十万企画
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どうも!
ひっっっさしぶりに悟とのデートに浮かれている通行人名前でっす!
と、言っても悟の特級案件による付き添いデートとなっておりますが、チート故問題なく祓って終わりましたとさ。
そんなウキウキ☆デート開始から数分後
私の目の前ではなぜかトンファーを振り回す黒い少年と、軽々と避ける悟がいます。
「キミ強いね。まぁ僕にはまっったく足元にもおよばないけど」
「噛み殺す」
「物騒だなぁ。カルシウム足りてない?あ、これさっき買ったカルシウム入りのクソマズイ飴いる?」
「殺す」
ケラケラ笑いながらひょいひょい避ける悟。
うん、大人気ない。
とある学校で何やら体調不良やら不審な怪我や事故が多くなってきたので来て!お願い!めちゃくちゃ強い人希望!!と要請が来て悟の派遣が決まった。
来てみればなんと……雑魚もいいとこな二級レベルの呪霊。何で特級案件だったんだろ?と思うくらい拍子抜け。
悟も何で僕なんだろ?補助監督の連絡ミスかなー?まぁ早く終わったからいいけどね!なーんて呑気に終わったから報告しようと帳を抜けようとしたら……学ランを羽織った美少年が入って来た。
そしてつり上がった目をさらにつり上げ……
「君たちが僕の学校で好き勝手してる奴?」
とトンファーを手に襲いかかってきた。
で、ひょーっい、と簡単に私を抱えて避けた悟。
ちなみに少年がトンファーを叩き付けた地面は割れていた。
そう、皆様お気づきだろうか?
地面 が 割 れ て い る
「わぉ。避けるなんてなかなか骨がありそうだね」
「気絶させてもいいかな?」
「僕を?やれるならやってみてよ」
シャキンッ、とトンファーを構えて悟に飛びかかった少年。
私は早々に距離を置き実況中ですしおすし。
「それにしてもおっかしいなぁ。
帳降ろしたからここ補助監督によって閉鎖中なはずなんだけど」
「僕の町で勝手な事は許さないよ」
「担当の補助監督どこ?」
「黒いスーツの人?それなら噛み殺したよ」
「うわ、まじ?ちょっと名前見てきてよ」
悟しか眼中に無いらしいので私は補助監督探しに。
帳を抜けるとあら大変。
「貴様何者だ!!」
「お前らもいつの時代から来た奴らだよ」
「委員長の許可なく勝手な行いは我ら風紀委員が許さん!!」
「まじかよ」
「女性とはいえ怪しい奴を放ってはおけん……すまないが拘束させていただく」
「まじかよ」
学ラン姿のリーゼントなゴツい男達がずらっっと並んで、ボッコボコにされた補助監督達を拘束していた。
いや、まじいつの時代の不良って聞きたい。
何で君草食ってんの?それカイワレ?
「………」
ここで手を出せば児童虐待?
それとも正当防衛通るかな……?
「うわぁあ!?な、なにこれ!?風紀委員と……一般の人!?何でボッコボコにされて倒れてんの!?」
「あー……今日は抜き打ちの服装検査の日だったか?」
「チッ!!十代目のお通りだ!!テメーら道を開けろ!!」
なんか来た。
多分この学校の生徒……だよね?
けどこの学校何で生徒制服違うの?
「何だお前ら……」
「ひぃぃいいいっ」
「まぁまぁ、何かあったんですか?これ」
「十代目にガン飛ばしてんじゃねーぞあぁん!?」
「ご、獄寺くん!!落ち着いて!!」
まじ何だこれ。
収拾が着かなくなってきたぞ。
「十代目の道を塞ぐなんて許されねぇ………
「まっっ!?ちょっとぉぉおおおお!!!
獄寺くん人!!一般の人いるからダイナマイトは!!」
「果てろ」
何か銀髪の煙草?ペロキャン?咥えた子が何か投げた。
ねぇ、シューーーっていってんだけど?
え?あれまじで爆薬?爆竹じゃなくて?
ドォオオオオンッってまじで爆発した。
え?ここコナンの世界だっけ?
某ヨハネスブルグの街だったっけ?
爆風で前が見えないけど私は無事です。
なぜって?
「くっ………大丈夫ですか?」
「やだっ、イケメン……」
「へ?」
さっきまで十代目って呼ばれてたちょっとサイヤ人みたいなススキ色の髪の可愛い系の子が私をお姫様抱っこしながら守ってくれた。
額がしゅぅぅうう、っていってるけど君こそ大丈夫?爆薬ヘディングでもしたの?
「チャオッス」
「え?」
「オレはリボーン。お前はなんだ?」
「一般人の通行人ですが」
赤ちゃんが二足歩行でスーツ着てしゃべってるぅぅううううっ!!?
おっかしいな!?おかしいことだらけだな!!?
お願いだからツッこませてくんない!?
十円あげっから怒涛のボケラッシュやめてくれない!?
「十円なんていらねーぞ」
「ナチュラルに心を読まないで」
「忙しい奴だな」
「まじでちょっと状況整理させてくれないかな?」
お姉さん、ちょっとツッコミが追い付かなくて頭回っていませんのよ。
「沢田さん、その人を我々に渡してください。重要参考人です」
「へ?」
「まじか。ダイナマイトで生きてるって君らの身体鋼で出来てんの?
それともその学ラン鋼使用?ATフィールド仕様かよ」
「この人何言ってんの!?」
焼け焦げても草食ってるよ。
アイデンティティを守ってるよ。
「渡さないというのなら」
ユラリ、と立ち上がるリーゼント達。
ゾンビかよ。そして君ら丈夫だな。
「すいませんが力ずくで」
「十代目!!」
「穏やかじゃねーのな」
いつの間に来たのかサイヤ人の少年を守るように立つ銀髪少年と爽やか少年。
もうこれ以上のゴタゴタは話が進まない。
私は肩から掛けていたバックをそっと外した。
「ビーーーークワイエット!!!」
バシンッ、とよく鳴るバックの紐。
気分はシマダイ先生だ。
「バッッボーイ共。躾の時間だ」
「何この人ぉぉおおお!?」
〜優しい音楽と画面〜
「さて、無事ですか?補助監督さん達」
喧しいギャグしか起こさない人々を全員静かにさせた。
どうしたかって?
「貴様こそ大人しくしろ!!我々風紀委員が」
「あ"?」
「十代目に仇なすやつは俺が許さねぇ!!」
「ちょっと君らも黙ろうか」
「あ"?やんのかテ」
「黙ろうか」
ギャグは私の仕事なのに連続でツッコミ切れない怒りと多分デートが潰れるであろう怒りを込めて威圧感たっっぷりに真顔でキレた。
大人気ない?知ってる。
けどね、人のお話聞けない坊や達はまず正座しながらきちんとお話聞くところからだと思うの。
「誰がお前みたいな女の話を聞くと!!」
勿論歯向かってきた子もいたので、そこは正当防衛で胸ぐら掴まれた瞬間に流れるように足払いからの大事な第二の息子さんをヒールで踏みつけるギリギリの位置で止めて笑いながら静かにお話聞きましょうとお話すると、全員が自然と正座した。
グッボーイ。頭のいい子は好きだよ。
「め、女神がいる……っ!!」
「良かった……良かった!!特級に頼んで良かった!!!」
ぐすぐす泣いている補助監督さん達。
顔面ボッコボコだけど大丈夫なの?君らのそれは普通の出来事なの?
「で?あのバッドボーイ達は?」
「並盛の風紀委員です」
「は?何それ?」
「実は……」
補助監督さん達によると、この並盛は並盛大好きなとある少年の恐怖政治の元、平和が約束されているらしい。
だがしかし、呪霊案件で被害が出始めたが並盛大好きな少年に頭を下げて事情を説明したものの、非科学的な事など信じられないと鼻で笑われ却下。
しかし、このままでは恐怖により呪いは日々成長しいつどんな危険が起こるかわからない……そのため、補助監督判断の元、強行突破で呪術師を召還したのはいいが………少年により呪術師はボッコボコ。え?呪い祓う前に呪術師払われちゃったよ。まじどーする?え?これもう特級に頼んで来てもらうしかなくね?と特級案件として早急に!!と押し通したと。
「なるほど。その結果がこれか」
「学校の一部老朽化の為今日の並中は臨時休校と通達したのですがまさか生徒が来るとは思わなくて……」
「えっ!?今日学校休みだったの!?」
「そーだったのか」
「知らねーよ」
生徒三名が驚いている。補助監督を見ればそんなわけが……と驚いている。
「オレが通知消しといたぞ」
「リボーン!?何してんだよ!!」
「だって面白そうだったんだもん」
「可愛く言っても駄目だからな!!」
赤ちゃんが何かやらかしたらしい。
これは補助監督のミスではないようだ。
「とりあえずもう呪霊は祓ったけど、少年が一人乗り込んで来てんだよね」
「そ、その人です!!」
「ん?何が?」
「こ、この街を仕切っていて絶対に逆らってはいけない少年……」
「我等が委員長の雲雀恭也です」
草食ってるリーゼントが誇らしげに話す。
待て。ってことは、だ。
「中で悟に遊ばれてるけど止めた方がいい?」
『は?』
全員が意味わからない……って顔をしている。
なんで?悟だよ?
たかがちょっと強いだけのヤンチャ坊や相手なら遊びにしかならないって。
「補助監督さん達帳消して……いや待て」
嫌な予感がする。
いくら悟でもちょっと強い少年相手に本気にならないだろうが……この街の異常は既に先ほど目の当たりにした。
平気でダイナマイトぶっぱなし、ただ焦げるだけの面々……。話すし二足歩行する謎の赤ちゃん。少年が街を管理する異常さ。
つまり、だ。
再び帳の中に入ると……
「ちょっと乱暴しようか」
「ふっっっっざけんな馬鹿者がっ!!!!」
鞄を悟の後頭部にぶつけた。
まぁ、ぶつからなかったんだが。
「何するのさ」
「お前が何してんだ」
一般人相手にまじで何してんの?
「邪魔しないでよ」
ビュオッと、耳元に聞こえた風の音。
悟に抱き寄せられたから無傷だったが、鈍器を迷いなく振り抜く少年にゾッとした。
「悠仁より強そうだ」
「まじかよ」
「僕からすればまだまだだけどね」
さて、この事態をどうおさめようか……むしろおさめられるのか?と、もう現実逃避したい。
逃げ出したいけど逃げられない。なんてこった。
〈みーどりたなーびくーなーみーもーりーのー〉
突然聞こえてきた歌声。
小さなヒヨコのようなパヤパヤフサフサな小鳥がパタパタやってきた。
〈だーいなくしょーなくなーみがいーいー〉
ファサッと降り立ったのは……少年の肩。
ピチチチ、とすり寄ってフサフサの身体を擦り付けている。
え?なにこれ?可愛いすぎかよ。
「鎮まっただと……!?
あの小鳥……何奴?ナウシカの生まれ変わり?」
「ナチュラルに少年を王蟲扱いすんなよ。
そもそもあの鳥何の鳥?新種?」
「ヒバードだよ」
「「は?」」
「ヒバードはヒバードだよ」
荒ぶる少年を宥めたのは丸い毛玉でした。
少年が大人しいうちに悟に事情を報告。
もしもがあってはいけないので帳はそのまま。
「あんたがマジで乱暴したら笑えないからやめて」
「やだな。やるわけないじゃん」
「ツッコミ追い付かないから本当やめて」
「ねぇ」
「どうかした?小鳥少年」
「この変なやつ今すぐ解いて」
「暴れないって約束してくれるなら」
黙っているところを見ると約束してくれるらしい。
悟と小鳥少年と帳の外へ。
「早く」
「はいはい。補助監督さんお願いしまーっす」
「は、はい!!」
帳を消すと少年は満足したらしい。
「さて」
「後は報告任せてゆっくりデートしようか」
「何言ってるの」
シャキンッ、とトンファーを構えた小鳥少年。
え?何事?
「まだあなたを噛み殺してないよ」
「嘘やん」
「えぇー。僕デート行きたい」
「本気だしてよ」
「やだ」
「ふーん」
諦めてくれるかと思っていたら、小鳥少年に腕を引かれる。
顔がぐっと近付くが、寸前で踏みとどまると顎に手を添えられた。
「頬よりこちらがいいの?」
「うわっ、顔がいい」
「ええええええっ!?」
「あ"?」
バッ、と悟によって引き剥がされる。
ニヤニヤしながらトンファーを構える小鳥少年。
「さあ、ヤろうよ」
「OK、少年。
死にたいなら素直に言ってくれればいいのに」
「ストップストップストップ!
ステーイ!!悟ステーーーーイ!!」
真顔となった悟が拳をバキバキならしだす。
いや、あなたそんな沸点低かった!?
そーいや昔は低かったね!!けど子供のお茶目に本気良くない!!
「チッ」
「小鳥少年そーゆー煽り方良くない!!
この人大人気なくガチでヤベェから!!」
「じゃあどうしたらその人を噛み殺せる?」
小首を傾げる小鳥少年。
くっっ!!!か、可愛いぞ……っ!!
ただの戦闘狂だったとしても顔がいいっ!!
「この街で美味しいケーキ家ある?」
「あるよ」
「そこの食べ放題で」
「そんなことでいいの?」
どこかに電話をする小鳥少年。
「貸し切りの食べ放題にしたよ」
「ってことなので悟ほどほどに遊んでおいで」
「わかった。ケーキの分気持ち優しめにボコる」
人外かな?と思えるような拳と鈍器の風を切る音。
私はそっとその場から立ち去った。
「え?あれいいんですか!?」
「いいのいいの」
「ですが……」
「デートどころじゃなくなったからひとまず平穏が欲しい」
切実にな。
そんな時間が経っていないはずなのにめちゃくちゃ疲れた気分になっている……年かな?
「お前スゲーな」
「わお、精神的負担がまだいた」
「あの雲雀を大人しくさせるなんてなかなかだぞ。どうだ?ファミリーに入らねーか?」
「ちょっとリボーン!?何誘ってんだよ!!」
「あ、すいません。
家族ごっこに付き合うには人選ばせてください」
こんな赤ん坊と家族ごっこなんてごめんだよ。
「リボーンさんの誘いを家族ごっこ、だと!?テメーナメてんのか!!」
「ちょっ、獄寺くんまで!?」
「ははは!お姉さんも一緒にマフィアごっこか?」
「は?マフィア?物騒過ぎる」
「ボンゴレは物騒だけど物騒じゃねーぞ」
「マフィアの時点で物騒だよバカタレ」
オロオロする少年が一番まともに見えてきた。
髪型がサイヤ人でも一番まともそうだ。
「苦労してるんだね……」
「何か勝手に憐れんでる!?」
「そのキレの良いツッコミでわかったよ」
「何が!?」
「君こそがこの世界で一番ヤベェ奴だと」
「何で距離置くの!?」
ススス、と離れた。
この短時間でもわかるヤベェ空間でツッコミできる余裕すらあるこの少年こそが一番ヤベェ。
きっと苦労も人一倍しているんだろうけど、手慣れたツッコミの上手さは余裕からくるものだ。
「ボンゴレに入れよ」
「だが断る」
「即答!?」
「なんでだ」
「今既に黒い組織に身を置いているので無理です」
「黒い組織って何!?」
「お姉さんも既に違うごっこ遊びしてんのか!」
「どこのファミリーの者だ!!」
「もうやだ、会話が成り立たない」
ボケさせてくれないってなに?
もう疲れたよ……。
「十代目!!コイツは危険ですっ!!」
「ちょっと獄寺くん落ち着いて!?」
「十代目を狙った暗殺者かもしれねーっす!!」
「いやいやいや!!この人一般人だから!!大丈夫だからっ!!落ち着いて!!」
「ここは俺に任せてください!!」
「何一つ話聞いてねぇ!!」
「相変わらず獄寺は愉快だな」
「コントかよ」
しゅーってまた爆竹持っていた。
いや、あれ爆弾だっけ?
「そこの不良少年」
「あ"?」
「今すぐその物騒なものを捨てるか消すんだ」
「不審なお前の言うことなんて誰が聞くかよ」
「じゃないと」
「なんだっつーんだよ」
「もっと物騒なのが来るよ」
「果てろ」
「獄寺くんんんんんんんっっっ!!?」
ポイっと投げられた爆弾。
あーあ、知らね。私忠告したよ。
ドッカーーンと爆風に耳がキーンとする。
けど私に被害は何一つない。
「ねぇ」
「「「!!!」」」
少年達がバッと距離を取る。
おぉ、殺気を受けて距離を取るなんて……この子供達、ただ者ではないな。
「コイツに何してんの?」
威圧感たっっぷりな悟。
爆発する前にぎゅーっと抱きしめていてくれたので、悟のATフィールドにより私は無傷でした。
恐怖に歪む表情の子供達にやりすぎだと意味を込めて悟の腕を叩く。
「ビビらせているわよダーリン」
「僕の玩具を傷つけられそうになったから」
「おい、誰が玩具だ」
ベシベシ強めに腕を叩く。
そーいや小鳥少年は?と周りを見ると……
「邪魔しないでよ」
「へぶっ!!」
「ぐっ!!」
「おっと……悪いな、雲雀」
サイヤ人の子と不良少年を殴って沈めていた。
爽やか少年はトンファーを避けていたが……あの子爽やかな見た目に反して中身黒いとか?
何だか誰も信じられなくなってきたぞ……。
「ほら行こう」
「おや?もういいのかい?」
「目を離すと巻き込まれてる奴がいるからゆっくり遊んであげることもできない」
「誰だろ?」
「誰だろーね?」
後ろで騒ぐ少年達を放置し、ケーキ家さんに行ったら美味しかった。
ケーキ食べてる間に爆発音が聞こえたとか気のせい。
「ここが第二のヨハネスブルグかな」
「あっちほど不穏じゃないだろ」
「ボケの嵐に殺される」
「オマエのボケすら殺されてるもんな」
「読者が求めているのは正常な私ではなく異常な私らしいから」
「シリアル撒いときなよ」
「高専戻ったら撒くわ」
この後、呪霊が沸く度小鳥少年から指名が入るなんて私達は知らなかった。
並盛在住の補助監督達が毎回泣きながら伊地知さんに呪い以外の暴力という理不尽な恐怖政治からも助けて欲しいと鬼電するなんて今はまだ誰も知らなかった。
おまけ
「鬼はぁぁあああああ外ぉぉおおおおお」
バラバラバラッ
「えっ?名前姉何してんの?」
通りかかった悠仁くん。
シリアルを撒いていたら見られた。
「厄落とし」
「何でシリアル!?」
「読者が好きだから」
「だからって物理的に撒いたら……」
クルッポークルッポー
バサバサバサー
めっちゃ山から鳩きた。
「こら、そこの馬鹿」
「あ、硝子ちゃん」
ベシッ、とバインダーで頭叩かれた。
「野生動物に無闇矢鱈と餌を与えるな」
「ボケが足りないからやっておこうと思って」
「いい大人が食べ物を粗末にするな」
「ごもっとも」
良い子の皆は真似しちゃいけないよ!!!
あとがき
リクエスト「通行人と復活のコラボ」
復活大好きなので嬉しかったです!!
けど、よく考えたらあの漫画ギャグ多いから通行人レベルのボケは流される。
もっと綱吉とツッコミしあいたかった。
ボケきれず不完全燃焼な通行人はシリアルばらまいといたからみんな、勘弁してね!!(笑)
ひっっっさしぶりに悟とのデートに浮かれている通行人名前でっす!
と、言っても悟の特級案件による付き添いデートとなっておりますが、チート故問題なく祓って終わりましたとさ。
そんなウキウキ☆デート開始から数分後
私の目の前ではなぜかトンファーを振り回す黒い少年と、軽々と避ける悟がいます。
「キミ強いね。まぁ僕にはまっったく足元にもおよばないけど」
「噛み殺す」
「物騒だなぁ。カルシウム足りてない?あ、これさっき買ったカルシウム入りのクソマズイ飴いる?」
「殺す」
ケラケラ笑いながらひょいひょい避ける悟。
うん、大人気ない。
とある学校で何やら体調不良やら不審な怪我や事故が多くなってきたので来て!お願い!めちゃくちゃ強い人希望!!と要請が来て悟の派遣が決まった。
来てみればなんと……雑魚もいいとこな二級レベルの呪霊。何で特級案件だったんだろ?と思うくらい拍子抜け。
悟も何で僕なんだろ?補助監督の連絡ミスかなー?まぁ早く終わったからいいけどね!なーんて呑気に終わったから報告しようと帳を抜けようとしたら……学ランを羽織った美少年が入って来た。
そしてつり上がった目をさらにつり上げ……
「君たちが僕の学校で好き勝手してる奴?」
とトンファーを手に襲いかかってきた。
で、ひょーっい、と簡単に私を抱えて避けた悟。
ちなみに少年がトンファーを叩き付けた地面は割れていた。
そう、皆様お気づきだろうか?
地面 が 割 れ て い る
「わぉ。避けるなんてなかなか骨がありそうだね」
「気絶させてもいいかな?」
「僕を?やれるならやってみてよ」
シャキンッ、とトンファーを構えて悟に飛びかかった少年。
私は早々に距離を置き実況中ですしおすし。
「それにしてもおっかしいなぁ。
帳降ろしたからここ補助監督によって閉鎖中なはずなんだけど」
「僕の町で勝手な事は許さないよ」
「担当の補助監督どこ?」
「黒いスーツの人?それなら噛み殺したよ」
「うわ、まじ?ちょっと名前見てきてよ」
悟しか眼中に無いらしいので私は補助監督探しに。
帳を抜けるとあら大変。
「貴様何者だ!!」
「お前らもいつの時代から来た奴らだよ」
「委員長の許可なく勝手な行いは我ら風紀委員が許さん!!」
「まじかよ」
「女性とはいえ怪しい奴を放ってはおけん……すまないが拘束させていただく」
「まじかよ」
学ラン姿のリーゼントなゴツい男達がずらっっと並んで、ボッコボコにされた補助監督達を拘束していた。
いや、まじいつの時代の不良って聞きたい。
何で君草食ってんの?それカイワレ?
「………」
ここで手を出せば児童虐待?
それとも正当防衛通るかな……?
「うわぁあ!?な、なにこれ!?風紀委員と……一般の人!?何でボッコボコにされて倒れてんの!?」
「あー……今日は抜き打ちの服装検査の日だったか?」
「チッ!!十代目のお通りだ!!テメーら道を開けろ!!」
なんか来た。
多分この学校の生徒……だよね?
けどこの学校何で生徒制服違うの?
「何だお前ら……」
「ひぃぃいいいっ」
「まぁまぁ、何かあったんですか?これ」
「十代目にガン飛ばしてんじゃねーぞあぁん!?」
「ご、獄寺くん!!落ち着いて!!」
まじ何だこれ。
収拾が着かなくなってきたぞ。
「十代目の道を塞ぐなんて許されねぇ………
「まっっ!?ちょっとぉぉおおおお!!!
獄寺くん人!!一般の人いるからダイナマイトは!!」
「果てろ」
何か銀髪の煙草?ペロキャン?咥えた子が何か投げた。
ねぇ、シューーーっていってんだけど?
え?あれまじで爆薬?爆竹じゃなくて?
ドォオオオオンッってまじで爆発した。
え?ここコナンの世界だっけ?
某ヨハネスブルグの街だったっけ?
爆風で前が見えないけど私は無事です。
なぜって?
「くっ………大丈夫ですか?」
「やだっ、イケメン……」
「へ?」
さっきまで十代目って呼ばれてたちょっとサイヤ人みたいなススキ色の髪の可愛い系の子が私をお姫様抱っこしながら守ってくれた。
額がしゅぅぅうう、っていってるけど君こそ大丈夫?爆薬ヘディングでもしたの?
「チャオッス」
「え?」
「オレはリボーン。お前はなんだ?」
「一般人の通行人ですが」
赤ちゃんが二足歩行でスーツ着てしゃべってるぅぅううううっ!!?
おっかしいな!?おかしいことだらけだな!!?
お願いだからツッこませてくんない!?
十円あげっから怒涛のボケラッシュやめてくれない!?
「十円なんていらねーぞ」
「ナチュラルに心を読まないで」
「忙しい奴だな」
「まじでちょっと状況整理させてくれないかな?」
お姉さん、ちょっとツッコミが追い付かなくて頭回っていませんのよ。
「沢田さん、その人を我々に渡してください。重要参考人です」
「へ?」
「まじか。ダイナマイトで生きてるって君らの身体鋼で出来てんの?
それともその学ラン鋼使用?ATフィールド仕様かよ」
「この人何言ってんの!?」
焼け焦げても草食ってるよ。
アイデンティティを守ってるよ。
「渡さないというのなら」
ユラリ、と立ち上がるリーゼント達。
ゾンビかよ。そして君ら丈夫だな。
「すいませんが力ずくで」
「十代目!!」
「穏やかじゃねーのな」
いつの間に来たのかサイヤ人の少年を守るように立つ銀髪少年と爽やか少年。
もうこれ以上のゴタゴタは話が進まない。
私は肩から掛けていたバックをそっと外した。
「ビーーーークワイエット!!!」
バシンッ、とよく鳴るバックの紐。
気分はシマダイ先生だ。
「バッッボーイ共。躾の時間だ」
「何この人ぉぉおおお!?」
〜優しい音楽と画面〜
「さて、無事ですか?補助監督さん達」
喧しいギャグしか起こさない人々を全員静かにさせた。
どうしたかって?
「貴様こそ大人しくしろ!!我々風紀委員が」
「あ"?」
「十代目に仇なすやつは俺が許さねぇ!!」
「ちょっと君らも黙ろうか」
「あ"?やんのかテ」
「黙ろうか」
ギャグは私の仕事なのに連続でツッコミ切れない怒りと多分デートが潰れるであろう怒りを込めて威圧感たっっぷりに真顔でキレた。
大人気ない?知ってる。
けどね、人のお話聞けない坊や達はまず正座しながらきちんとお話聞くところからだと思うの。
「誰がお前みたいな女の話を聞くと!!」
勿論歯向かってきた子もいたので、そこは正当防衛で胸ぐら掴まれた瞬間に流れるように足払いからの大事な第二の息子さんをヒールで踏みつけるギリギリの位置で止めて笑いながら静かにお話聞きましょうとお話すると、全員が自然と正座した。
グッボーイ。頭のいい子は好きだよ。
「め、女神がいる……っ!!」
「良かった……良かった!!特級に頼んで良かった!!!」
ぐすぐす泣いている補助監督さん達。
顔面ボッコボコだけど大丈夫なの?君らのそれは普通の出来事なの?
「で?あのバッドボーイ達は?」
「並盛の風紀委員です」
「は?何それ?」
「実は……」
補助監督さん達によると、この並盛は並盛大好きなとある少年の恐怖政治の元、平和が約束されているらしい。
だがしかし、呪霊案件で被害が出始めたが並盛大好きな少年に頭を下げて事情を説明したものの、非科学的な事など信じられないと鼻で笑われ却下。
しかし、このままでは恐怖により呪いは日々成長しいつどんな危険が起こるかわからない……そのため、補助監督判断の元、強行突破で呪術師を召還したのはいいが………少年により呪術師はボッコボコ。え?呪い祓う前に呪術師払われちゃったよ。まじどーする?え?これもう特級に頼んで来てもらうしかなくね?と特級案件として早急に!!と押し通したと。
「なるほど。その結果がこれか」
「学校の一部老朽化の為今日の並中は臨時休校と通達したのですがまさか生徒が来るとは思わなくて……」
「えっ!?今日学校休みだったの!?」
「そーだったのか」
「知らねーよ」
生徒三名が驚いている。補助監督を見ればそんなわけが……と驚いている。
「オレが通知消しといたぞ」
「リボーン!?何してんだよ!!」
「だって面白そうだったんだもん」
「可愛く言っても駄目だからな!!」
赤ちゃんが何かやらかしたらしい。
これは補助監督のミスではないようだ。
「とりあえずもう呪霊は祓ったけど、少年が一人乗り込んで来てんだよね」
「そ、その人です!!」
「ん?何が?」
「こ、この街を仕切っていて絶対に逆らってはいけない少年……」
「我等が委員長の雲雀恭也です」
草食ってるリーゼントが誇らしげに話す。
待て。ってことは、だ。
「中で悟に遊ばれてるけど止めた方がいい?」
『は?』
全員が意味わからない……って顔をしている。
なんで?悟だよ?
たかがちょっと強いだけのヤンチャ坊や相手なら遊びにしかならないって。
「補助監督さん達帳消して……いや待て」
嫌な予感がする。
いくら悟でもちょっと強い少年相手に本気にならないだろうが……この街の異常は既に先ほど目の当たりにした。
平気でダイナマイトぶっぱなし、ただ焦げるだけの面々……。話すし二足歩行する謎の赤ちゃん。少年が街を管理する異常さ。
つまり、だ。
再び帳の中に入ると……
「ちょっと乱暴しようか」
「ふっっっっざけんな馬鹿者がっ!!!!」
鞄を悟の後頭部にぶつけた。
まぁ、ぶつからなかったんだが。
「何するのさ」
「お前が何してんだ」
一般人相手にまじで何してんの?
「邪魔しないでよ」
ビュオッと、耳元に聞こえた風の音。
悟に抱き寄せられたから無傷だったが、鈍器を迷いなく振り抜く少年にゾッとした。
「悠仁より強そうだ」
「まじかよ」
「僕からすればまだまだだけどね」
さて、この事態をどうおさめようか……むしろおさめられるのか?と、もう現実逃避したい。
逃げ出したいけど逃げられない。なんてこった。
〈みーどりたなーびくーなーみーもーりーのー〉
突然聞こえてきた歌声。
小さなヒヨコのようなパヤパヤフサフサな小鳥がパタパタやってきた。
〈だーいなくしょーなくなーみがいーいー〉
ファサッと降り立ったのは……少年の肩。
ピチチチ、とすり寄ってフサフサの身体を擦り付けている。
え?なにこれ?可愛いすぎかよ。
「鎮まっただと……!?
あの小鳥……何奴?ナウシカの生まれ変わり?」
「ナチュラルに少年を王蟲扱いすんなよ。
そもそもあの鳥何の鳥?新種?」
「ヒバードだよ」
「「は?」」
「ヒバードはヒバードだよ」
荒ぶる少年を宥めたのは丸い毛玉でした。
少年が大人しいうちに悟に事情を報告。
もしもがあってはいけないので帳はそのまま。
「あんたがマジで乱暴したら笑えないからやめて」
「やだな。やるわけないじゃん」
「ツッコミ追い付かないから本当やめて」
「ねぇ」
「どうかした?小鳥少年」
「この変なやつ今すぐ解いて」
「暴れないって約束してくれるなら」
黙っているところを見ると約束してくれるらしい。
悟と小鳥少年と帳の外へ。
「早く」
「はいはい。補助監督さんお願いしまーっす」
「は、はい!!」
帳を消すと少年は満足したらしい。
「さて」
「後は報告任せてゆっくりデートしようか」
「何言ってるの」
シャキンッ、とトンファーを構えた小鳥少年。
え?何事?
「まだあなたを噛み殺してないよ」
「嘘やん」
「えぇー。僕デート行きたい」
「本気だしてよ」
「やだ」
「ふーん」
諦めてくれるかと思っていたら、小鳥少年に腕を引かれる。
顔がぐっと近付くが、寸前で踏みとどまると顎に手を添えられた。
「頬よりこちらがいいの?」
「うわっ、顔がいい」
「ええええええっ!?」
「あ"?」
バッ、と悟によって引き剥がされる。
ニヤニヤしながらトンファーを構える小鳥少年。
「さあ、ヤろうよ」
「OK、少年。
死にたいなら素直に言ってくれればいいのに」
「ストップストップストップ!
ステーイ!!悟ステーーーーイ!!」
真顔となった悟が拳をバキバキならしだす。
いや、あなたそんな沸点低かった!?
そーいや昔は低かったね!!けど子供のお茶目に本気良くない!!
「チッ」
「小鳥少年そーゆー煽り方良くない!!
この人大人気なくガチでヤベェから!!」
「じゃあどうしたらその人を噛み殺せる?」
小首を傾げる小鳥少年。
くっっ!!!か、可愛いぞ……っ!!
ただの戦闘狂だったとしても顔がいいっ!!
「この街で美味しいケーキ家ある?」
「あるよ」
「そこの食べ放題で」
「そんなことでいいの?」
どこかに電話をする小鳥少年。
「貸し切りの食べ放題にしたよ」
「ってことなので悟ほどほどに遊んでおいで」
「わかった。ケーキの分気持ち優しめにボコる」
人外かな?と思えるような拳と鈍器の風を切る音。
私はそっとその場から立ち去った。
「え?あれいいんですか!?」
「いいのいいの」
「ですが……」
「デートどころじゃなくなったからひとまず平穏が欲しい」
切実にな。
そんな時間が経っていないはずなのにめちゃくちゃ疲れた気分になっている……年かな?
「お前スゲーな」
「わお、精神的負担がまだいた」
「あの雲雀を大人しくさせるなんてなかなかだぞ。どうだ?ファミリーに入らねーか?」
「ちょっとリボーン!?何誘ってんだよ!!」
「あ、すいません。
家族ごっこに付き合うには人選ばせてください」
こんな赤ん坊と家族ごっこなんてごめんだよ。
「リボーンさんの誘いを家族ごっこ、だと!?テメーナメてんのか!!」
「ちょっ、獄寺くんまで!?」
「ははは!お姉さんも一緒にマフィアごっこか?」
「は?マフィア?物騒過ぎる」
「ボンゴレは物騒だけど物騒じゃねーぞ」
「マフィアの時点で物騒だよバカタレ」
オロオロする少年が一番まともに見えてきた。
髪型がサイヤ人でも一番まともそうだ。
「苦労してるんだね……」
「何か勝手に憐れんでる!?」
「そのキレの良いツッコミでわかったよ」
「何が!?」
「君こそがこの世界で一番ヤベェ奴だと」
「何で距離置くの!?」
ススス、と離れた。
この短時間でもわかるヤベェ空間でツッコミできる余裕すらあるこの少年こそが一番ヤベェ。
きっと苦労も人一倍しているんだろうけど、手慣れたツッコミの上手さは余裕からくるものだ。
「ボンゴレに入れよ」
「だが断る」
「即答!?」
「なんでだ」
「今既に黒い組織に身を置いているので無理です」
「黒い組織って何!?」
「お姉さんも既に違うごっこ遊びしてんのか!」
「どこのファミリーの者だ!!」
「もうやだ、会話が成り立たない」
ボケさせてくれないってなに?
もう疲れたよ……。
「十代目!!コイツは危険ですっ!!」
「ちょっと獄寺くん落ち着いて!?」
「十代目を狙った暗殺者かもしれねーっす!!」
「いやいやいや!!この人一般人だから!!大丈夫だからっ!!落ち着いて!!」
「ここは俺に任せてください!!」
「何一つ話聞いてねぇ!!」
「相変わらず獄寺は愉快だな」
「コントかよ」
しゅーってまた爆竹持っていた。
いや、あれ爆弾だっけ?
「そこの不良少年」
「あ"?」
「今すぐその物騒なものを捨てるか消すんだ」
「不審なお前の言うことなんて誰が聞くかよ」
「じゃないと」
「なんだっつーんだよ」
「もっと物騒なのが来るよ」
「果てろ」
「獄寺くんんんんんんんっっっ!!?」
ポイっと投げられた爆弾。
あーあ、知らね。私忠告したよ。
ドッカーーンと爆風に耳がキーンとする。
けど私に被害は何一つない。
「ねぇ」
「「「!!!」」」
少年達がバッと距離を取る。
おぉ、殺気を受けて距離を取るなんて……この子供達、ただ者ではないな。
「コイツに何してんの?」
威圧感たっっぷりな悟。
爆発する前にぎゅーっと抱きしめていてくれたので、悟のATフィールドにより私は無傷でした。
恐怖に歪む表情の子供達にやりすぎだと意味を込めて悟の腕を叩く。
「ビビらせているわよダーリン」
「僕の玩具を傷つけられそうになったから」
「おい、誰が玩具だ」
ベシベシ強めに腕を叩く。
そーいや小鳥少年は?と周りを見ると……
「邪魔しないでよ」
「へぶっ!!」
「ぐっ!!」
「おっと……悪いな、雲雀」
サイヤ人の子と不良少年を殴って沈めていた。
爽やか少年はトンファーを避けていたが……あの子爽やかな見た目に反して中身黒いとか?
何だか誰も信じられなくなってきたぞ……。
「ほら行こう」
「おや?もういいのかい?」
「目を離すと巻き込まれてる奴がいるからゆっくり遊んであげることもできない」
「誰だろ?」
「誰だろーね?」
後ろで騒ぐ少年達を放置し、ケーキ家さんに行ったら美味しかった。
ケーキ食べてる間に爆発音が聞こえたとか気のせい。
「ここが第二のヨハネスブルグかな」
「あっちほど不穏じゃないだろ」
「ボケの嵐に殺される」
「オマエのボケすら殺されてるもんな」
「読者が求めているのは正常な私ではなく異常な私らしいから」
「シリアル撒いときなよ」
「高専戻ったら撒くわ」
この後、呪霊が沸く度小鳥少年から指名が入るなんて私達は知らなかった。
並盛在住の補助監督達が毎回泣きながら伊地知さんに呪い以外の暴力という理不尽な恐怖政治からも助けて欲しいと鬼電するなんて今はまだ誰も知らなかった。
おまけ
「鬼はぁぁあああああ外ぉぉおおおおお」
バラバラバラッ
「えっ?名前姉何してんの?」
通りかかった悠仁くん。
シリアルを撒いていたら見られた。
「厄落とし」
「何でシリアル!?」
「読者が好きだから」
「だからって物理的に撒いたら……」
クルッポークルッポー
バサバサバサー
めっちゃ山から鳩きた。
「こら、そこの馬鹿」
「あ、硝子ちゃん」
ベシッ、とバインダーで頭叩かれた。
「野生動物に無闇矢鱈と餌を与えるな」
「ボケが足りないからやっておこうと思って」
「いい大人が食べ物を粗末にするな」
「ごもっとも」
良い子の皆は真似しちゃいけないよ!!!
あとがき
リクエスト「通行人と復活のコラボ」
復活大好きなので嬉しかったです!!
けど、よく考えたらあの漫画ギャグ多いから通行人レベルのボケは流される。
もっと綱吉とツッコミしあいたかった。
ボケきれず不完全燃焼な通行人はシリアルばらまいといたからみんな、勘弁してね!!(笑)