残念な先輩シリーズ
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「わぁー!!
女の子だ女の子!!やったね!!」
「………」
「初めまして、名前です!!
貴女の名前は?」
「真希」
「真希ちゃん、よろしくね!!」
女子寮で出会った
可愛い女。
私とは正反対の女だと思った。
人懐っこくて
背が低くて
誰にでも愛想がいい
可愛くて、守ってあげたくなるような
私の嫌いなタイプ
「…………」
「あり?」
「認められたきゃ、私を認めさせな」
「え………なにそれ」
驚き、目を見開くコイツに
私は人と上手く付き合えないし
愛想良く、仲良しこよしなんて……
「男前な真希ちゃん……
めちゃくちゃタイプなんだけど」
「………は?」
「惚れていい?」
「おーい、誰かこいつの通訳呼べ」
「真希ちゃん!!素敵!!」
「引っ付くな!!」
訂正
こいつアホだ。
と、まぁ
最初の出会いが
阿保すぎて、名前への苦手意識やら
諸々が吹き飛んだのだが
実力はどうなのかと
顔合わせをした一年の春。
呪骸のパンダ
呪言師の狗巻 棘
男子と畜生と同級生ってどんなクラスだよ。
そんななか
実は先輩だった名前が
たまたま一年の教室に入って着た。
「ごじょ先、やっほー!!
あのさ、こないだの報告書なんだ………」
「名前、今一応授業中」
「………なんと言うことでしょう」
驚き、目を見開いた名前。
そして膝から崩れ落ち
教室で四つん這いになる。
女子寮で阿保なことはわかったが
ここでもやらかした。
「神は私を見捨てなかった……」
「この子、時々頭おかしいけど
みんなより一年先輩だから」
「私は今日、この瞬間から
神を信じ、神を愛し、神を敬うことにする」
「訂正
常に頭おかしいけど、距離置かないよーに
そして名前は教室帰りなよ」
パンパン、と手を叩く悟。
がばっと頭を上げたかと思うと
「ごじょ先の秘蔵のお菓子コレクションを
神へ捧げようと思います」
「それやったら名前
まじでデコピンね」
「大丈夫!!
もうラスイチ!!」
「何やってんのお前」
「美味しかった!!」
真顔の悟に対して
笑顔の名前。
ラスイチのお菓子を手に持ち
こちらを見る名前。
「どうしたんだ?」
「しゃけ」
「君はシンデレラ?
私の前に降り立った神の使い?
それならば私はガラスの靴を君に差し出し
神の元に帰るというなら神を殺す」
「敬った瞬間、殺意持ったぞ」
「馬鹿だ」
「狗巻棘………棘きゅん
その気だるげな瞳にはどんな世界が?
貴方の隠れたお口で私を呪って欲しいけど
私は一目貴方を見た瞬間から
身体の隅々まで電気が走り
神はなんと素晴らしい方と
巡り合わせてくれたのか…
あぁ、神よ
今この瞬間に私は感謝し
天使と出会えた喜びを
このお菓子に込めて捧げます」
「捧げんな。それ僕のだから」
「さぁ、どうぞ棘きゅん」
「……………」
「おい、棘引いてんぞ」
「誰かこの馬鹿止めろよ」
「僕には無理。
付き合い長いけど、コレおかしいから」
「棘、生きてるかー?」
「………しゃ、しゃけ」
「声も可愛らしくて
困ったお顔も素敵!!
私は今この時を生きてることにぶはっ!!」
悟のデコピンに
名前が吹き飛んだ。
「名前、長い。
あと僕のお菓子食べた罰ね」
「悟……」
「体罰だな」
「違うよ真希。これは愛のムチだよ」
「いたーい!!
ごじょ先、ちょっと本気でデコった!!
私の頭穴開いちゃう!!」
「名前、そこにお座り」
「やっ!!棘きゅんの隣行くっ!!
むしろ私一年になるっ!!」
「名前」
「………本気で威圧はしちゃいけないと
思いマス!!」
「じゃあ黙っておすわり。
僕のお菓子食べた罰」
「ちぇっ」
教室の後ろで正座しながら
むすっとしてる名前。
「馬鹿だ」
「馬鹿だな」
「明太子」
「あんなんでも根はいいヤツだから」
初対面で馬鹿なことは
よーーっくわかった。
名前という馬鹿は
喜怒哀楽が豊かだが
怒ったところは見たことが無かった。
怒る、というよりも拗ねる。
あとは全力で棘に愛を叫び
スライディングし
顔に似合わない馬鹿力で
破壊するゴリラだ。
「お前の呪式どーなってんだよ」
「ん?」
「俺とはまた違うよな」
「しゃけ」
「んー…簡単に言うと
身体に流れてる呪力を
殴ったり蹴ったりするときに
拳や足に纏ってる」
「普通だな」
「高菜」
「分かりやすく言うなら強化系です」
「ハンターかよ」
「しゃけ」
「私、人よりもちょっと身体が丈夫だし
ゴリゴリの強化系だから
呪霊をぶっ飛ばす方が
シンプルでいいよね」
「ゴリラ」
「ゴリラ」
「昆布」
「え、何で?みんなひどい!!」
馬鹿で、明るくて、可愛いゴリラ。
「真希ちゃん、今度このお店いこ!!」
「あー?」
「じゃーん!!並ぶのが嫌な真希ちゃんの為
なんと!!優先チケあります」
「何でだよ」
「店の人とたまたま仲良くなった」
「たまにお前のコミュ力こえーよ」
「行かない?」
「………行く」
「わーい!!じゃあ、お店予約いつにしよう?」
「いつ休みだ?」
コミュ力高いし
人懐っこくて
いつも楽しそうで
私とは正反対の名前。
だけど
「真希ちゃん!!」
「抱き付くな」
「やだやだ。私の匂いよ移れ!!」
「やめろ、ゴリラがうつる」
「私にゴリラ定着させんのやめよ!?」
「折れるからやめろよ、ゴリラ」
「真希ちゃんひどい!!
けどその笑い顔すきっ」
「はいはい」
馬鹿で阿保でゴリラなムードメーカーの
こいつが、嫌いじゃない。
「はっ!!棘きゅん!!」
「棘、逃げろー」
「ツナマヨ!!」
「え、待って待って!!
そんなガチ逃げされたら
メンタルモンスターの私でも凹むよ!?」
「メンタルモンスターの自覚あったのかよ」
「………なるほど
棘きゅん、私に追いかけて欲しくて
あはは〜☆待ってよ〜☆つーかまえた☆
が、やりたいのね!!」
「棘、ガチで逃げろ!!」
「待ってて棘きゅん!!
今!!あなたに!!愛に行きます!!!!!」
私から離れて
ダッシュで消えた名前。
この後、棘は逃げつつも
最後は大人しく捕まって
照れながら名前を引き剥がそうと
するんだろう。
「今の土煙名前か?」
「棘を補食しに行った」
なるほど、とパンダが笑う。
「棘も素直になればいーのにな」
「無理だろ」
「棘が耳真っ赤でこっちに来るにアイス一個」
「棘が腕組まれて
連れて来られるにアイス一個」
「どっちも当たりなら?」
「名前に奢らせる」
予想通り
腕を組まれて、耳を赤くした棘に
私とパンダはにやりと笑う。
あとがき
真希ちゃん目線ですが
難しいっ!!
パンダと乙骨くんもやりたいが
できるかな?
棘きゅん目線とか
難しすぎてまだ考えてないです……。
女の子だ女の子!!やったね!!」
「………」
「初めまして、名前です!!
貴女の名前は?」
「真希」
「真希ちゃん、よろしくね!!」
女子寮で出会った
可愛い女。
私とは正反対の女だと思った。
人懐っこくて
背が低くて
誰にでも愛想がいい
可愛くて、守ってあげたくなるような
私の嫌いなタイプ
「…………」
「あり?」
「認められたきゃ、私を認めさせな」
「え………なにそれ」
驚き、目を見開くコイツに
私は人と上手く付き合えないし
愛想良く、仲良しこよしなんて……
「男前な真希ちゃん……
めちゃくちゃタイプなんだけど」
「………は?」
「惚れていい?」
「おーい、誰かこいつの通訳呼べ」
「真希ちゃん!!素敵!!」
「引っ付くな!!」
訂正
こいつアホだ。
と、まぁ
最初の出会いが
阿保すぎて、名前への苦手意識やら
諸々が吹き飛んだのだが
実力はどうなのかと
顔合わせをした一年の春。
呪骸のパンダ
呪言師の狗巻 棘
男子と畜生と同級生ってどんなクラスだよ。
そんななか
実は先輩だった名前が
たまたま一年の教室に入って着た。
「ごじょ先、やっほー!!
あのさ、こないだの報告書なんだ………」
「名前、今一応授業中」
「………なんと言うことでしょう」
驚き、目を見開いた名前。
そして膝から崩れ落ち
教室で四つん這いになる。
女子寮で阿保なことはわかったが
ここでもやらかした。
「神は私を見捨てなかった……」
「この子、時々頭おかしいけど
みんなより一年先輩だから」
「私は今日、この瞬間から
神を信じ、神を愛し、神を敬うことにする」
「訂正
常に頭おかしいけど、距離置かないよーに
そして名前は教室帰りなよ」
パンパン、と手を叩く悟。
がばっと頭を上げたかと思うと
「ごじょ先の秘蔵のお菓子コレクションを
神へ捧げようと思います」
「それやったら名前
まじでデコピンね」
「大丈夫!!
もうラスイチ!!」
「何やってんのお前」
「美味しかった!!」
真顔の悟に対して
笑顔の名前。
ラスイチのお菓子を手に持ち
こちらを見る名前。
「どうしたんだ?」
「しゃけ」
「君はシンデレラ?
私の前に降り立った神の使い?
それならば私はガラスの靴を君に差し出し
神の元に帰るというなら神を殺す」
「敬った瞬間、殺意持ったぞ」
「馬鹿だ」
「狗巻棘………棘きゅん
その気だるげな瞳にはどんな世界が?
貴方の隠れたお口で私を呪って欲しいけど
私は一目貴方を見た瞬間から
身体の隅々まで電気が走り
神はなんと素晴らしい方と
巡り合わせてくれたのか…
あぁ、神よ
今この瞬間に私は感謝し
天使と出会えた喜びを
このお菓子に込めて捧げます」
「捧げんな。それ僕のだから」
「さぁ、どうぞ棘きゅん」
「……………」
「おい、棘引いてんぞ」
「誰かこの馬鹿止めろよ」
「僕には無理。
付き合い長いけど、コレおかしいから」
「棘、生きてるかー?」
「………しゃ、しゃけ」
「声も可愛らしくて
困ったお顔も素敵!!
私は今この時を生きてることにぶはっ!!」
悟のデコピンに
名前が吹き飛んだ。
「名前、長い。
あと僕のお菓子食べた罰ね」
「悟……」
「体罰だな」
「違うよ真希。これは愛のムチだよ」
「いたーい!!
ごじょ先、ちょっと本気でデコった!!
私の頭穴開いちゃう!!」
「名前、そこにお座り」
「やっ!!棘きゅんの隣行くっ!!
むしろ私一年になるっ!!」
「名前」
「………本気で威圧はしちゃいけないと
思いマス!!」
「じゃあ黙っておすわり。
僕のお菓子食べた罰」
「ちぇっ」
教室の後ろで正座しながら
むすっとしてる名前。
「馬鹿だ」
「馬鹿だな」
「明太子」
「あんなんでも根はいいヤツだから」
初対面で馬鹿なことは
よーーっくわかった。
名前という馬鹿は
喜怒哀楽が豊かだが
怒ったところは見たことが無かった。
怒る、というよりも拗ねる。
あとは全力で棘に愛を叫び
スライディングし
顔に似合わない馬鹿力で
破壊するゴリラだ。
「お前の呪式どーなってんだよ」
「ん?」
「俺とはまた違うよな」
「しゃけ」
「んー…簡単に言うと
身体に流れてる呪力を
殴ったり蹴ったりするときに
拳や足に纏ってる」
「普通だな」
「高菜」
「分かりやすく言うなら強化系です」
「ハンターかよ」
「しゃけ」
「私、人よりもちょっと身体が丈夫だし
ゴリゴリの強化系だから
呪霊をぶっ飛ばす方が
シンプルでいいよね」
「ゴリラ」
「ゴリラ」
「昆布」
「え、何で?みんなひどい!!」
馬鹿で、明るくて、可愛いゴリラ。
「真希ちゃん、今度このお店いこ!!」
「あー?」
「じゃーん!!並ぶのが嫌な真希ちゃんの為
なんと!!優先チケあります」
「何でだよ」
「店の人とたまたま仲良くなった」
「たまにお前のコミュ力こえーよ」
「行かない?」
「………行く」
「わーい!!じゃあ、お店予約いつにしよう?」
「いつ休みだ?」
コミュ力高いし
人懐っこくて
いつも楽しそうで
私とは正反対の名前。
だけど
「真希ちゃん!!」
「抱き付くな」
「やだやだ。私の匂いよ移れ!!」
「やめろ、ゴリラがうつる」
「私にゴリラ定着させんのやめよ!?」
「折れるからやめろよ、ゴリラ」
「真希ちゃんひどい!!
けどその笑い顔すきっ」
「はいはい」
馬鹿で阿保でゴリラなムードメーカーの
こいつが、嫌いじゃない。
「はっ!!棘きゅん!!」
「棘、逃げろー」
「ツナマヨ!!」
「え、待って待って!!
そんなガチ逃げされたら
メンタルモンスターの私でも凹むよ!?」
「メンタルモンスターの自覚あったのかよ」
「………なるほど
棘きゅん、私に追いかけて欲しくて
あはは〜☆待ってよ〜☆つーかまえた☆
が、やりたいのね!!」
「棘、ガチで逃げろ!!」
「待ってて棘きゅん!!
今!!あなたに!!愛に行きます!!!!!」
私から離れて
ダッシュで消えた名前。
この後、棘は逃げつつも
最後は大人しく捕まって
照れながら名前を引き剥がそうと
するんだろう。
「今の土煙名前か?」
「棘を補食しに行った」
なるほど、とパンダが笑う。
「棘も素直になればいーのにな」
「無理だろ」
「棘が耳真っ赤でこっちに来るにアイス一個」
「棘が腕組まれて
連れて来られるにアイス一個」
「どっちも当たりなら?」
「名前に奢らせる」
予想通り
腕を組まれて、耳を赤くした棘に
私とパンダはにやりと笑う。
あとがき
真希ちゃん目線ですが
難しいっ!!
パンダと乙骨くんもやりたいが
できるかな?
棘きゅん目線とか
難しすぎてまだ考えてないです……。