幼馴染は生き残りたい
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「オイ、ちょっと面貸せよ」
急募【彼氏の恋人?が凸って来た対処方法】
GWの抱き潰し事件からさらに1ヶ月後……
私は傑と仲良く連絡を取り合っている。
そこで度々傑からローションストッキングにはまった友達に何度も抜いて欲しいと頼まれるんだがどうすれば?と言われるのでりっちゃんへ相談。
りっちゃんはソイツら素質あるわーと大喜び。
ネタを捧げると早速執筆活動をしてくれました☆
困った傑にコレ幸いとりっちゃんオススメの玩具グッズをいくつか提案しておいた。
電動オナホールやらアナルビーズやら肉肉しい尻の型をした二穴付きオナホール。個人的に面白かったのは精液擬似体験と謳い文句の安心安全なローション付きバイブに需要あんの?と笑ってしまった。
で、そんなこんなからりっちゃんと共にいやんであはんな漫画を買いに行こうとウッキウキで学校から出たんですよ。
そしたら校門前にわらっと人の多いこと多いこと。
何事?と野次馬根性で覗くとそこには五条悟と家入硝子。
もう一度言おう。
五条悟と家入硝子がいた。
何あの顔面偏差値。
やばくね?
そしてデカくね?五条悟。
何しに来たの?何でいるの?
りっちゃんの腕が私の乳に埋まる程抱き締める。
「うっわ、何あの人やば。2次元から出て来たみたーい」
「りっちゃん……早く行こう」
「待って。もっと目に焼き付けておきたい」
「りっちゃんお願い。バレたら死ぬかもしれない」
「知り合い?」
「……多分彼氏の恋人?」
「例の奴ら!!!!」
りっちゃんが声を上げたことによりこちらを見た五条悟。
やめて、見ないで。
いやいや……もしかしたらこの学校に呪霊がいて祓いに来たのかもよ?
だったらもーちょい隠密しろよ。伏黒恵すらちゃんと虎杖の学校の制服着てただろ?……着てた、よね?
隠密行動しろよ。誰が目立てと言った?
夜蛾に怒られろ。
りっちゃんのせいで硝子ちゃんとボソボソこちらを指差してたと思ったらズンズン人を掻き分けて来た。
待って待って待って。
デカイデカイデカイっっって!!!
未来の190オーバーなんだから今でも180オーバーあるって事だろ?
傑だって180近くあってデカイのにそれ以上なんてどんな巨人?
トトロ203cmだったかな?どっちにしろ巨人なんだよお前ら!!!
こちとら中学入って5ミリしか伸びてない155cmなめんな!!
目の前に立たれてじっと見下ろされる。
絶対零度なんだけど?
ねぇ、私何かしたかな?
やっぱ『俺の傑と別れろよ非呪術師の癖に!』って言われちゃう?
別れるのは問題無いんだがその後の一年後お前らラブラブじゃないと許さねぇかんな!!って勢いなんですよ。
お前だけの問題じゃない。私の命がかかっているんだよ、クソがッ!!
「オマエが名前?」
あ、無理無理無理。
怖い怖い怖い怖い。
私の中の私が悲鳴を上げて撤退命令が出されているが本体が絶対零度を受けているので逃げられない……!!
りっちゃんの腕に巻き付いて視線を逸らす。
りっちゃんは目をかっぴらいて五条をガン見。
どちらも怖い。やめてよー、怖い怖い怖い。
そして冒頭の言葉である。
「……い、嫌です」
「あぁん?」
あぁんって何!?
なんっちゅー怖い声出すの!?こちとら一般人だぞ!!!
りっちゃん助けて……と見上げてギョッとした。
「りっちゃん鼻血!!」
「ネタをありがとう。書き直すわ」
「違う!!まず鼻血どうにかしなきゃっ!!
あの、失礼します!」
ティッシュでりっちゃんの鼻を押さえて離脱しようとするが……
「そうだね。人込みから離れよ
「どっかいい店ねーの?」
「え?え?え?」
なぜお前らも!?
りっちゃんの腕を乳に挟み逃げ出そうとしたのに無理だった。
鼻血を出しているが私の心の友りっちゃんと共になぜかお洒落なカフェへ。
私の隣にはりっちゃん。
そして私の目の前には五条悟。
りっちゃんの目の前には硝子ちゃん。
異色なコラボだ。
冷や汗ダラダラで五条悟を直視出来ない。
りっちゃんの手を握って視線をウロウロさせる。
「なぁ」
「はひっ!!」
「オマエ傑の彼女だろ」
「……特徴的な前髪の傑が貴方の言う傑ならば……」
「それだそれ」
『俺の傑から手を引け』って言われるのか?
私は五条にぐしゃっとされてしまうのか?
しかし私も譲れないものが一つあるんだよ!!
五条悟に傑を託したとして、闇落ちしない可能性が無い事に気づいてしまった!!
青い春の間五条は傑に出会えてアオハルしてあたかもしれないが、親友と言いながら親友の闇落ち理由がわからないままさよならバイバイしちまったんだぞ?
何それそんな食い違いある?
顔色悪くて素麺食いすぎって何?
気づくべきはそこじゃねぇ!!!
なんなら君は半袖。硝子ちゃんも夏服の中、かっちり着こんだとこ傑の異常さにしっかり指摘してやれよ!!熱中症ならかっちり着込んじゃいけません!!
つまり……ここがBLな世界だとしても私の命の救済√ではないことに気づいてしまったんだ。
初めてのお友達にはしゃいだ五条の五条による五条の為のアオハルの為に浮かれた結果、傑の闇落ち防げませんでした!!……じゃ駄目なんだよ!!
そんなん誰も得しないっ!!
やるなら徹底的に、だ!!
「あの……今日、傑は?」
「ちょっと用事あるから俺らで来たの」
「私に、何か?」
イマカノvsイマカレ
目と目が合ったらバトル開始だ!
こちとら未来を貴様に預けられるかどうか見極めなきゃいけないんだよっ!!
カーンッ、とコングが鳴り響いた。
「何か、ねぇ……心当たりあるんじゃねーの?」
「……その前に名乗ったらどうですか」
「五条悟。こっちは家入硝子」
「……苗字 名前です。こっちは私の友達のりっちゃんです」
「あっそ。
で?オマエは俺の事傑からどう聞いてんの」
「お友達、とだけです」
「ふーーーん」
何だよオイ。
何か言いたいならバッサリ言ってくれよ。
どんなに強がってもこちとらお前に勝てる未来が、見えないんだよ。
「お友達、ねぇ……」
「仲の良さは聞いていますが……男同士の距離感、では無いですよね」
「そりゃあ親友だし」
「随分傑に懐いているようで」
「まぁね!俺が認めた俺の片割れだから」
「へぇ」
今ここにへぇボタンがあるなら押したわ。
黄金のメロンパン入れは今となっては地雷になりかねないネタなのでお口チャック。
じろじろ見られてる。
そしてヘッって笑われた。
何だよ。私よりおっぱい無いくせに!!
傑が育てたメイドイン傑産のおっぱい鼻で笑うなよ!!
どんなに傑が育てても五条のおっぱいは育たない……いや、待て。
乳首ならば育つ可能性が……ある!?
ハッとして五条の乳首らしき部分を見つめて五条を見上げればフッ、と笑われた。
「雑魚だな。才能ねーわ」
え?何こいつ。
マウント取ってきたんだけど。
俺の乳首は既に傑のもんだぜアピール?はぁ?
私からしたらお前は浮気相手であり愛人な立場のくせに何勝ち誇った顔してんの?
モブ舐めんなよ!!
「単刀直入に言うわ。傑から離れな」
「……どうして貴方に言われなくちゃならないんですか」
「住んでる世界が違うんだよ」
「傑から言われるならまだしも、貴方から言われなきゃいけない理由は?と聞いているんです」
「雑魚に話しても理解出来ねーよ」
こんっっっのクソガキがっ!!!!!
オッエーじゃねぇんだよ!!!だけど生オッエーありがとうございます!!舌長いなおい!エッロ。りっちゃんは五条の舌をガン見していた。次回作は期待大だな。
傑が本気じゃないならお遊び程度に腐ネタ提供ありがとうございまーすとウハウハしていたが……こいつ本気かよ。
傑の口振り的にお遊びかな?興味を持つ方向が凄いね!って思っていたけどガチガチのガチじゃん。
確かにうちの傑くんは私がしっかりと育てたので女性への扱いも男への扱いものらりくらりと上手いもんだし、ママ感もある。
愛を知らず傑ママの鍛え上げられたおっぱいで絆されたとしても仕方がない。
五条の貧乳に需要などない……が、貧乳は乳首が感じやすいステータスがある事を忘れていた!!私としたことが!!
牛乳は傑だけで充分だからオマエの出る幕はねーよオッエーって事か。これからの時代は貧乳ですってか。なるほど、一理ある。
乳の大小は後程論議するとして、今は別問題が発生した。
どこぞの夢小説のごとき地雷女みたいなクソ対応してくるなら話は別だ。
お前のような地雷女なんぞ闇落ちコース一直線じゃねーか。
こちとら命掛かってんだぞ。
お前の地雷で早まったらどーしてくれる!?
お前と違って儚い命を残り二年で散らす気無いから手探りで色々方法探してるのに地雷の相手をする暇などねぇ!!!!
「別れてさっさと違う男見付けろよ」
「初対面の貴方に口出しされる事ではないかと」
「は?」
「親友親友って口先では何とでも言えますよ。
貴方こそ傑の何を知っているんですか?」
「はぁ〜??人が忠告してやってんのに」
「ご忠告どうも。お話はそれだけですか?」
一言も発しないりっちゃんの腕を引いて立ち上がる。
胸くそ悪いぞ五条悟。
イマカレ顔しているがお前は傑を幸せに出来ないから駄目だ。落第!!
幼馴染としても彼女としてもお前を合格にしてしまうと未来の私に未来が無いんだ。
荷物を持って飲み物代を置いて立ち去ろうとすればなぜか焦った顔をした五条悟に捕まれる。
「待てよっ」
「……傑と同じ世界が見れて、傑と背中合わせに戦える貴方は傑にとって確かに今までにいない友人であり、特別な存在だと聞いています」
「……何で」
「だけど!
貴方がそんな態度で自分の事ばかりしか考えていないなら傑の事なんて何も見えて来ないと思いますよ」
「は?」
「傑の事わかったフリしてマウント取って来る前にもっと傑の事見ないと後悔しますよ」
忠告はしてやろう。
私が嫌がってもBLに片足どころか股関を反応させているお坊ちゃんに倫理観を話しても腐った御三家で育ってるから無理だ。
元から期待はしていない。が、可能性には掛けたいんだ!!五条と傑のトキメキメモリアルという純情に賭けたいんだ!!保険はいくつあっても安心だろ?
特定の女性に本気になる姿が想像出来ないとか言われてる公式も認める女性関係ド糞な五条に純愛とは何かを言ったところで歪んだ呪いと返答しちゃう奴だ。
傑との純愛目指すならもっとちゃんとして!!!!
そして呪詛師√をどうにか止めてよ!!!
愛は闇落ちを止める姿をこの目に焼き付けさせて安心させてよ!!!!
お前ばかりが幸せでも駄目なの!!真実の愛で傑の心を溶かさなきゃいけないの!!
それが出来ないなら本当親友止めろ。
今すぐローションガーゼを止めろ。
最近の傑わりと本気で悩んでるからな?新しい扉開けさせちゃって自分の尻を狙われている危機感と、親友が尻を差し出してくるかもしれない。尻の処女を捧げられるか奪われたらどうしようと真剣に悩んでるからな?
お尻に興味ある分本気で一歩踏み出すかどうか迷いだしているからな?
私としてはいいぞ、もっとやれと言いたいところだが五条の態度次第ではちょっと考える。
自分ばっかの気持ち押し付けてないで傑の事もちゃんと考えて!!!
両手両足股関も添えて絡み合ってお互いを支えて呪詛師√にいかないようにするにはちょっと今の五条じゃ心配しかないんだ!!!!
「今の貴方じゃ傑の事任せられない」
「……じゃあオマエには何か言ってんのかよ」
「色々(五条の恥を)教えて貰ってますよ」
「それなら今すぐ傑から離れるべきだろ」
「貴方馬鹿?
傑を支えられる人がいないのに離れるなんてあり得ない」
ふっっざけんなよ!!!!
今離れたら私がいついかなる時に傑にコロコロされるかわっかんねーだろ!!!!
されないためにいつ海外に飛ぶか準備してるのに今すぐ離れたら場所バレしやすいだろ!!
なんやかんや幼馴染だから傑から執着されてると薄々気づいてるんだよ!
なのに!!なのに……今離れたらそれこそコロコロ√じゃなくても拉致監禁はされると思われるんだ!!
そっから闇落ちしてみろ……逃げ場など無い。
「親友なんて言葉で傑(の狂気)を理解した気にならないで」
理解したならまず呪詛師√をバッキバキにへし折れ。
正論が嫌いならもっと強く傑の思想をバッキバキにへし折れよ!!!!
それが出来てないから駄目なんだぞ我が儘プー!!
心の中で五条悟に中指を立てながらりっちゃんの手を引いて立ち去ろうとする。
が、りっちゃんが動かない。
おい、りっちゃん動けよ。
もうたっぷり肉眼に焼き付けたろ?私も当事者じゃなければ生五条ぉぉおおおって叫びたい気持ちでいっぱいだけど、私の優先事項は常に幼馴染から生き残る方法だ。
今のところBL√もなかなか厳しそうだ。
硝子ちゃんは我関せずで何も口出ししてこなかったが……え?高専では秘密の関係なの?
こんだけ五条がスキスキ全開ならもはやバレバレじゃね?
あ、バレバレだからこそ我関せず?
だとしたらここには五条の心細いからついてきてよぉ〜的なのに煙草カートンで買収された?
なるほど、理解理解。
りっちゃんを引きずってお店を出た。
「何あれ」
「リアルBL」
「名前の彼氏の写真寄越せ」
「りっちゃんに火がついた」
神作品が産まれる予感しかない。
帰り道りっちゃんと新しい漫画を手にウハウハで帰宅。
楽しく読み漁っていたら傑から電話が。
「もっしー?」
『お疲れ』
「傑こそお疲れ。任務だったんでしょ?」
『そうだけど何で?』
「傑の彼氏とその友人が凸ってきたよ」
『は?』
「怖い怖い。声怖い」
恐ろしいほど低い声だったんだが。
やーめーてーよー。
怖い怖い怖い。
あと私悪くないって。
『詳しく』
「学校帰りに傑と同じ制服の二人組のめちゃくちゃ綺麗な男女が校門前に居てさ。
りっちゃん……あ、いつも詳しい情報くれる友達ね!その子が鼻血出してさ」
『要点だけ言って』
「傑の彼女辞めろって五条悟って男に凸られた」
『すっぐるー!!桃鉄やろーぜー!!』
『………悟、私に何か言うことは?』
『何怒ってんの?』
『私の彼女に何吹き込んだ。私だって会いたいのに何でキミが会いに行ってんだ!!』
おやまぁ。
何やら激しい音がしている。
「もっしもーし、傑ー?」
『ちょっ、おまっ何言ったんだよ!?』
「あ、傑の彼氏気取りの五条悟だ」
『はぁぁあああああ!?』
「人様の趣味に口出しする気は無いけど、傑の事理解しようとしないなら彼女の座は渡さないよ?
あと傑はどっちかといえば受けだと思うからいっぱい可愛がってあげてね」
『キッッモ!!俺と傑そんな関係じゃねーし!!』
「傑に射精管理されてるのに?」
『傑!!オマエ彼女に何言ってんだよ!?』
『事実しか話してないよ。あと名前、私は受けじゃない』
「傑感じやすいじゃん。君はきっと才能がある」
『名前が相手だからだよ』
ギャーギャー喧しい通話。
新刊読みたいから話し合うなら二人で今後の愛を語り合ってくれないかな?
「傑」
『別れないよ』
「傑の世界が広がるのはいい事だけど、五条悟はなー。
今の五条さんは傑のテクニックで勘違いしてるだけだろうからもっとよくお互い話し合う事は大事だと思う」
『待て!!そもそもオマエの勘違いから待て!!』
『悟黙ってくれないか?
確かに悟の射精管理はしているけど私には名前だけだよ』
「とりあえず二人でちゃんと話し合ってね?
傑はきちんと思ってる事言うこと!
すーぐ自己完結して溜め込むんだから。
五条さんもちゃんと傑の事想うなら傑の事見てよね」
『待て!!!俺の話を聞けよ!!』
「じゃあね」
ピッと消して新刊へ。
携帯は電源を落とした。
よし!
これで五条と傑による煌めいたアオハルの1ページが始まるかもしれない!!
あれだけ言ったが私は五条と傑に幸せになってもらいたい。
だからこそ二人でお互いの闇落ち√を回避してくれ。
友情も愛情もたいして変わらんだろ?
これを機会に二人でよろしくやればよし。
私?私はほら……モブでいいんだってば。
傑の幼馴染として傑の幸せを願いたいんだよ。
傑とのエッチが出来なくなるのは名残惜しいが私もそろそろ青春したい。
恋に恋して恋に泣きたい。
春夏秋冬どこか行きたい。
私だけを愛してライバル登場して主人公とくっつくような燃え上がる恋がしたいんだよ。
コロコロ回避√を模索しながら自分の恋愛を叶えるってなかなかハードじゃね?
運命的な出会いを夢見ながら今日も同人誌を見て漁る。
今日もひとまず平和に生きてるぜ。
あとがき
幼馴染ちゃんは盛大な勘違い女。
いや、勘違いではないのだが一番大事なのは夏油さんの執着心を舐めてるところ。
コロコロされないために全力で間違った方向にダッシュを決めてる。
判断は早いのに間違えちゃう。
現在腐の世界にハマっているのでリアルな腐が身近にありワクテカが止まらない。
どちらも顔がいいし、前世で見ていた漫画展開が目の前で繰り広げられていてわぁ!!とテンションが上がる。
地雷は特に無い。無いけど現在夏油の彼女という立場的に他の女や男と関係持たれるのは無理。
浮気絶許。ただし腐は別腹。
急募【彼氏の恋人?が凸って来た対処方法】
GWの抱き潰し事件からさらに1ヶ月後……
私は傑と仲良く連絡を取り合っている。
そこで度々傑からローションストッキングにはまった友達に何度も抜いて欲しいと頼まれるんだがどうすれば?と言われるのでりっちゃんへ相談。
りっちゃんはソイツら素質あるわーと大喜び。
ネタを捧げると早速執筆活動をしてくれました☆
困った傑にコレ幸いとりっちゃんオススメの玩具グッズをいくつか提案しておいた。
電動オナホールやらアナルビーズやら肉肉しい尻の型をした二穴付きオナホール。個人的に面白かったのは精液擬似体験と謳い文句の安心安全なローション付きバイブに需要あんの?と笑ってしまった。
で、そんなこんなからりっちゃんと共にいやんであはんな漫画を買いに行こうとウッキウキで学校から出たんですよ。
そしたら校門前にわらっと人の多いこと多いこと。
何事?と野次馬根性で覗くとそこには五条悟と家入硝子。
もう一度言おう。
五条悟と家入硝子がいた。
何あの顔面偏差値。
やばくね?
そしてデカくね?五条悟。
何しに来たの?何でいるの?
りっちゃんの腕が私の乳に埋まる程抱き締める。
「うっわ、何あの人やば。2次元から出て来たみたーい」
「りっちゃん……早く行こう」
「待って。もっと目に焼き付けておきたい」
「りっちゃんお願い。バレたら死ぬかもしれない」
「知り合い?」
「……多分彼氏の恋人?」
「例の奴ら!!!!」
りっちゃんが声を上げたことによりこちらを見た五条悟。
やめて、見ないで。
いやいや……もしかしたらこの学校に呪霊がいて祓いに来たのかもよ?
だったらもーちょい隠密しろよ。伏黒恵すらちゃんと虎杖の学校の制服着てただろ?……着てた、よね?
隠密行動しろよ。誰が目立てと言った?
夜蛾に怒られろ。
りっちゃんのせいで硝子ちゃんとボソボソこちらを指差してたと思ったらズンズン人を掻き分けて来た。
待って待って待って。
デカイデカイデカイっっって!!!
未来の190オーバーなんだから今でも180オーバーあるって事だろ?
傑だって180近くあってデカイのにそれ以上なんてどんな巨人?
トトロ203cmだったかな?どっちにしろ巨人なんだよお前ら!!!
こちとら中学入って5ミリしか伸びてない155cmなめんな!!
目の前に立たれてじっと見下ろされる。
絶対零度なんだけど?
ねぇ、私何かしたかな?
やっぱ『俺の傑と別れろよ非呪術師の癖に!』って言われちゃう?
別れるのは問題無いんだがその後の一年後お前らラブラブじゃないと許さねぇかんな!!って勢いなんですよ。
お前だけの問題じゃない。私の命がかかっているんだよ、クソがッ!!
「オマエが名前?」
あ、無理無理無理。
怖い怖い怖い怖い。
私の中の私が悲鳴を上げて撤退命令が出されているが本体が絶対零度を受けているので逃げられない……!!
りっちゃんの腕に巻き付いて視線を逸らす。
りっちゃんは目をかっぴらいて五条をガン見。
どちらも怖い。やめてよー、怖い怖い怖い。
そして冒頭の言葉である。
「……い、嫌です」
「あぁん?」
あぁんって何!?
なんっちゅー怖い声出すの!?こちとら一般人だぞ!!!
りっちゃん助けて……と見上げてギョッとした。
「りっちゃん鼻血!!」
「ネタをありがとう。書き直すわ」
「違う!!まず鼻血どうにかしなきゃっ!!
あの、失礼します!」
ティッシュでりっちゃんの鼻を押さえて離脱しようとするが……
「そうだね。人込みから離れよ
「どっかいい店ねーの?」
「え?え?え?」
なぜお前らも!?
りっちゃんの腕を乳に挟み逃げ出そうとしたのに無理だった。
鼻血を出しているが私の心の友りっちゃんと共になぜかお洒落なカフェへ。
私の隣にはりっちゃん。
そして私の目の前には五条悟。
りっちゃんの目の前には硝子ちゃん。
異色なコラボだ。
冷や汗ダラダラで五条悟を直視出来ない。
りっちゃんの手を握って視線をウロウロさせる。
「なぁ」
「はひっ!!」
「オマエ傑の彼女だろ」
「……特徴的な前髪の傑が貴方の言う傑ならば……」
「それだそれ」
『俺の傑から手を引け』って言われるのか?
私は五条にぐしゃっとされてしまうのか?
しかし私も譲れないものが一つあるんだよ!!
五条悟に傑を託したとして、闇落ちしない可能性が無い事に気づいてしまった!!
青い春の間五条は傑に出会えてアオハルしてあたかもしれないが、親友と言いながら親友の闇落ち理由がわからないままさよならバイバイしちまったんだぞ?
何それそんな食い違いある?
顔色悪くて素麺食いすぎって何?
気づくべきはそこじゃねぇ!!!
なんなら君は半袖。硝子ちゃんも夏服の中、かっちり着こんだとこ傑の異常さにしっかり指摘してやれよ!!熱中症ならかっちり着込んじゃいけません!!
つまり……ここがBLな世界だとしても私の命の救済√ではないことに気づいてしまったんだ。
初めてのお友達にはしゃいだ五条の五条による五条の為のアオハルの為に浮かれた結果、傑の闇落ち防げませんでした!!……じゃ駄目なんだよ!!
そんなん誰も得しないっ!!
やるなら徹底的に、だ!!
「あの……今日、傑は?」
「ちょっと用事あるから俺らで来たの」
「私に、何か?」
イマカノvsイマカレ
目と目が合ったらバトル開始だ!
こちとら未来を貴様に預けられるかどうか見極めなきゃいけないんだよっ!!
カーンッ、とコングが鳴り響いた。
「何か、ねぇ……心当たりあるんじゃねーの?」
「……その前に名乗ったらどうですか」
「五条悟。こっちは家入硝子」
「……苗字 名前です。こっちは私の友達のりっちゃんです」
「あっそ。
で?オマエは俺の事傑からどう聞いてんの」
「お友達、とだけです」
「ふーーーん」
何だよオイ。
何か言いたいならバッサリ言ってくれよ。
どんなに強がってもこちとらお前に勝てる未来が、見えないんだよ。
「お友達、ねぇ……」
「仲の良さは聞いていますが……男同士の距離感、では無いですよね」
「そりゃあ親友だし」
「随分傑に懐いているようで」
「まぁね!俺が認めた俺の片割れだから」
「へぇ」
今ここにへぇボタンがあるなら押したわ。
黄金のメロンパン入れは今となっては地雷になりかねないネタなのでお口チャック。
じろじろ見られてる。
そしてヘッって笑われた。
何だよ。私よりおっぱい無いくせに!!
傑が育てたメイドイン傑産のおっぱい鼻で笑うなよ!!
どんなに傑が育てても五条のおっぱいは育たない……いや、待て。
乳首ならば育つ可能性が……ある!?
ハッとして五条の乳首らしき部分を見つめて五条を見上げればフッ、と笑われた。
「雑魚だな。才能ねーわ」
え?何こいつ。
マウント取ってきたんだけど。
俺の乳首は既に傑のもんだぜアピール?はぁ?
私からしたらお前は浮気相手であり愛人な立場のくせに何勝ち誇った顔してんの?
モブ舐めんなよ!!
「単刀直入に言うわ。傑から離れな」
「……どうして貴方に言われなくちゃならないんですか」
「住んでる世界が違うんだよ」
「傑から言われるならまだしも、貴方から言われなきゃいけない理由は?と聞いているんです」
「雑魚に話しても理解出来ねーよ」
こんっっっのクソガキがっ!!!!!
オッエーじゃねぇんだよ!!!だけど生オッエーありがとうございます!!舌長いなおい!エッロ。りっちゃんは五条の舌をガン見していた。次回作は期待大だな。
傑が本気じゃないならお遊び程度に腐ネタ提供ありがとうございまーすとウハウハしていたが……こいつ本気かよ。
傑の口振り的にお遊びかな?興味を持つ方向が凄いね!って思っていたけどガチガチのガチじゃん。
確かにうちの傑くんは私がしっかりと育てたので女性への扱いも男への扱いものらりくらりと上手いもんだし、ママ感もある。
愛を知らず傑ママの鍛え上げられたおっぱいで絆されたとしても仕方がない。
五条の貧乳に需要などない……が、貧乳は乳首が感じやすいステータスがある事を忘れていた!!私としたことが!!
牛乳は傑だけで充分だからオマエの出る幕はねーよオッエーって事か。これからの時代は貧乳ですってか。なるほど、一理ある。
乳の大小は後程論議するとして、今は別問題が発生した。
どこぞの夢小説のごとき地雷女みたいなクソ対応してくるなら話は別だ。
お前のような地雷女なんぞ闇落ちコース一直線じゃねーか。
こちとら命掛かってんだぞ。
お前の地雷で早まったらどーしてくれる!?
お前と違って儚い命を残り二年で散らす気無いから手探りで色々方法探してるのに地雷の相手をする暇などねぇ!!!!
「別れてさっさと違う男見付けろよ」
「初対面の貴方に口出しされる事ではないかと」
「は?」
「親友親友って口先では何とでも言えますよ。
貴方こそ傑の何を知っているんですか?」
「はぁ〜??人が忠告してやってんのに」
「ご忠告どうも。お話はそれだけですか?」
一言も発しないりっちゃんの腕を引いて立ち上がる。
胸くそ悪いぞ五条悟。
イマカレ顔しているがお前は傑を幸せに出来ないから駄目だ。落第!!
幼馴染としても彼女としてもお前を合格にしてしまうと未来の私に未来が無いんだ。
荷物を持って飲み物代を置いて立ち去ろうとすればなぜか焦った顔をした五条悟に捕まれる。
「待てよっ」
「……傑と同じ世界が見れて、傑と背中合わせに戦える貴方は傑にとって確かに今までにいない友人であり、特別な存在だと聞いています」
「……何で」
「だけど!
貴方がそんな態度で自分の事ばかりしか考えていないなら傑の事なんて何も見えて来ないと思いますよ」
「は?」
「傑の事わかったフリしてマウント取って来る前にもっと傑の事見ないと後悔しますよ」
忠告はしてやろう。
私が嫌がってもBLに片足どころか股関を反応させているお坊ちゃんに倫理観を話しても腐った御三家で育ってるから無理だ。
元から期待はしていない。が、可能性には掛けたいんだ!!五条と傑のトキメキメモリアルという純情に賭けたいんだ!!保険はいくつあっても安心だろ?
特定の女性に本気になる姿が想像出来ないとか言われてる公式も認める女性関係ド糞な五条に純愛とは何かを言ったところで歪んだ呪いと返答しちゃう奴だ。
傑との純愛目指すならもっとちゃんとして!!!!
そして呪詛師√をどうにか止めてよ!!!
愛は闇落ちを止める姿をこの目に焼き付けさせて安心させてよ!!!!
お前ばかりが幸せでも駄目なの!!真実の愛で傑の心を溶かさなきゃいけないの!!
それが出来ないなら本当親友止めろ。
今すぐローションガーゼを止めろ。
最近の傑わりと本気で悩んでるからな?新しい扉開けさせちゃって自分の尻を狙われている危機感と、親友が尻を差し出してくるかもしれない。尻の処女を捧げられるか奪われたらどうしようと真剣に悩んでるからな?
お尻に興味ある分本気で一歩踏み出すかどうか迷いだしているからな?
私としてはいいぞ、もっとやれと言いたいところだが五条の態度次第ではちょっと考える。
自分ばっかの気持ち押し付けてないで傑の事もちゃんと考えて!!!
両手両足股関も添えて絡み合ってお互いを支えて呪詛師√にいかないようにするにはちょっと今の五条じゃ心配しかないんだ!!!!
「今の貴方じゃ傑の事任せられない」
「……じゃあオマエには何か言ってんのかよ」
「色々(五条の恥を)教えて貰ってますよ」
「それなら今すぐ傑から離れるべきだろ」
「貴方馬鹿?
傑を支えられる人がいないのに離れるなんてあり得ない」
ふっっざけんなよ!!!!
今離れたら私がいついかなる時に傑にコロコロされるかわっかんねーだろ!!!!
されないためにいつ海外に飛ぶか準備してるのに今すぐ離れたら場所バレしやすいだろ!!
なんやかんや幼馴染だから傑から執着されてると薄々気づいてるんだよ!
なのに!!なのに……今離れたらそれこそコロコロ√じゃなくても拉致監禁はされると思われるんだ!!
そっから闇落ちしてみろ……逃げ場など無い。
「親友なんて言葉で傑(の狂気)を理解した気にならないで」
理解したならまず呪詛師√をバッキバキにへし折れ。
正論が嫌いならもっと強く傑の思想をバッキバキにへし折れよ!!!!
それが出来てないから駄目なんだぞ我が儘プー!!
心の中で五条悟に中指を立てながらりっちゃんの手を引いて立ち去ろうとする。
が、りっちゃんが動かない。
おい、りっちゃん動けよ。
もうたっぷり肉眼に焼き付けたろ?私も当事者じゃなければ生五条ぉぉおおおって叫びたい気持ちでいっぱいだけど、私の優先事項は常に幼馴染から生き残る方法だ。
今のところBL√もなかなか厳しそうだ。
硝子ちゃんは我関せずで何も口出ししてこなかったが……え?高専では秘密の関係なの?
こんだけ五条がスキスキ全開ならもはやバレバレじゃね?
あ、バレバレだからこそ我関せず?
だとしたらここには五条の心細いからついてきてよぉ〜的なのに煙草カートンで買収された?
なるほど、理解理解。
りっちゃんを引きずってお店を出た。
「何あれ」
「リアルBL」
「名前の彼氏の写真寄越せ」
「りっちゃんに火がついた」
神作品が産まれる予感しかない。
帰り道りっちゃんと新しい漫画を手にウハウハで帰宅。
楽しく読み漁っていたら傑から電話が。
「もっしー?」
『お疲れ』
「傑こそお疲れ。任務だったんでしょ?」
『そうだけど何で?』
「傑の彼氏とその友人が凸ってきたよ」
『は?』
「怖い怖い。声怖い」
恐ろしいほど低い声だったんだが。
やーめーてーよー。
怖い怖い怖い。
あと私悪くないって。
『詳しく』
「学校帰りに傑と同じ制服の二人組のめちゃくちゃ綺麗な男女が校門前に居てさ。
りっちゃん……あ、いつも詳しい情報くれる友達ね!その子が鼻血出してさ」
『要点だけ言って』
「傑の彼女辞めろって五条悟って男に凸られた」
『すっぐるー!!桃鉄やろーぜー!!』
『………悟、私に何か言うことは?』
『何怒ってんの?』
『私の彼女に何吹き込んだ。私だって会いたいのに何でキミが会いに行ってんだ!!』
おやまぁ。
何やら激しい音がしている。
「もっしもーし、傑ー?」
『ちょっ、おまっ何言ったんだよ!?』
「あ、傑の彼氏気取りの五条悟だ」
『はぁぁあああああ!?』
「人様の趣味に口出しする気は無いけど、傑の事理解しようとしないなら彼女の座は渡さないよ?
あと傑はどっちかといえば受けだと思うからいっぱい可愛がってあげてね」
『キッッモ!!俺と傑そんな関係じゃねーし!!』
「傑に射精管理されてるのに?」
『傑!!オマエ彼女に何言ってんだよ!?』
『事実しか話してないよ。あと名前、私は受けじゃない』
「傑感じやすいじゃん。君はきっと才能がある」
『名前が相手だからだよ』
ギャーギャー喧しい通話。
新刊読みたいから話し合うなら二人で今後の愛を語り合ってくれないかな?
「傑」
『別れないよ』
「傑の世界が広がるのはいい事だけど、五条悟はなー。
今の五条さんは傑のテクニックで勘違いしてるだけだろうからもっとよくお互い話し合う事は大事だと思う」
『待て!!そもそもオマエの勘違いから待て!!』
『悟黙ってくれないか?
確かに悟の射精管理はしているけど私には名前だけだよ』
「とりあえず二人でちゃんと話し合ってね?
傑はきちんと思ってる事言うこと!
すーぐ自己完結して溜め込むんだから。
五条さんもちゃんと傑の事想うなら傑の事見てよね」
『待て!!!俺の話を聞けよ!!』
「じゃあね」
ピッと消して新刊へ。
携帯は電源を落とした。
よし!
これで五条と傑による煌めいたアオハルの1ページが始まるかもしれない!!
あれだけ言ったが私は五条と傑に幸せになってもらいたい。
だからこそ二人でお互いの闇落ち√を回避してくれ。
友情も愛情もたいして変わらんだろ?
これを機会に二人でよろしくやればよし。
私?私はほら……モブでいいんだってば。
傑の幼馴染として傑の幸せを願いたいんだよ。
傑とのエッチが出来なくなるのは名残惜しいが私もそろそろ青春したい。
恋に恋して恋に泣きたい。
春夏秋冬どこか行きたい。
私だけを愛してライバル登場して主人公とくっつくような燃え上がる恋がしたいんだよ。
コロコロ回避√を模索しながら自分の恋愛を叶えるってなかなかハードじゃね?
運命的な出会いを夢見ながら今日も同人誌を見て漁る。
今日もひとまず平和に生きてるぜ。
あとがき
幼馴染ちゃんは盛大な勘違い女。
いや、勘違いではないのだが一番大事なのは夏油さんの執着心を舐めてるところ。
コロコロされないために全力で間違った方向にダッシュを決めてる。
判断は早いのに間違えちゃう。
現在腐の世界にハマっているのでリアルな腐が身近にありワクテカが止まらない。
どちらも顔がいいし、前世で見ていた漫画展開が目の前で繰り広げられていてわぁ!!とテンションが上がる。
地雷は特に無い。無いけど現在夏油の彼女という立場的に他の女や男と関係持たれるのは無理。
浮気絶許。ただし腐は別腹。