?
──俺達は血液だ 滞り無く流れろ 酸素を回せ "脳"が 正常に働くために」
「や、め、てっっ」
「クロの黒歴史」
「研磨酷くね?かっこいいじゃん」
「クロと悟って声似てたんだね」
「「そう?」」
私だけ一人笑い転げてる。
ねぇ、君らいつの間にお互いのネタ共有したの?
「声は似てるけど……」
「ホラ、俺イケメン枠だから」
「クロは詐欺師でしょ」
「僕こそ公式のイケメンだよ」
「公式の性格の悪さだけどね」
「「…………」」
研磨と私により黙る二人。
ふと、何を思ったのか私は宮くんへと電話をかけた。
「もっしー?宮くんおつー」
"お疲れさん。で?何の用なん?"
「テレテンッ!!いきなりクイーーーズ!!
この人は黒尾?五条?どっちでshow!!」
"は?"
まずは悟へ。
「どーもー」
"え?は?"
ニヤニヤしながらクロへ。
「どーもー」
"まっ!?は?"
「さあ、先攻後攻どっち?」
"いや、何なん?コレやるためだけの電話?"
「あとさーん、にー、いーち」
"さ、最初!!"
「ぶっぷー。はいお疲れ様でーす」
そのまま切る。
そしてまた次へ。
「もっしもーし、赤葦?ちょっとここで問題です」
"お久しぶりなのに唐突ですね"
「キバナさんのジュラルドン、どっちがクロでどっちが悟でshow?」
"は?"
「ではどうぞ」
クロへと渡す。
「負けるな!竜よ吼えろ!!」
「ジュラアアアアッ!!」
研磨、口を抑えている。
身体がピクピクしている。
悟へ渡す。
「負けるな!竜よ吼えろ!!」
「ジュラ、ジュラアッ!!」
"………先攻が黒尾さんですね"
「凄いね、赤葦」
"何か腹立ったのが先攻だったので"
「付き合ってくれてありがとー!」
"今度孤爪も誘ってご飯行こう"
「OK!!またね」
こんなことに付き合ってくれる赤葦最高かよ。
「研磨、今度赤葦が一緒にご飯行こうって」
「行く」
「他誰にやる?」
「そろそろ止めなよ。面白すぎるから」
「デュラの門田さんか、銀魂の金さんか……」
「Nは?」
「紫呉は?」
「ノリノリだね……」
改めて二人を見比べる。
「身長高いし、イケメン枠だし、声もいいし……なんてこった。
研磨、コイツら似た者同士だ」
「そうかもね」
「「だろ?」」
「どちらも厨二病を思わせるような黒歴史があるし」
「「オイ」」
「胡散臭いよね。取り立て屋っぽいし」
「「オイ」」
「見事に柄シャツ似合うチンピラだよね」
「煽り上手だし」
幼馴染と彼氏をフルボッコ。
ジト目で見られても私と研磨には通じない。
「あえて言うならクロのがまだ性格がいいくらいかな」
「悟の性格の悪さは今に始まった事じゃないさ」
「お父さん役として活躍してきた甲斐があったね、クロ。娘が似た人を好きになってるんだから」
「おとーさん、名前ね……好きな人が出来たの。おとーさんと似た人だよ!
紹介するね!悟っていうの!」
「はは、良かったねクロ」
研磨が珍しくニヤニヤしながら悪のりしてきた。
私は勿論研磨にのる。
「………お父さんは許しまセン!!!リードブロックかますわ」
「突然の裏切りじゃん。やだよ、娘は貰っていきますー」
「うちの娘はね!キミのような顔だけの男に渡すわけにはいかないんですぅー!」
「顔だけじゃなく全てにおいて完璧だから僕」「はい、性格がマイナス100ポイントでアウトデース」
「お父さん倒せば貰っていい?」
「物理は敵う気がしないのでスポーツマン精神でここはどんじゃらをしたいと思いマス」
「どんじゃら?って……何?」
「嘘だろ?悟くん知らねーの?」
「知らない。どん兵衛の仲間?」
「「ぶはっ!」」
思わぬ悟の坊っちゃんに、研磨と吹き出した。
どんじゃらが何でどん兵衛の仲間になんだよ!!
響きか?
悟に説明して4人でめちゃくちゃどんじゃらした。
ちなみに研磨が強かったのは言うまでもない。
あとがき
色々詰め込んだネタ集。
ごめんね!時間が無くて色々詰め込みました!
「ケモ耳」「中の人ネタ」「ポケモン」「通行人がマジ泣き」「一年トリオとイチャイチャ」「幼馴染と絡む」「ちょっぴりエッチィ」などなど……小ネタやら、出来れば書いてほしい!ってリクエストがちょいちょいあったのをまとめて短いネタ集としてまとめて書かせて頂きました。
他にも聞こえない、話せないネタを頂きましたが……すいません!!!ネタとはいえ書く勇気がありませんでした……。と、言い訳でまじで書く時間と気力が……すいません(泣)
沢山お待たせしてしまい、お待ち頂いた方々、ありがとうございました!
まさかこんなに参加して、リクエスト頂けると思っていなかったので!!本当にありがとうございます!
次は……50万くらいかな?
20万までもうすぐだったので、次は50万ヒット達成でやろうかな……?
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