通行人 番外編
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最近tweetで流れる「例の服」にあやかり勢いで書いてしまった。
後悔はない。
みんな、私生きてる!!!!という報告(笑)
平和謎時空
捏造
何でもばっちこーいという心優しき方
後悔しない方、どうぞ
「あっはっはっはっはっはっ!!!!!」
「ぐふっ!!」
「……………………」
「ひぃっ……ふぐっ!!!」
「んふふふふふふっ」
「…………………」
ただいま、私達の視界は視界の暴力が行われている。
そう、これは多分事故だった。
久しぶりに四人で飲むことになった。
と、言っても疲れ果てた特級2名と天才女医である三人を連れて飲み屋なんて行ったら介護が目に見えている。
そのため、いつ酔い潰れようが吐こうが寝ようが大丈夫だという悟の家で宅飲みをしようとそれぞれが飲み物、食べ物、つまみと好きなように持ち込み好きな時間からの開始となった雑な飲み会。
普通の会社にお勤めして、お菓子やジュースや水やらお茶を買って帰った私の目の前にはすでに二次会?ってレベルの光景だった。
悟はよだれをたらし、衣類と机と床がジュースでびちゃびちゃに。
前髪はほんのり色付いた頬でにっこにこしながらアルコール度数不明な私の秘蔵の梅酒をロックで楽しんでいる。
硝子ちゃんは真顔で大吟醸の瓶を次々と開けている。
地獄かな?
「おかえり、名前」
「お疲れ」
「いや……うん。二人の意識はあると思っていたが、コヤツはどーした」
「私がつまみに持って来たチョコの中にあったボンボンを食べたみたいでね」
「なるほど。理解」
お酒に弱いくせに、チョコをかぽかぽ食べたら一気に酔いが回ってきたらしい。
そりゃそーなる。
溢しているジュースの缶を回収し、テーブルと床を拭く。
「悟、起きて」
「………名前?」
「はいはい。あなたの名前ちゃんが帰ってきましたよー」
「おかえりぃ」
ふにゃふにゃと真っ赤な顔で笑う悟。
可愛いかよ。
立ち上がってハグからのんー、と唇を尖らせてきたのでちゅっちゅっ、と啄むように軽くキスをすると再びふにゃふにゃと笑って力無く床へ崩れ落ち寝た。
「名前、私には?」
「あるわけないだろ。その前髪むしるぞ」
「私にはあるだろ?」
「硝子ちゃんまで悪のりか」
黒のスウェットを悟から剥ぎ取れば綺麗な肉体美。
ズボンまで濡れているからそちらも剥ぎ取る。
パンイチとなった特級が誕生した。
「雑だな」
「設備いい家だから風邪引かないと思って出来る行為だよ」
「悟……嫁から雑に扱われて可哀想に」
「溢したら扱いが雑になると思いたまへ」
洗濯機に悟のスウェットをぶちこみ、私も楽な格好に着替える。
ついでに悟の着替えも持ってリビングへ。
よいしょっと悟を起こしてズボッと服を着せたが……ミスった。
「あ、やば」
「ん?」
「ぶほぉっ!!」
前髪と硝子ちゃんが口に含んだお酒を吹き出す。
どーしようかと思ったが、そのまま着せることにした。
「やめっ……や、め……てっ」
「んふっ、くっくっくっくっ」
「失敗失敗」
「何を……どう、したら……失敗……っするんだ」
「クリスマスにってプレゼントされたけど普通に着るわけないって突き返したの自分のタンスにしまっていたらしいね。
よって、私の、せいじゃ………ぶふぅっ!!!」
すやすやと気持ち良さそうに身体を丸めて寝ている姿は天使。
なのに、横乳は呼吸のたびにチラッと見え隠れしそう。背中はぱっくりと開き腰骨あたりからお尻は隠れ、下着はギリギリ見……いや、がっつりボクサーパンツとしなやかな筋肉のついた足が見えている。
そう、私は悟に童○を殺すセーターを着せてしまったのだった。
ひとしきり笑った硝子ちゃんと前髪は笑いがおさまったもののチラチラ視界に入るムチムチパッツンわーおな悟の姿にプルプルしながら写真を撮っている。
「はぁ、お疲れ」
「普通に飲みだすキミは鬼か?」
「着せたくて買ったものを着れたからいいかな?と。あと似合ってるのが腹立つ」
「さては相当疲れているな?」
「聞いてくれない?上司がクソ過ぎてさー」
愚痴愚痴とクソな上司の行いを肴にグビグビと進むお酒。
猿はやはり猿だな、と急に真顔になる前髪。
生きてる人間なんてみんなクソだろ、と極論をぶつける硝子ちゃん。
各々の愚痴は止まらない。
ついでにお酒も止まらない。
夜も更けていき………ガクンっと崩れたのは前髪だった。
「落ちた?」
「落ちたな」
首まで真っ赤となりすやすや眠る前髪。
「この二人何連勤?」
「さぁな。多分10連勤以上だろう」
「硝子ちゃんは何徹?」
「3日くらい」
ブラック中のブラックな呪術界にホワイトなお仕事などない。
私の上司のクソさなど霞む。
盛大に寝落ちた前髪は見事にお酒を被って濡れている。
しょうがないな、と黒いスウェットを上下共に脱がして再び洗濯機へ。
悟の部屋から新品の袋を持っていきぐでんぐでんとなった前髪へ着せてやる。
「んふぅっ」
「いやー、美形は何でも似合うな」
ゲラとなった硝子ちゃんは周りなど気にせずゲラゲラ笑う。
幸せそうなゆるゆるの顔で眠る前髪はがっつり開いた胸元。少し身動きすると下乳がこんにちわしてしまいそうなクロスは背中側で蝶々結びに。肩からシースルーな袖つき。
下半身はボクサーの上からふんどしのようにヒラヒラとした心許ない前掛けのよう。サイドは可愛らしく蝶々結び。後ろもボクサー丸出しだが申し訳程度に前掛けのように防御の薄い暖簾がある。
「………ひどいな」
「んはぁっ!!!!」
硝子ちゃんの呼吸がおかしいくらいゲラで笑っているので、無言で連写しておく。
ついでに仲良く転がる特級二体も連写しておく。
あとからフォルダを見返すと地獄のような光景が残りそうだ。
「明日が楽しみだな」
ひとしきり笑った硝子ちゃんは新しい瓶を開けていた。
朝目が覚めると美女がいた。
濃い隈はまだまだ残っているが寝顔も美しいとは?
大きなダブルサイズのベッドから起き上がり、少し気だるいものの会社はある。
可愛い可愛い生き物達のお世話と上司のクソさは関係ない……と思いながら軽くシャワーをし、昨日乾燥までした洗濯物を畳み、胃に優しそうなもの……と卵のスープに素麺とほうれん草をぶちこむ。
食べるかどうかわからないが、トマトベースのスープも簡単に作っておき後は各々に任せようと火を切る。
「……おはよ」
「おはよ」
「きもちわる……」
後ろからのっそり抱きついてきた悟。
食べるか聞けばたまご、と呟きが聞こえた。
「ねぇ」
「ん?」
「僕何でこんな格好してんの?」
「………大変…よく、お似合い……で………っっっ」
「僕の顔見て言おうか?」
瞳孔開き気味で顎を捕まれた。
額に浮かぶ青筋は見ないフリしつつ、ぱっつはつな胸筋で伸びたセーターは絶対領域まで伸びているのに一部分がもっこりとなっている。
「んふふふふふふっ」
「ふざけんなよ。なんだよコレ」
「ジュース溢していたから」
「だからってコレは酷くない?」
「やめて。ぐりぐり当てないで」
「そんなに僕の肉体美見たかったなら今夜予約しておく?」
「もう視界の暴力が酷いから結構です」
「着替える。僕の部屋に硝子いる?」
「私の部屋で寝たからいなーい」
ちゅっ、と唇にキスをして部屋に戻って行った悟。
後ろ姿に吹き出してしまった。
「さて、そこで狸寝入りしてるご令嬢(笑)は?朝ごはん食べれる?」
「…………いる」
「着替えるなら悟の部屋にいってらっしゃい」
「シャワー借りてもいいかい?」
「だと思って脱衣所に昨日の服洗って畳んどいた」
のそり、と起き上がった前髪は眉間のシワがヤバい。
戻って来た悟はゆるいスウェット姿で、起き上がった前髪を見た瞬間吹き出した。
「ひぃっ、す、ぐるっ!!!やっっっっっば!!!」
「うるさい。頭に響く」
「下どーなってんの?」
「見るな」
ヤ○ザもビックリなレベルの眼光に悟の笑い声が止まらない。
ペラリ、とめくるがもっこりしたボクサーパンツが見えるだけでよりゲラとなる悟。
その笑い声に再び眉間のシワを増やす前髪。
視界の暴力が酷い。
「キミの嫁、おかしい」
「名前だもん。おかしいのは元々」
「………寝落ちするんじゃなかった」
「床や服汚した君らが悪い」
親切に着替えさせたのになんて物言いだ!
サラサラっと素麺を流し込み片付ける。
立ち上がった前髪の姿に悟が崩れ落ちて笑っている。
ついでに忌々しい、と歩きだした前髪だが……ひらりひらりとする褌のような股関部分に悟の腹筋だけじゃなく私の腹筋も破壊された。
しかし時間は待ってくれず腹筋のダメージを受けつつ私も準備しなければ……と、手負いの勇者のごとく立ち上がり部屋へ戻った。
身嗜みと顔を作って着替えれば硝子ちゃんがボーっとしながら起きていた。
「おはよ。卵の素麺とトマトスープあるよ」
「……珈琲でいい」
「はいよ」
ボーッと一点を見つめて動かない硝子ちゃん。
珈琲の香りがしてくるとのそのそと動き出していた。
「もう着替えたのか」
「あの格好で朝飯食えとか地獄じゃん」
「視界の暴力に胃も腹筋も精神的なナニカも耐えられないね」
顔を歪める特級二体。
「じゃ、いってくるから後片付けよろしく」
「いってらっしゃい」
「いってきな」
「覚えておきなよ」
約一名、呪詛のようなものを吐いた前髪はいたが放置だ放置。
今日も1日頑張るか、と昨日の写真を見返してしまったが為に電車内で変な声を出しつつ笑ってはいけない電車の中を体験する羽目になったのは内緒だ。
あとがき
新・童○を○す服。
例の服。
進化版童○を○すセーター。
というものがTwitterに上がっていたのでつい出来心で…………。
落ちも雑。内容も雑。
しかしどうしても着せたかったから……と、ここに書きなぐったことをお許しください。
後悔はない。
みんな、私生きてる!!!!という報告(笑)
平和謎時空
捏造
何でもばっちこーいという心優しき方
後悔しない方、どうぞ
「あっはっはっはっはっはっ!!!!!」
「ぐふっ!!」
「……………………」
「ひぃっ……ふぐっ!!!」
「んふふふふふふっ」
「…………………」
ただいま、私達の視界は視界の暴力が行われている。
そう、これは多分事故だった。
久しぶりに四人で飲むことになった。
と、言っても疲れ果てた特級2名と天才女医である三人を連れて飲み屋なんて行ったら介護が目に見えている。
そのため、いつ酔い潰れようが吐こうが寝ようが大丈夫だという悟の家で宅飲みをしようとそれぞれが飲み物、食べ物、つまみと好きなように持ち込み好きな時間からの開始となった雑な飲み会。
普通の会社にお勤めして、お菓子やジュースや水やらお茶を買って帰った私の目の前にはすでに二次会?ってレベルの光景だった。
悟はよだれをたらし、衣類と机と床がジュースでびちゃびちゃに。
前髪はほんのり色付いた頬でにっこにこしながらアルコール度数不明な私の秘蔵の梅酒をロックで楽しんでいる。
硝子ちゃんは真顔で大吟醸の瓶を次々と開けている。
地獄かな?
「おかえり、名前」
「お疲れ」
「いや……うん。二人の意識はあると思っていたが、コヤツはどーした」
「私がつまみに持って来たチョコの中にあったボンボンを食べたみたいでね」
「なるほど。理解」
お酒に弱いくせに、チョコをかぽかぽ食べたら一気に酔いが回ってきたらしい。
そりゃそーなる。
溢しているジュースの缶を回収し、テーブルと床を拭く。
「悟、起きて」
「………名前?」
「はいはい。あなたの名前ちゃんが帰ってきましたよー」
「おかえりぃ」
ふにゃふにゃと真っ赤な顔で笑う悟。
可愛いかよ。
立ち上がってハグからのんー、と唇を尖らせてきたのでちゅっちゅっ、と啄むように軽くキスをすると再びふにゃふにゃと笑って力無く床へ崩れ落ち寝た。
「名前、私には?」
「あるわけないだろ。その前髪むしるぞ」
「私にはあるだろ?」
「硝子ちゃんまで悪のりか」
黒のスウェットを悟から剥ぎ取れば綺麗な肉体美。
ズボンまで濡れているからそちらも剥ぎ取る。
パンイチとなった特級が誕生した。
「雑だな」
「設備いい家だから風邪引かないと思って出来る行為だよ」
「悟……嫁から雑に扱われて可哀想に」
「溢したら扱いが雑になると思いたまへ」
洗濯機に悟のスウェットをぶちこみ、私も楽な格好に着替える。
ついでに悟の着替えも持ってリビングへ。
よいしょっと悟を起こしてズボッと服を着せたが……ミスった。
「あ、やば」
「ん?」
「ぶほぉっ!!」
前髪と硝子ちゃんが口に含んだお酒を吹き出す。
どーしようかと思ったが、そのまま着せることにした。
「やめっ……や、め……てっ」
「んふっ、くっくっくっくっ」
「失敗失敗」
「何を……どう、したら……失敗……っするんだ」
「クリスマスにってプレゼントされたけど普通に着るわけないって突き返したの自分のタンスにしまっていたらしいね。
よって、私の、せいじゃ………ぶふぅっ!!!」
すやすやと気持ち良さそうに身体を丸めて寝ている姿は天使。
なのに、横乳は呼吸のたびにチラッと見え隠れしそう。背中はぱっくりと開き腰骨あたりからお尻は隠れ、下着はギリギリ見……いや、がっつりボクサーパンツとしなやかな筋肉のついた足が見えている。
そう、私は悟に童○を殺すセーターを着せてしまったのだった。
ひとしきり笑った硝子ちゃんと前髪は笑いがおさまったもののチラチラ視界に入るムチムチパッツンわーおな悟の姿にプルプルしながら写真を撮っている。
「はぁ、お疲れ」
「普通に飲みだすキミは鬼か?」
「着せたくて買ったものを着れたからいいかな?と。あと似合ってるのが腹立つ」
「さては相当疲れているな?」
「聞いてくれない?上司がクソ過ぎてさー」
愚痴愚痴とクソな上司の行いを肴にグビグビと進むお酒。
猿はやはり猿だな、と急に真顔になる前髪。
生きてる人間なんてみんなクソだろ、と極論をぶつける硝子ちゃん。
各々の愚痴は止まらない。
ついでにお酒も止まらない。
夜も更けていき………ガクンっと崩れたのは前髪だった。
「落ちた?」
「落ちたな」
首まで真っ赤となりすやすや眠る前髪。
「この二人何連勤?」
「さぁな。多分10連勤以上だろう」
「硝子ちゃんは何徹?」
「3日くらい」
ブラック中のブラックな呪術界にホワイトなお仕事などない。
私の上司のクソさなど霞む。
盛大に寝落ちた前髪は見事にお酒を被って濡れている。
しょうがないな、と黒いスウェットを上下共に脱がして再び洗濯機へ。
悟の部屋から新品の袋を持っていきぐでんぐでんとなった前髪へ着せてやる。
「んふぅっ」
「いやー、美形は何でも似合うな」
ゲラとなった硝子ちゃんは周りなど気にせずゲラゲラ笑う。
幸せそうなゆるゆるの顔で眠る前髪はがっつり開いた胸元。少し身動きすると下乳がこんにちわしてしまいそうなクロスは背中側で蝶々結びに。肩からシースルーな袖つき。
下半身はボクサーの上からふんどしのようにヒラヒラとした心許ない前掛けのよう。サイドは可愛らしく蝶々結び。後ろもボクサー丸出しだが申し訳程度に前掛けのように防御の薄い暖簾がある。
「………ひどいな」
「んはぁっ!!!!」
硝子ちゃんの呼吸がおかしいくらいゲラで笑っているので、無言で連写しておく。
ついでに仲良く転がる特級二体も連写しておく。
あとからフォルダを見返すと地獄のような光景が残りそうだ。
「明日が楽しみだな」
ひとしきり笑った硝子ちゃんは新しい瓶を開けていた。
朝目が覚めると美女がいた。
濃い隈はまだまだ残っているが寝顔も美しいとは?
大きなダブルサイズのベッドから起き上がり、少し気だるいものの会社はある。
可愛い可愛い生き物達のお世話と上司のクソさは関係ない……と思いながら軽くシャワーをし、昨日乾燥までした洗濯物を畳み、胃に優しそうなもの……と卵のスープに素麺とほうれん草をぶちこむ。
食べるかどうかわからないが、トマトベースのスープも簡単に作っておき後は各々に任せようと火を切る。
「……おはよ」
「おはよ」
「きもちわる……」
後ろからのっそり抱きついてきた悟。
食べるか聞けばたまご、と呟きが聞こえた。
「ねぇ」
「ん?」
「僕何でこんな格好してんの?」
「………大変…よく、お似合い……で………っっっ」
「僕の顔見て言おうか?」
瞳孔開き気味で顎を捕まれた。
額に浮かぶ青筋は見ないフリしつつ、ぱっつはつな胸筋で伸びたセーターは絶対領域まで伸びているのに一部分がもっこりとなっている。
「んふふふふふふっ」
「ふざけんなよ。なんだよコレ」
「ジュース溢していたから」
「だからってコレは酷くない?」
「やめて。ぐりぐり当てないで」
「そんなに僕の肉体美見たかったなら今夜予約しておく?」
「もう視界の暴力が酷いから結構です」
「着替える。僕の部屋に硝子いる?」
「私の部屋で寝たからいなーい」
ちゅっ、と唇にキスをして部屋に戻って行った悟。
後ろ姿に吹き出してしまった。
「さて、そこで狸寝入りしてるご令嬢(笑)は?朝ごはん食べれる?」
「…………いる」
「着替えるなら悟の部屋にいってらっしゃい」
「シャワー借りてもいいかい?」
「だと思って脱衣所に昨日の服洗って畳んどいた」
のそり、と起き上がった前髪は眉間のシワがヤバい。
戻って来た悟はゆるいスウェット姿で、起き上がった前髪を見た瞬間吹き出した。
「ひぃっ、す、ぐるっ!!!やっっっっっば!!!」
「うるさい。頭に響く」
「下どーなってんの?」
「見るな」
ヤ○ザもビックリなレベルの眼光に悟の笑い声が止まらない。
ペラリ、とめくるがもっこりしたボクサーパンツが見えるだけでよりゲラとなる悟。
その笑い声に再び眉間のシワを増やす前髪。
視界の暴力が酷い。
「キミの嫁、おかしい」
「名前だもん。おかしいのは元々」
「………寝落ちするんじゃなかった」
「床や服汚した君らが悪い」
親切に着替えさせたのになんて物言いだ!
サラサラっと素麺を流し込み片付ける。
立ち上がった前髪の姿に悟が崩れ落ちて笑っている。
ついでに忌々しい、と歩きだした前髪だが……ひらりひらりとする褌のような股関部分に悟の腹筋だけじゃなく私の腹筋も破壊された。
しかし時間は待ってくれず腹筋のダメージを受けつつ私も準備しなければ……と、手負いの勇者のごとく立ち上がり部屋へ戻った。
身嗜みと顔を作って着替えれば硝子ちゃんがボーっとしながら起きていた。
「おはよ。卵の素麺とトマトスープあるよ」
「……珈琲でいい」
「はいよ」
ボーッと一点を見つめて動かない硝子ちゃん。
珈琲の香りがしてくるとのそのそと動き出していた。
「もう着替えたのか」
「あの格好で朝飯食えとか地獄じゃん」
「視界の暴力に胃も腹筋も精神的なナニカも耐えられないね」
顔を歪める特級二体。
「じゃ、いってくるから後片付けよろしく」
「いってらっしゃい」
「いってきな」
「覚えておきなよ」
約一名、呪詛のようなものを吐いた前髪はいたが放置だ放置。
今日も1日頑張るか、と昨日の写真を見返してしまったが為に電車内で変な声を出しつつ笑ってはいけない電車の中を体験する羽目になったのは内緒だ。
あとがき
新・童○を○す服。
例の服。
進化版童○を○すセーター。
というものがTwitterに上がっていたのでつい出来心で…………。
落ちも雑。内容も雑。
しかしどうしても着せたかったから……と、ここに書きなぐったことをお許しください。