異世界人が行く
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「第1回、叩いて被ってジャンケンポン大会ぃぃいいいいい」(浜ちゃん風)
「「「まてまてまてまて」」」
"叩いて被ってジャンケンポン"とは…
己の肉体を信じ、相手の裏を読み合いながら次の一手を考え、武器を手に攻防を行う競技。
相手の出す三種の手を見極め、その後の行動を読み武器を唸らせる。
一瞬で勝負がつくこともあれば、何度も続く攻防に心も身体も磨り減り、手に汗握る青春の1ページ。
どいつもこいつも目が離せない怒涛の痛快アクション。
「心・技・体を揃えたこちらの競技。
怪我なく、安全に、勝敗が決まる素晴らしき勝負方法でございますが何か?」
「見た目が面白すぎる。ふざけているのかい?」
「大真面目だよ金魚ちゃん」
何が不満なんだ金魚ちゃん。
ひゃっはー!!異世界人の名前たんだぉ!!
がぉがぉ。
ピコハンとヘルメットを用意して食堂に来たのに文句言われた。
こちとら自腹でピコハンとヘルメット買ってんだぞ。
なんの文句がおありだと言うんだ、ぷんぷん。
「難しいような説明をしていますがつまり?」
「じゃんけんする。
勝ったらピコハンで頭殴る。
負けたらヘルメットで防ぐ。
頭叩かれたら負けのシンプルなバトルでしょ」
「ピコハンなら叩かれても痛くないね」
「あ、ヘルメット先に被ったらピコハンでヘルメット叩き割るのは反則ね」
「は?」
「コレでそんなこと出来る人いんのぉー?」
「過去の人ではおりました」
着物の似合う伝説のギャバ嬢………
「彼女は……そう。
この勝負において右に出る者はいない強者。
T村Tえさん」
絶対に勝負したくないゴリラNo.1
「ルールは理解したかな?金魚ちゃん」
「わかったよ」
「金魚ちゃんが負けたら私のコレ外してもらおうか」
「僕が勝ったらその金魚ちゃん呼びを止めて、今後僕の指示には必ず従うこと」
「勿論さ。
あ、私勝ったら金魚ちゃん一つ言うこと聞いてね」
「然り気無く要求2つになっていないかい?
まぁいいだろう」
ピコハンとヘルメットを真ん中に置く。
「大丈夫なんですか」
「アズくん心配してくれんの?」
「リドルさんはわずか1ヶ月で一年生ながら寮長になった方です」
「へー」
「魔法の腕も勉強も飛行術も学年では上位です」
「勝てんのフグちゃん?」
「負けたら笑……慰めてあげましょう」
「君らさ、誰に物言ってんの?」
私は異世界人名前
「さあ、俺様の美技に良いな」
パチンッ、と指を鳴らす。
すると、どこから出てきたのかジョニー達が集まってきた。
「「「「「勝つのはオンボロ!!負けるのハーツラビュル!!
勝つのはオンボロ!!負けるのハーツラビュル!!
勝者は姉御!!敗者はリドル!!」」」」」
「「勝者は姉御!!」」
「「「敗者はリドル!!」」」
「「「「「勝者は!!」」」」」
パチンッ
再び鳴らされた指パッチンにジョニー達が黙る。
バサッとブレザーを脱ぎ捨て
私は指を広げ、顔の前に翳す。
「勝者は……俺だ」
きゃぁぁああああ、と野太い悲鳴。
同時に、吹き出し笑い崩れるオクタヴィネル三人衆。
「ぎゃははははは!!!!なにそれ!!!
めっちゃウケっ、ウケる!!」
「ふっ……くっ、くくっ…」
「……………っ!!!」バンバンバンッ
スペースキャット顔をして私達を見るクローバー、ダイヤモンド、金魚ちゃん。
盛り上がるジョニー達ケモ耳。
腹筋崩壊のオクタヴィネル。
この場はカオスだった。
「………はじめようか」
「ショータイムの始まりだ!!」
やめて、そのキャラやめて。
食堂を利用していた何も知らない生徒は心から思った。
だって、今は昼食中。
食べたものや食べているものを吹き出す自信しかない。いや、すでに何人かは吹き出した。お腹は減っているのに恐ろしくて口に出来ない。面白そうなことやるのはいいが、面白過ぎて被害が酷い。
しかし、誰も口に出来ない。
だって面白そうだから。
「「叩いて、被って、じゃんけんぽん!!」」
金魚、グー
名前、パー
ピコンッ
圧勝だった。
ポカンとする金魚ちゃん。
しかしそんな金魚ちゃんには悪いが、私は止まらない。
髪の毛をかきあげ、食堂のシャンデリアを見上げる。
「今日も太陽は俺様の為に輝いてるぜ」
「「「ブフォッ」」」
パチンッ
「「「「「うぉぉおおおお!!!」」」」」
「「「勝者は姉御!!」」」
「「敗者はリドル!!」」
パチンッ
「俺様がキングだ」
「「「「「うぉぉおおおおおお!!!」」」」」
食堂の全員が食べ物吹き出した。
ばっちぃな、お前達。
「さあ、約束どおりコレ外して貰おうじゃねーか、あーん?」
「………!!
もう一度だ!!!これは練習で次こそ!!」
「クックックッ、いいだろう。
その勝負ノッてやろうじゃねーか、あーん」
「まっっってwww
そのキャラwwwやめてwww」
「…………ッ」
「牛乳でも口に含めて見守っていやがれ、あーん」
「あっはっはっはっ!!!
それ絶対無理じゃん!!フグちゃん以外みんな吐き出すって!!」
「鼻から牛乳出して俺様の美技に酔いな」
「無理無理無理。
フグちゃんのそのキャラ無理ッッッ」
指定暴力団オクタヴィネル、腹筋崩壊。
慣れて大丈夫なのはジョニー達くらいだ。
「僕が負けるなんて認めない!!」
「勝者は……俺だ」
叩いて被ってジャンケンポン三本勝負となりまして、再び勝負。
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、パー
名前、グー
「やるじゃねぇか!!」
「チッ」
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、チョキ
名前、チョキ
「「叩いて被ってジャンケンポン」」
金魚、チョキ
名前、グー
「ほうら、凍れ」ピコンッ
「クソッ」
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、グー
名前、パー
「さぁ、全身の毛穴をぶち開けろよ!!」ピコンッ
「毛!?」
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、パー
名前、チョキ
「この試合、完全に俺が支配した!!」ピコンッ
圧勝だった。
「氷の世界」
爆笑に包まれた。
笑いもおさまり、金魚ちゃんに首輪を外して貰った。
「約束通り、負けたから外すよ。
あとは君の言うことを聞けばいいのかな」
ムスッとしながらこちらを見る金魚ちゃん。
「金魚ちゃん、君に言うことは一つだけさ」
「僕に出来ることなら何でもしよう」
「勉強教えて下さい」
「………は?」
「アズくんばかりに頼ってたらウツボ共が絡んできてうざ……面倒なんだよね」
そのせいで毎度毎度フロイドVSが始まってしまう。
あと、最近アズくん違う事に手を出し始めたらしく忙しい。
「金魚ちゃん頭いいんでしょ?
だからわかんないとこあったら遊びに行きながら聞いてもいーい?」
「それは……構わないが…」
「よし!!やったね!!」
「そんな事でいいのかい?」
「首輪外れたし勉強教えてもらえるなら私的にはありがたい」
「……変な子だね」
くすり、と笑う金魚ちゃん。
可愛らしい笑顔に金魚ちゃんの頬を撫でる。
「眉間にシワを寄せた君よりも
鮮やかに咲く薔薇のような笑顔の君の方がいいね」
真っ赤になった頬を抑え、パクパクと口を開閉する姿はまさしく金魚だ。
そんな姿を微笑ましく見ていたら、両肩に重さが。
「フグちゃんどこのタラシ?」
「重い」
「リドルさんも敵わない男気ですね」
「重い」
ウツボ兄弟を振り払う。
脱いだブレザーはジョニーが回収して渡してくれた。
「ってゆーか、さっきのキャラ何?」
「我が祖国の運動部のイケメン」
「頭が少々おかしい方ですか?」
「まさか!!べ様は男女共に人気のある王子様さ」
「王子様……ねぇ」
「泣き黒子の貴公子だよ」
誰もがどんな貴公子だよ、と突っ込みたかった。
しかし突っ込んだら終わりな気がした。
この後、ウツボ兄弟とめちゃくちゃ叩いて被ってやりまくった。
あとがき
べ様をやりたかった(笑)
「「「まてまてまてまて」」」
"叩いて被ってジャンケンポン"とは…
己の肉体を信じ、相手の裏を読み合いながら次の一手を考え、武器を手に攻防を行う競技。
相手の出す三種の手を見極め、その後の行動を読み武器を唸らせる。
一瞬で勝負がつくこともあれば、何度も続く攻防に心も身体も磨り減り、手に汗握る青春の1ページ。
どいつもこいつも目が離せない怒涛の痛快アクション。
「心・技・体を揃えたこちらの競技。
怪我なく、安全に、勝敗が決まる素晴らしき勝負方法でございますが何か?」
「見た目が面白すぎる。ふざけているのかい?」
「大真面目だよ金魚ちゃん」
何が不満なんだ金魚ちゃん。
ひゃっはー!!異世界人の名前たんだぉ!!
がぉがぉ。
ピコハンとヘルメットを用意して食堂に来たのに文句言われた。
こちとら自腹でピコハンとヘルメット買ってんだぞ。
なんの文句がおありだと言うんだ、ぷんぷん。
「難しいような説明をしていますがつまり?」
「じゃんけんする。
勝ったらピコハンで頭殴る。
負けたらヘルメットで防ぐ。
頭叩かれたら負けのシンプルなバトルでしょ」
「ピコハンなら叩かれても痛くないね」
「あ、ヘルメット先に被ったらピコハンでヘルメット叩き割るのは反則ね」
「は?」
「コレでそんなこと出来る人いんのぉー?」
「過去の人ではおりました」
着物の似合う伝説のギャバ嬢………
「彼女は……そう。
この勝負において右に出る者はいない強者。
T村Tえさん」
絶対に勝負したくないゴリラNo.1
「ルールは理解したかな?金魚ちゃん」
「わかったよ」
「金魚ちゃんが負けたら私のコレ外してもらおうか」
「僕が勝ったらその金魚ちゃん呼びを止めて、今後僕の指示には必ず従うこと」
「勿論さ。
あ、私勝ったら金魚ちゃん一つ言うこと聞いてね」
「然り気無く要求2つになっていないかい?
まぁいいだろう」
ピコハンとヘルメットを真ん中に置く。
「大丈夫なんですか」
「アズくん心配してくれんの?」
「リドルさんはわずか1ヶ月で一年生ながら寮長になった方です」
「へー」
「魔法の腕も勉強も飛行術も学年では上位です」
「勝てんのフグちゃん?」
「負けたら笑……慰めてあげましょう」
「君らさ、誰に物言ってんの?」
私は異世界人名前
「さあ、俺様の美技に良いな」
パチンッ、と指を鳴らす。
すると、どこから出てきたのかジョニー達が集まってきた。
「「「「「勝つのはオンボロ!!負けるのハーツラビュル!!
勝つのはオンボロ!!負けるのハーツラビュル!!
勝者は姉御!!敗者はリドル!!」」」」」
「「勝者は姉御!!」」
「「「敗者はリドル!!」」」
「「「「「勝者は!!」」」」」
パチンッ
再び鳴らされた指パッチンにジョニー達が黙る。
バサッとブレザーを脱ぎ捨て
私は指を広げ、顔の前に翳す。
「勝者は……俺だ」
きゃぁぁああああ、と野太い悲鳴。
同時に、吹き出し笑い崩れるオクタヴィネル三人衆。
「ぎゃははははは!!!!なにそれ!!!
めっちゃウケっ、ウケる!!」
「ふっ……くっ、くくっ…」
「……………っ!!!」バンバンバンッ
スペースキャット顔をして私達を見るクローバー、ダイヤモンド、金魚ちゃん。
盛り上がるジョニー達ケモ耳。
腹筋崩壊のオクタヴィネル。
この場はカオスだった。
「………はじめようか」
「ショータイムの始まりだ!!」
やめて、そのキャラやめて。
食堂を利用していた何も知らない生徒は心から思った。
だって、今は昼食中。
食べたものや食べているものを吹き出す自信しかない。いや、すでに何人かは吹き出した。お腹は減っているのに恐ろしくて口に出来ない。面白そうなことやるのはいいが、面白過ぎて被害が酷い。
しかし、誰も口に出来ない。
だって面白そうだから。
「「叩いて、被って、じゃんけんぽん!!」」
金魚、グー
名前、パー
ピコンッ
圧勝だった。
ポカンとする金魚ちゃん。
しかしそんな金魚ちゃんには悪いが、私は止まらない。
髪の毛をかきあげ、食堂のシャンデリアを見上げる。
「今日も太陽は俺様の為に輝いてるぜ」
「「「ブフォッ」」」
パチンッ
「「「「「うぉぉおおおお!!!」」」」」
「「「勝者は姉御!!」」」
「「敗者はリドル!!」」
パチンッ
「俺様がキングだ」
「「「「「うぉぉおおおおおお!!!」」」」」
食堂の全員が食べ物吹き出した。
ばっちぃな、お前達。
「さあ、約束どおりコレ外して貰おうじゃねーか、あーん?」
「………!!
もう一度だ!!!これは練習で次こそ!!」
「クックックッ、いいだろう。
その勝負ノッてやろうじゃねーか、あーん」
「まっっってwww
そのキャラwwwやめてwww」
「…………ッ」
「牛乳でも口に含めて見守っていやがれ、あーん」
「あっはっはっはっ!!!
それ絶対無理じゃん!!フグちゃん以外みんな吐き出すって!!」
「鼻から牛乳出して俺様の美技に酔いな」
「無理無理無理。
フグちゃんのそのキャラ無理ッッッ」
指定暴力団オクタヴィネル、腹筋崩壊。
慣れて大丈夫なのはジョニー達くらいだ。
「僕が負けるなんて認めない!!」
「勝者は……俺だ」
叩いて被ってジャンケンポン三本勝負となりまして、再び勝負。
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、パー
名前、グー
「やるじゃねぇか!!」
「チッ」
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、チョキ
名前、チョキ
「「叩いて被ってジャンケンポン」」
金魚、チョキ
名前、グー
「ほうら、凍れ」ピコンッ
「クソッ」
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、グー
名前、パー
「さぁ、全身の毛穴をぶち開けろよ!!」ピコンッ
「毛!?」
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
金魚、パー
名前、チョキ
「この試合、完全に俺が支配した!!」ピコンッ
圧勝だった。
「氷の世界」
爆笑に包まれた。
笑いもおさまり、金魚ちゃんに首輪を外して貰った。
「約束通り、負けたから外すよ。
あとは君の言うことを聞けばいいのかな」
ムスッとしながらこちらを見る金魚ちゃん。
「金魚ちゃん、君に言うことは一つだけさ」
「僕に出来ることなら何でもしよう」
「勉強教えて下さい」
「………は?」
「アズくんばかりに頼ってたらウツボ共が絡んできてうざ……面倒なんだよね」
そのせいで毎度毎度フロイドVSが始まってしまう。
あと、最近アズくん違う事に手を出し始めたらしく忙しい。
「金魚ちゃん頭いいんでしょ?
だからわかんないとこあったら遊びに行きながら聞いてもいーい?」
「それは……構わないが…」
「よし!!やったね!!」
「そんな事でいいのかい?」
「首輪外れたし勉強教えてもらえるなら私的にはありがたい」
「……変な子だね」
くすり、と笑う金魚ちゃん。
可愛らしい笑顔に金魚ちゃんの頬を撫でる。
「眉間にシワを寄せた君よりも
鮮やかに咲く薔薇のような笑顔の君の方がいいね」
真っ赤になった頬を抑え、パクパクと口を開閉する姿はまさしく金魚だ。
そんな姿を微笑ましく見ていたら、両肩に重さが。
「フグちゃんどこのタラシ?」
「重い」
「リドルさんも敵わない男気ですね」
「重い」
ウツボ兄弟を振り払う。
脱いだブレザーはジョニーが回収して渡してくれた。
「ってゆーか、さっきのキャラ何?」
「我が祖国の運動部のイケメン」
「頭が少々おかしい方ですか?」
「まさか!!べ様は男女共に人気のある王子様さ」
「王子様……ねぇ」
「泣き黒子の貴公子だよ」
誰もがどんな貴公子だよ、と突っ込みたかった。
しかし突っ込んだら終わりな気がした。
この後、ウツボ兄弟とめちゃくちゃ叩いて被ってやりまくった。
あとがき
べ様をやりたかった(笑)