五条
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たまたま街の方で任務だった
早く終わったので
たまたま街をぶらぶらしていたら
彼氏が見知らぬ女と腕を組んで歩き
道端で熱烈なキスをしていた。
すんっと、表情が抜け落ちた瞬間だった。
「問題です」
デデンッ
と鳴りそうな効果音のなか
談話室でくつろいでいた後輩達の目の前に
仁王立ちでいる私。
「いきなりだな」
「いきなりだね」
「名前先輩おかえりなさい」
呆れた顔でみてくる五条
小首をかしげる夏油
笑顔で出迎えてくれる硝子
とりあえず硝子をバグしておく。
「A.殴り付ける
B.不能にする
C.無言で立ち去る」
「お疲れ様です、先輩」
「また浮気されたの??」
「Bですかねー」
律儀に答えてくれたのは硝子で
夏油は色々と察したのか可哀想なものを見る目をむけてきて
五条はケラケラと笑っている。
そんな五条の頭を軽く小突き
五条と夏油の間に腰を下ろせば
遠慮なく人の膝の上に頭を乗せてくる五条。
わしゃわしゃと頭を撫で回せば
気持ち良さそうに目を細めている。
「で、名前先輩正解は?」
「全てです」
「そいつかわいそ」
「運が無かったな」
「一般人は駄目だ」
「先輩、こないだは術師は駄目だと言ってましたよ」
「あれは術師家系のやつだったから
今度は一般人からの術師で探すか……」
「諦めないんですね」
夏油が苦笑している。
街で出会った彼氏(元)は
肩を叩いてやると驚き、言い訳を始めたが
にっこりと笑顔を向けると
ほっとした顔を見せたので
平手打ちからの、金蹴りで
崩れ落ちたとこを放置してきた。
相手の女?放置ですとも。
そのせいか、先程から恐ろしく携帯が
鳴り響いている。
「電話でないの?」
「めんどい」
「鬼電ですねー」
鳴り止まない携帯にため息をつき
硝子に携帯を渡す
私のやることがわかったのか
硝子は手渡された携帯をカメラモードにし
こちらに向けて待機してくれている。
五条を撫でながら
夏油の首に手を回せば
夏油は小さくため息をつきながら
身体を寄せて肩に顔寄せてくれるし
五条は何も言わなくても
腰に抱きついている
カシャ、と撮られた写真に
硝子はにやにやと笑っている
「はい、名前先輩」
「ありがとー、よし爆弾投下」
「先輩、いつか刺されますよ」
「夏油もノリノリじゃん
刺されるときは五条と夏油も一緒よ」
ずっと鳴り響いている携帯は
ピロン、とメールの着信を告げて止まる
「"尻軽かよ"だって」
「何て送ったんですかー?」
「"傷付いたので慰めてもらいます、さようなら"」
「そいつとヤったの?」
「いや未遂
"無能な種を撒き散らすよりはましかと"
って送った方がいいかな??」
「先輩、煽るのやめた方がいいですよ」
携帯が静かになった。
よし、と携帯を再びテーブルに置いて
五条の頭をくしゃくしゃと撫でる。
五条が気持ちよさげに目を細めるので
こちらもほっこりとした気持ちで
可愛い後輩に癒される。
「はぁ……どっかにいい男いないかな」
「名前さー、俺にしとけばいーのに」
「嫌だよ」
「何でだよ」
「私、そこそこ稼ぎある理解力のある
違う苗字の人と結婚するって決めてるから」
「俺、将来的には稼ぎあるし
理解力もあるけど?」
「硝子、夏油
この子ぐいぐいくるんだけど」
先輩、困っちゃうわーと言えば
硝子は五条は先輩大好きですからねーと
夏油は仕方ないですねと
「後輩が可愛すぎて辛い」
「先輩、悟と付き合えばいいじゃないですか」
「だが断る」
頭を撫でられてご機嫌だった五条は
私の答えにむっとする。
夏油も小首を傾げている。
顔がいいやつらは、何しても顔がいい。
「夏油、知ってる?
五条って顔はいいけど、性格はグズなんだよ?」
何当たり前のこと言ってるの?というくらい
真面目に答えれば
その瞬間、夏油と硝子は噴き出して顔を背けた。
五条は一瞬固まったが、私の言葉を理解した瞬間起き上がり
額に青筋を浮かべて顔を近付けてくる。
「名前、喧嘩なら買うけど?」
「顔がいいやつは凄むと怖いね」
「名前」
「五条は幸せになりなよ」
「あ?」
「私みたいなクソみたいな一族と関わってもいいことなんて何一つないんだから」
「禪院先輩……」
「苗字で呼ぶなって言ってるでしょ?
頭撫でくりまわして三つ編みするよ、夏油」
「遠慮しておきます、先輩」
さっと両手をあげて
夏油の頭を掴もうとすれば
その両手を阻止すべく夏油に掴まれる。
じっと見ればすみません、とにっこり笑うので
こいつもグズだったな……と思いながら
ため息をついた。
ぎゅっと、お腹に回された腕。
肩には重さと暖かさを感じる。
夏油に掴まれている両手を
後ろにいる人物は
べしべしと夏油の手だけ叩いている。
苦笑しながら手を離した夏油に満足したのか
両手をお腹にまわし
肩に顔を埋めてぐりぐりとこすりつけてくる。
そんな五条の頭をぽんぽん、とすれば
大きなため息をつかれた。
「名前ってさ、俺のこと大好きだよね」
「夏油も硝子も大好きさ」
「結婚しようよ」
「五条……あんた、本当ロマンもクソもないね」
同級生のいる談話室でプロポーズとかないわーと
ケラケラと笑う。
「俺のになってよ、名前」
「五条が結婚できる年齢なら考えたわー」
「言ったな」
「考えると言っただけだからね?」
「覚えておくからな」
「後輩がマジトーンすぎて怖いんだけど」
「先輩、悟はやりますよ」
「名前先輩、フラグ立てちゃいましたね」
「2年後だよ?
決められてる婚約者殿と結婚させられてるわ」
クソみたいに血や術式大好きで
グズみたいに差別したがる我が家
「私は卒業する頃には
たいした力もないようなクソでグズみたいな
術式に鼻高くしてる馬鹿のための
子作りの道具になってるんだから」
「………ボロクソですね」
「だから卒業までに
そこそこいい男と既成事実作って
逃げ出そうと思ったんだけど………ね」
いい男もいないし
このまま私の人生お先真っ暗だわ、と
遠くを見つめてしまうが
産まれた場所がそこだったので
多少の悪足掻きくらいは
可愛い子供の我が儘として
多めに見ていただきたい。
「多少どころか、名前は
一族根絶やしになれぐらいの勢いだろ」
「はっはっはー」
「当主に怒られて、そのたび傷付いてくるのそろそろ止めた方がいいですよ」
「あいつらの頭かちわって
反転術式で治せば少しは理解力上がるかな…」
「傷は治せても中身は変わりませんよー」
「硝子ならイケる気がするが
可愛い後輩をクソの溜まり場には連れていきたくないなぁ」
「先輩、さっきからクソとグズ言い過ぎですよ」
「すまん」
「名前先輩、お家嫌いなのに
ちょくちょく帰ってますよね」
「たまに先輩は変態なのかと思います」
「セー○ームーンにすっぞ、夏油」
わりと本気で言えば
すぐにお断りしますと返ってきた。
「可愛い可愛い妹が頭の悪い底辺に
虐められてたら、おねーちゃんは許せないのです」
「名前先輩、妹いましたっけ?」
「本家の子供だから、血の繋がりしかないけどね」
本家の双子を思い出す。
しっかり者で強気な姉に
おどおどと弱気な妹。
いつも二人で笑顔でかけよってきてくれる
可愛い可愛い子供達。
また、アホな奴等に虐められていないだろうか……とぼんやりと考えてしまう。
「どっかに籍だけ入れて
自由にさせてくれる人いないかな……」
「もはや最低なレベルですね」
「ありがとう、夏油
それは褒め言葉だよ」
「名前先輩疲れてます?」
「実際、そーゆー人いたからね
私もそのグズを見習うくらいしないと
駄目かなーと」
しばらく会えていないが
人間としてどーしようもない男だが
実力があった人
それでも本家はその存在を認めず
適当な女を引っかけて出ていった人。
連れて行ってと頼んだが
絶対に嫌だと置いていかれた。
「硝子も夏油も五条も幸せになりなよ」
私みたいな奴を好きになっちゃ駄目だよ?と言えば三人揃って微妙な顔をする。
「名前先輩も幸せにならなきゃ駄目ですよ?」
「硝子が可愛すぎて辛い」
「俺が幸せにしてあげるから
俺にしておきなって」
「後輩の愛が重い」
「名前、絶対卒業までは足掻いてよね」
そしたら、俺の誕生日に籍入れよ
私の首に腕を回し
目の前でいい笑顔で首をかしげている五条は
自分の魅せ方を大変よく理解しておられる。
そのあとにぎゅーぎゅーと抱き締めてくる後輩に
頭をよしよしと撫でれば
ぐりぐりとこすりつけてくる。
「先輩、良かったですね」
「後輩に愛されすぎてるわ」
「名前先輩、お疲れ様です」
その後2年間
本家相手にのらりくらりと結婚話を引き延ばし
隙あれば五条が既成事実を作ろうとし
五条の誕生日前日に入籍届けを手渡してきたため
私が笑いながらそれに記入し
日付が変わった瞬間に提出して
五条と二人で夜中に笑い合ったことは
また別の機会の時にお話しよう。
あとがき
五条さんなら学生のうちに
結婚とかしちゃいそうだよね、みたいな。
パパ黒に幼少期から懐いてて
二人で禪院クソだなーグズだなーと
ボロクソに言っててほしい。
口の悪さはパパ黒譲りで
体術の基礎はパパ黒の指導がいーな……
よし、そのうちこのパパ黒も書きたい(笑)
お読みいただき
ありがとうございました!!
早く終わったので
たまたま街をぶらぶらしていたら
彼氏が見知らぬ女と腕を組んで歩き
道端で熱烈なキスをしていた。
すんっと、表情が抜け落ちた瞬間だった。
「問題です」
デデンッ
と鳴りそうな効果音のなか
談話室でくつろいでいた後輩達の目の前に
仁王立ちでいる私。
「いきなりだな」
「いきなりだね」
「名前先輩おかえりなさい」
呆れた顔でみてくる五条
小首をかしげる夏油
笑顔で出迎えてくれる硝子
とりあえず硝子をバグしておく。
「A.殴り付ける
B.不能にする
C.無言で立ち去る」
「お疲れ様です、先輩」
「また浮気されたの??」
「Bですかねー」
律儀に答えてくれたのは硝子で
夏油は色々と察したのか可哀想なものを見る目をむけてきて
五条はケラケラと笑っている。
そんな五条の頭を軽く小突き
五条と夏油の間に腰を下ろせば
遠慮なく人の膝の上に頭を乗せてくる五条。
わしゃわしゃと頭を撫で回せば
気持ち良さそうに目を細めている。
「で、名前先輩正解は?」
「全てです」
「そいつかわいそ」
「運が無かったな」
「一般人は駄目だ」
「先輩、こないだは術師は駄目だと言ってましたよ」
「あれは術師家系のやつだったから
今度は一般人からの術師で探すか……」
「諦めないんですね」
夏油が苦笑している。
街で出会った彼氏(元)は
肩を叩いてやると驚き、言い訳を始めたが
にっこりと笑顔を向けると
ほっとした顔を見せたので
平手打ちからの、金蹴りで
崩れ落ちたとこを放置してきた。
相手の女?放置ですとも。
そのせいか、先程から恐ろしく携帯が
鳴り響いている。
「電話でないの?」
「めんどい」
「鬼電ですねー」
鳴り止まない携帯にため息をつき
硝子に携帯を渡す
私のやることがわかったのか
硝子は手渡された携帯をカメラモードにし
こちらに向けて待機してくれている。
五条を撫でながら
夏油の首に手を回せば
夏油は小さくため息をつきながら
身体を寄せて肩に顔寄せてくれるし
五条は何も言わなくても
腰に抱きついている
カシャ、と撮られた写真に
硝子はにやにやと笑っている
「はい、名前先輩」
「ありがとー、よし爆弾投下」
「先輩、いつか刺されますよ」
「夏油もノリノリじゃん
刺されるときは五条と夏油も一緒よ」
ずっと鳴り響いている携帯は
ピロン、とメールの着信を告げて止まる
「"尻軽かよ"だって」
「何て送ったんですかー?」
「"傷付いたので慰めてもらいます、さようなら"」
「そいつとヤったの?」
「いや未遂
"無能な種を撒き散らすよりはましかと"
って送った方がいいかな??」
「先輩、煽るのやめた方がいいですよ」
携帯が静かになった。
よし、と携帯を再びテーブルに置いて
五条の頭をくしゃくしゃと撫でる。
五条が気持ちよさげに目を細めるので
こちらもほっこりとした気持ちで
可愛い後輩に癒される。
「はぁ……どっかにいい男いないかな」
「名前さー、俺にしとけばいーのに」
「嫌だよ」
「何でだよ」
「私、そこそこ稼ぎある理解力のある
違う苗字の人と結婚するって決めてるから」
「俺、将来的には稼ぎあるし
理解力もあるけど?」
「硝子、夏油
この子ぐいぐいくるんだけど」
先輩、困っちゃうわーと言えば
硝子は五条は先輩大好きですからねーと
夏油は仕方ないですねと
「後輩が可愛すぎて辛い」
「先輩、悟と付き合えばいいじゃないですか」
「だが断る」
頭を撫でられてご機嫌だった五条は
私の答えにむっとする。
夏油も小首を傾げている。
顔がいいやつらは、何しても顔がいい。
「夏油、知ってる?
五条って顔はいいけど、性格はグズなんだよ?」
何当たり前のこと言ってるの?というくらい
真面目に答えれば
その瞬間、夏油と硝子は噴き出して顔を背けた。
五条は一瞬固まったが、私の言葉を理解した瞬間起き上がり
額に青筋を浮かべて顔を近付けてくる。
「名前、喧嘩なら買うけど?」
「顔がいいやつは凄むと怖いね」
「名前」
「五条は幸せになりなよ」
「あ?」
「私みたいなクソみたいな一族と関わってもいいことなんて何一つないんだから」
「禪院先輩……」
「苗字で呼ぶなって言ってるでしょ?
頭撫でくりまわして三つ編みするよ、夏油」
「遠慮しておきます、先輩」
さっと両手をあげて
夏油の頭を掴もうとすれば
その両手を阻止すべく夏油に掴まれる。
じっと見ればすみません、とにっこり笑うので
こいつもグズだったな……と思いながら
ため息をついた。
ぎゅっと、お腹に回された腕。
肩には重さと暖かさを感じる。
夏油に掴まれている両手を
後ろにいる人物は
べしべしと夏油の手だけ叩いている。
苦笑しながら手を離した夏油に満足したのか
両手をお腹にまわし
肩に顔を埋めてぐりぐりとこすりつけてくる。
そんな五条の頭をぽんぽん、とすれば
大きなため息をつかれた。
「名前ってさ、俺のこと大好きだよね」
「夏油も硝子も大好きさ」
「結婚しようよ」
「五条……あんた、本当ロマンもクソもないね」
同級生のいる談話室でプロポーズとかないわーと
ケラケラと笑う。
「俺のになってよ、名前」
「五条が結婚できる年齢なら考えたわー」
「言ったな」
「考えると言っただけだからね?」
「覚えておくからな」
「後輩がマジトーンすぎて怖いんだけど」
「先輩、悟はやりますよ」
「名前先輩、フラグ立てちゃいましたね」
「2年後だよ?
決められてる婚約者殿と結婚させられてるわ」
クソみたいに血や術式大好きで
グズみたいに差別したがる我が家
「私は卒業する頃には
たいした力もないようなクソでグズみたいな
術式に鼻高くしてる馬鹿のための
子作りの道具になってるんだから」
「………ボロクソですね」
「だから卒業までに
そこそこいい男と既成事実作って
逃げ出そうと思ったんだけど………ね」
いい男もいないし
このまま私の人生お先真っ暗だわ、と
遠くを見つめてしまうが
産まれた場所がそこだったので
多少の悪足掻きくらいは
可愛い子供の我が儘として
多めに見ていただきたい。
「多少どころか、名前は
一族根絶やしになれぐらいの勢いだろ」
「はっはっはー」
「当主に怒られて、そのたび傷付いてくるのそろそろ止めた方がいいですよ」
「あいつらの頭かちわって
反転術式で治せば少しは理解力上がるかな…」
「傷は治せても中身は変わりませんよー」
「硝子ならイケる気がするが
可愛い後輩をクソの溜まり場には連れていきたくないなぁ」
「先輩、さっきからクソとグズ言い過ぎですよ」
「すまん」
「名前先輩、お家嫌いなのに
ちょくちょく帰ってますよね」
「たまに先輩は変態なのかと思います」
「セー○ームーンにすっぞ、夏油」
わりと本気で言えば
すぐにお断りしますと返ってきた。
「可愛い可愛い妹が頭の悪い底辺に
虐められてたら、おねーちゃんは許せないのです」
「名前先輩、妹いましたっけ?」
「本家の子供だから、血の繋がりしかないけどね」
本家の双子を思い出す。
しっかり者で強気な姉に
おどおどと弱気な妹。
いつも二人で笑顔でかけよってきてくれる
可愛い可愛い子供達。
また、アホな奴等に虐められていないだろうか……とぼんやりと考えてしまう。
「どっかに籍だけ入れて
自由にさせてくれる人いないかな……」
「もはや最低なレベルですね」
「ありがとう、夏油
それは褒め言葉だよ」
「名前先輩疲れてます?」
「実際、そーゆー人いたからね
私もそのグズを見習うくらいしないと
駄目かなーと」
しばらく会えていないが
人間としてどーしようもない男だが
実力があった人
それでも本家はその存在を認めず
適当な女を引っかけて出ていった人。
連れて行ってと頼んだが
絶対に嫌だと置いていかれた。
「硝子も夏油も五条も幸せになりなよ」
私みたいな奴を好きになっちゃ駄目だよ?と言えば三人揃って微妙な顔をする。
「名前先輩も幸せにならなきゃ駄目ですよ?」
「硝子が可愛すぎて辛い」
「俺が幸せにしてあげるから
俺にしておきなって」
「後輩の愛が重い」
「名前、絶対卒業までは足掻いてよね」
そしたら、俺の誕生日に籍入れよ
私の首に腕を回し
目の前でいい笑顔で首をかしげている五条は
自分の魅せ方を大変よく理解しておられる。
そのあとにぎゅーぎゅーと抱き締めてくる後輩に
頭をよしよしと撫でれば
ぐりぐりとこすりつけてくる。
「先輩、良かったですね」
「後輩に愛されすぎてるわ」
「名前先輩、お疲れ様です」
その後2年間
本家相手にのらりくらりと結婚話を引き延ばし
隙あれば五条が既成事実を作ろうとし
五条の誕生日前日に入籍届けを手渡してきたため
私が笑いながらそれに記入し
日付が変わった瞬間に提出して
五条と二人で夜中に笑い合ったことは
また別の機会の時にお話しよう。
あとがき
五条さんなら学生のうちに
結婚とかしちゃいそうだよね、みたいな。
パパ黒に幼少期から懐いてて
二人で禪院クソだなーグズだなーと
ボロクソに言っててほしい。
口の悪さはパパ黒譲りで
体術の基礎はパパ黒の指導がいーな……
よし、そのうちこのパパ黒も書きたい(笑)
お読みいただき
ありがとうございました!!