先輩ifシリーズ
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未来編
※記憶が曖昧だよ
※復活の単行本が手元にないよ
「ここは……」
「起きた?名前チャン」
「白蘭…!?」
「最強である悟クンから
君らを奪えば、彼だって削れるでしょ」
「君ら?……硝子?」
「まさか。彼だよ」
部屋に入って来たのは
真っ白な隊服を着た傑。
いつもはきっちりと纏めていた髪も
ハーフアップで下ろされていて
笑顔なのに、どこか冷たい印象があった。
「傑……どうして…」
「どうして?
不思議なことを聞くね、名前チャン
彼は元々僕の仲間だよ」
目を見開く名前に対し
白蘭はにやりと笑い
名前の頬に手を滑らせる。
「大丈夫。
すぐに悟クンを殺してあげるから」
「白蘭様、時間が」
「わかったよ。
君達呪術師は厄介だからね……
ボンゴレを潰すより先に君達を潰すよ」
部屋からいなくなった白蘭。
いつの間にか着替えさせられた服は
白いシンプルなワンピース。
「………傑」
靴もない部屋を
ペタペタ歩く。
微笑みながら
扉の前に立つ傑へと手を伸ばせば
簡単に捕らえられる。
「駄目だろ、名前。
簡単に私に気を許しては」
「………傑は傑でしょ?」
「そうだよ」
「悟に怒られるよ」
「その時は覚悟を決めるさ」
「馬鹿」
「私にも守りたいものがあるからね」
「傑、みんなのとこに帰るよ」
頭を撫でられ
部屋から出ていく傑。
じわりと涙が浮かぶが
泣いている場合じゃないと涙を拭う。
「………帰らなきゃ」
またみんなで笑うために。
みんなのとこに帰ろう。
「五条さん!!落ち着いて下さい!!」
「落ち着いてるよ。
少なくともお前らよりはな」
「今1人で乗り込んだところで
狙われているのは貴方なんですよ!!」
ボンゴレ地下アジトで
悟を必死に止めるのは綱吉。
その隣には硝子や大和がいる。
「名前を連れていったのは傑だ。
なら、俺らの問題は俺らで片付ける」
「なぁ、五条」
「なに」
「1人で暴走してるとこ悪いけど
ちょっと落ち着けよ」
「そうだよ。頭に血ィ上りすぎ」
「あ?大和のくせに口出してくんな」
「ほんっと!!お前名前のことになると
面倒臭いよな……」
呆れたような大和が笑う。
「夏油がわざわざ記録残るように
名前を拐ったのはなんでだ?」
「あ?たまたまだろ」
「俺らの前に現れて
宣戦布告してったのはなんでだ?」
「アイツが裏切ったからだろ」
「夏油の扱いひどくね?親友だろ。
で、こっから冷静になれよ」
「だから、何言いたいんだよ!!」
「俺らの知ってる名前は
お姫様のごとく大人しく監禁されてる女か?」
にやりと笑う大和。
「名前先輩がアッチにいるなら
夏油が懐に潜り込みながら
名前先輩を見ていてくれてるかもよ」
「五条を裏切ったフリして
敵も味方も欺くのは
夏油なら出来そうだろ?」
「名前先輩1人でも
敵の半分減らす勢いだと思うけど」
「ほら、心配することはあるけど
お前が駆け付けるほど
名前は弱くねーだろ?」
「だから落ち着きなよ」
「………悪ぃ」
罰が悪そうな悟に大和が肩を組む。
「名前が居たら叩かれてたぞ。
"親友なら最期まで信じてやりなよ!!"って」
「後から夏油も説教だろうね」
「………だな。
向こうは傑と名前に任せて
俺らはお前の手伝いしてやるよ、綱吉」
「五条さん……ありがとうございます」
「ねぇ、白くん。
マシュマロばかり飽きた」
「美味しいじゃん」
「身体に良くないよ、白蘭様」
「食べすぎたら名前チャンに
運動手伝ってもらうから大丈夫」
「よし、じゃあ今から私
アジトから抜け出すね。
白くんはちゃんと100数えてから
追ってきてね」
「鬼ごっこ?
捕まえたらベッドでの運動も
付き合ってくれる?」
「プロレスやりたいなら傑とどうぞ」
「やめてくれないかい?
男とやる趣味は無いよ」
「えー、名前チャン逃げ出したら
施設と部下が重症になるから
ちょっとやだなー」
「海外にいるんだから
マシュマロじゃない
美味しいご飯食べたい」
「我が儘ばかりですね、名前」
「デートする?」
「白蘭様、仕事が溜まってますよ」
「傑クン、君さっきから
僕と名前チャンの邪魔しすぎだよ」
「なら仕事してくれないか?」
「じゃあね、白くん」
ぴゅーっと
ドアを開けて走って行った名前。
「………あーあ、また逃げちゃった。
傑クン本当邪魔し過ぎ」
「白蘭様に友好の証として
名前を連れて来たけれど
名前をあげた覚えはないよ」
「生意気だね。殺しちゃうよ?」
「ご自由に。
今はお互いのメリットのために
手を組んでいるに過ぎない」
「傑クン」
「なんだい?」
「僕が本気になったら
君の記憶を弄ることも
名前チャンを壊すことも可能だと
きちんと覚えておいてね」
「その時は私も全力で抗うさ」
お互いにっこりと笑いながら
白蘭が部屋から出ていく。
傑が手元にあるパソコンのモニターを
見てみれば、素手で匣を開く前に
雑魚の部下達を伸していく先輩の姿に
くすくすと笑う。
「大人しくしていない人だなぁ」
強くて、逞しい人。
重要な施設には入れていないが
手当たり次第暴れて
脱出直前まで泳がされ
最後には捕獲されている。
みんなのところに帰る
そのために
誰も死なせない。
モニターでは白蘭に捕まっている
名前の姿。
もう少し待てば
またここに戻って来るだろうと
ソファーに腰掛ける。
「頑張っておくれよ、ボンゴレ」
みんなが笑える未来のために。
あとがき
単行本実家なので
なんとなくそれっぽい空気を
出してみただけ(笑)
9巻の離別シーンを
ここでやりたかったけど
ふざけちゃいそうなので
割愛。
呪術師なので
悟や傑や大和は術式で戦えるが
名前ちゃん浄化なので
やはり対人には向きません(笑)
物理で頑張るしかない(笑)
※記憶が曖昧だよ
※復活の単行本が手元にないよ
「ここは……」
「起きた?名前チャン」
「白蘭…!?」
「最強である悟クンから
君らを奪えば、彼だって削れるでしょ」
「君ら?……硝子?」
「まさか。彼だよ」
部屋に入って来たのは
真っ白な隊服を着た傑。
いつもはきっちりと纏めていた髪も
ハーフアップで下ろされていて
笑顔なのに、どこか冷たい印象があった。
「傑……どうして…」
「どうして?
不思議なことを聞くね、名前チャン
彼は元々僕の仲間だよ」
目を見開く名前に対し
白蘭はにやりと笑い
名前の頬に手を滑らせる。
「大丈夫。
すぐに悟クンを殺してあげるから」
「白蘭様、時間が」
「わかったよ。
君達呪術師は厄介だからね……
ボンゴレを潰すより先に君達を潰すよ」
部屋からいなくなった白蘭。
いつの間にか着替えさせられた服は
白いシンプルなワンピース。
「………傑」
靴もない部屋を
ペタペタ歩く。
微笑みながら
扉の前に立つ傑へと手を伸ばせば
簡単に捕らえられる。
「駄目だろ、名前。
簡単に私に気を許しては」
「………傑は傑でしょ?」
「そうだよ」
「悟に怒られるよ」
「その時は覚悟を決めるさ」
「馬鹿」
「私にも守りたいものがあるからね」
「傑、みんなのとこに帰るよ」
頭を撫でられ
部屋から出ていく傑。
じわりと涙が浮かぶが
泣いている場合じゃないと涙を拭う。
「………帰らなきゃ」
またみんなで笑うために。
みんなのとこに帰ろう。
「五条さん!!落ち着いて下さい!!」
「落ち着いてるよ。
少なくともお前らよりはな」
「今1人で乗り込んだところで
狙われているのは貴方なんですよ!!」
ボンゴレ地下アジトで
悟を必死に止めるのは綱吉。
その隣には硝子や大和がいる。
「名前を連れていったのは傑だ。
なら、俺らの問題は俺らで片付ける」
「なぁ、五条」
「なに」
「1人で暴走してるとこ悪いけど
ちょっと落ち着けよ」
「そうだよ。頭に血ィ上りすぎ」
「あ?大和のくせに口出してくんな」
「ほんっと!!お前名前のことになると
面倒臭いよな……」
呆れたような大和が笑う。
「夏油がわざわざ記録残るように
名前を拐ったのはなんでだ?」
「あ?たまたまだろ」
「俺らの前に現れて
宣戦布告してったのはなんでだ?」
「アイツが裏切ったからだろ」
「夏油の扱いひどくね?親友だろ。
で、こっから冷静になれよ」
「だから、何言いたいんだよ!!」
「俺らの知ってる名前は
お姫様のごとく大人しく監禁されてる女か?」
にやりと笑う大和。
「名前先輩がアッチにいるなら
夏油が懐に潜り込みながら
名前先輩を見ていてくれてるかもよ」
「五条を裏切ったフリして
敵も味方も欺くのは
夏油なら出来そうだろ?」
「名前先輩1人でも
敵の半分減らす勢いだと思うけど」
「ほら、心配することはあるけど
お前が駆け付けるほど
名前は弱くねーだろ?」
「だから落ち着きなよ」
「………悪ぃ」
罰が悪そうな悟に大和が肩を組む。
「名前が居たら叩かれてたぞ。
"親友なら最期まで信じてやりなよ!!"って」
「後から夏油も説教だろうね」
「………だな。
向こうは傑と名前に任せて
俺らはお前の手伝いしてやるよ、綱吉」
「五条さん……ありがとうございます」
「ねぇ、白くん。
マシュマロばかり飽きた」
「美味しいじゃん」
「身体に良くないよ、白蘭様」
「食べすぎたら名前チャンに
運動手伝ってもらうから大丈夫」
「よし、じゃあ今から私
アジトから抜け出すね。
白くんはちゃんと100数えてから
追ってきてね」
「鬼ごっこ?
捕まえたらベッドでの運動も
付き合ってくれる?」
「プロレスやりたいなら傑とどうぞ」
「やめてくれないかい?
男とやる趣味は無いよ」
「えー、名前チャン逃げ出したら
施設と部下が重症になるから
ちょっとやだなー」
「海外にいるんだから
マシュマロじゃない
美味しいご飯食べたい」
「我が儘ばかりですね、名前」
「デートする?」
「白蘭様、仕事が溜まってますよ」
「傑クン、君さっきから
僕と名前チャンの邪魔しすぎだよ」
「なら仕事してくれないか?」
「じゃあね、白くん」
ぴゅーっと
ドアを開けて走って行った名前。
「………あーあ、また逃げちゃった。
傑クン本当邪魔し過ぎ」
「白蘭様に友好の証として
名前を連れて来たけれど
名前をあげた覚えはないよ」
「生意気だね。殺しちゃうよ?」
「ご自由に。
今はお互いのメリットのために
手を組んでいるに過ぎない」
「傑クン」
「なんだい?」
「僕が本気になったら
君の記憶を弄ることも
名前チャンを壊すことも可能だと
きちんと覚えておいてね」
「その時は私も全力で抗うさ」
お互いにっこりと笑いながら
白蘭が部屋から出ていく。
傑が手元にあるパソコンのモニターを
見てみれば、素手で匣を開く前に
雑魚の部下達を伸していく先輩の姿に
くすくすと笑う。
「大人しくしていない人だなぁ」
強くて、逞しい人。
重要な施設には入れていないが
手当たり次第暴れて
脱出直前まで泳がされ
最後には捕獲されている。
みんなのところに帰る
そのために
誰も死なせない。
モニターでは白蘭に捕まっている
名前の姿。
もう少し待てば
またここに戻って来るだろうと
ソファーに腰掛ける。
「頑張っておくれよ、ボンゴレ」
みんなが笑える未来のために。
あとがき
単行本実家なので
なんとなくそれっぽい空気を
出してみただけ(笑)
9巻の離別シーンを
ここでやりたかったけど
ふざけちゃいそうなので
割愛。
呪術師なので
悟や傑や大和は術式で戦えるが
名前ちゃん浄化なので
やはり対人には向きません(笑)
物理で頑張るしかない(笑)