十万企画
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ボフンッ、と煙に包まれた。
真っ白で何も見えない中、突然手が伸びてきて勢いよく引っ張られたので
「シィィィイイイイッ」
ーーー通行人の呼吸 壱ノ型 "ビンタ"
ビタァンッ、と誰かの頬を振り抜いた。
うっすら煙が晴れ、私の左腕を掴む白い髪にサングラスに黒い学生服が見え………
頬に赤く紅葉模様。
驚く悟。
驚く私。
「おま……だれ」
「いやぁぁぁあああああああああっ!!!!」
「「「っ!!」」」ビクッ
「ああああああああっ!!!!」
ガシッ、と悟の顔面を掴んで引き寄せる。
反射的に振り抜いたとはいえ、まさか当たると思っていなかった。
「ごごごごごごめんよ悟!!!!まさか悟が私ごときのビンタすら避けないとは思っていなくて!!つか悟の手にしてはちょっと小さいとか思ったの!!まじでごめんまじごめん!!悟の顔面叩けるとかまじやったね!!とかちょっと頭の片隅で思ったけどまさかここまでビンタの跡残るとは思わなくてごめんねぇぇぇええええええ」
「ち、ちけーしオマエ誰だよ!!」
「オメーの彼女だよ!!ビンタの衝撃で脳ミソいった!?」
「いってねーしオマエなんか彼女じゃねーし!!」
「え……そこまで?ビンタしたけどそこまで嫌いになる……?」
確かに思いっきりやっちまったが、ビンタで破局ってそんなに?
そりゃ悟からしたらいきなりビンタされて面白くないかもしれないけどさぁ、私だってまったく見えない中不審な腕に捕まれたらそりゃ反射的にね?
「確かに悟が溜め込んでた高級なお菓子を生徒らとお茶会しながら食べたり、伊地知くんのストレスが酷そうだから悟の机に伊地知くんに書かせた悪口貼ったり、硝子ちゃんと飲み会行ったら満席で見知らぬ男の人と相席したり、棘くんに悟のコスプレさせて遊んだり、めぐみんと彼氏ごっこしながらデートしつつ野薔薇ちゃんと悠仁くんがパパラッチになって有名人ごっこしたり、その他色々してるけど!!」
「オマエ何やってんの?」
「悟が私ごときのビンタすら避けられないほど弱くなってたなんて……!!」
「弱くねーし!!さっきからわけわかんねぇ事言ってんじゃねーよ、オバサン!!」
「あ?」
ガシッ、と目の前の白い頭を両手で鷲塚む。
「女性にその言葉はよろしくなくってよ」
「はーなーせーよっ!!」
「おだまり」
グググッ、と頭を掴む指に力を入れる。
今さらだが悟なんか今日当たり強くない?いつも甘やかされているからこんな当たり強いとちょっと倦怠期かな?とか色々自信なくなるんだが……そりゃ、確かに甘えてばかりで好き勝手させてもらっているが……あれ?私って最低?甘え過ぎ?
悟の頭を掴む指の力を抜き、撫でる。
「……ごめんよ、悟。私悟の優しさに甘えすぎていたのかな……私が怒るの間違ってるよね、ごめんよ。私みたいな面倒な女を可愛がって甘やかしてくれるの悟だけだわ……」
「ちょっ!!」
「悟の方が私に文句あるよね……ごめんね、悟」
「っっっ!!!」
ふわふわの頭を撫でて、そのまま抱き込めば胸元でモゴモゴしているが頭をポンポンしたら大人しくなった。ふわふわの後頭部に沢山キスの嵐をしたら、ビクッと身体を強ばらせる。
おや?いつもなら腰に抱き付いて唇にはー?って顔を上げるのに胸に顔を埋めたまま動かない。
まじで怒ってる?ガチオコなの?やばい?本当に私何怒らせたの?
「悟……私の事、嫌いになっちゃった?」
へこむ。
今までそんな対応されたこと無かったから泣きそうになる。
どんだけ悟に甘やかされていたんだ私……。
ぐすっ、と鼻水まで出てきそうになった時目の前に誰かが立った。
「あの……」
「………なぜ学生っぽいあんたがここに?」
「私の事も知っているんですか?」
「ん?」
「アンタ誰?」
「硝子ちゃんいつの間にイメチェンしたの?ショートとか学生の時っぽーい」
「学生だし」
「んー?」
硝子ちゃんの言葉に思考回路が止まる。
じっとよく見れば、懐かしきショートボブにまだ隈の少ない目元。
そして気持ち少ない胸元。
その隣には今はもう見ることのない前髪の姿〜古のヤンキー姿を添えて〜
そっと胸元に抱き抱えた悟を離せば顔を真っ赤にしたサングラス姿。
気持ち筋肉量が少ないし、後ろ刈り上げてないし、何より胸元に埋まって照れるなんてあり得ない。
「…………あの、なんかごめんね?」
若干前屈み気味の悟に申し訳なくなる。
私の我が儘ボディで反応してくれるのはありがたいが、年齢考えたら手を出しちゃアカンやつやで名前。
そっと悟から距離を置くとめちゃくちゃそっぽ向かれた。
「で、貴女は?」
「何が何だかよくわからないが、煙に包まれたら10年前に来ちゃった名前だよ」
「まじで?」
「まじまじ。なんなら学生時代に前髪の秘蔵コレクションだったAVの題名でも語ろうか?」
「あはは、冗談を」
「えーっと、確かお気に入りは"魅惑のボディで誘惑さ「黙ろうか」
前髪の背後に黒い何かが出ていたのでにっこりと笑って黙った。
「もしかしてさっき飛んで来たアレのせいかな?」
「見事に彼女に当たったからね」
「ってことは本物?」
「ご都合の10年バズーカ的な何かで10年前に来ちゃった私ですね」
「「それ言ったら駄目だって」」
前髪と硝子ちゃんが呆れている。
「まぁ、バズーカ的なものなら数十分で戻るんじゃないかな?」
「馬鹿がわりとまともに見える」
「硝子、それは見た目的なものからくる想像であって中身は馬鹿のままだと思うよ」
「だよな」
「うわー、懐かしきこの扱い」
とりあえずここどこ?と思って見渡せばどこかの公園らしい。
昔よく通っていた某ファーストフード店じゃなくて良かった。あそこで入れ替わったらそれこそ問題だ。
改めて懐かしい幼い三人を見る。
硝子ちゃんは隈がなく、艶々の白い肌。そして私より少しだけ身長が低い。
前髪は身長は高いものの、ヒールのお陰か昔感じたほどの身長差を感じられずある意味理想の身長差くらいかな?
塩顔の彼は確かに歳上の女からすれば可愛い顔でもあり、着るもの次第では同じくらいに変貌もするであろうから歳上からさぞモテるであろう。
悟は今も美少女フェイスだが、この頃はもっと幼い美少女フェイスだ。しかし身長がデカすぎるので女装させたところで違和感しかないだろう。
あの頃は腹が立つ野郎達だったが、年齢を経た私からしたら真希ちゃんや野薔薇ちゃん達と変わらないこの三人。
つまり
「………手を出したらアウトか」
「ナニする気ですか」
「うわ……」
「硝子ちゃん、引かないで!?別に疚しい……疚しい気持ちはあるけど決して下ネタじゃないの!!ただ、めちゃくちゃ可愛がりたいだけで厭らしいドスケベ的な事をしたいわけじゃないの!!」
「それ五条を目の前に言えるか?」
「ほんっっっとにすいませんでした!!」
気付いていなかったとはいえ、確かに悟にはセクハラでしたね!!私がそんなつもりじゃなかったとしても、悟は見知らぬオバサンに身体を触られ撫で回されちゅっちゅされていたわけで……
「誠に申し訳ございませんでした」
「「「うわっ、土下座」」」
誠意を見せましょう。
yesロリータ。noタッチ。
これ大事だから。
「ん?待てよ……幼馴染兼家族を愛でるのはありか?」
幼きプリン頭とニヤニヤしたトサカが今なら年下。合法的にはアウトかもしれないが、長年積み立ててきた友情と家族愛の前でなら許される気がする……と思ってスマホを取り出したが
「………圏外、だと!?」
「何ですか?それ」
「携帯」
ガッッデム!!!!
そうだよな!!冷静に考えたら未来からのスマホが普及されていないこの時代にスマホが使えるわけなかったわ!!
ってゆーか未来の私とはいえ、クロは受け入れても研磨が受け入れてくれるとは限らないだろ。
やめよ。それに今はきっと部活中だし電話にすら出ない。仮にスマホで電話出来たとしても番号変わっているから出ないだろうし、テレビ電話すら出来ない時代だった。
幼馴染に不審者扱いされるのは慣れていてもガチの見知らぬ人扱いは心が折れそう。
そっとスマホをしまって目の前の三人を見る。
ちなみに頬のビンタ跡は硝子ちゃんにお願いして治してもらった。
悟と目が合うとさっと逸らされてしまう。
「悟くーん?申し訳なかったがその反応は傷つくよ」
「うるせぇ。近寄るな」
「私の巨乳に顔を埋めるのが好きなのに……」
「んなわけねーだろ!!」
「悟、巨乳モノ好きだからね」
「前髪正解。奴は巨乳好きだ」
「やーい、スケベー」
「うっっるせーよ!!!」
懐いていない猫のように毛を逆立てる悟。
そんな反応されると、こう……
「構い倒して懐かせたくなる」
「今と逆だな」
「そうだね」
「あの頃は私の方が毛を逆立てていたからなー」
「悟と仲良しな理由を聞いても?」
「あらやだ、言わせる気?」
「興味はある」
「オマエら楽しんでんじゃねーよ!!」
ノリの良さは相変わらずで。
悟の珍しい様子に硝子ちゃんも前髪も楽しいのだろう。ニヤニヤしながら悟を見ている。
からかわれている悟は面白くなさそうだ。
「ほらほら、悟おいでよ」
「行かねぇ!!」
「悟、美人のお姉さんに呼ばれているのに行かないのかい?」
「行かねぇっつってんだろ!!」
「じゃあ私がいくー」
「硝子ちゃん可愛い」
飛び込んできた硝子ちゃんを抱き締める。
いつもなら私が硝子ちゃんに抱き付いているから飛び込んでくれるなんて新鮮だ。
可愛い硝子ちゃんの頭を撫でてスベスベの頬を撫でる。
「はぁ、ほんっといつの時代の硝子ちゃんも可愛い。スベスベのお肌が羨ましい」
「くすぐったーい」
「良いではないか」
「昔も結構あったけどより育ってんね」
「そりゃまぁ育てられましたから」
「ただの馬鹿からエロい馬鹿になったのか」
「文字だけ見るとただのヤバい奴じゃん」
硝子ちゃんをぎゅーぎゅーしながらキャッキャと話す。大人のクールなノリと違って学生っぽいキャピキャピ(死語)な硝子ちゃんが新鮮だ。
「見てんじゃねーよ変態共」
「ん?なしたの?」
「オマエの乳ガン見されてるぞ」
あのクズ二人に、と指差す先には悟と前髪。
二人で腕を組み口元に指を当て、確かにガン見している。
「仕方ないさ、硝子ちゃん。
男子学生の脳内8割はエロいことに関してで、いかにカッコつけて彼女とヤるかしか考えてないんだから」
「「オイ」」
「そこにおっぱいがあれば目で追う哀しき生き物さ」
「「そうだけど」」
「ドクズ共め」
よしよし、と硝子ちゃんの頭を撫でる。
「そーいやさ」
「なぁに?」
「アンタ五条と付き合ってんの?」
「そうだよ?」
「「は?」」
「未来的な話って普通NGじゃね?」
「通行人のご都合ギャグ世界なら元に戻ったら都合良く記憶がボヤけるアレな設定だから」
「うわ、いい笑顔でメタい」
「コナンとのクロスオーバーネタにしてる時点でそんな感じの世界観さ」
ハハハ、と笑い飛ばす私に硝子ちゃんもならいっかーとなった。流石硝子ちゃん。
「本当の本当に悟と付き合っているのかい?」
「勿論さ」
「嘘だ。絶対嘘。俺がオマエみたいな馬鹿女と付き合うとか無いし」
「しかし悟、付き合っていたとしたらあの乳はキミのだぞ」
「…………!!」
「今はどうしようもない程アホで馬鹿で奇行が多くてもエロさを身に付けたらありだと私は思う」
「………確かに!!」
「普段私達をゴミクズを見るような見下した視線を向ける彼女が慈愛に満ちた表情で見てくるのはこう……」
「言いたいことはわかる」
「「エロい」」
「あと乳がいい」
「それな」
「あんなののどこが良かったんだ?」
「学生ってどうしてあんなお馬鹿さんなんだろ?」
ドン引く硝子ちゃんに対し、私はケラケラ笑い飛ばす。
「よし、ってことで乳揉んでいい?」
「ダーメ」
「俺のだろ?」
「残念。私は悟のだけど、今の君じゃない」
悟の唇に人差し指を当てる。
こいつ本当昔っから肌ぷるっぷるのスベスベだな。悟が髭這えてるの見たことないな……あ、似合わな……いや、意外とありか?
「私が欲しいなら君が頑張って落としてみせてよ」
唇から顎へと指を滑らせる。
ビクッとする悟を見上げ、にっ、と笑ってその指を自分の唇に当てる。
じわじわと赤くなっていく悟が可愛くて笑ってしまう。
いつも悠々として私が翻弄されているのに、まだまだお子様な悟には刺激が強かったらしい。
散々振り回されいかに悟を刺激出来るか日々試している私の努力の賜物だな、と少し悪戯心が出てきてしまう。
「未来の貴方はいい男だよ」
「……そーかよ」
照れながらも此方を直視しないよう顔を逸らす悟が可愛らしい。
いつもの甘えたな悟とはまた一味違って愛おしく思える私は相当悟を溺愛していると思う。
「完敗だね、悟」
「ダッサ」
「うっせーっつの!!」
「ちなみに私はどうだい?」
「前髪もよーく見ると可愛い顔だよね。こりゃ確かに歳上の御姉様方はほっとかないわ」
「甘えるのは得意だよ」
「うんうん、流石人妻好き」
「止めてくれないか?その設定」
「まず前髪どうにかしようか?」
「悟、やはり彼女は大人になっても馬鹿だよ」
今度は悟と硝子ちゃんが笑い出す。
ほわほわと何やら煙が現れたのでそろそろ時間なのかもしれない。
「そろそろかな?」
「みたいだね」
三人を見れば、懐かしい気持ちになる。
この頃が一番楽しくて、一番の想い出。
「私ね、三人が大好きだよ」
あの頃はまだ気付いていなかった。
失って初めて気付けた。
「この事は忘れてしまうだろうけど……
どうか、過去の私をこれからもよろしくね?」
「さーな。オマエ次第だろ」
「悟、強がるなよ」
「そーだそーだ。一番気に入ってるくせに」
「違ぇし!!」
「ふふふ。夢みたいな出来事だけど可愛い三人に会えて良かったよ」
「………オイ」
「なぁに?さと……」
ぐっ、と手を引かれ目の前には悟の綺麗な顔が近付いた所でボフンッと煙に包まれた。
「………ん?めぐみんそんな隅っこで何してるの?」
「……何かおぞましいものから逃げていた気がします」
疲れた顔をするめぐみん。
まじで何があった?
「あ、悠仁くんなにそれー?めっちゃ懐かしい」
「あれ?何で俺こんなの持ってんだろ」
「何よそれ」
「野薔薇ちゃん食べてみる?」
「グミ?飴?」
一粒悠仁くんから貰ってもぐもぐと食べる野薔薇ちゃん。しかし、その顔はどんどんと曇っていく。
「まっっっっず!?何よこれ!!」
「サルミアッキ」
「悠仁、どんな味なんダ?」
「そーっすね……ゴムみたいな食感で少ししょっぱくて独特な臭いするかなぁ」
「鼻から抜ける臭い最悪よ!!アンモニア臭というかなんというか……とにかくまっっずい!!」
「けど食べ続けてたら少しハマりそうになる癖のある味」
「ならないわよ!!」
飲み物買いに行く!!とズンズン進む野薔薇ちゃんに悪いことしたかなーと笑ってしまう。
残っていた生徒達も飲み物買いに行くとゾロゾロ付いて行った。
「名前」
「悟も食べる?」
「やだ。それ学生の頃にオマエに何度も食わされたやつじゃん」
「罰ゲームで色んな世界の不味いお菓子シリーズやったよね」
「やったやった。ドリアン飴とか最悪だった」
「テロだったね」
懐かしーと笑ってしまう。
サルミアッキを一粒口に入れれば、不味さが口の中に広がる。
「あれ?オマエ香水変えた?」
「つけてないよ?」
「何か懐かしい匂いする」
スンスンと悟が私の身体の匂いを嗅ぐので頭を離す。
「乙女の身体を嗅ぐな」
「んーー……なんだろ?どっかで嗅いだことあるんだよな」
「んー?」
自分の服の匂いを嗅いでもあまりわからない。
だが、そう言われると確かにいつもと違う気もする。
「あ、わかった」
「なに?」
「昔悟が付けてた香水じゃないかな?」
「あー、学生の時につけてたやつかな?」
言われたら似てる気がする……とまた嗅いでくる。
けど何でだ?今の悟は違う香水をつけているのに。
「この香水使っている人いないよね?」
「うん」
「なぜ?」
「さあ?」
そういやサルミアッキも何であったんだ?と疑問に思うが懐かしき思い出の品を口の中で転がす。
「名前」
「ん?」
悟を見上げれば、少し屈んだ悟にチュッ、とキスをされる。
驚いて目を見開くがすぐにまた唇が合わさるので軽く口を開いてサルミアッキを悟の口の中に押し込んでやった。
「うへぇ、まっず」
「欲しかったんでしょ?」
「いらないよ」
「悟のお菓子コレクションで口直ししよ」
「オマエまた僕のとこからお菓子盗んだろ」
「書き置きしたけど駄目?」
「チューしてくれたら許す」
「仰せのままに」
再び唇を重ねたらまた戻ってきたサルミアッキ。
二人で不味いと笑って、手を繋いで戻る。
遠くから見ていた生徒らに呆れられ、文句を言われた。
あとがき
リクエスト「10年後の逆バージョン」
今回企画で書いた10年バズーカ的なあれの10年前バージョンです。
順番お待たせしているなか、書きやすいものから書いてしまいました。
ちょっぴり大人な通行人の色気を感じさせられたらいいな、と下ネタぶちこんで悟くんが照れれば面白いと思って。
前髪の人妻弄りは外せない(笑)
そして成長しても幼馴染大好きっ子だからすぐ会いに行こうとするのは何年経っても変わらない通行人(笑)
リクエストありがとうございました!
明星をこれからもよろしくお願いいたします!
真っ白で何も見えない中、突然手が伸びてきて勢いよく引っ張られたので
「シィィィイイイイッ」
ーーー通行人の呼吸 壱ノ型 "ビンタ"
ビタァンッ、と誰かの頬を振り抜いた。
うっすら煙が晴れ、私の左腕を掴む白い髪にサングラスに黒い学生服が見え………
頬に赤く紅葉模様。
驚く悟。
驚く私。
「おま……だれ」
「いやぁぁぁあああああああああっ!!!!」
「「「っ!!」」」ビクッ
「ああああああああっ!!!!」
ガシッ、と悟の顔面を掴んで引き寄せる。
反射的に振り抜いたとはいえ、まさか当たると思っていなかった。
「ごごごごごごめんよ悟!!!!まさか悟が私ごときのビンタすら避けないとは思っていなくて!!つか悟の手にしてはちょっと小さいとか思ったの!!まじでごめんまじごめん!!悟の顔面叩けるとかまじやったね!!とかちょっと頭の片隅で思ったけどまさかここまでビンタの跡残るとは思わなくてごめんねぇぇぇええええええ」
「ち、ちけーしオマエ誰だよ!!」
「オメーの彼女だよ!!ビンタの衝撃で脳ミソいった!?」
「いってねーしオマエなんか彼女じゃねーし!!」
「え……そこまで?ビンタしたけどそこまで嫌いになる……?」
確かに思いっきりやっちまったが、ビンタで破局ってそんなに?
そりゃ悟からしたらいきなりビンタされて面白くないかもしれないけどさぁ、私だってまったく見えない中不審な腕に捕まれたらそりゃ反射的にね?
「確かに悟が溜め込んでた高級なお菓子を生徒らとお茶会しながら食べたり、伊地知くんのストレスが酷そうだから悟の机に伊地知くんに書かせた悪口貼ったり、硝子ちゃんと飲み会行ったら満席で見知らぬ男の人と相席したり、棘くんに悟のコスプレさせて遊んだり、めぐみんと彼氏ごっこしながらデートしつつ野薔薇ちゃんと悠仁くんがパパラッチになって有名人ごっこしたり、その他色々してるけど!!」
「オマエ何やってんの?」
「悟が私ごときのビンタすら避けられないほど弱くなってたなんて……!!」
「弱くねーし!!さっきからわけわかんねぇ事言ってんじゃねーよ、オバサン!!」
「あ?」
ガシッ、と目の前の白い頭を両手で鷲塚む。
「女性にその言葉はよろしくなくってよ」
「はーなーせーよっ!!」
「おだまり」
グググッ、と頭を掴む指に力を入れる。
今さらだが悟なんか今日当たり強くない?いつも甘やかされているからこんな当たり強いとちょっと倦怠期かな?とか色々自信なくなるんだが……そりゃ、確かに甘えてばかりで好き勝手させてもらっているが……あれ?私って最低?甘え過ぎ?
悟の頭を掴む指の力を抜き、撫でる。
「……ごめんよ、悟。私悟の優しさに甘えすぎていたのかな……私が怒るの間違ってるよね、ごめんよ。私みたいな面倒な女を可愛がって甘やかしてくれるの悟だけだわ……」
「ちょっ!!」
「悟の方が私に文句あるよね……ごめんね、悟」
「っっっ!!!」
ふわふわの頭を撫でて、そのまま抱き込めば胸元でモゴモゴしているが頭をポンポンしたら大人しくなった。ふわふわの後頭部に沢山キスの嵐をしたら、ビクッと身体を強ばらせる。
おや?いつもなら腰に抱き付いて唇にはー?って顔を上げるのに胸に顔を埋めたまま動かない。
まじで怒ってる?ガチオコなの?やばい?本当に私何怒らせたの?
「悟……私の事、嫌いになっちゃった?」
へこむ。
今までそんな対応されたこと無かったから泣きそうになる。
どんだけ悟に甘やかされていたんだ私……。
ぐすっ、と鼻水まで出てきそうになった時目の前に誰かが立った。
「あの……」
「………なぜ学生っぽいあんたがここに?」
「私の事も知っているんですか?」
「ん?」
「アンタ誰?」
「硝子ちゃんいつの間にイメチェンしたの?ショートとか学生の時っぽーい」
「学生だし」
「んー?」
硝子ちゃんの言葉に思考回路が止まる。
じっとよく見れば、懐かしきショートボブにまだ隈の少ない目元。
そして気持ち少ない胸元。
その隣には今はもう見ることのない前髪の姿〜古のヤンキー姿を添えて〜
そっと胸元に抱き抱えた悟を離せば顔を真っ赤にしたサングラス姿。
気持ち筋肉量が少ないし、後ろ刈り上げてないし、何より胸元に埋まって照れるなんてあり得ない。
「…………あの、なんかごめんね?」
若干前屈み気味の悟に申し訳なくなる。
私の我が儘ボディで反応してくれるのはありがたいが、年齢考えたら手を出しちゃアカンやつやで名前。
そっと悟から距離を置くとめちゃくちゃそっぽ向かれた。
「で、貴女は?」
「何が何だかよくわからないが、煙に包まれたら10年前に来ちゃった名前だよ」
「まじで?」
「まじまじ。なんなら学生時代に前髪の秘蔵コレクションだったAVの題名でも語ろうか?」
「あはは、冗談を」
「えーっと、確かお気に入りは"魅惑のボディで誘惑さ「黙ろうか」
前髪の背後に黒い何かが出ていたのでにっこりと笑って黙った。
「もしかしてさっき飛んで来たアレのせいかな?」
「見事に彼女に当たったからね」
「ってことは本物?」
「ご都合の10年バズーカ的な何かで10年前に来ちゃった私ですね」
「「それ言ったら駄目だって」」
前髪と硝子ちゃんが呆れている。
「まぁ、バズーカ的なものなら数十分で戻るんじゃないかな?」
「馬鹿がわりとまともに見える」
「硝子、それは見た目的なものからくる想像であって中身は馬鹿のままだと思うよ」
「だよな」
「うわー、懐かしきこの扱い」
とりあえずここどこ?と思って見渡せばどこかの公園らしい。
昔よく通っていた某ファーストフード店じゃなくて良かった。あそこで入れ替わったらそれこそ問題だ。
改めて懐かしい幼い三人を見る。
硝子ちゃんは隈がなく、艶々の白い肌。そして私より少しだけ身長が低い。
前髪は身長は高いものの、ヒールのお陰か昔感じたほどの身長差を感じられずある意味理想の身長差くらいかな?
塩顔の彼は確かに歳上の女からすれば可愛い顔でもあり、着るもの次第では同じくらいに変貌もするであろうから歳上からさぞモテるであろう。
悟は今も美少女フェイスだが、この頃はもっと幼い美少女フェイスだ。しかし身長がデカすぎるので女装させたところで違和感しかないだろう。
あの頃は腹が立つ野郎達だったが、年齢を経た私からしたら真希ちゃんや野薔薇ちゃん達と変わらないこの三人。
つまり
「………手を出したらアウトか」
「ナニする気ですか」
「うわ……」
「硝子ちゃん、引かないで!?別に疚しい……疚しい気持ちはあるけど決して下ネタじゃないの!!ただ、めちゃくちゃ可愛がりたいだけで厭らしいドスケベ的な事をしたいわけじゃないの!!」
「それ五条を目の前に言えるか?」
「ほんっっっとにすいませんでした!!」
気付いていなかったとはいえ、確かに悟にはセクハラでしたね!!私がそんなつもりじゃなかったとしても、悟は見知らぬオバサンに身体を触られ撫で回されちゅっちゅされていたわけで……
「誠に申し訳ございませんでした」
「「「うわっ、土下座」」」
誠意を見せましょう。
yesロリータ。noタッチ。
これ大事だから。
「ん?待てよ……幼馴染兼家族を愛でるのはありか?」
幼きプリン頭とニヤニヤしたトサカが今なら年下。合法的にはアウトかもしれないが、長年積み立ててきた友情と家族愛の前でなら許される気がする……と思ってスマホを取り出したが
「………圏外、だと!?」
「何ですか?それ」
「携帯」
ガッッデム!!!!
そうだよな!!冷静に考えたら未来からのスマホが普及されていないこの時代にスマホが使えるわけなかったわ!!
ってゆーか未来の私とはいえ、クロは受け入れても研磨が受け入れてくれるとは限らないだろ。
やめよ。それに今はきっと部活中だし電話にすら出ない。仮にスマホで電話出来たとしても番号変わっているから出ないだろうし、テレビ電話すら出来ない時代だった。
幼馴染に不審者扱いされるのは慣れていてもガチの見知らぬ人扱いは心が折れそう。
そっとスマホをしまって目の前の三人を見る。
ちなみに頬のビンタ跡は硝子ちゃんにお願いして治してもらった。
悟と目が合うとさっと逸らされてしまう。
「悟くーん?申し訳なかったがその反応は傷つくよ」
「うるせぇ。近寄るな」
「私の巨乳に顔を埋めるのが好きなのに……」
「んなわけねーだろ!!」
「悟、巨乳モノ好きだからね」
「前髪正解。奴は巨乳好きだ」
「やーい、スケベー」
「うっっるせーよ!!!」
懐いていない猫のように毛を逆立てる悟。
そんな反応されると、こう……
「構い倒して懐かせたくなる」
「今と逆だな」
「そうだね」
「あの頃は私の方が毛を逆立てていたからなー」
「悟と仲良しな理由を聞いても?」
「あらやだ、言わせる気?」
「興味はある」
「オマエら楽しんでんじゃねーよ!!」
ノリの良さは相変わらずで。
悟の珍しい様子に硝子ちゃんも前髪も楽しいのだろう。ニヤニヤしながら悟を見ている。
からかわれている悟は面白くなさそうだ。
「ほらほら、悟おいでよ」
「行かねぇ!!」
「悟、美人のお姉さんに呼ばれているのに行かないのかい?」
「行かねぇっつってんだろ!!」
「じゃあ私がいくー」
「硝子ちゃん可愛い」
飛び込んできた硝子ちゃんを抱き締める。
いつもなら私が硝子ちゃんに抱き付いているから飛び込んでくれるなんて新鮮だ。
可愛い硝子ちゃんの頭を撫でてスベスベの頬を撫でる。
「はぁ、ほんっといつの時代の硝子ちゃんも可愛い。スベスベのお肌が羨ましい」
「くすぐったーい」
「良いではないか」
「昔も結構あったけどより育ってんね」
「そりゃまぁ育てられましたから」
「ただの馬鹿からエロい馬鹿になったのか」
「文字だけ見るとただのヤバい奴じゃん」
硝子ちゃんをぎゅーぎゅーしながらキャッキャと話す。大人のクールなノリと違って学生っぽいキャピキャピ(死語)な硝子ちゃんが新鮮だ。
「見てんじゃねーよ変態共」
「ん?なしたの?」
「オマエの乳ガン見されてるぞ」
あのクズ二人に、と指差す先には悟と前髪。
二人で腕を組み口元に指を当て、確かにガン見している。
「仕方ないさ、硝子ちゃん。
男子学生の脳内8割はエロいことに関してで、いかにカッコつけて彼女とヤるかしか考えてないんだから」
「「オイ」」
「そこにおっぱいがあれば目で追う哀しき生き物さ」
「「そうだけど」」
「ドクズ共め」
よしよし、と硝子ちゃんの頭を撫でる。
「そーいやさ」
「なぁに?」
「アンタ五条と付き合ってんの?」
「そうだよ?」
「「は?」」
「未来的な話って普通NGじゃね?」
「通行人のご都合ギャグ世界なら元に戻ったら都合良く記憶がボヤけるアレな設定だから」
「うわ、いい笑顔でメタい」
「コナンとのクロスオーバーネタにしてる時点でそんな感じの世界観さ」
ハハハ、と笑い飛ばす私に硝子ちゃんもならいっかーとなった。流石硝子ちゃん。
「本当の本当に悟と付き合っているのかい?」
「勿論さ」
「嘘だ。絶対嘘。俺がオマエみたいな馬鹿女と付き合うとか無いし」
「しかし悟、付き合っていたとしたらあの乳はキミのだぞ」
「…………!!」
「今はどうしようもない程アホで馬鹿で奇行が多くてもエロさを身に付けたらありだと私は思う」
「………確かに!!」
「普段私達をゴミクズを見るような見下した視線を向ける彼女が慈愛に満ちた表情で見てくるのはこう……」
「言いたいことはわかる」
「「エロい」」
「あと乳がいい」
「それな」
「あんなののどこが良かったんだ?」
「学生ってどうしてあんなお馬鹿さんなんだろ?」
ドン引く硝子ちゃんに対し、私はケラケラ笑い飛ばす。
「よし、ってことで乳揉んでいい?」
「ダーメ」
「俺のだろ?」
「残念。私は悟のだけど、今の君じゃない」
悟の唇に人差し指を当てる。
こいつ本当昔っから肌ぷるっぷるのスベスベだな。悟が髭這えてるの見たことないな……あ、似合わな……いや、意外とありか?
「私が欲しいなら君が頑張って落としてみせてよ」
唇から顎へと指を滑らせる。
ビクッとする悟を見上げ、にっ、と笑ってその指を自分の唇に当てる。
じわじわと赤くなっていく悟が可愛くて笑ってしまう。
いつも悠々として私が翻弄されているのに、まだまだお子様な悟には刺激が強かったらしい。
散々振り回されいかに悟を刺激出来るか日々試している私の努力の賜物だな、と少し悪戯心が出てきてしまう。
「未来の貴方はいい男だよ」
「……そーかよ」
照れながらも此方を直視しないよう顔を逸らす悟が可愛らしい。
いつもの甘えたな悟とはまた一味違って愛おしく思える私は相当悟を溺愛していると思う。
「完敗だね、悟」
「ダッサ」
「うっせーっつの!!」
「ちなみに私はどうだい?」
「前髪もよーく見ると可愛い顔だよね。こりゃ確かに歳上の御姉様方はほっとかないわ」
「甘えるのは得意だよ」
「うんうん、流石人妻好き」
「止めてくれないか?その設定」
「まず前髪どうにかしようか?」
「悟、やはり彼女は大人になっても馬鹿だよ」
今度は悟と硝子ちゃんが笑い出す。
ほわほわと何やら煙が現れたのでそろそろ時間なのかもしれない。
「そろそろかな?」
「みたいだね」
三人を見れば、懐かしい気持ちになる。
この頃が一番楽しくて、一番の想い出。
「私ね、三人が大好きだよ」
あの頃はまだ気付いていなかった。
失って初めて気付けた。
「この事は忘れてしまうだろうけど……
どうか、過去の私をこれからもよろしくね?」
「さーな。オマエ次第だろ」
「悟、強がるなよ」
「そーだそーだ。一番気に入ってるくせに」
「違ぇし!!」
「ふふふ。夢みたいな出来事だけど可愛い三人に会えて良かったよ」
「………オイ」
「なぁに?さと……」
ぐっ、と手を引かれ目の前には悟の綺麗な顔が近付いた所でボフンッと煙に包まれた。
「………ん?めぐみんそんな隅っこで何してるの?」
「……何かおぞましいものから逃げていた気がします」
疲れた顔をするめぐみん。
まじで何があった?
「あ、悠仁くんなにそれー?めっちゃ懐かしい」
「あれ?何で俺こんなの持ってんだろ」
「何よそれ」
「野薔薇ちゃん食べてみる?」
「グミ?飴?」
一粒悠仁くんから貰ってもぐもぐと食べる野薔薇ちゃん。しかし、その顔はどんどんと曇っていく。
「まっっっっず!?何よこれ!!」
「サルミアッキ」
「悠仁、どんな味なんダ?」
「そーっすね……ゴムみたいな食感で少ししょっぱくて独特な臭いするかなぁ」
「鼻から抜ける臭い最悪よ!!アンモニア臭というかなんというか……とにかくまっっずい!!」
「けど食べ続けてたら少しハマりそうになる癖のある味」
「ならないわよ!!」
飲み物買いに行く!!とズンズン進む野薔薇ちゃんに悪いことしたかなーと笑ってしまう。
残っていた生徒達も飲み物買いに行くとゾロゾロ付いて行った。
「名前」
「悟も食べる?」
「やだ。それ学生の頃にオマエに何度も食わされたやつじゃん」
「罰ゲームで色んな世界の不味いお菓子シリーズやったよね」
「やったやった。ドリアン飴とか最悪だった」
「テロだったね」
懐かしーと笑ってしまう。
サルミアッキを一粒口に入れれば、不味さが口の中に広がる。
「あれ?オマエ香水変えた?」
「つけてないよ?」
「何か懐かしい匂いする」
スンスンと悟が私の身体の匂いを嗅ぐので頭を離す。
「乙女の身体を嗅ぐな」
「んーー……なんだろ?どっかで嗅いだことあるんだよな」
「んー?」
自分の服の匂いを嗅いでもあまりわからない。
だが、そう言われると確かにいつもと違う気もする。
「あ、わかった」
「なに?」
「昔悟が付けてた香水じゃないかな?」
「あー、学生の時につけてたやつかな?」
言われたら似てる気がする……とまた嗅いでくる。
けど何でだ?今の悟は違う香水をつけているのに。
「この香水使っている人いないよね?」
「うん」
「なぜ?」
「さあ?」
そういやサルミアッキも何であったんだ?と疑問に思うが懐かしき思い出の品を口の中で転がす。
「名前」
「ん?」
悟を見上げれば、少し屈んだ悟にチュッ、とキスをされる。
驚いて目を見開くがすぐにまた唇が合わさるので軽く口を開いてサルミアッキを悟の口の中に押し込んでやった。
「うへぇ、まっず」
「欲しかったんでしょ?」
「いらないよ」
「悟のお菓子コレクションで口直ししよ」
「オマエまた僕のとこからお菓子盗んだろ」
「書き置きしたけど駄目?」
「チューしてくれたら許す」
「仰せのままに」
再び唇を重ねたらまた戻ってきたサルミアッキ。
二人で不味いと笑って、手を繋いで戻る。
遠くから見ていた生徒らに呆れられ、文句を言われた。
あとがき
リクエスト「10年後の逆バージョン」
今回企画で書いた10年バズーカ的なあれの10年前バージョンです。
順番お待たせしているなか、書きやすいものから書いてしまいました。
ちょっぴり大人な通行人の色気を感じさせられたらいいな、と下ネタぶちこんで悟くんが照れれば面白いと思って。
前髪の人妻弄りは外せない(笑)
そして成長しても幼馴染大好きっ子だからすぐ会いに行こうとするのは何年経っても変わらない通行人(笑)
リクエストありがとうございました!
明星をこれからもよろしくお願いいたします!