夏油
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※傑が離反しなかった世界
※抱きしめての続き
悟と教師になった。
あの時、名前がいてくれたから
今も高専にいる。
「夏油先生!!こんにちはー」
「ちわ」
「こ…こんにちは」
「やぁ。
虎杖君、伏黒君、吉野君」
一年生の三人が揃っていた。
「ねーねー、夏油先生って
五条先生と同級生って本当?」
「本当だよ」
「学生時代の五条先生ってどんなんだった?」
「悟かい?
悟は我が儘で自分勝手だったよ」
「はい、ウソー!!!
ねぇ止めてくんない?
僕の可愛い生徒に嘘教えるの」
「おや悟、帰って来てたのかい?」
「悠仁、騙されちゃ駄目だよ。
こいつ、笑顔で息をするように嘘つくから」
「え!?嘘なの!?」
「虎杖、五条先生も似たようなもんだよ」
「伏黒君
も、とは?」
「………そのまんまの意味ですよ」
「………(怖い)」
にっこりと笑うが
なぜか吉野君に怯えられる。
そろそろ次の授業があるから
行きたいのだが
悟に捕まる。
「えー、僕より傑のがヤバいって」
「悟……
頭の悪そうな話し方止めておきなさい」
「は?頭悪くねーし」
「一応教育者だろう?
もう少し態度も話し方も変えるべきだ」
「別に僕がどう話そうと勝手だろ」
「28にもなって学生気分か?」
「あ?」
不穏な空気に
一年生達がこそこそと伏黒に寄る。
「ねぇ、これヤバい?やばくない?」
「え?どーしたらいいの?怖いんだけど」
「………」
「伏黒!?視線逸らさないでっ!!」
「俺、逃げていい?」
「あんたらなにしてんのよ」
「男同士でくっついてキモい」
「ホモ?」
「いや、あれ見ろよ」
「夏油様じゃん!!」
「夏油様にまたあの人喧嘩売ってる?」
「いい大人が何してんだか……」
女子達も合流したが
二人に近寄ることはない。
どんどんと悪化していく空気を止めたのは
バシッとした音だった。
「もう、二人してなに遊んでるの?」
片手にバインダーやら書類を抱え
夏油の腰あたりをそれで叩いた名前。
ぷんすこ、と毒気を抜かれるような
怒り方に夏油と五条の
刺々しい空気が和らぐ。
「………名前、痛いんだが」
「悟殴っても防がれるから」
「だから私だけかい?」
「ごめんね?ちゅーしてあげるから」
「うん、許す」
「おいおいおい、やめろよ。
僕いるんですけどー」
「悟も早くいい人見付けるんだな」
「出来ますぅ。すぐに出来るけど
僕はまだみんなの五条さんなんですぅ」
「悟……
その言い訳はちょっと見苦しいよ」
「ねぇ、止めて?
名前のその可哀想なもの見る目が
一番傷付くから止めて」
「悟、ちゃんと悟の性格の悪さも
包み込んでくれる女性はいるからね」
「まじでヤメテ」
ぽんぽん、と五条の肩を叩く名前に
夏油がケラケラ笑っている。
「………すご。
あの人何者?」
「名前姉ー!!!」
「今日は名前姉が担当?」
「みぃちゃん、なっちゃん。
ちゃんと仲良くみんなとやってる?」
「「うん!!」」
「いい子っ!!
今日は2グループに分かれて
実習行くよー」
「「はーい!」」
「お姉さん、どちら様ですか?」
「初めましてだね!!
美々子と菜々子のお姉ちゃんの名前です。
一応、一年生の副担だよ」
「へー!!」
「アレを大人しくさせるなんて
なかなかやるわね」
「ははっ!!
もう一年生から悟が酷評で笑える」
「名前先生、後ろで五条先生見てますよ」
「問題無いよ」
「いや、親指立ててぐっ、じゃないから。
みんな五条先生を慕ってるんですぅー」
「お金だけはあるから
慕ってくれてるんじゃない?」
「この子やだっ!!
無自覚に僕を削ってくる!!
傑、どーゆー教育してんだよ」
「名前は可愛いよ」
「ありがとー、傑」
「ほんっと、こいつらやだっ」
五条を放っておいて
はい、授業行きますよーと
傑と動き出す名前。
置いていかれると
置いてくなよ、と
拗ねながら追いかけてくる悟。
美々子と菜々子が夏油様!!と
最近合ったことを話してくれ
虎杖と伏黒と釘崎と吉野が
東京観光の計画を立てている。
若いながらに
才能のある子供達。
あの日、名前が止めてくれなかったら
私はここに居なかった。
「そーいや悟、
こないだ上に呼び出されてたけど
大丈夫だった?」
「うん、いつもの愚痴」
「一度締め上げちゃう?」
「そんなこと言えるの名前だけだよ。
流石の僕もそんなこと言わない」
「だってさー
悟や虎杖君の扱い酷くない?
ちょっと埋めて説教しとく?」
「名前ならまじでやりそうだから
やめなよ?」
「古い考えのままじゃ
いつまで経っても前に進まないよ」
「まぁね」
「悟、虐められたら言いなよ。
乗り込んで正座させるから」
「ははっ!!
その気持ちだけで充分」
うりうりと名前の頭を撫でる悟に
名前も悟の背中を叩く。
「傑?」
「なにボーッとしてんだよ、傑」
「………何でもないよ」
「本当に?」
こちらを覗き込む名前に
くすり、と笑い
名前の手を繋ぐ。
「本当に何でもないさ。
名前が変わらないなと思っただけで」
「?」
「名前が居て良かったと思ったのさ」
繋いだ手にキスをすると
きょとんとした顔をしたあと
ぎゅっと、抱き締めてくれる。
「悟と仲良くしてたから寂しくなったの?」
「そうだね。妬いてしまったよ」
「はいはい、バカップルは
生徒達の見えないところで
僕のいないところでお願いしまーす」
「悟、羨ましいだろ?」
「調子に乗んな、サマーオイル」
「やるかい?」
「やんねーよ」
「ほら、実習行きますよー」
大人気ない大人2人を引き剥がす名前。
そして三人で笑う。
「………あの三人仲良しだな」
「家入さんと四人同期らしいぞ」
「あの学年絶対嫌だ」
「名前先生いないとまとまり無いわね」
「夏油先生と名前先生って
付き合ってんのかな?」
「夏油様と名前姉は夫婦だよ」
「美々子と私の里親」
「まじで!?」
「夏油様と名前姉が高専時代に
私らを助けてくれたの」
「高専卒業した後に入籍して
引き取ってくれたから」
「殺したいほど非術師を
恨んだこともあったけど……
今があるのは、名前姉のおかげ」
「夏油様と名前姉が
私達を救ってくれた。
だから、私達はあの二人のために
力を使おうって思ってるの」
「ふぅん……
あんた達にどんな過去があろうと
今は私らがいる。
狭い世界に閉じ籠ってないで
きちんと周り見なさいよ」
「野薔薇………」
「姉御肌うざ」
「あ?
しみったれた話し始めたのそっちでしょ
カビ生やしてないで
あんた達も観光行くわよ」
「美々子、このクレープ屋行きたい」
「菜々子、このポップコーン」
「あ、私もそこ気になっていたのよ」
「………女子って謎」
「触れるな。そっとしとけ」
学生達は学生達で
わいわいと話し出す。
その姿を見つめる三人。
「若人の青春はいいね」
「悟、おじさん臭いよ」
「悟、おじいちゃんみたい」
「僕がおじさんやおじいちゃんなら
お前らも一緒だからな」
悟の言葉に名前と笑い
並んで歩く。
若い次世代を育てている自分が
今でも不思議な時がある。
非術師を嫌いなのも
非術師が愚かだと思うのも
変わりはしない。
闇がいつも付きまとい
私の耳元で甘く囁く時もある。
そんな時、いつも名前は気付き
抱き締めて
一緒に寝て
起きたら笑っていてくれる。
幸せな気持ちを分けてくれる。
名前は私にとっての光であり
闇に落ちそうになれば
手を引いてくれる。
私はこの温もりを幸せを
手離せないでいるから
今もここに居られる。
「おい!!何のろのろしてんだよ。
働け、教師共」
「おーっす。
悟に傑に名前と豪華なメンツだな」
「しゃけ」
「真希さん!!」
「パンダだ、パンダ!!」
「可愛い……」
「待ちきれなくて2年も来たの?」
「馬鹿がおっせーんだよ」
「ごめんね、真希ちゃん。
悟と傑が大人気なく喧嘩始めるから」
「責任転嫁良くない」
「どーせ傑と名前が
いちゃついてたんだろ」
「パンダ正解」
「ツナ」
「傑と仲良しなのは
いつも通りだよ?」
「おら、さっさと授業始めろ」
「可愛げのない猿だねぇ。
うちの可愛い子達を見習った方がいいよ」
「うるせーよ、サマーオイル」
「………猿が、ボコボコにしてやろうか」
「傑、大人気無いよ。
真希ちゃんも煽らない」
「ほらほら、みんな授業始まってるよー
早くそれぞれやること終わらせるよ」
パンパン、と手を叩く悟に
呆れた顔の生徒達。
「傑は吉野君、みぃちゃん、なっちゃんと
実習ね。
悟は虎杖君、伏黒君、釘崎さんと。
私は2年生の担当でーす」
「ほら、悠仁と恵と野薔薇行くよ」
「吉野君、美々子、菜々子行こうか」
「みんな、気をつけてね」
「名前、忘れもの」
「ん?」
チュッと、触れるだけのキスをすれば
名前は嬉しそうに笑って
頬に返してくれる。
「お前らさー、本当……」
「ほら悟、行くよ」
「傑、悟いってらっしゃい」
「「いってきます」」
見送る名前に
二人で手を降る。
「馬鹿夫婦が」
「真希ちゃんもいつかなるから」
「ならねーよ」
「本当、仲良いよなぁ」
「しゃけ」
「ただ、もう少し隠れてしてくれよ?
俺ら生徒達いるから」
「昆布」
「そんな若い者達にいいことを教えよう。
若いうちに青春しとこ!!」
彼女が笑って居てくれるなら
そこが、私の帰る場所。
あとがき
思っていたのと
なんか違っているが……
夏油が幸せに高専にいたら、の話。
サマーオイルって
言いたかっただけ(笑)
美々子と菜々子……
2年か?(笑)
一年にしちゃったが
0巻だと、高1っぽいから
本来なら2年なんだろーが……
あえての1年に突っ込んだ(笑)
じゅんぺー生きてます。
生きてますから。
生きてるんです。
……存在感!!!(笑)(笑)
ごちゃごちゃしてますが
お読みいただき
ありがとうございました!!
※抱きしめての続き
悟と教師になった。
あの時、名前がいてくれたから
今も高専にいる。
「夏油先生!!こんにちはー」
「ちわ」
「こ…こんにちは」
「やぁ。
虎杖君、伏黒君、吉野君」
一年生の三人が揃っていた。
「ねーねー、夏油先生って
五条先生と同級生って本当?」
「本当だよ」
「学生時代の五条先生ってどんなんだった?」
「悟かい?
悟は我が儘で自分勝手だったよ」
「はい、ウソー!!!
ねぇ止めてくんない?
僕の可愛い生徒に嘘教えるの」
「おや悟、帰って来てたのかい?」
「悠仁、騙されちゃ駄目だよ。
こいつ、笑顔で息をするように嘘つくから」
「え!?嘘なの!?」
「虎杖、五条先生も似たようなもんだよ」
「伏黒君
も、とは?」
「………そのまんまの意味ですよ」
「………(怖い)」
にっこりと笑うが
なぜか吉野君に怯えられる。
そろそろ次の授業があるから
行きたいのだが
悟に捕まる。
「えー、僕より傑のがヤバいって」
「悟……
頭の悪そうな話し方止めておきなさい」
「は?頭悪くねーし」
「一応教育者だろう?
もう少し態度も話し方も変えるべきだ」
「別に僕がどう話そうと勝手だろ」
「28にもなって学生気分か?」
「あ?」
不穏な空気に
一年生達がこそこそと伏黒に寄る。
「ねぇ、これヤバい?やばくない?」
「え?どーしたらいいの?怖いんだけど」
「………」
「伏黒!?視線逸らさないでっ!!」
「俺、逃げていい?」
「あんたらなにしてんのよ」
「男同士でくっついてキモい」
「ホモ?」
「いや、あれ見ろよ」
「夏油様じゃん!!」
「夏油様にまたあの人喧嘩売ってる?」
「いい大人が何してんだか……」
女子達も合流したが
二人に近寄ることはない。
どんどんと悪化していく空気を止めたのは
バシッとした音だった。
「もう、二人してなに遊んでるの?」
片手にバインダーやら書類を抱え
夏油の腰あたりをそれで叩いた名前。
ぷんすこ、と毒気を抜かれるような
怒り方に夏油と五条の
刺々しい空気が和らぐ。
「………名前、痛いんだが」
「悟殴っても防がれるから」
「だから私だけかい?」
「ごめんね?ちゅーしてあげるから」
「うん、許す」
「おいおいおい、やめろよ。
僕いるんですけどー」
「悟も早くいい人見付けるんだな」
「出来ますぅ。すぐに出来るけど
僕はまだみんなの五条さんなんですぅ」
「悟……
その言い訳はちょっと見苦しいよ」
「ねぇ、止めて?
名前のその可哀想なもの見る目が
一番傷付くから止めて」
「悟、ちゃんと悟の性格の悪さも
包み込んでくれる女性はいるからね」
「まじでヤメテ」
ぽんぽん、と五条の肩を叩く名前に
夏油がケラケラ笑っている。
「………すご。
あの人何者?」
「名前姉ー!!!」
「今日は名前姉が担当?」
「みぃちゃん、なっちゃん。
ちゃんと仲良くみんなとやってる?」
「「うん!!」」
「いい子っ!!
今日は2グループに分かれて
実習行くよー」
「「はーい!」」
「お姉さん、どちら様ですか?」
「初めましてだね!!
美々子と菜々子のお姉ちゃんの名前です。
一応、一年生の副担だよ」
「へー!!」
「アレを大人しくさせるなんて
なかなかやるわね」
「ははっ!!
もう一年生から悟が酷評で笑える」
「名前先生、後ろで五条先生見てますよ」
「問題無いよ」
「いや、親指立ててぐっ、じゃないから。
みんな五条先生を慕ってるんですぅー」
「お金だけはあるから
慕ってくれてるんじゃない?」
「この子やだっ!!
無自覚に僕を削ってくる!!
傑、どーゆー教育してんだよ」
「名前は可愛いよ」
「ありがとー、傑」
「ほんっと、こいつらやだっ」
五条を放っておいて
はい、授業行きますよーと
傑と動き出す名前。
置いていかれると
置いてくなよ、と
拗ねながら追いかけてくる悟。
美々子と菜々子が夏油様!!と
最近合ったことを話してくれ
虎杖と伏黒と釘崎と吉野が
東京観光の計画を立てている。
若いながらに
才能のある子供達。
あの日、名前が止めてくれなかったら
私はここに居なかった。
「そーいや悟、
こないだ上に呼び出されてたけど
大丈夫だった?」
「うん、いつもの愚痴」
「一度締め上げちゃう?」
「そんなこと言えるの名前だけだよ。
流石の僕もそんなこと言わない」
「だってさー
悟や虎杖君の扱い酷くない?
ちょっと埋めて説教しとく?」
「名前ならまじでやりそうだから
やめなよ?」
「古い考えのままじゃ
いつまで経っても前に進まないよ」
「まぁね」
「悟、虐められたら言いなよ。
乗り込んで正座させるから」
「ははっ!!
その気持ちだけで充分」
うりうりと名前の頭を撫でる悟に
名前も悟の背中を叩く。
「傑?」
「なにボーッとしてんだよ、傑」
「………何でもないよ」
「本当に?」
こちらを覗き込む名前に
くすり、と笑い
名前の手を繋ぐ。
「本当に何でもないさ。
名前が変わらないなと思っただけで」
「?」
「名前が居て良かったと思ったのさ」
繋いだ手にキスをすると
きょとんとした顔をしたあと
ぎゅっと、抱き締めてくれる。
「悟と仲良くしてたから寂しくなったの?」
「そうだね。妬いてしまったよ」
「はいはい、バカップルは
生徒達の見えないところで
僕のいないところでお願いしまーす」
「悟、羨ましいだろ?」
「調子に乗んな、サマーオイル」
「やるかい?」
「やんねーよ」
「ほら、実習行きますよー」
大人気ない大人2人を引き剥がす名前。
そして三人で笑う。
「………あの三人仲良しだな」
「家入さんと四人同期らしいぞ」
「あの学年絶対嫌だ」
「名前先生いないとまとまり無いわね」
「夏油先生と名前先生って
付き合ってんのかな?」
「夏油様と名前姉は夫婦だよ」
「美々子と私の里親」
「まじで!?」
「夏油様と名前姉が高専時代に
私らを助けてくれたの」
「高専卒業した後に入籍して
引き取ってくれたから」
「殺したいほど非術師を
恨んだこともあったけど……
今があるのは、名前姉のおかげ」
「夏油様と名前姉が
私達を救ってくれた。
だから、私達はあの二人のために
力を使おうって思ってるの」
「ふぅん……
あんた達にどんな過去があろうと
今は私らがいる。
狭い世界に閉じ籠ってないで
きちんと周り見なさいよ」
「野薔薇………」
「姉御肌うざ」
「あ?
しみったれた話し始めたのそっちでしょ
カビ生やしてないで
あんた達も観光行くわよ」
「美々子、このクレープ屋行きたい」
「菜々子、このポップコーン」
「あ、私もそこ気になっていたのよ」
「………女子って謎」
「触れるな。そっとしとけ」
学生達は学生達で
わいわいと話し出す。
その姿を見つめる三人。
「若人の青春はいいね」
「悟、おじさん臭いよ」
「悟、おじいちゃんみたい」
「僕がおじさんやおじいちゃんなら
お前らも一緒だからな」
悟の言葉に名前と笑い
並んで歩く。
若い次世代を育てている自分が
今でも不思議な時がある。
非術師を嫌いなのも
非術師が愚かだと思うのも
変わりはしない。
闇がいつも付きまとい
私の耳元で甘く囁く時もある。
そんな時、いつも名前は気付き
抱き締めて
一緒に寝て
起きたら笑っていてくれる。
幸せな気持ちを分けてくれる。
名前は私にとっての光であり
闇に落ちそうになれば
手を引いてくれる。
私はこの温もりを幸せを
手離せないでいるから
今もここに居られる。
「おい!!何のろのろしてんだよ。
働け、教師共」
「おーっす。
悟に傑に名前と豪華なメンツだな」
「しゃけ」
「真希さん!!」
「パンダだ、パンダ!!」
「可愛い……」
「待ちきれなくて2年も来たの?」
「馬鹿がおっせーんだよ」
「ごめんね、真希ちゃん。
悟と傑が大人気なく喧嘩始めるから」
「責任転嫁良くない」
「どーせ傑と名前が
いちゃついてたんだろ」
「パンダ正解」
「ツナ」
「傑と仲良しなのは
いつも通りだよ?」
「おら、さっさと授業始めろ」
「可愛げのない猿だねぇ。
うちの可愛い子達を見習った方がいいよ」
「うるせーよ、サマーオイル」
「………猿が、ボコボコにしてやろうか」
「傑、大人気無いよ。
真希ちゃんも煽らない」
「ほらほら、みんな授業始まってるよー
早くそれぞれやること終わらせるよ」
パンパン、と手を叩く悟に
呆れた顔の生徒達。
「傑は吉野君、みぃちゃん、なっちゃんと
実習ね。
悟は虎杖君、伏黒君、釘崎さんと。
私は2年生の担当でーす」
「ほら、悠仁と恵と野薔薇行くよ」
「吉野君、美々子、菜々子行こうか」
「みんな、気をつけてね」
「名前、忘れもの」
「ん?」
チュッと、触れるだけのキスをすれば
名前は嬉しそうに笑って
頬に返してくれる。
「お前らさー、本当……」
「ほら悟、行くよ」
「傑、悟いってらっしゃい」
「「いってきます」」
見送る名前に
二人で手を降る。
「馬鹿夫婦が」
「真希ちゃんもいつかなるから」
「ならねーよ」
「本当、仲良いよなぁ」
「しゃけ」
「ただ、もう少し隠れてしてくれよ?
俺ら生徒達いるから」
「昆布」
「そんな若い者達にいいことを教えよう。
若いうちに青春しとこ!!」
彼女が笑って居てくれるなら
そこが、私の帰る場所。
あとがき
思っていたのと
なんか違っているが……
夏油が幸せに高専にいたら、の話。
サマーオイルって
言いたかっただけ(笑)
美々子と菜々子……
2年か?(笑)
一年にしちゃったが
0巻だと、高1っぽいから
本来なら2年なんだろーが……
あえての1年に突っ込んだ(笑)
じゅんぺー生きてます。
生きてますから。
生きてるんです。
……存在感!!!(笑)(笑)
ごちゃごちゃしてますが
お読みいただき
ありがとうございました!!