幼馴染は生き残りたい
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結論から言おう。
傑は宿泊と翌日休暇をもぎ取った。
窓と補助監督に確認したところ、近くの高校は呪霊による被害となっていて怪我人も出ていた。
サクッと傑と五条で終わらせたくせに調査不足と人手が足りないことを良いことにダラダラダラダラ遊びながら祓った後、何をしたのかボロッボロで出てきた傑と五条。
そこに真面目な顔で硝子ちゃんが治癒。
これはいけない!と華ちゃんが大袈裟にアレコレ高専へと報告と電話。
信憑性を持たせるために補助監督(新任)と窓(一般人)を巻き込んで見たままの怪我と真面目な顔で治療を施す硝子ちゃん。
ホテルを取り一泊から時間も遅いので翌日休暇。
明日ゆっくり帰って来いと連絡に電話を切った後もテキパキとホテルを決めて移動。
各部屋を案内されゆっくりお休みください、と補助監督が部屋から離れた瞬間コロンビアポーズで拳を上げる馬鹿共が廊下に出てくる姿を私は見た。
「やっりぃ。合法的な休みゲット」
「硝子ちゃーん、このあとどーするぅ?」
「とりあえず酒と煙草」
自由かよ、自由だな。
うぇーいなノリで騒ぐばk……学生のノリ。
さっきまでボロッボロの強敵でした感どこいった。
「そーいや五条くんと夏油くん中で何やったのぉ?ボロッボロじゃぁん」
「祓い終わって時間あっから二人で野球してた」
「二人で!!!!」
「打ってキャッチしたら相手がホーム戻るまでの間にボール当てに行くスタイル」
「白熱したよな」
「だね」
バッk……陽気かよ。
おまっ、帳の中で何やってんの!?
そんな事して時間潰してたの!!?
「無駄にカッコいいスライディング方法試したわ」
「あとはアレだ。校舎使っていかに格好よく三階から飛び降りて着地出来るか」
「傑呪霊使うからズッリーんだよ」
「悟だって浮いてたろ」
馬鹿だな。
まっじでくだらねぇ事してんなぁ!?
「誰かの忘れた教科書の偉人に落書き勝負は俺の勝ちだわ」
「あれは悟の勝ちでいいよ。……私には真似できない」
「どんなん?どんなん書いたのぉー!!?」
「こんなん」
「ブッヒャッヒャッヒャッ!!!」
華ちゃんがお腹抱えて笑ってる。
おめでとう、良かったね。
そしてお疲れ、名も知らぬ教科書の持ち主。
キミが明日使うかもわからない教科書に笑いの刺客が潜んでいるから気を付けたまえ。
「さて……じゃあそろそろ失礼するね」
私此処にいる意味無くね?無いよね?
さぁ帰ろうと歩き出したがガシッと捕まれた私の腕。
「名前は私の部屋だよ」
「私明日も学校なんだが?」
「善処するよ」
「疲れたでしょ?傑はゆっくりお休み」
「大丈夫。恋人と離れていた分のお話するだけだから」
五条達に手を振りながらズルズルと部屋に引きずられて扉は閉められた。
傑はベッドに座ると私のお腹に顔を埋めてはぁぁああああ、とため息をついた。
優等生面から一気におっさんへ。相当疲れてるんだな……と思って好きにさせる。
「お疲れ、傑」
「疲れた……」
髪の毛をほどいてやればバサリと髪が重力に逆らわず落ちていく。
男にしては長い髪は首筋を隠している。
「伸びたね」
「んー」
人の腹に頭を擦り付けながら器用にブレザーを脱がすこの男。
頭を上げたかと思えば私を抱っこして膝に乗せる。
傑の膝に座って対面座位……ってはしたないな。
まぁそんな感じの姿で傑の顔を見れば目を細めているのでそれどんな感情?と頭を傾げる。
「キスしたい」
「いいけど言わなくて良くない?」
「シたい」
「えー、傑しつこいから明日動け無くなる」
「2ヶ月抜いてないんだが」
「自分で頑張ってよ」
「名前を全身で感じながらイキたいんだよ」
人の乳に顔を埋める傑。
コラ、プチプチボタンを取るな。
コラ、ブラのホックの位置探すな。
「………駄目、かい?」
「クッッソ顔がいい」
乳に顔を埋めてるくせに、上目遣いでしょぼんとしながら聞くな。
此方が駄目だと言ってる事が意地悪しているみたいじゃないか。
「駄目?」
「だーめ」
「お願い」
「ヴッ、だ、だめっ」
「……名前。限界なんだよ」
「うっわ」
私の手を取り自分の勃起したおチン……陰茎を制服越しに触らせる傑。
頬は赤らみ呼吸は荒く私の手を使って擦る度に大きく硬くなっていく。
そんな事されたら此方もノッてしまうというか、元々我慢していたのは私だって同じわけだし……。
傑の唇に唇を重ねる。
何度も何度も押し付けて、舌を出してわざとらしく傑の唇を舐めれば待ってましたとばかりに傑も舌を出して擦り付けてくる。
お互いの舌を唇を重ねず擦り合わせ、頭を引けば逃がすまいと傑に頭を押さえ付けられて荒々しく唇が重なる。
「んっ、ふぅ……んんっす、ぐる」
「ん……んっんんっ。はぁ、なに」
「抱き潰さないって約束してよ」
「……ガンバルよ」
「ゴムあんの?」
「………二個、いや三個はあるか?」
「何で持ってんの?浮気か」
「以前の残りを財布に入れっぱなしだったんだよ」
傑に弱い私は嬉々としてシャツを脱がす傑にため息をついて許してしまう。
ボタンを全開に開けられホックを取られたブラは身体から浮いて簡単に突起が見えてしまう。
パクり、と食らい付いてきた傑の頭を思わず抱えてしまえばくすり、と笑ってチュッチュッと音を立てながら吸い付く。
赤ちゃんみたいだなぁ、なんて子供を産んだこと無いが母乳も出ないのに吸う行為の何が楽しいのかと思ってしまう。
傑の長い髪に指を通してすくように頭を撫でる。
「余裕だね」
「んっ、おっぱいは……くすぐったいけどそこまで」
「おっぱいだけでイクにはまだまだか」
「ヤメテ。開発すんな」
「その内ね」
クスクス笑いながらおっぱいを揉む傑。
傑の膝から降りて足の間に座り込む。
熱を宿した傑の目が期待しているのでベルトに手を掛ければお尻を浮かせてくれたので膝まで脱がせた。
ブルンッと出てきたご立派な陰茎はグロい。
「シてくれるのかい?」
「後でチューしてやる」
ンベッ、と出した舌と口の中を見せ付けるように輪を作った指を舌の前で動かせばゴクリっと喉が鳴った。
「奥まで突っ込んだら噛むよ」
「しないさ」
傑の陰茎を手にして頂にキスをすれば傑の身体がピクッと反応した。
傑の顔を見ながらあーんと口を開けて舌を出しペロリと舐めれば傑が息を大きく吐き出す。
「すっぐるー!!今から女の子引っ掛けに行こ……う、ぜ…」
バァーンッと扉を開いた五条。
オイ五条。なぜ私がいるのに傑が女の子引っ掛けに行くと思った。
五条はパチパチと此方を見て、傑を見てなぜか自分も部屋に入って扉を閉めた。
「傑」
「ごめん。頭がいっぱいいっぱいだった」
「あーぁ、どーすんの」
「悟……ほんっと、悟…!!」
「ゴメン」
「じゃあ見るな」
「生々しくてエロい」
「感想を言えとは言ってない」
はぁぁああああ、と重々しいため息を付きながら額に手を当て頭を抱える傑。
ここのホテルオートロックじゃなかったんだ、と思いながらも目の前の臨戦態勢の傑の傑くんがピクピクしているのでパクっと咥えた。
「なっ!?な、にして……っ!!」
「ほひゃのひょんなとあひょぶなんれひゃいっへー」
「しゃべっ、んな、いで……んっ」
「うわひひへんの?」
「して、ないっ。してないからヤメッ」
喋りながら咥えてたら唾液が溜まってきたので竿を擦りながら吸ってカリの部分を舌で刺激する。
傑のは先っぽくらいならまぁまだいいが全てを口に入れるには顎が痛くなるし喉が苦しい。
2ヶ月溜まりに溜まって五条から見られている状況に混乱してるなら早そうだといつもは嫌だからしないが、喉の奥まで傑の陰茎を口にする。
苦しいし唾液が溢れてくるし吐きそうだが入るとこまで入れながら頭を上下に動かしたり、尿道を舌先でわざと傑に見えるように刺激したり、咥えて喉の奥を締め付ければ傑の耐える声が聞こえる。
「ヤ、メッ!はぁっ、ンンッ!!」
ドクッと喉の奥に出された精液。
吐き戻しそうになるが数回に小分けにしながら飲み込み、ピクピク震える陰茎をチュルッと吸って中に残っているモノも吸い出す。
最後に竿や頂を綺麗に舌で舐めてから口の中での残りも飲み込み、あーんとして何も無い口の中を傑に見せつける。
「早かったね」
「………ほんっと、止めてくれ」
傑の余裕の無い様子に笑いが止まらない。
ブラのホックを直しておっぱいをしまい、シャツのボタンを閉じていく。
「え?止めんの?」
「悟がいるのになんでおっ始めると思うんだい?」
「フェラしてたじゃん」
「したけどシない」
「傑が乱れてる姿とか初めて見たわ」
興味津々に近寄ってきた五条。
これは……五条√のイベントか?
「なぁ、傑の弱いとこってどこ?」
「カリ周り」
「名前、その口閉じな」
「傑にヤられッぱなしだからヤり返したいんだよね」
「え?こないだの残りのゴムって五条さんとの?」
「ち、が、う!!!!」
否定されたが真偽はわからないのでほっとこう。
私の隣に来た五条はじーーっと傑の傑くんを見ている。
私がズボンを押さえているので傑の傑くんをしまえずしかもエッチ邪魔されてイライラし始めた傑。
バフゥンッ、とベッドを叩いたときに聞こえた物騒な音。
ベッドマットは無事だからそこまで理性は無くしていないらしい。
「悟」
「お、おぅ」
「女が必要なら1人で行け」
「………」
「悟」
ギラッとした瞳で真顔。
髪を下ろしている分凶悪さが半端無い。
「今すぐ出ていけ。見た光景忘れろ」
「わかったよ。ごゆっくりぃー」
べー、と舌を出して部屋から出ていった五条。
扉が閉まったので私がしっかり施錠する。
振り向いて傑を見れば明らかにイライラして今にも人を殺せそうだ。
これが16歳の出来る顔か?いや、傑まだ15だったわ。
どんな人生経験積めばこんなヤクザ顔なんの?
傑に近付いて目の前に立てばジロリと睨まれる。
こっわ!!!!
「顔ヤバ」
「うるさい」
パンツとズボンを上げてゴロリと横になる傑。あらら、拗ねちゃった。
子供らしい傑に思わず笑ってしまう。
いつもはコロコロされないか不安になってアレコレ考えるが………傑は大人ではない。
五条に正しさをぶつけても、正義のヒーローとして活躍してもまだ15歳なんだ。
エロ本見てシコッてるとこ親に見られて気まづい空気の中顔を合わせてご飯など食べたくない反抗期みたいな年頃だ。
やれと言われても反抗したくなる。
そう考えると五条の方が子供らしいな。
我が儘が許されるのは子供の内だけだ。
なのに傑は大人になろうとする。
人とは違うものが見えてしまうから、人と同じになろうと周りを見て学んでしまった。
大人っぽいと、しっかりしていると周りが傑を大人として扱っていたから背伸びして大人にならなきゃいけなかった。
呪術界に入って世界の闇を知り、死に慣れ始めてしまった。
傑は子供なのに、大人にならなきゃいけなかった。
「すーぐるくーん」
傑の横に私も転がる。
無反応な背中をツンツンするが無視だ。
子供らしい傑を可愛いらしく思うが、同時に面倒臭ぇ。
そーいや傑、根に持つタイプだった。
「五条さんにイくとこ見られて恥ずかしかった?」
「うるさい」
「傑だって五条さんイくとこ見てるんだからいーじゃん」
「そういう事じゃない」
「じゃあ何拗ねてんの?」
ねーねーねーねー。
拗ねるなら私帰るんだけど?
「私怒ってるのなぐさめてご機嫌取りする程暇じゃないんだが?明日も学校あるし」
「………」
「怒ってる傑と居るくらいなら家帰ってりっちゃんと同人のネタ話ながらチャットしたい」
わりと真面目に。
私も五条と同じで自分の欲望に忠実だったりするのでフェラしたかったからした。
「傑の恥ずかしさと気持ち良さで顔が歪むの見てるの楽しかったからシたし。
五条さんがそれ見て興奮してるのも楽しかったのになー」
「……名前が楽しくても私は嫌だ」
「嘘つき。興奮してたくせに」
「………うるさい」
あ、やっぱ興奮してたのね。
「傑なら3Pやりたがると思ってた」
「興奮するのとヤりたいと思うのは別だよ」
「同じじゃないの?」
「名前は悟とヤりたかったわけ?」
「顔のいい男に挟まれて出来るのは漫画みたいで最高のご褒美かと」
「……そうだな。名前は悟タイプだった」
わざとらしく溜め息を吐く傑。
私と五条が似てるって?冗談およしよ、私はあそこまで倫理観赤ちゃんじゃねーわ。
ちょっと自分の欲望に素直かもしれないが。
「他のどーでもいい女なら悟と共有してもいいけど名前は嫌なんだよ」
「なんで?」
「……察してくれ」
再び重々しい溜め息。
やれやれ、と人を馬鹿にしているような態度にイラッとした。
「ムカつく」
「は?」
「私は頭いいので正しい事わかってますーって態度。
どーせ私は傑よりも頭の出来良くないし、傑よりも諸々劣ってるけどさぁ……
馬鹿にされてたら腹立つんだよ」
馬鹿なりに色々考えて考えてんのに、「何でそんな簡単な事をややこしく考えてるんだい?だから馬鹿なんだよ(笑)」みたいな態度でいられるとすっげーーー腹立つの。
事実、傑の考えの方が正しいのかもしれないが腹立つもんは腹立つ。
「こんな簡単な問題もわからないの?ハッ!!ダッセー!!」って脳内の五条が馬鹿にしてくるのも腹立つけどな!!!!
「傑の考えは正論に近いだろうし、実際傑の言うとおりだとうまくいく。
だけどソレが万人が頷いて従うとは限らない」
「………どう考えても彼女が他の男とヤりたいだなんて受け入れられないだろ」
「普通はね。けど私からすれば傑ならやりたそうだし私も興味があった。確かに五条さんはめちゃくちゃ私好みだけど付き合っていないから実際にヤろうとしてたわけじゃないんだよ」
「は?悟が好みとか聞いてない」
「めちゃくちゃ理想の男だわ」
「はぁ!?」
ガバッとこちらを向いて起き上がる傑。
イラついているのかキッと睨んでくるが、こちらも腹立ってんだよ。
「ノリで流されて悟とデキるって言うのかい?」
「五条さんレベルとデキる機会は無いよね」
「私じゃ満足出来ないって事かい?」
「そーじゃなくて……
私は傑がヤりたいなら一緒に楽しみたいと思っただけ。
恋人同士でするのが普通だとわかってるけど傑の趣味的にヤりたいならヤれるって話だよ」
「私が名前を大切にしてるのにいくら悟と言っても共有して穴扱いするわけないだろ。
私を何だと思ってんだ」
「最低な前髪野郎」
「よくわかった。抱き潰す」
傑相手に売り言葉に買い言葉。
文字通り抱き潰された。何なの?この体力お化けの性欲お化け。
ガツガツにヤられて頭に血が登っていたのが少し落ち着いた。
「……私ら何で言い合ってたんだっけ?」
傑の子供っぽい部分可愛いなーと思ってたんだけど、何かイラッとしたんだよな。
子供のくせに大人ぶるから言い方が勘に触るというか。
「名前が悟を好きだと言って私じゃ物足りないって言うから」
「確かに五条さんの外見は好きだけど中身は無理」
「私は?」
「傑は勿論好きだよ」
見た目は五条がモロタイプだけど性格含めて一緒に居るなら傑だな。
そもそも傑が嫌なら全て許していないし、側にいない。
「幼馴染だから、なんて理由じゃないよね?
私の気持ちちゃんと理解してる?」
「してるよ。ちゃんと好きだから傑の事腹立つんだよ」
「どうだか」
「そーゆーとこ嫌。自分の方が好きって思って私の気持ち馬鹿にしてんのか。何様?って思う」
「実際名前他の男よりは私の方が馴染み深いから好きってだけで……私が別れようって言ったら別れるだろ」
ごめん、それは否定出来ないわ。
別れるって事は気持ちが無いって事じゃん?それならすがり付いても無理なもんは無理。
例え相手が仕方なく側に置いてくれても必ず限界は来るならすっぱりサッパリいなくなるさ。
しかしよく考えたら別れて興味ない幼馴染なんてコロコロで瞬殺じゃね?
私やばくね?
「………ソンナコトナイヨ」
「私の好きと名前の好きじゃ大きさが違うからこんな態度にもなるよ」
「決め付け良くない!」
「へぇ」
全然信じてないな!?
目が半目だ!!
「男は顔だけじゃないって思ってるけど傑見慣れてると他の男が芋にしか見えないから、傑だけだよ」
「名前は顔で男を選んでるのか」
「顔がいいのは嬉しいけど私にだって譲れないものあります!!」
「何の漫画キャラの話だい?」
「今このタイミングで漫画の話してないわ!!」
確かに私、漫画に影響されやすいけど!!!
自分の好みくらいあるわ!!!
顔が良ければ誰でもいいわけじゃなく、顔が良くて好きになったキャラクター達が似た系列だっただけだよ。
「ちなみに漫画的には今ツッくんとユーリが熱い」
「……性格正反対じゃないか」
復活の主人公はいつも自分に自身が無くヘタレ。母性本能が擽られると叫んでいたが恋愛対象といえばパイナップルや噛み殺す方が人気だからな。
TOVの主人公は兄貴!!って頼りになる感じでどちらかといえばアンチヒーロー。
「顔は甘い感じで可愛い顔立ちが好き」
「私に喧嘩売ってるのかい?」
「待て。ステイ。好みのお話!!」
「私は好みじゃないと?」
「理想と現実は違うよね!!」
「へぇーーー。で?」
圧が酷い!!
理想と現実の好みが違う事ってあるじゃん!!
「顔は置いといて……一番重要なのは
譲れないモノの為なら己の力を自分の為じゃなく他人の為に惜しみ無く使うんだ。
カッコいいよね」
「そういうものかい?」
「そーゆーもんに女は弱いの」
フフッ、と笑って傑の指を取る。
一本一本傑の指に己の手を合わせるが、傑の方がずっと大きい。
少しずらして指を絡めギュッと握った。
「傑の譲れないモノの為に自分を犠牲にしてまで己の力を他人の為に使おうとするとこに惚れてるよ」
チュッ、と傑の指にキスをする。
傑が目を見開いて此方を見ていた。
「誘ってるのかい?」
「真面目な話!!」
「誘ってるだろ」
「最後まで聞け」
顔を近付けてくるので顎を押して離れる。
が、くるっと起き上がって私を下にしながら足の間をこじ開けて身体を無理矢理捩じ込ませる傑。
疲れて力の入らない身体でゲシゲシ蹴っても止まらずなぜか硬さを取り戻した陰茎を秘部に擦りつけてくる。
「好きだよ。可愛い……仕方ないから許してあげる」
「コラッ」
「そんなに褒められたら嬉しくなるね。
名前からデレる事無いから」
「だーかーらっ!!
最後まで聞けってば!!
傑の事好きだけどソレ以上に腹が立つんだってば!!」
「は?」
「大人ぶって私を子供扱いしようとするのやめて。
傑は私の保護者なの?私の事彼女扱いするならまず対等で居させてよ」
私は怒ってんだぞと傑を睨み付ける。
私も傑を子供扱いするが、精神的には私のが上だし。
高専に行ってからはますます傑は大人ぶろうとしている気がする。
中途半端に精神が大人な私が傑から子供扱いや馬鹿にされて腹立てるなんて大人気がないと言われたらそれまでだが……。
ムカつくものはムカつくんだよ。
私はまだ大人になりたくない。
子供の特権フル活用しながら人生楽しみたいのに駆け足で大人になろうとする傑は見ていて死に急いでいるように見えてくる。
無理に大人にならなくても自然と大人になるのに。
「傑のばーか。まだ子供なのに強がって大人になろうとする格好つけ」
「今日は随分反抗的だね」
「べっつにぃ……」
「もしかして……名前も会えなくて寂しかった?」
キョトンとするな。
そしてどうしてそうなる。
恋人として会えないのは寂しいと思う。だが、私がムカついて怒っているのは……久しぶりに会った傑がまた一段と大人な雰囲気になっていた気がしたから。
人生経験の都合上仕方がないとわかっていても……私は私が思っているより傑を気に掛けている。
「……寂しかった」
私はゆっくり大人になりたいのに、傑が駆け足で大人に近付くのが。
こんなことさえ私達は差があるのか、と悔しくなってくる。
比べる事ではないとわかっていても……前世と今世を合わせた私を追い抜く勢いで成長していく姿が怖い。
幼馴染として好き。
1人の男としても好き。
私が傑を救う、なんて大袈裟に胸をはって言えない。こんな勢いで成長し、達観していく傑に私のペラっペラな倫理観なぞ響かないと思う。
人生の重みが違うから。
私が言っても偽善にしかならない。
死の最前線で戦う傑に、安全で平和な世界しかしらない私が生と死を語るなど……。
だから誰かが傑を救って欲しい。
他人任せで申し訳ないが……
私は見えない。理解してあげられない。……猿だから。
傑の頭を抱えて傑の唇に己の唇を重ねる。
「好きだよ、ばか」
「私も好きだよ名前」
私はヒーローじゃない。
私はヒロインじゃない。
だから、傑を救えない。
幼馴染で近くても、一番遠いところにいるんだよ。
傑がいずれ猿撲滅√に入る前にどうにかしたいが、その時までに離れる覚悟を持っていなきゃいけない。
好きだけど好きでいちゃいけない。
好きだけど好き合っていられない。
傑を幸せに出来るのは私じゃない。
好きな人の人生より私の人生を優先したい。
死にたくないから他人に任せて生きたいって思う事の何がいけないの?
私は猿だから……諦めなくちゃいけない。
……諦めるしかないじゃん。
あとがき
コロコロ√を避けたい幼馴染VS幼馴染を逃がしたくない傑
自分に自信があったからこそ凄い人を目の前にすると素直になれない。
ちっちゃな頃は自分最強だと思っていたのにどんどん理想と現実の差に挫折していく経験がある幼馴染ちゃん。
夢主ちゃんは曖昧だが前世の記憶思い出して前世+今世なのでわりといい年齢。
気持ちは若いけどどこか一線引いて我慢を覚え大人の階段登っている。
だから、甘えられて我が儘の許される今がどんなに幸せな事か身に染みるのに階段ダッシュで追い抜こうとする傑にイラッとする。
傑には素直になりたいが……年下に甘えるってダサくね?と思い傑よりは大人だからと子供になれない自分にモヤモヤする。
3P提案は大人の余裕ぶっこいて彼氏がヤりたいなら仕方ないなぁ……と余裕見せたらキレられた。お前が悪いよwww
子供でいられる期間は大事なのに大人になろうとするから夢主ちゃんの一方的な八つ当たり。
ただ素直に寂しかったと言えたり、好きだと言えたらいいのに変なプライドで言えない。
面倒臭く拗らせてる(笑)
何で子供の頃ってあんな最強なんだろ……(笑)
で、おまけ。
本編にしようとしたんですが……
傑くんの激重感情な独占欲強めでいて欲しいので没にしました。
頭をお花畑にして薄目でお読みください(笑)
↓おまけ(もしも3pおっぱじめる流れだったら)
「どうやんの?」
「何でこの人傑へのフェラにヤル気出してんの?」
「傑ばっかにイかされてて腹立つ」
「……傑、責任取った方がいいのでは?」
目覚めさせたの傑なんだから、と傑を見るが睨まれる。
期待していたところに邪魔されちゃったからなーと他人事のように考えるが、このままだと傑の機嫌がヤバそうだ。
安易に闇落ちする男なんだから。
立ち上がって首に腕を回して傑の顔中にキスをする。
ムスッとしているが傑……あんた下半身丸出しだからね?
「気分萎えた?」
「むしろ何で名前はノリノリなの?」
「カッコいい男二人が乳くり合うの見てると楽しい」
「あぁ、そうだった……キミはそうだよね」
「リアルは厳しいと思ってたけど五条さんと傑ならありだね」
「傑の彼女ってイカれてるよね」
ケタケタ笑う五条。
イカれてると言われて失礼だな、と思ったが冷静に考えたらまぁ……イカれてるわ。
「……好きにしな」
「傑の事イかせたら俺も混ぜて」
「ふざけるな」
「傑、五条さんの身体開発しちゃう?」
「ノるな」
「傑が彼女の身体無しじゃイけねーって言うから味見したい」
「傑が許してくれたらね」
「勝手に話を進めるな」
と、いうことで始まりました。
五条×夏油。夏油×五条。
腐の皆さーーーん!!!ここが公式な腐でーっすと内心大喜びで傑の股の間にしゃがんだ五条。
私は傑の膝から降りて隣に座る。
「まずは傑の傑くんにご挨拶のキスしよ。
視線は傑へ」
「んっ」
「うっわ、この破壊力ヤバい。私がイく」
「名前」
傑の冷ややかな声に黙るが……五条悟美人過ぎる。
めちゃくちゃ美人がグロいチンコにキスしてるって何コレ?
いやらしさ無限大。
「舌出して竿の根元からゆーっくり舐めあげて」
「んへぇ」
「そのまま先っぽちゅうちゅう吸いながら舌先で尿道刺激したり奥まで飲み込む勢いで頭動かしたりしながら竿を擦る」
言われた通り直ぐにやる五条の学習意欲は何なの?
傑も満更でもないのか気持ち良さそうに目を細めながら耐えている。
「傑、玉を舐められるの好きだよ」
「まひ?」
「悟はしなくていいよ」
「玉舐めてる時に指でカリの部分刺激されるのとか」
「へーー」
「さ、とるっ!やるな!!やめろっ」
「あと傑、耳弱いよね」
「〜〜っ!?」
右耳を手で塞いで左耳の中に舌を入れる。
ピチャピチャ音を立てながらピアス横の耳たぶを甘噛みしたらビクッとした。
「名前が手を出すのは反則だろ!?」
「五条さんに気持ち良くされてるの見るのは凄い楽しいからいつも余裕な傑をアヘアヘさせてみたいな、と思いまして」
「思うな!!」
「かーわいいよ、傑」
首を此方に向けさせて、唇を重ねる。
開かれた口の中に舌を入れれば傑からも絡ませてくる。
クチュクチュと鳴る音に傑の顔はどんどんと蕩けていくので、チラッと五条を見ればニヤリとして口の中に傑の陰茎を全部飲み込んだ。
「!!」
グッポグッポ、ジュルジュルとはしたない音を立てながら吸い付く五条。
傑の舌を撫で、吸い付いて唾液を貰って飲み込めば傑の息が上がっていく。
「ははっ、五条さんやば」
「名前、黙……って」
「傑いつもと違って興奮する?
私よりも五条さんの方が根元まで飲み込んでるよ」
「だ、ま……れ、って」
「五条さんちゃんと喉の奥絞めて。
苦しいだろうけど」
傑のはでかいし太いから大変だよなー。
しかも根元までなら喉奥の刺激ヤバそう。
がんばれがんばれ、と応援していたら傑がベッドのシーツを握りしめている。
「………」
発情してるのかってくらいトロトロの顔で傑の陰茎をしゃぶってる五条。
顔を赤くしながら荒い息を止めて必死に耐えてる傑。
やだ、どちらもエッチなんだが。
ドキドキする胸を抑えて見ているが、傑がなかなかイかない。
苦しくなったのか五条が口から離してゲホゲホとむせこんでしまったので傑がほぅ、と息を吐いて快感を落ち着かせている。
「な、んで傑イかねーんだよ!?」
「イッたら悟名前とヤる気だろ」
「いいじゃん3p」
「良くない」
「俺だけお預けかよ」
不満そうな顔も最高にエッチなんだが!?
五条が可愛い。
おっぱいあったら悟ちゃんでこの構図最高じゃないか?とモンモンとしていたら傑がジロッと睨み付けてきた。
「名前も調子乗りすぎ」
「うわっ!!」
ベッドに押し倒されて馬乗りにされる。
あらやだダーリン。
3pは駄目と言いながらなんでスカート脱がすのかなー?
下着はやめよ?だめよー、だめだめっ。
「ストップ、ストップだ傑」
「悟、口だけならいいよ」
「まじ?傑のフェラって彼女仕込みだよな」
「頭押さえたり乱暴にはするなよ」
「へいへい」
五条がベッドに乗ってきて傑によってうつ伏せに。
お尻を持たれていつの間にゴムを装着したのか秘部にクチュリ、と先端が埋められる。
「濡れ過ぎじゃないか?」
「そりゃヤル気出てたの止められてあんなエッチな光景見せられたらねぇ?」
「こっちの台詞。俺もうチンコ痛い」
ボロンッと出された五条の悟くん。
こちらも身長に見合ったご立派なモノ。
「下の毛も白いんだ」
「そこ見る?」
「傑、ヤッていいの?」
「悟を鳴かせていいよ。その代わり私が名前を鳴かせるから」
グチュリッと入ってきた傑の陰茎に身体が喜ぶのがわかる。
2ヶ月ぶりでキツいし苦しいが傑は全部入れたら慣れるまで動かない。
下手に動くと刺激が強くて動けないらしい。
奥に当たって気持ちいいのを堪能しながら目の前の白い毛と玉と竿が視界に入ったので舌を伸ばして玉を舐める。
「んっ」
口に含んだり口の中にふくんで転がしたり。
唾液を舌に乗せて竿を舐めればピクピクと動く。
「んっ、んんっ……五条さん、寝て貰えます?
傑、五条さんの体格差とチンチン大きすぎてヤり辛い」
「じゃあ立ちバックにするか」
「ぁんんっ!!」
「悟、ベッドの端に腰かけて寝て」
傑に入れられたまま抱えられたので深く刺さった。
子宮が押し潰されて声が出てしまう。
五条さんの足の間に下ろされ、腰の横に手をつけば傑が胸元のボタン3.4個外してブラのホックもシャツの上から外す。
「デカッ。パイズリとか出来そう」
「んっ、んんっ……でき、るけど…」
「当店はそちらのサービスまでしてないからな、悟」
「チェッ」
おっぱいの前には五条さんの悟くん。
腰を高くして傑に持たれ、上半身だけ五条さんの股の上。
真上を向いてピクピクする五条さんの悟くんの頂にキスをしてご挨拶。
そこから口の中へご招待。
「うっっわ、やばっ!!なにこ、れっ!!」
「上手いだろ、名前のフェラ」
「傑仕込み?」
「名前の追究心からかな」
反応を見ながらご奉仕をして口の中に入りきらない竿は手で擦る。
ずっと興奮しながら耐えていた五条はより硬くなっていく。
「私も好きに動かせて貰うよ」
「んひっ」
傑が動き出したので五条の方に倒れてしまう。
思いがけず喉の方まで咥えてしまい苦しくなるが、傑の腰の勢いで頭を上げられず予想外のイマラチオに。
「うあ"っ!?な、に……やばっ」
「ん、んんっ!!ンッ、ンッ、ンン」
「ごめ、名前っ」
傑も余裕が無いらしくガツガツと腰を振るので歯を立てたり吐かないよう必死に咥えてる。
「む、りっ!!やば、出るっ」
「私もっっ!!」
喉奥にねばつく精液。
ピクンッピクンッと口の中で小分けに出てくる量の多さに溺れそうになる。
傑によって身体を起こされ五条の陰茎から口を離すとすぐにティッシュを渡されたので、五条を見ながられろーと出した。
「………エロ」
口の中から吐き出してティッシュを捨てる。
傑も中から抜いてゴムの処理をしてる。
「水欲しい」
「わかったよ」
傑が冷蔵庫から取り出してくれたので遠慮無く飲む。
隣に座った傑が手を差し出して来たのでペットボトルを渡したら傑も飲み出した。
ってとこで力尽きたので3P案はお蔵入りになりました。
傑は宿泊と翌日休暇をもぎ取った。
窓と補助監督に確認したところ、近くの高校は呪霊による被害となっていて怪我人も出ていた。
サクッと傑と五条で終わらせたくせに調査不足と人手が足りないことを良いことにダラダラダラダラ遊びながら祓った後、何をしたのかボロッボロで出てきた傑と五条。
そこに真面目な顔で硝子ちゃんが治癒。
これはいけない!と華ちゃんが大袈裟にアレコレ高専へと報告と電話。
信憑性を持たせるために補助監督(新任)と窓(一般人)を巻き込んで見たままの怪我と真面目な顔で治療を施す硝子ちゃん。
ホテルを取り一泊から時間も遅いので翌日休暇。
明日ゆっくり帰って来いと連絡に電話を切った後もテキパキとホテルを決めて移動。
各部屋を案内されゆっくりお休みください、と補助監督が部屋から離れた瞬間コロンビアポーズで拳を上げる馬鹿共が廊下に出てくる姿を私は見た。
「やっりぃ。合法的な休みゲット」
「硝子ちゃーん、このあとどーするぅ?」
「とりあえず酒と煙草」
自由かよ、自由だな。
うぇーいなノリで騒ぐばk……学生のノリ。
さっきまでボロッボロの強敵でした感どこいった。
「そーいや五条くんと夏油くん中で何やったのぉ?ボロッボロじゃぁん」
「祓い終わって時間あっから二人で野球してた」
「二人で!!!!」
「打ってキャッチしたら相手がホーム戻るまでの間にボール当てに行くスタイル」
「白熱したよな」
「だね」
バッk……陽気かよ。
おまっ、帳の中で何やってんの!?
そんな事して時間潰してたの!!?
「無駄にカッコいいスライディング方法試したわ」
「あとはアレだ。校舎使っていかに格好よく三階から飛び降りて着地出来るか」
「傑呪霊使うからズッリーんだよ」
「悟だって浮いてたろ」
馬鹿だな。
まっじでくだらねぇ事してんなぁ!?
「誰かの忘れた教科書の偉人に落書き勝負は俺の勝ちだわ」
「あれは悟の勝ちでいいよ。……私には真似できない」
「どんなん?どんなん書いたのぉー!!?」
「こんなん」
「ブッヒャッヒャッヒャッ!!!」
華ちゃんがお腹抱えて笑ってる。
おめでとう、良かったね。
そしてお疲れ、名も知らぬ教科書の持ち主。
キミが明日使うかもわからない教科書に笑いの刺客が潜んでいるから気を付けたまえ。
「さて……じゃあそろそろ失礼するね」
私此処にいる意味無くね?無いよね?
さぁ帰ろうと歩き出したがガシッと捕まれた私の腕。
「名前は私の部屋だよ」
「私明日も学校なんだが?」
「善処するよ」
「疲れたでしょ?傑はゆっくりお休み」
「大丈夫。恋人と離れていた分のお話するだけだから」
五条達に手を振りながらズルズルと部屋に引きずられて扉は閉められた。
傑はベッドに座ると私のお腹に顔を埋めてはぁぁああああ、とため息をついた。
優等生面から一気におっさんへ。相当疲れてるんだな……と思って好きにさせる。
「お疲れ、傑」
「疲れた……」
髪の毛をほどいてやればバサリと髪が重力に逆らわず落ちていく。
男にしては長い髪は首筋を隠している。
「伸びたね」
「んー」
人の腹に頭を擦り付けながら器用にブレザーを脱がすこの男。
頭を上げたかと思えば私を抱っこして膝に乗せる。
傑の膝に座って対面座位……ってはしたないな。
まぁそんな感じの姿で傑の顔を見れば目を細めているのでそれどんな感情?と頭を傾げる。
「キスしたい」
「いいけど言わなくて良くない?」
「シたい」
「えー、傑しつこいから明日動け無くなる」
「2ヶ月抜いてないんだが」
「自分で頑張ってよ」
「名前を全身で感じながらイキたいんだよ」
人の乳に顔を埋める傑。
コラ、プチプチボタンを取るな。
コラ、ブラのホックの位置探すな。
「………駄目、かい?」
「クッッソ顔がいい」
乳に顔を埋めてるくせに、上目遣いでしょぼんとしながら聞くな。
此方が駄目だと言ってる事が意地悪しているみたいじゃないか。
「駄目?」
「だーめ」
「お願い」
「ヴッ、だ、だめっ」
「……名前。限界なんだよ」
「うっわ」
私の手を取り自分の勃起したおチン……陰茎を制服越しに触らせる傑。
頬は赤らみ呼吸は荒く私の手を使って擦る度に大きく硬くなっていく。
そんな事されたら此方もノッてしまうというか、元々我慢していたのは私だって同じわけだし……。
傑の唇に唇を重ねる。
何度も何度も押し付けて、舌を出してわざとらしく傑の唇を舐めれば待ってましたとばかりに傑も舌を出して擦り付けてくる。
お互いの舌を唇を重ねず擦り合わせ、頭を引けば逃がすまいと傑に頭を押さえ付けられて荒々しく唇が重なる。
「んっ、ふぅ……んんっす、ぐる」
「ん……んっんんっ。はぁ、なに」
「抱き潰さないって約束してよ」
「……ガンバルよ」
「ゴムあんの?」
「………二個、いや三個はあるか?」
「何で持ってんの?浮気か」
「以前の残りを財布に入れっぱなしだったんだよ」
傑に弱い私は嬉々としてシャツを脱がす傑にため息をついて許してしまう。
ボタンを全開に開けられホックを取られたブラは身体から浮いて簡単に突起が見えてしまう。
パクり、と食らい付いてきた傑の頭を思わず抱えてしまえばくすり、と笑ってチュッチュッと音を立てながら吸い付く。
赤ちゃんみたいだなぁ、なんて子供を産んだこと無いが母乳も出ないのに吸う行為の何が楽しいのかと思ってしまう。
傑の長い髪に指を通してすくように頭を撫でる。
「余裕だね」
「んっ、おっぱいは……くすぐったいけどそこまで」
「おっぱいだけでイクにはまだまだか」
「ヤメテ。開発すんな」
「その内ね」
クスクス笑いながらおっぱいを揉む傑。
傑の膝から降りて足の間に座り込む。
熱を宿した傑の目が期待しているのでベルトに手を掛ければお尻を浮かせてくれたので膝まで脱がせた。
ブルンッと出てきたご立派な陰茎はグロい。
「シてくれるのかい?」
「後でチューしてやる」
ンベッ、と出した舌と口の中を見せ付けるように輪を作った指を舌の前で動かせばゴクリっと喉が鳴った。
「奥まで突っ込んだら噛むよ」
「しないさ」
傑の陰茎を手にして頂にキスをすれば傑の身体がピクッと反応した。
傑の顔を見ながらあーんと口を開けて舌を出しペロリと舐めれば傑が息を大きく吐き出す。
「すっぐるー!!今から女の子引っ掛けに行こ……う、ぜ…」
バァーンッと扉を開いた五条。
オイ五条。なぜ私がいるのに傑が女の子引っ掛けに行くと思った。
五条はパチパチと此方を見て、傑を見てなぜか自分も部屋に入って扉を閉めた。
「傑」
「ごめん。頭がいっぱいいっぱいだった」
「あーぁ、どーすんの」
「悟……ほんっと、悟…!!」
「ゴメン」
「じゃあ見るな」
「生々しくてエロい」
「感想を言えとは言ってない」
はぁぁああああ、と重々しいため息を付きながら額に手を当て頭を抱える傑。
ここのホテルオートロックじゃなかったんだ、と思いながらも目の前の臨戦態勢の傑の傑くんがピクピクしているのでパクっと咥えた。
「なっ!?な、にして……っ!!」
「ほひゃのひょんなとあひょぶなんれひゃいっへー」
「しゃべっ、んな、いで……んっ」
「うわひひへんの?」
「して、ないっ。してないからヤメッ」
喋りながら咥えてたら唾液が溜まってきたので竿を擦りながら吸ってカリの部分を舌で刺激する。
傑のは先っぽくらいならまぁまだいいが全てを口に入れるには顎が痛くなるし喉が苦しい。
2ヶ月溜まりに溜まって五条から見られている状況に混乱してるなら早そうだといつもは嫌だからしないが、喉の奥まで傑の陰茎を口にする。
苦しいし唾液が溢れてくるし吐きそうだが入るとこまで入れながら頭を上下に動かしたり、尿道を舌先でわざと傑に見えるように刺激したり、咥えて喉の奥を締め付ければ傑の耐える声が聞こえる。
「ヤ、メッ!はぁっ、ンンッ!!」
ドクッと喉の奥に出された精液。
吐き戻しそうになるが数回に小分けにしながら飲み込み、ピクピク震える陰茎をチュルッと吸って中に残っているモノも吸い出す。
最後に竿や頂を綺麗に舌で舐めてから口の中での残りも飲み込み、あーんとして何も無い口の中を傑に見せつける。
「早かったね」
「………ほんっと、止めてくれ」
傑の余裕の無い様子に笑いが止まらない。
ブラのホックを直しておっぱいをしまい、シャツのボタンを閉じていく。
「え?止めんの?」
「悟がいるのになんでおっ始めると思うんだい?」
「フェラしてたじゃん」
「したけどシない」
「傑が乱れてる姿とか初めて見たわ」
興味津々に近寄ってきた五条。
これは……五条√のイベントか?
「なぁ、傑の弱いとこってどこ?」
「カリ周り」
「名前、その口閉じな」
「傑にヤられッぱなしだからヤり返したいんだよね」
「え?こないだの残りのゴムって五条さんとの?」
「ち、が、う!!!!」
否定されたが真偽はわからないのでほっとこう。
私の隣に来た五条はじーーっと傑の傑くんを見ている。
私がズボンを押さえているので傑の傑くんをしまえずしかもエッチ邪魔されてイライラし始めた傑。
バフゥンッ、とベッドを叩いたときに聞こえた物騒な音。
ベッドマットは無事だからそこまで理性は無くしていないらしい。
「悟」
「お、おぅ」
「女が必要なら1人で行け」
「………」
「悟」
ギラッとした瞳で真顔。
髪を下ろしている分凶悪さが半端無い。
「今すぐ出ていけ。見た光景忘れろ」
「わかったよ。ごゆっくりぃー」
べー、と舌を出して部屋から出ていった五条。
扉が閉まったので私がしっかり施錠する。
振り向いて傑を見れば明らかにイライラして今にも人を殺せそうだ。
これが16歳の出来る顔か?いや、傑まだ15だったわ。
どんな人生経験積めばこんなヤクザ顔なんの?
傑に近付いて目の前に立てばジロリと睨まれる。
こっわ!!!!
「顔ヤバ」
「うるさい」
パンツとズボンを上げてゴロリと横になる傑。あらら、拗ねちゃった。
子供らしい傑に思わず笑ってしまう。
いつもはコロコロされないか不安になってアレコレ考えるが………傑は大人ではない。
五条に正しさをぶつけても、正義のヒーローとして活躍してもまだ15歳なんだ。
エロ本見てシコッてるとこ親に見られて気まづい空気の中顔を合わせてご飯など食べたくない反抗期みたいな年頃だ。
やれと言われても反抗したくなる。
そう考えると五条の方が子供らしいな。
我が儘が許されるのは子供の内だけだ。
なのに傑は大人になろうとする。
人とは違うものが見えてしまうから、人と同じになろうと周りを見て学んでしまった。
大人っぽいと、しっかりしていると周りが傑を大人として扱っていたから背伸びして大人にならなきゃいけなかった。
呪術界に入って世界の闇を知り、死に慣れ始めてしまった。
傑は子供なのに、大人にならなきゃいけなかった。
「すーぐるくーん」
傑の横に私も転がる。
無反応な背中をツンツンするが無視だ。
子供らしい傑を可愛いらしく思うが、同時に面倒臭ぇ。
そーいや傑、根に持つタイプだった。
「五条さんにイくとこ見られて恥ずかしかった?」
「うるさい」
「傑だって五条さんイくとこ見てるんだからいーじゃん」
「そういう事じゃない」
「じゃあ何拗ねてんの?」
ねーねーねーねー。
拗ねるなら私帰るんだけど?
「私怒ってるのなぐさめてご機嫌取りする程暇じゃないんだが?明日も学校あるし」
「………」
「怒ってる傑と居るくらいなら家帰ってりっちゃんと同人のネタ話ながらチャットしたい」
わりと真面目に。
私も五条と同じで自分の欲望に忠実だったりするのでフェラしたかったからした。
「傑の恥ずかしさと気持ち良さで顔が歪むの見てるの楽しかったからシたし。
五条さんがそれ見て興奮してるのも楽しかったのになー」
「……名前が楽しくても私は嫌だ」
「嘘つき。興奮してたくせに」
「………うるさい」
あ、やっぱ興奮してたのね。
「傑なら3Pやりたがると思ってた」
「興奮するのとヤりたいと思うのは別だよ」
「同じじゃないの?」
「名前は悟とヤりたかったわけ?」
「顔のいい男に挟まれて出来るのは漫画みたいで最高のご褒美かと」
「……そうだな。名前は悟タイプだった」
わざとらしく溜め息を吐く傑。
私と五条が似てるって?冗談およしよ、私はあそこまで倫理観赤ちゃんじゃねーわ。
ちょっと自分の欲望に素直かもしれないが。
「他のどーでもいい女なら悟と共有してもいいけど名前は嫌なんだよ」
「なんで?」
「……察してくれ」
再び重々しい溜め息。
やれやれ、と人を馬鹿にしているような態度にイラッとした。
「ムカつく」
「は?」
「私は頭いいので正しい事わかってますーって態度。
どーせ私は傑よりも頭の出来良くないし、傑よりも諸々劣ってるけどさぁ……
馬鹿にされてたら腹立つんだよ」
馬鹿なりに色々考えて考えてんのに、「何でそんな簡単な事をややこしく考えてるんだい?だから馬鹿なんだよ(笑)」みたいな態度でいられるとすっげーーー腹立つの。
事実、傑の考えの方が正しいのかもしれないが腹立つもんは腹立つ。
「こんな簡単な問題もわからないの?ハッ!!ダッセー!!」って脳内の五条が馬鹿にしてくるのも腹立つけどな!!!!
「傑の考えは正論に近いだろうし、実際傑の言うとおりだとうまくいく。
だけどソレが万人が頷いて従うとは限らない」
「………どう考えても彼女が他の男とヤりたいだなんて受け入れられないだろ」
「普通はね。けど私からすれば傑ならやりたそうだし私も興味があった。確かに五条さんはめちゃくちゃ私好みだけど付き合っていないから実際にヤろうとしてたわけじゃないんだよ」
「は?悟が好みとか聞いてない」
「めちゃくちゃ理想の男だわ」
「はぁ!?」
ガバッとこちらを向いて起き上がる傑。
イラついているのかキッと睨んでくるが、こちらも腹立ってんだよ。
「ノリで流されて悟とデキるって言うのかい?」
「五条さんレベルとデキる機会は無いよね」
「私じゃ満足出来ないって事かい?」
「そーじゃなくて……
私は傑がヤりたいなら一緒に楽しみたいと思っただけ。
恋人同士でするのが普通だとわかってるけど傑の趣味的にヤりたいならヤれるって話だよ」
「私が名前を大切にしてるのにいくら悟と言っても共有して穴扱いするわけないだろ。
私を何だと思ってんだ」
「最低な前髪野郎」
「よくわかった。抱き潰す」
傑相手に売り言葉に買い言葉。
文字通り抱き潰された。何なの?この体力お化けの性欲お化け。
ガツガツにヤられて頭に血が登っていたのが少し落ち着いた。
「……私ら何で言い合ってたんだっけ?」
傑の子供っぽい部分可愛いなーと思ってたんだけど、何かイラッとしたんだよな。
子供のくせに大人ぶるから言い方が勘に触るというか。
「名前が悟を好きだと言って私じゃ物足りないって言うから」
「確かに五条さんの外見は好きだけど中身は無理」
「私は?」
「傑は勿論好きだよ」
見た目は五条がモロタイプだけど性格含めて一緒に居るなら傑だな。
そもそも傑が嫌なら全て許していないし、側にいない。
「幼馴染だから、なんて理由じゃないよね?
私の気持ちちゃんと理解してる?」
「してるよ。ちゃんと好きだから傑の事腹立つんだよ」
「どうだか」
「そーゆーとこ嫌。自分の方が好きって思って私の気持ち馬鹿にしてんのか。何様?って思う」
「実際名前他の男よりは私の方が馴染み深いから好きってだけで……私が別れようって言ったら別れるだろ」
ごめん、それは否定出来ないわ。
別れるって事は気持ちが無いって事じゃん?それならすがり付いても無理なもんは無理。
例え相手が仕方なく側に置いてくれても必ず限界は来るならすっぱりサッパリいなくなるさ。
しかしよく考えたら別れて興味ない幼馴染なんてコロコロで瞬殺じゃね?
私やばくね?
「………ソンナコトナイヨ」
「私の好きと名前の好きじゃ大きさが違うからこんな態度にもなるよ」
「決め付け良くない!」
「へぇ」
全然信じてないな!?
目が半目だ!!
「男は顔だけじゃないって思ってるけど傑見慣れてると他の男が芋にしか見えないから、傑だけだよ」
「名前は顔で男を選んでるのか」
「顔がいいのは嬉しいけど私にだって譲れないものあります!!」
「何の漫画キャラの話だい?」
「今このタイミングで漫画の話してないわ!!」
確かに私、漫画に影響されやすいけど!!!
自分の好みくらいあるわ!!!
顔が良ければ誰でもいいわけじゃなく、顔が良くて好きになったキャラクター達が似た系列だっただけだよ。
「ちなみに漫画的には今ツッくんとユーリが熱い」
「……性格正反対じゃないか」
復活の主人公はいつも自分に自身が無くヘタレ。母性本能が擽られると叫んでいたが恋愛対象といえばパイナップルや噛み殺す方が人気だからな。
TOVの主人公は兄貴!!って頼りになる感じでどちらかといえばアンチヒーロー。
「顔は甘い感じで可愛い顔立ちが好き」
「私に喧嘩売ってるのかい?」
「待て。ステイ。好みのお話!!」
「私は好みじゃないと?」
「理想と現実は違うよね!!」
「へぇーーー。で?」
圧が酷い!!
理想と現実の好みが違う事ってあるじゃん!!
「顔は置いといて……一番重要なのは
譲れないモノの為なら己の力を自分の為じゃなく他人の為に惜しみ無く使うんだ。
カッコいいよね」
「そういうものかい?」
「そーゆーもんに女は弱いの」
フフッ、と笑って傑の指を取る。
一本一本傑の指に己の手を合わせるが、傑の方がずっと大きい。
少しずらして指を絡めギュッと握った。
「傑の譲れないモノの為に自分を犠牲にしてまで己の力を他人の為に使おうとするとこに惚れてるよ」
チュッ、と傑の指にキスをする。
傑が目を見開いて此方を見ていた。
「誘ってるのかい?」
「真面目な話!!」
「誘ってるだろ」
「最後まで聞け」
顔を近付けてくるので顎を押して離れる。
が、くるっと起き上がって私を下にしながら足の間をこじ開けて身体を無理矢理捩じ込ませる傑。
疲れて力の入らない身体でゲシゲシ蹴っても止まらずなぜか硬さを取り戻した陰茎を秘部に擦りつけてくる。
「好きだよ。可愛い……仕方ないから許してあげる」
「コラッ」
「そんなに褒められたら嬉しくなるね。
名前からデレる事無いから」
「だーかーらっ!!
最後まで聞けってば!!
傑の事好きだけどソレ以上に腹が立つんだってば!!」
「は?」
「大人ぶって私を子供扱いしようとするのやめて。
傑は私の保護者なの?私の事彼女扱いするならまず対等で居させてよ」
私は怒ってんだぞと傑を睨み付ける。
私も傑を子供扱いするが、精神的には私のが上だし。
高専に行ってからはますます傑は大人ぶろうとしている気がする。
中途半端に精神が大人な私が傑から子供扱いや馬鹿にされて腹立てるなんて大人気がないと言われたらそれまでだが……。
ムカつくものはムカつくんだよ。
私はまだ大人になりたくない。
子供の特権フル活用しながら人生楽しみたいのに駆け足で大人になろうとする傑は見ていて死に急いでいるように見えてくる。
無理に大人にならなくても自然と大人になるのに。
「傑のばーか。まだ子供なのに強がって大人になろうとする格好つけ」
「今日は随分反抗的だね」
「べっつにぃ……」
「もしかして……名前も会えなくて寂しかった?」
キョトンとするな。
そしてどうしてそうなる。
恋人として会えないのは寂しいと思う。だが、私がムカついて怒っているのは……久しぶりに会った傑がまた一段と大人な雰囲気になっていた気がしたから。
人生経験の都合上仕方がないとわかっていても……私は私が思っているより傑を気に掛けている。
「……寂しかった」
私はゆっくり大人になりたいのに、傑が駆け足で大人に近付くのが。
こんなことさえ私達は差があるのか、と悔しくなってくる。
比べる事ではないとわかっていても……前世と今世を合わせた私を追い抜く勢いで成長していく姿が怖い。
幼馴染として好き。
1人の男としても好き。
私が傑を救う、なんて大袈裟に胸をはって言えない。こんな勢いで成長し、達観していく傑に私のペラっペラな倫理観なぞ響かないと思う。
人生の重みが違うから。
私が言っても偽善にしかならない。
死の最前線で戦う傑に、安全で平和な世界しかしらない私が生と死を語るなど……。
だから誰かが傑を救って欲しい。
他人任せで申し訳ないが……
私は見えない。理解してあげられない。……猿だから。
傑の頭を抱えて傑の唇に己の唇を重ねる。
「好きだよ、ばか」
「私も好きだよ名前」
私はヒーローじゃない。
私はヒロインじゃない。
だから、傑を救えない。
幼馴染で近くても、一番遠いところにいるんだよ。
傑がいずれ猿撲滅√に入る前にどうにかしたいが、その時までに離れる覚悟を持っていなきゃいけない。
好きだけど好きでいちゃいけない。
好きだけど好き合っていられない。
傑を幸せに出来るのは私じゃない。
好きな人の人生より私の人生を優先したい。
死にたくないから他人に任せて生きたいって思う事の何がいけないの?
私は猿だから……諦めなくちゃいけない。
……諦めるしかないじゃん。
あとがき
コロコロ√を避けたい幼馴染VS幼馴染を逃がしたくない傑
自分に自信があったからこそ凄い人を目の前にすると素直になれない。
ちっちゃな頃は自分最強だと思っていたのにどんどん理想と現実の差に挫折していく経験がある幼馴染ちゃん。
夢主ちゃんは曖昧だが前世の記憶思い出して前世+今世なのでわりといい年齢。
気持ちは若いけどどこか一線引いて我慢を覚え大人の階段登っている。
だから、甘えられて我が儘の許される今がどんなに幸せな事か身に染みるのに階段ダッシュで追い抜こうとする傑にイラッとする。
傑には素直になりたいが……年下に甘えるってダサくね?と思い傑よりは大人だからと子供になれない自分にモヤモヤする。
3P提案は大人の余裕ぶっこいて彼氏がヤりたいなら仕方ないなぁ……と余裕見せたらキレられた。お前が悪いよwww
子供でいられる期間は大事なのに大人になろうとするから夢主ちゃんの一方的な八つ当たり。
ただ素直に寂しかったと言えたり、好きだと言えたらいいのに変なプライドで言えない。
面倒臭く拗らせてる(笑)
何で子供の頃ってあんな最強なんだろ……(笑)
で、おまけ。
本編にしようとしたんですが……
傑くんの激重感情な独占欲強めでいて欲しいので没にしました。
頭をお花畑にして薄目でお読みください(笑)
↓おまけ(もしも3pおっぱじめる流れだったら)
「どうやんの?」
「何でこの人傑へのフェラにヤル気出してんの?」
「傑ばっかにイかされてて腹立つ」
「……傑、責任取った方がいいのでは?」
目覚めさせたの傑なんだから、と傑を見るが睨まれる。
期待していたところに邪魔されちゃったからなーと他人事のように考えるが、このままだと傑の機嫌がヤバそうだ。
安易に闇落ちする男なんだから。
立ち上がって首に腕を回して傑の顔中にキスをする。
ムスッとしているが傑……あんた下半身丸出しだからね?
「気分萎えた?」
「むしろ何で名前はノリノリなの?」
「カッコいい男二人が乳くり合うの見てると楽しい」
「あぁ、そうだった……キミはそうだよね」
「リアルは厳しいと思ってたけど五条さんと傑ならありだね」
「傑の彼女ってイカれてるよね」
ケタケタ笑う五条。
イカれてると言われて失礼だな、と思ったが冷静に考えたらまぁ……イカれてるわ。
「……好きにしな」
「傑の事イかせたら俺も混ぜて」
「ふざけるな」
「傑、五条さんの身体開発しちゃう?」
「ノるな」
「傑が彼女の身体無しじゃイけねーって言うから味見したい」
「傑が許してくれたらね」
「勝手に話を進めるな」
と、いうことで始まりました。
五条×夏油。夏油×五条。
腐の皆さーーーん!!!ここが公式な腐でーっすと内心大喜びで傑の股の間にしゃがんだ五条。
私は傑の膝から降りて隣に座る。
「まずは傑の傑くんにご挨拶のキスしよ。
視線は傑へ」
「んっ」
「うっわ、この破壊力ヤバい。私がイく」
「名前」
傑の冷ややかな声に黙るが……五条悟美人過ぎる。
めちゃくちゃ美人がグロいチンコにキスしてるって何コレ?
いやらしさ無限大。
「舌出して竿の根元からゆーっくり舐めあげて」
「んへぇ」
「そのまま先っぽちゅうちゅう吸いながら舌先で尿道刺激したり奥まで飲み込む勢いで頭動かしたりしながら竿を擦る」
言われた通り直ぐにやる五条の学習意欲は何なの?
傑も満更でもないのか気持ち良さそうに目を細めながら耐えている。
「傑、玉を舐められるの好きだよ」
「まひ?」
「悟はしなくていいよ」
「玉舐めてる時に指でカリの部分刺激されるのとか」
「へーー」
「さ、とるっ!やるな!!やめろっ」
「あと傑、耳弱いよね」
「〜〜っ!?」
右耳を手で塞いで左耳の中に舌を入れる。
ピチャピチャ音を立てながらピアス横の耳たぶを甘噛みしたらビクッとした。
「名前が手を出すのは反則だろ!?」
「五条さんに気持ち良くされてるの見るのは凄い楽しいからいつも余裕な傑をアヘアヘさせてみたいな、と思いまして」
「思うな!!」
「かーわいいよ、傑」
首を此方に向けさせて、唇を重ねる。
開かれた口の中に舌を入れれば傑からも絡ませてくる。
クチュクチュと鳴る音に傑の顔はどんどんと蕩けていくので、チラッと五条を見ればニヤリとして口の中に傑の陰茎を全部飲み込んだ。
「!!」
グッポグッポ、ジュルジュルとはしたない音を立てながら吸い付く五条。
傑の舌を撫で、吸い付いて唾液を貰って飲み込めば傑の息が上がっていく。
「ははっ、五条さんやば」
「名前、黙……って」
「傑いつもと違って興奮する?
私よりも五条さんの方が根元まで飲み込んでるよ」
「だ、ま……れ、って」
「五条さんちゃんと喉の奥絞めて。
苦しいだろうけど」
傑のはでかいし太いから大変だよなー。
しかも根元までなら喉奥の刺激ヤバそう。
がんばれがんばれ、と応援していたら傑がベッドのシーツを握りしめている。
「………」
発情してるのかってくらいトロトロの顔で傑の陰茎をしゃぶってる五条。
顔を赤くしながら荒い息を止めて必死に耐えてる傑。
やだ、どちらもエッチなんだが。
ドキドキする胸を抑えて見ているが、傑がなかなかイかない。
苦しくなったのか五条が口から離してゲホゲホとむせこんでしまったので傑がほぅ、と息を吐いて快感を落ち着かせている。
「な、んで傑イかねーんだよ!?」
「イッたら悟名前とヤる気だろ」
「いいじゃん3p」
「良くない」
「俺だけお預けかよ」
不満そうな顔も最高にエッチなんだが!?
五条が可愛い。
おっぱいあったら悟ちゃんでこの構図最高じゃないか?とモンモンとしていたら傑がジロッと睨み付けてきた。
「名前も調子乗りすぎ」
「うわっ!!」
ベッドに押し倒されて馬乗りにされる。
あらやだダーリン。
3pは駄目と言いながらなんでスカート脱がすのかなー?
下着はやめよ?だめよー、だめだめっ。
「ストップ、ストップだ傑」
「悟、口だけならいいよ」
「まじ?傑のフェラって彼女仕込みだよな」
「頭押さえたり乱暴にはするなよ」
「へいへい」
五条がベッドに乗ってきて傑によってうつ伏せに。
お尻を持たれていつの間にゴムを装着したのか秘部にクチュリ、と先端が埋められる。
「濡れ過ぎじゃないか?」
「そりゃヤル気出てたの止められてあんなエッチな光景見せられたらねぇ?」
「こっちの台詞。俺もうチンコ痛い」
ボロンッと出された五条の悟くん。
こちらも身長に見合ったご立派なモノ。
「下の毛も白いんだ」
「そこ見る?」
「傑、ヤッていいの?」
「悟を鳴かせていいよ。その代わり私が名前を鳴かせるから」
グチュリッと入ってきた傑の陰茎に身体が喜ぶのがわかる。
2ヶ月ぶりでキツいし苦しいが傑は全部入れたら慣れるまで動かない。
下手に動くと刺激が強くて動けないらしい。
奥に当たって気持ちいいのを堪能しながら目の前の白い毛と玉と竿が視界に入ったので舌を伸ばして玉を舐める。
「んっ」
口に含んだり口の中にふくんで転がしたり。
唾液を舌に乗せて竿を舐めればピクピクと動く。
「んっ、んんっ……五条さん、寝て貰えます?
傑、五条さんの体格差とチンチン大きすぎてヤり辛い」
「じゃあ立ちバックにするか」
「ぁんんっ!!」
「悟、ベッドの端に腰かけて寝て」
傑に入れられたまま抱えられたので深く刺さった。
子宮が押し潰されて声が出てしまう。
五条さんの足の間に下ろされ、腰の横に手をつけば傑が胸元のボタン3.4個外してブラのホックもシャツの上から外す。
「デカッ。パイズリとか出来そう」
「んっ、んんっ……でき、るけど…」
「当店はそちらのサービスまでしてないからな、悟」
「チェッ」
おっぱいの前には五条さんの悟くん。
腰を高くして傑に持たれ、上半身だけ五条さんの股の上。
真上を向いてピクピクする五条さんの悟くんの頂にキスをしてご挨拶。
そこから口の中へご招待。
「うっっわ、やばっ!!なにこ、れっ!!」
「上手いだろ、名前のフェラ」
「傑仕込み?」
「名前の追究心からかな」
反応を見ながらご奉仕をして口の中に入りきらない竿は手で擦る。
ずっと興奮しながら耐えていた五条はより硬くなっていく。
「私も好きに動かせて貰うよ」
「んひっ」
傑が動き出したので五条の方に倒れてしまう。
思いがけず喉の方まで咥えてしまい苦しくなるが、傑の腰の勢いで頭を上げられず予想外のイマラチオに。
「うあ"っ!?な、に……やばっ」
「ん、んんっ!!ンッ、ンッ、ンン」
「ごめ、名前っ」
傑も余裕が無いらしくガツガツと腰を振るので歯を立てたり吐かないよう必死に咥えてる。
「む、りっ!!やば、出るっ」
「私もっっ!!」
喉奥にねばつく精液。
ピクンッピクンッと口の中で小分けに出てくる量の多さに溺れそうになる。
傑によって身体を起こされ五条の陰茎から口を離すとすぐにティッシュを渡されたので、五条を見ながられろーと出した。
「………エロ」
口の中から吐き出してティッシュを捨てる。
傑も中から抜いてゴムの処理をしてる。
「水欲しい」
「わかったよ」
傑が冷蔵庫から取り出してくれたので遠慮無く飲む。
隣に座った傑が手を差し出して来たのでペットボトルを渡したら傑も飲み出した。
ってとこで力尽きたので3P案はお蔵入りになりました。