残念な先輩シリーズ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「パンダ!!」
「よぉ、名前」
「もふもふ!!」
棘がいなければ
わりとまともな名前。
「名前、最近棘とどーなんだ」
「おや、恋ばなですか?」
「そーそー」
「棘きゅんとは変わらないよ」
「くっつけばいーのに」
「んー…」
棘も名前のことを
本気で想っていることは
薄々周りは気付いている。
好きだと、愛してると
アピールするくせに
名前は棘と付き合わない。
「棘だってもう……」
「パンダ」
「なんだ?」
「恋心はね、繊細で複雑で脆いんだよ」
珍しく真面目な顔だが
俺の腹に乗っているから
まったく響かない。
こういうところが、残念だと思う。
「私はわりと本気で
棘きゅんに呪って欲しいくらい
棘きゅんが好きだよ」
「お、おう……」
「けど、棘きゅんがいくら私を好きでも
言葉には出来ないし
私に愛の言葉を伝えるってことは
私を呪うってことと同じだから
棘きゅんは伝えてくれないよ」
「棘が好きだって気付いてんのか」
「当たり前だよ。
私、そこまで鈍くない」
むーっと、唇を尖らせる名前。
「棘きゅんが人を呪って
凄く後悔してることを知ってるから
想いを伝えてくれるとは思ってないよ」
「ふーん」
「その分、私が棘きゅんに伝えればいいし」
「だからって暴走し過ぎだろ」
「あの美の形成と
エロさと可愛さと凛々しさと聡明さを
合わせ持つ棘きゅんを目の前に
ただの人間である私が
神を目の前に慕わなくてどうするの?」
「まじ顔やめろよ」
「パンダ、いい?
棘きゅんを目の前に愛が溢れるのは
今さらなの。
今さら抑え込んでも
爆発するしかないんだよ?」
「あ、はい……」
「棘きゅんの前で黙るとか
もはやそれは失神した時のみ」
「お前の愛が重い」
くすり、と笑う名前は
可愛らしい顔をしているのに
中身を知っているからこそ
不気味でしかない。
「棘きゅんが私を呪ってくれないなら
私の愛で潰れるくらい
愛されてると自覚してもらわなきゃ」
「うわぁ……」
「初恋は叶わないけど
運命の相手を逃がしたくはない」
「………初恋って棘じゃないのか?」
「違うよ?」
「まじかよ」
パンダショック!!
棘が初恋で拗らせた結果だと思っていた。
「初恋はごじょ先」
「まじかよ」
「幼き美少女が呪霊に襲われ
逃げ惑うなか!!
現れた長身のイケメンなお兄さんに
まだ初だった私の恋心は奪われました」
「あー…だから身体でって言われたのか、僕」
「やほ、ごじょ先!!」
「やほ」
「………俺、色々ついてけないぞ」
いきなり現れた悟に
普通に挨拶している名前。
「ちなみに初対面
脇に友達抱えて逃げ回ってたからね」
「いやん」
「その時からゴリラかよ」
「修行をつけてあげたけど
まぁ大変だったよね」
「なにが?」
「人の言葉が通じない」
「なるほど」
「だから棘が耐えてて凄いと思う」
「ねぇ、私のことディスるのやめてよ」
「事実だろ」
口を尖らせる名前に
悟がその唇を指で挟む。
嫌々と、頭を振るが
悟は面白そうに笑っていて離さない。
「まぁ、何年かしたら
まともに話せるようになったけど」
「なんでだ?」
「ぷはっ!!
ごじょ先のこと諦めたからかな」
「………名前、お前
諦めるって選択肢あったの?」
「ねぇパンダ。
私のこと猪か何かだと思ってない?」
「お前はゴリラだろ」
「パンダに虐められる」
うわーんと、嘘泣きしながら
悟に手を伸ばす名前。
悟も悪のりして名前を抱き上げる。
「よしよし、パンダめっ」
「うわぁ……」
「えーん、パンダがえーん」
「俺帰っていい?」
「まぁ、続きなんだけどさ」
「うんうん」
「え、このまま続けんの?」
「せんせーはイケメンだし
何でも出来ちゃう理想の男の人」
「うん、僕最強のいい男だから」
「私の理想でいてほしい」
悟に笑いかける名前は
憧れる子供のような顔だった。
「せんせーは大好きだから、憧れる」
「照れるね」
「棘きゅんは大好きだから、愛したい」
「俺は?」
「パンダは大好きだから、癒されたい」
にひひっと
子供のように笑う名前。
やっぱり人間って
意味わかんない。
「可愛らしい名前には
特別に僕のお土産を授けよう」
「わーい!!ごじょ先すきー」
「パンダもついでだから」
「んんっ!!!
あそこにいるの棘きゅんだ!!
棘きゅーーーーん!!」
「名前、痛いんだけど」
悟に担がれながら
ジタバタと暴れる名前。
ちなみに棘は目視出来ない。
「このまま棘のとこ行って
からかってやろーか」
「いいね!!
嫉妬した棘きゅんもきっと可愛らしい!!」
「よし、いってみよ」
「ごじょ先、出動!!」
馬鹿みたいにきゃっきゃと
騒ぎながらいなくなった二人に
師弟関係あるだけに
似てるな……と思ったのは秘密。
棘が嫉妬するのか
呆れるのか
ショックを受けるのか……
俺は面白がって見に行く。
あとがき
パンダと恋ばな!!
先輩実は棘きゅんの気持ち知ってます。
知ってますが
知らないふりするのは
五条さんの弟子らしく
ちょっと性格に難ありwww
まぁ、グズではないです。
純愛なんです←www
ごじょ先と言ったりせんせーと言ったり
コロコロ変わりますが
特に意味はない。
「よぉ、名前」
「もふもふ!!」
棘がいなければ
わりとまともな名前。
「名前、最近棘とどーなんだ」
「おや、恋ばなですか?」
「そーそー」
「棘きゅんとは変わらないよ」
「くっつけばいーのに」
「んー…」
棘も名前のことを
本気で想っていることは
薄々周りは気付いている。
好きだと、愛してると
アピールするくせに
名前は棘と付き合わない。
「棘だってもう……」
「パンダ」
「なんだ?」
「恋心はね、繊細で複雑で脆いんだよ」
珍しく真面目な顔だが
俺の腹に乗っているから
まったく響かない。
こういうところが、残念だと思う。
「私はわりと本気で
棘きゅんに呪って欲しいくらい
棘きゅんが好きだよ」
「お、おう……」
「けど、棘きゅんがいくら私を好きでも
言葉には出来ないし
私に愛の言葉を伝えるってことは
私を呪うってことと同じだから
棘きゅんは伝えてくれないよ」
「棘が好きだって気付いてんのか」
「当たり前だよ。
私、そこまで鈍くない」
むーっと、唇を尖らせる名前。
「棘きゅんが人を呪って
凄く後悔してることを知ってるから
想いを伝えてくれるとは思ってないよ」
「ふーん」
「その分、私が棘きゅんに伝えればいいし」
「だからって暴走し過ぎだろ」
「あの美の形成と
エロさと可愛さと凛々しさと聡明さを
合わせ持つ棘きゅんを目の前に
ただの人間である私が
神を目の前に慕わなくてどうするの?」
「まじ顔やめろよ」
「パンダ、いい?
棘きゅんを目の前に愛が溢れるのは
今さらなの。
今さら抑え込んでも
爆発するしかないんだよ?」
「あ、はい……」
「棘きゅんの前で黙るとか
もはやそれは失神した時のみ」
「お前の愛が重い」
くすり、と笑う名前は
可愛らしい顔をしているのに
中身を知っているからこそ
不気味でしかない。
「棘きゅんが私を呪ってくれないなら
私の愛で潰れるくらい
愛されてると自覚してもらわなきゃ」
「うわぁ……」
「初恋は叶わないけど
運命の相手を逃がしたくはない」
「………初恋って棘じゃないのか?」
「違うよ?」
「まじかよ」
パンダショック!!
棘が初恋で拗らせた結果だと思っていた。
「初恋はごじょ先」
「まじかよ」
「幼き美少女が呪霊に襲われ
逃げ惑うなか!!
現れた長身のイケメンなお兄さんに
まだ初だった私の恋心は奪われました」
「あー…だから身体でって言われたのか、僕」
「やほ、ごじょ先!!」
「やほ」
「………俺、色々ついてけないぞ」
いきなり現れた悟に
普通に挨拶している名前。
「ちなみに初対面
脇に友達抱えて逃げ回ってたからね」
「いやん」
「その時からゴリラかよ」
「修行をつけてあげたけど
まぁ大変だったよね」
「なにが?」
「人の言葉が通じない」
「なるほど」
「だから棘が耐えてて凄いと思う」
「ねぇ、私のことディスるのやめてよ」
「事実だろ」
口を尖らせる名前に
悟がその唇を指で挟む。
嫌々と、頭を振るが
悟は面白そうに笑っていて離さない。
「まぁ、何年かしたら
まともに話せるようになったけど」
「なんでだ?」
「ぷはっ!!
ごじょ先のこと諦めたからかな」
「………名前、お前
諦めるって選択肢あったの?」
「ねぇパンダ。
私のこと猪か何かだと思ってない?」
「お前はゴリラだろ」
「パンダに虐められる」
うわーんと、嘘泣きしながら
悟に手を伸ばす名前。
悟も悪のりして名前を抱き上げる。
「よしよし、パンダめっ」
「うわぁ……」
「えーん、パンダがえーん」
「俺帰っていい?」
「まぁ、続きなんだけどさ」
「うんうん」
「え、このまま続けんの?」
「せんせーはイケメンだし
何でも出来ちゃう理想の男の人」
「うん、僕最強のいい男だから」
「私の理想でいてほしい」
悟に笑いかける名前は
憧れる子供のような顔だった。
「せんせーは大好きだから、憧れる」
「照れるね」
「棘きゅんは大好きだから、愛したい」
「俺は?」
「パンダは大好きだから、癒されたい」
にひひっと
子供のように笑う名前。
やっぱり人間って
意味わかんない。
「可愛らしい名前には
特別に僕のお土産を授けよう」
「わーい!!ごじょ先すきー」
「パンダもついでだから」
「んんっ!!!
あそこにいるの棘きゅんだ!!
棘きゅーーーーん!!」
「名前、痛いんだけど」
悟に担がれながら
ジタバタと暴れる名前。
ちなみに棘は目視出来ない。
「このまま棘のとこ行って
からかってやろーか」
「いいね!!
嫉妬した棘きゅんもきっと可愛らしい!!」
「よし、いってみよ」
「ごじょ先、出動!!」
馬鹿みたいにきゃっきゃと
騒ぎながらいなくなった二人に
師弟関係あるだけに
似てるな……と思ったのは秘密。
棘が嫉妬するのか
呆れるのか
ショックを受けるのか……
俺は面白がって見に行く。
あとがき
パンダと恋ばな!!
先輩実は棘きゅんの気持ち知ってます。
知ってますが
知らないふりするのは
五条さんの弟子らしく
ちょっと性格に難ありwww
まぁ、グズではないです。
純愛なんです←www
ごじょ先と言ったりせんせーと言ったり
コロコロ変わりますが
特に意味はない。